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ヨッチャン以下

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  • 1:

    あや

    「あやーっ!ヨッチャンイカ!あやはムニャムチャしてんの好きやもんなぁー!」
    目を閉じれば何故かそんなズッート昔の話…。だけどその頭に流れた言葉を今でもリアルに覚えている。本当に何故かふとした時に聞き覚えのない声とその言葉が頭をよぎった。
    「ヨッチャンいかって…ムニャムチャって何やねん…意味わからんし…。好きって…。ウチ酸っぱいもん嫌いやし…ヨッチャンいかって…。ないわ…」

    2007-10-17 05:05:00
  • 22:

    あや

    キ「あっ、あああんた!なんやのその髪っ!そんなんいつやったんよ!」想像した通りの質問に私はシレっと答えた。「起きたらこんなんなっとった〜」そう適当に言いパンいっぱいにジャムを沢山ぬって2人を見てニッコリ笑った。するといきなりマッサンは立ち上がり家をとびだしていった。家をとびだしたマッサンと口をパクパクさせるキックンに私は何も気にする事もなく、パンにかじりついた。しばらくして慌てた様子のが帰ってきた。帰ってくるなり私の腕を掴み風呂場へとつれていったマッサン…。そして風呂場に私と手にもっていたコンビニの袋をほり投げると「これで元もどせ!やらなこっからだしたれへん!分かったな!」と怒鳴り風呂場の扉をバッタンとしめた。

    2007-10-22 01:12:00
  • 23:

    あや

    こうなることも想定内だった。がそこは意地のはいあいだった。私は口をつむり腕を組むと空になっている浴槽にはいりアグラを組んでフンっと胸をはって風呂場前にいるマッサンに聞こえる様に言った。「あっそっ!いいよ!だしてくれへんかっても!あやは絶対黒には戻せへんから!!フンっっ!」するとマッサンも「おー勝手にせい!絶対黒するまでここからだしたれへんからなっ!」と私に返した。こんな喧嘩をしていると何故か私は少し嬉しい気持ちになる。「本当の親子みたい…純ちゃんもこんなんやったんかな〜」その時も心でそう思い少し笑った。

    2007-10-22 01:23:00
  • 24:

    あや

    私の風呂場引きこもりは夜まで続いた。当然…入学式にも出席していない…。風呂場の窓が赤から黒色に変わった頃…。風呂場のドアを開けキックンが入ってきた。キックンはハァーとため息をつくと「お腹すいてない?」と私に聞いてきた。めっちゃめっちゃお腹は空いていたが私は「許してくれるまで何も食べへんもんっ!」とタンカを切った。キックンはハァーとまたため息を吐き困った顔をして風呂場から出ていった。

    2007-10-22 01:30:00
  • 25:

    あや

    それから何時間たったのだろう…。私はまだ風呂場にとじこもっていた。ちょっとまえまで聞こえていたテレビの音も聞こえなくなっていて、ずっと座りっぱなしのお尻はもう感覚がなかった。「お尻いたいわぁ…」そうボヤキ何度も立ち上がり自分のお尻をマッサージして耐えた。その内に私は少しうたた寝をした。するとガチャンと音がして私はハッと我に返ってドアの方を見た。するとそこにはマッサンが少しだけ顔を出しこちらを覗いていた。私はマッサンの顔を見るなりフンっ!と言うようにソッポを向いた。するとマッサンはハァーとため息を吐き中に入ってくると風呂桶に腰かけ言った。

    2007-10-22 01:40:00
  • 26:

    あや

    マ「あや…何でそんなに頭の色にこだわんねん?あやは黒色がよう似合ってんのに…」私はマッサンの目をジッと睨みつけ答えた。「純ちゃんとの約束があったから!純ちゃんが中学生なったら染めてくれる約束したから!あや昔から金髪にするって決めてたの!」マ「…純はもういてないやろ…?あや…」マッサンは困ったように顔をしかめ私を覗きこんだ…。私「分かってるよ!純ちゃんいてないから自分でそめてんやん!いいもんっ!許してくれへんかっても!あや絶対ここからでやへんし!そうなったらあや餓死するだけやし!キックンとマッサンはお風呂屋さんに毎日お金はらうだけやん!無駄遣いや!でもあやはここから絶対動かへんもん!」するとマッサンは困った顔をすると「もうええよ…分かったから。でてきてご飯食べ…」そう言って私の頭を撫でてくれた。この意地勝負…私の勝ち…!

    2007-10-22 01:53:00
  • 27:

    あや

    マッサンからの許しももらいリビングへ戻ると時計は真夜中の3時をさしていた。レンジの中にはキックンが私のご飯を小分けしておいててくれていた。それを温めかぶりついた。ご飯にがっついているとマッサンは一枚の写真を私にさしだした。そこには幼い髪が真っ黒の純ちゃんがうつっていた。小さいときから純ちゃんの金髪に見慣れていた私にはかなり新鮮な純ちゃんだった。「これ…?」私は箸を休め写真に釘付けになった。するとマッサンはふっと鼻で笑い話始めた。

    2007-10-22 02:01:00
  • 28:

    あや

    マ「それ純が中一の時の写真や。いきなり帰ってきたら髪の毛パッキンキンなってたから俺が無理矢理美容院連れて行って黒色に戻してスネてる純や…。せっかく黒に戻したのに次の日にはまた黄色なってて俺何回も美容院連れて行って黒に戻すねん。純は(ウチの頭ハゲても何回でも黄色に染めたるからなー)言うて一点張りや…。で俺が根負けしてあの純の金髪ができてん。あやもそん時の純によう似てるわ…血はちょっとしか通ってないけど、お前らは列記とした姉妹やねんな〜。」そう言ってマッサンは優しく笑った。

    2007-10-22 02:12:00
  • 29:

    あや

    それから三年が経った…初めはよく呼び出される理由になった金髪も、それに必死に耐え貫き通し通した。少し大きかった純ちゃんの制服も卒業を迎えた頃には逆に小さくなっていて、それを誤魔化すためによく上からセーターを羽織った。三年の間に純ちゃんとユキちゃんにも負けないくらいの親友もできた。名前は美咲。美咲とは何をするにも一緒で、恋や悪さや喧嘩、上辺だけの付き合いが多かった私だが美咲だけには心底腹を割って話す事ができた。私の家庭状況なども踏まえ美咲も私を親友と呼んでくれた。そんな子だった。

    2007-10-22 02:41:00
  • 30:

    名無しさん

    2007-11-05 03:51:00
  • 31:

    名無しさん

    気になる?
    今日初めて読んでこの小説好きになりました?
    気になるので良かったら続き書いてくれませんか?
    完結してくれたら嬉しい?

    2007-11-05 11:32:00
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