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霊感体質
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1:
菫
―痛いよ…。淋しい…。
いつもの帰り道。消えかかった街頭の下に、いつもならいないものが、そこにはいた。ツインテールの髪型に、フリルがついた服を着て、その子は泣いていた。年は10才にも、満たないといった感じだ。
2007-09-26 23:59:00 -
85:
菫
「小泉?今からいう場所まですぐ来て!」
俺は、自分の用件だけを、簡単に伝えると、すぐに電話を切った。それから数分して、小泉がやってきた。「遅ーよ。」
自転車を、脇に止めながら、小泉が言った。2007-10-03 12:33:00 -
86:
菫
「いきなり、俺呼び出したといて、遅いとかなくない?で、何?」
「この公園の中に、ミサが無くしたっていうプレゼントがあるらしいんだよ。」
「ふんふん。それで?」2007-10-03 12:35:00 -
87:
菫
「探すの、手伝え。」
「えー!!」
公園いっぱいに、響く小泉の声。
「無理だって!こんな広いじゃん!しかももぅ夜になるんだよ!」
「つべこべ言わずに探せ!」2007-10-03 12:37:00 -
88:
菫
「探せったって…。」
広々とした公園を見つめ、呆然とする小泉。
「もし見つけたなら、そーだな、二丁目の幽霊屋敷に、付いて行ってやるよ。」俺の言葉が終わると、小泉はやたらはりきってプレゼントを探し出した。
2007-10-03 12:40:00 -
89:
菫
「プレゼントは青色の紐に、金のラインが入ったリボンがついてる四角の箱だからな!」
俺がそぅ叫ぶと、小泉は片手をあげて、遊具などがある方へと向かっていった。俺は反対の、何もない芝生の上をひたすら探す。茂みの中や、木の上。しかし広い。こんな広い公園を、たった二人で小さなプレゼントを、探すのには無理があるよぅな気がしてならない。でも、やめる訳にはいかない。2007-10-03 14:12:00 -
90:
菫
――どれぐらい探したんだろう。空は暗くなり、公園に設置されている街灯にも、ポツリ、ポツリと明かりがともり出してきた。なかば諦めかけた時、公園の向こうの方にいた、小泉が何やら叫んだ。
「菫君!あったー!プレゼントあったよ!!」
手には、何か持っている。2007-10-03 16:28:00 -
91:
菫
宝物を見付けた、子供みたいな笑顔で、小泉が俺の方に走ってきた。
「どこにあった!?」
「向こうの茂みの中に落ちてた。さ、早く届けに行こう!」
小泉の手から、プレゼントを受取り、俺達はミサのいる場所に向かった。2007-10-03 16:31:00 -
92:
菫
「ミサちゃん!」
いつもの場所にきた時、そこにいつもいる筈のミサが、そこにはいなかった。
「ミサちゃん?」
「菫君、どぅしたの?」
俺の異変に、小泉も心配そぅに聞いてくる。2007-10-03 16:34:00 -
93:
菫
「いないんだよ。おかしいな、いつもならここにいるんだけど。」
俺が指を指した方向に、小泉も目を向ける。
「どっかに行ったとか?」「いや、そんなはずはない。と、思う。」2007-10-03 17:33:00 -
94:
菫
本当に、どこに行ってしまったんだろうか?まさか、成仏したとか…?
「とりあえず、どぅしようか?」
と、小泉。本当にどぅしよう。。まさか、悪霊にのみ込まれたのか?それならいなくなった理由になる。強い霊は、弱い霊を呑み込むと聞いた事があるし。2007-10-03 22:04:00