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霊感体質

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  • 1:

    ―痛いよ…。淋しい…。
    いつもの帰り道。消えかかった街頭の下に、いつもならいないものが、そこにはいた。ツインテールの髪型に、フリルがついた服を着て、その子は泣いていた。年は10才にも、満たないといった感じだ。

    2007-09-26 23:59:00
  • 81:

    【略】
    「プレゼント?」
    ―そぅ。ママにプレゼントを、買ったの。

    2007-10-03 12:12:00
  • 82:

    ―だけどね、それをどこかに無くしてしまったの。
    「そっかぁ。」
    ―ママに、プレゼントを渡して、ごめんなさいって言いたい。
    ミサは、下を向いて口を閉じてしまった。そんなミサの頭を撫でて俺は言った。

    2007-10-03 12:15:00
  • 83:

    「ミサちゃん、プレゼントはどんな形?」
    ―探してくれるの?
    「あぁ。」
    俺が頷くと、ミサの暗かった顔はみるみるうちに、明るくなり、最後には笑顔になった。

    2007-10-03 12:16:00
  • 84:

    ミサに、プレゼントはどんな形、どこで無くしたのかを聞き、その日は家に帰った。家に帰り、私服に着替え、ミサがプレゼントを無くしたと言っていた場所まで、自転車で行ってみる。そこは事故現場から、そんなに離れてはいない、大きな公園だった。空も薄暗いというのもあり、人は殆んどいない。

    2007-10-03 12:22:00
  • 85:

    「小泉?今からいう場所まですぐ来て!」
    俺は、自分の用件だけを、簡単に伝えると、すぐに電話を切った。それから数分して、小泉がやってきた。「遅ーよ。」
    自転車を、脇に止めながら、小泉が言った。

    2007-10-03 12:33:00
  • 86:

    「いきなり、俺呼び出したといて、遅いとかなくない?で、何?」
    「この公園の中に、ミサが無くしたっていうプレゼントがあるらしいんだよ。」
    「ふんふん。それで?」

    2007-10-03 12:35:00
  • 87:

    「探すの、手伝え。」
    「えー!!」
    公園いっぱいに、響く小泉の声。
    「無理だって!こんな広いじゃん!しかももぅ夜になるんだよ!」
    「つべこべ言わずに探せ!」

    2007-10-03 12:37:00
  • 88:

    「探せったって…。」
    広々とした公園を見つめ、呆然とする小泉。
    「もし見つけたなら、そーだな、二丁目の幽霊屋敷に、付いて行ってやるよ。」俺の言葉が終わると、小泉はやたらはりきってプレゼントを探し出した。

    2007-10-03 12:40:00
  • 89:

    「プレゼントは青色の紐に、金のラインが入ったリボンがついてる四角の箱だからな!」
    俺がそぅ叫ぶと、小泉は片手をあげて、遊具などがある方へと向かっていった。俺は反対の、何もない芝生の上をひたすら探す。茂みの中や、木の上。しかし広い。こんな広い公園を、たった二人で小さなプレゼントを、探すのには無理があるよぅな気がしてならない。でも、やめる訳にはいかない。

    2007-10-03 14:12:00
  • 90:

    ――どれぐらい探したんだろう。空は暗くなり、公園に設置されている街灯にも、ポツリ、ポツリと明かりがともり出してきた。なかば諦めかけた時、公園の向こうの方にいた、小泉が何やら叫んだ。
    「菫君!あったー!プレゼントあったよ!!」
    手には、何か持っている。

    2007-10-03 16:28:00
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