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霊感体質

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  • 1:

    ―痛いよ…。淋しい…。
    いつもの帰り道。消えかかった街頭の下に、いつもならいないものが、そこにはいた。ツインテールの髪型に、フリルがついた服を着て、その子は泣いていた。年は10才にも、満たないといった感じだ。

    2007-09-26 23:59:00
  • 41:

    「なぁ、ミサちゃん」
    ―なぁに、お兄ちゃん?
    「……今から、俺のする質問に、正直に答えてくれる?」
    不思議そぅに、俺を見ながら、ミサは小さく頷いた。

    2007-09-28 07:01:00
  • 42:

    「ミサちゃんは、いつからこの場所にいたの?」
    ―えーっと、えーっと…………。
    ミサはそれから、口を開かなくなってしまった。もしかしたら、本当に何も覚えていないのか?試しに俺は、一週間近く前に起きた、事故の事を、ミサに言ってみる事にした。

    2007-09-28 07:05:00
  • 43:

    「なぁ、ミサちゃん。一週間くらい前、ここで事故が起きたの知ってる?」
    ―事故?
    「そぅ、小学生の女の子が、ここで車に撥ねられて、亡くなったんだ。」
    真実を言うのは、俺も胸が痛んだけど、言うしかない。

    2007-09-28 07:08:00
  • 44:

    俺が言い終わると、ミサの顔は見るみる内に、暗くなっていった。
    ―……事故、撥ねられて、死んだ……ミサ……………わ、わああぁぁぁ!!
    ミサは一人、呟いたと思ったら急に叫びだした。無理矢理、記憶を思い出させようとしたから、ミサの中に、眠っていた、痛くて、辛い、記憶まで呼び起こしてしまった。

    2007-09-28 07:13:00
  • 45:

    ミサの中の、辛さや、痛みが、悪い空気となって、他のイラナイモノまで呼び寄せよぅとしていた。
    「ミサちゃん!落ち着け!大丈夫だから!」
    俺がそぅ叫んでも、ミサは叫び、大きな目からは、大粒の涙が溢れ出していた。とっさに、俺はミサを抱き締めた。それ以外に、何も思いつかなかったから。

    2007-09-28 07:18:00
  • 46:

    「大丈夫。大丈夫だから。落ち着け。大丈夫だから。」
    何度も何度も、ミサに言い聞かせた。そして、俺自身にも、言い聞かせた。
    「大丈夫。もぅ大丈夫。」そぅ言うと、さっきまでの空気が嘘のよぅに、変わり、ミサも少しだけ、落ち着きを取り戻した。

    2007-09-28 07:22:00
  • 47:

    ?

    更新されてる?

    2007-09-29 01:21:00
  • 48:

    「ごめんな。」
    ミサの頭を、撫でながら呟くと、ミサは小さく頭を横に振った。
    ―お、兄ちゃん…。
    ちゃんと聞いていないと、聞こえないよぅな声で、ミサが口を開いた。

    2007-09-29 02:32:00
  • 49:

    ―ミサは…、死んじゃったの…?
    ミサの質問に、俺の胸は、ズキっと痛む。だけど、嘘をついたって仕方がないから、俺はただ頷く事しか出来なかった。

    2007-09-29 02:34:00
  • 50:

    ―………そっかぁ。
    と、呟くミサ。そして、俺の背中に腕を回していた手を緩め、ミサは俺から少し離れた。
    「ミサちゃん?」

    2007-09-29 02:37:00
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