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睡眠薬
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1:
夏月
【睡眠薬】
眠気を誘うモノ。熟睡できるモノ。
長時間効くモノ。短時間効くモノ。
私の必要不可欠のモノ。2007-10-20 05:17:00 -
81:
夏月
━━━━━━━━━━━━━━━
2007-10-23 09:58:00 -
82:
夏月
「……っ!!」「…長っ!!!」「店長っ!!!!!」
あまりに大きな声にびっくりして目を覚めた。
「どこで寝てるんですか!!」
『あ〜拓也か…今日も出勤やったけ??』
「も〜何言うてんすか…まだ昼っスよ??」2007-10-23 10:02:00 -
83:
夏月
時計を見ると昼の2時だった。 『ん〜〜!!』
思いっきり伸びをするとその姿を見て拓也が笑っている。
『何??』
「いや、ようそんな所で寝れるなあって思って笑」
その言葉に笑って一つの疑問が浮かんだ。2007-10-23 10:06:00 -
84:
夏月
『あんた何でここおるん??』
まだ2時。あまりに不思議だ。 「……携帯忘れたんすよ〜」
少しの間を置いて明らかに今思いついたように理由を言った。 何か引っかかったが何もつっこまず、空返事をしておいた。2007-10-23 10:10:00 -
85:
夏月
『あ〜一回帰ろ』
と呟くと拓也が待ってましたと言わんばかりに食いついてきた。「帰るんすか??後2時間で出勤やのに」
━何やこいつ━
『風呂入りたいし、着替えなアカンし帰るよ』
「俺ん家の方が近いしうちの風呂貸しますよ??」2007-10-23 10:14:00 -
86:
夏月
拓也の考えはすぐ悟ったが、確かに拓也の家は近い。
まあいっかと拓也の言葉に甘える事にした。
『んなあ借りるわ。でも服ないやん』
「カッターうちありますよ。はよ帰りましょ」
急かす拓也に少しイラついたがとりあえず車へ。2007-10-23 10:19:00 -
87:
夏月
車内では何故か無言。
拓也はメールをうっている様子。
━とにかく風呂に入りたい━
車を走らせて5分ほどで拓也の家に着いた。2007-10-23 10:22:00 -
88:
夏月
『どこ停めたらいいん??』
「00XXに停めてください。来客用なんで」
スラスラと駐車し、さっさとマンションに入り、エレベーターに乗り込む。
ここでも相変わらず無言。
━何考えてんねん…━2007-10-23 10:26:00 -
89:
夏月
5階でエレベーターは止まり、拓也が先に歩き後ろをついていく。
502号室の前で止まり鍵をカチャカチャと開け誘導してくれた。「汚いけどどうぞ★」
玄関を見ると男物の靴が脱ぎ捨てられていた。
━誰かおんの…??━2007-10-23 10:29:00 -
90:
夏月
さすがにちょっと恐くなり、恐る恐る家に入る。
廊下の先には一枚のドア。
明かりがついているのがわかる。明らかに誰かいる。
不信に思い玄関で固まっていると拓也が先に行きドアを開けた。と同時にハイテンションの男が部屋から出てきた。
「凉ちゃ〜〜ん!!!」2007-10-23 10:34:00