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Doll
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1:
周
一冊の黒い本。
表紙には、金色の文字で、【黒魔術】としか書かれていない。僕は、逸る気持ちを抑え、一ページ、一ページゆっくりと捲る。そして、何十ページ目かに差しかかった時、僕の手はそこで止まった。
【死者を生き返らせる方法。】
2007-10-17 03:56:00 -
23:
周◆xegyqfHexs
ママと呼ばれた女の後をついて、僕は店に入った。店の名前は【クラブ ジュエル】。
店には、沢山の客と、綺麗に着飾った女達がいた。白を基調とした、広い店内のあちらこちらには、ママの趣味だろうか、真っ赤な薔薇の花が、いっぱい置かれていた。僕は、黒服と呼ばれる男に、入り口のすぐ近くの席に案内された。
「いらっしゃいませ。」
僕が席に座るなり、さっきの女が僕の席に来た。2007-10-19 01:55:00 -
24:
名無しさん
age
2007-10-23 00:08:00 -
25:
周◆xegyqfHexs
「初めまして。ユリカです。」
女は上品そぅに笑い、僕に名刺を差しだした。
「あ、えっと…響です。」「響さん?綺麗な、お名前ですね。」
ユリカは、凄く品のある女だった。彼女の新しい肉体は、この女しかいない。と、僕は確信した。何がなんでも、コイツを手に入れなければ。2007-10-23 01:30:00 -
26:
周◆xegyqfHexs
そして、僕達は他愛もない話をした。話している内に、少しはユリカの事が分かった。有名女子大学に、通っている事、店には週3回働きに来ている事、そして一人暮らしな事。
「響さんって、なんか一緒にいると落ち着きますね。」
ふいに、ユリカが言った。僕は、その言葉に、わざと照れてみせた。
「もし良かったら、連絡先を教えてくれませんか?」2007-10-25 08:32:00 -
27:
周◆xegyqfHexs
僕は笑って、ユリカに自分の連絡先を教えた。そして、その日は一時間程、話して僕は店を出た。2007-10-25 08:36:00 -
28:
周という◆xegyqfHexs
家に帰った僕は、笑いがこみ上げてきて、とまらなかった。
−もぅ少しで、もぅ少しの我慢で、最愛の彼女に会える。
店に行った日から、ユリカはちょくちょくメールを、してくるよぅになった。メールの内容は、ユリカの学校の事や、僕の仕事の事だったりで、他愛のないものだった。そして、ある日またユリカからメールが来た。2007-10-25 08:42:00 -
29:
周◆xegyqfHexs
【今週の日曜日は、何か予定がありますか?】
僕はメールを見るなり、すぐに返事を返した。
【予定はないです。】
そして2、3分程待ったところで、ユリカから返事がきた。
【なら、どこかに出掛けませんか?】2007-10-25 08:47:00 -
30:
周◆xegyqfHexs
【今週の日曜日は、何か予定はありますか?】
僕はメールを見るなり、すぐに返事を返した。
【予定はないです。】
そして2、3分程待ったところで、ユリカから返事がきた。
【なら、どこかに出掛けませんか?】2007-10-25 08:47:00 -
31:
周◆xegyqfHexs
すみません?
32は無視して下さい。間違えました?2007-10-25 08:49:00 -
32:
周◆xegyqfHexs
僕はまた、すぐに返事をした。そして、ユリカと日曜日に出掛ける事になった。
2007-10-25 08:52:00