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霊感体質
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1:
菫
―痛いよ…。淋しい…。
いつもの帰り道。消えかかった街頭の下に、いつもならいないものが、そこにはいた。ツインテールの髪型に、フリルがついた服を着て、その子は泣いていた。年は10才にも、満たないといった感じだ。
2007-09-26 23:59:00 -
91:
菫
宝物を見付けた、子供みたいな笑顔で、小泉が俺の方に走ってきた。
「どこにあった!?」
「向こうの茂みの中に落ちてた。さ、早く届けに行こう!」
小泉の手から、プレゼントを受取り、俺達はミサのいる場所に向かった。2007-10-03 16:31:00 -
92:
菫
「ミサちゃん!」
いつもの場所にきた時、そこにいつもいる筈のミサが、そこにはいなかった。
「ミサちゃん?」
「菫君、どぅしたの?」
俺の異変に、小泉も心配そぅに聞いてくる。2007-10-03 16:34:00 -
93:
菫
「いないんだよ。おかしいな、いつもならここにいるんだけど。」
俺が指を指した方向に、小泉も目を向ける。
「どっかに行ったとか?」「いや、そんなはずはない。と、思う。」2007-10-03 17:33:00 -
94:
菫
本当に、どこに行ってしまったんだろうか?まさか、成仏したとか…?
「とりあえず、どぅしようか?」
と、小泉。本当にどぅしよう。。まさか、悪霊にのみ込まれたのか?それならいなくなった理由になる。強い霊は、弱い霊を呑み込むと聞いた事があるし。2007-10-03 22:04:00 -
95:
菫
「……あの。」
ふいに、声がして、俺と小泉は振り返る。すると、俺達の前には、肩ぐらいまで伸びた、ストレートの髪を、横に一つに束ねた、綺麗な女の人が立っていた。2007-10-03 22:10:00 -
96:
菫
「はい?」
小泉が先に、口を開く。
「あの、ここで…何を?」女の人は、怪訝な顔で俺達を見て言った。
「いや、あの…」
と、しどろもどろな俺。しかし、この人の顔、どっかで見た事が…………あるよぅな…。どこだったかな?うーん、思い出せない。2007-10-03 22:15:00 -
97:
菫
うーーーーーーーーーん。どこで、見たんだった…!「あ!!」
俺のいきなりの大声に、二人は一瞬ビクッとした。
「な、何!?どしたの?」と、小泉が言う。
「思いだした!あなたこの前、ここで手を合わせてた人でしょ!」2007-10-03 22:23:00 -
98:
菫
女の人は、更に俺を見る目が、不審者を見る時の目、みたいになっている。
「いや、あの!なんつーか、あの!」
俺がどもって、上手く話せずにいると、横で黙っていた小泉が口を開いた。2007-10-03 22:31:00 -
99:
菫
「あの、あなたは、ミサと言う女の子を知ってますか?」
小泉の言葉に、女の人は、肩をビクつかせていたのを、俺は見逃さなかった。
「あなた…達は、誰?何故ミサの事を、知っているの?」
まるで、不審者に、話かけるよぅに、問掛けてきた。2007-10-03 22:43:00 -
100:
名無しさん
ママ〜?
2007-10-03 23:06:00