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‥‥ふたりぼっち‥‥

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  • 1:

    京子



    気がつけば、いつの間にか私達‥‥ふたりぼっち‥‥になってたね。―あの頃―

    2007-11-01 13:15:00
  • 167:

    京子

    私は受け取り財布からお金を出そうとした時、
    『…未収でもええから。』潤はそう言ったけど…会計はキチンと現金で払う主義

    《潤、ちゃんとタクシーを拾って京ちゃん送れよ。潤そのまま上がってええで》潤は、頷いていた。
    《京ちゃん…また一緒に、飲める事期待してるし俺。ホンマごめんな!有難う》私と潤は二人で店を出たー

    2007-12-05 10:50:00
  • 168:

    京子

    外の風は驚く程に冷たくてじっとしていれず、私は‥ただ目的も無く歩いてた。

    潤が路駐してる場所に来た「…腕の傷、病院に行って処置しなくてもいいん?」傷は浅く問題は無いらしい「風邪、ひかん様にね。」お酒浴びせられているし‥潤が隣に…来た。
    『…ほんまにごめん…。』「もう‥謝らんといて‥」そう言ってる間に
    空車のタクシーが通り過ぎ直ぐ後から又来た。私は、思い切って…手を挙げた。

    2007-12-05 11:20:00
  • 169:

    京子

    その時、潤がハッキリと…『このままなんは嫌や!』タクシーは通り過ぎてった

    『俺の事…もうイヤになったやろって思ったから俺も男やし諦めようと思った。けど今ムリって分かった』そう言い潤は‥
    私の手を握った。そのまま自分の車へと連れてったー私は、首を横に振ったけど潤は一言こう言った。
    『俺と今…一緒におって』私は再び‥助手席に乗った

    2007-12-05 11:45:00
  • 170:

    京子

    車内に重い沈黙が流れたー私は沈黙が嫌い‥何か不安「潤君…悪いけどコンビニあったら少し止めてね。」

    二夜連続して、遊んだからお金を引き出そうと思った買いたい品物もあるし‥。『分かった』潤も買物するらしかった。
    私がお金を引き出した後、潤もATMを使っていた。お互い別々に買物したので相手の買った物を知らない二人は車に乗った‥
    『このシャツやと何やから安物でも何か買いたいな』私は、コクリと頷いた‥。

    2007-12-05 13:15:00
  • 171:

    京子

    潤は赤いセーターを買ってそれを直ぐに着替えて来たスーツ姿の、大人びた潤のイメージが消えた。


    私も、インナーだけでも…替えたいけど時間が早すぎて仕方が無い。‥‥だけどこれから一体どこ行くん?『話したい事あるねん!』突然、潤が真剣に言い出す「‥何の話?」
    潤は真っ直ぐ前向いたまま『二人に…なりたい…。』私は、一瞬グラッと来た!

    2007-12-05 13:50:00
  • 172:

    京子

    その後…ヒロミの言葉が私の脳裏に、こだましてる。私は何かアホらしくなったどうせ‥営業やん‥


    「昨日と同じパターン?」自分でも嫌な言い方したなって思った。それを聞いた潤は何かを言いかけたけど…止めて、そして頷いた。私は何気に答えた。
    「ゆっくり出来るなら別にいいけど〜それだけやよ」昨日の様に『自信無い』って、潤は言わ無かった…。私は助手席の窓から外を見て‥一つため息をついたー

    2007-12-05 14:21:00
  • 173:

    京子

    潤が入ったのは…昨日と、同じホテルの駐車場やったけど部屋は幾つか空いてたエレベーターに向かって、歩こうとした時‥


    潤が手を繋いで来た。私は恥ずかしさで手を離した。けど…潤は今度は強く握りしめたままで部屋に入った私は心の中で[本営・本営]って‥独り言を言ってたーそうや、その前に
    潤の腕…どうなってるか?包帯もう汚れてるやん‥。

    2007-12-05 14:47:00
  • 174:

    京子

    私は黙って潤の横に座った「潤君、セーター脱いで」『えっ!?』言い間違い!「腕の傷、消毒しましょ」

    『大丈夫やで。いけるよ』「だーめ!包帯汚れてるしばい菌入ったらどうするん腕だけでいいから脱いで」私の真剣な顔見て、
    『分かった。裸になるな』そう言うなり上半身、潤は裸になった。
    私は、コンビニで揃えた…消毒液や包帯やガーゼ等々テーブルに全部を広げた。『……これ、俺の為に?』

    2007-12-05 15:25:00
  • 175:

    京子

    『……これ、俺の為に?』潤の問い掛けには答えずに上半身、裸の潤の為…部屋の温度調節をした。


    肩からバスローブを掛ける「何にも出来ないけど消毒くらいなら出来るから‥」私は、正直…傷を見るのが怖かった。小さな傷でも、目をそむける頼り無い女。けど‥今は頑張る!
    潤の傷自体は浅い様だったただ、赤く腫れ痛々しい。「しみるけど我慢して。」私は消毒液を傷に向けたー

    2007-12-06 11:57:00
  • 176:

    京子

    『アィッ…!!』潤が言葉を噛み殺した。消毒した後私が持ってた化膿止めの薬を、ガーゼに塗り傷に充て包帯をして完了。


    バスローブをそのまま羽織ってる方が楽に違い無い‥ついでに背中も温めたタオルで拭こうとした時‥
    潤の背中に薄くはなってるけど幾つもの傷跡や…あざみたいな跡が残っていた。

    2007-12-06 12:43:00
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