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霊感体質

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  • 1:

    ―痛いよ…。淋しい…。
    いつもの帰り道。消えかかった街頭の下に、いつもならいないものが、そこにはいた。ツインテールの髪型に、フリルがついた服を着て、その子は泣いていた。年は10才にも、満たないといった感じだ。

    2007-09-26 23:59:00
  • 171:

    ―大丈夫?
    「ゲホッ!大丈夫です…。」クローゼットの中は、服やら鞄やらが、結構綺麗な状態のまま残されていた。
    ―その鞄。
    ふいに、スミレが指さして言ったのは、真っ赤な鞄。俺はそれを手に取り、椅子の上に置いた。

    2007-10-07 05:55:00
  • 172:

    鞄についているファスナーを開けると、中からは古い写真と、何枚か手紙が出てきた。俺は、写真を手にとり見てみたら、仲良く写る男女の姿。女はスミレだろう。幸せそぅな顔で、笑っている。横の男は、なんだか悲しそうな、なんとも言えない表情で笑っている。写真の裏を見ると【スミレ19歳。憲治22歳。】と書かれていた。

    2007-10-07 05:59:00
  • 173:

    ―それが、あたしの恋人だった人よ。
    「この人を、探すんですよね?」
    ―そぅ。
    写真を戻し、次は手紙を開けてみた。

    2007-10-07 06:02:00
  • 174:

    手紙の内容は、簡単に言えば、二人の恋は誰にも認められない、だから駆け落ちをしよう。と言った、そんな内容だった。だけど、何枚かある手紙を、順番に見ていくと、最初は駆け落ちをしよう、みたいだったのが、最後には、誰にも認められないのなら、一緒に死のう…そんな内容になっていた。

    2007-10-07 06:08:00
  • 175:

    手紙を読み終えて、俺は憲治サンが生きているとは思えなかった。
    「スミレさん、憲治サンは……。」
    ―死んでいるでしょうね。
    スミレは淡々と言った。

    2007-10-07 06:12:00
  • 176:

    ―たった一言、伝えられたら、あたしも成仏出来るのに。
    ふいに、スミレが呟いた。

    2007-10-07 07:31:00
  • 177:

    それから俺達は、家に帰り、手紙に書かれていた住所を調べてみる事にした。
    【雲雀丘○丁目―――。】雲雀丘は、俺の住んでいる所の隣の街だ。
    そぅ言えば、雲雀丘にイトコが住んでたな。聞いてみるか。早速、携帯を持ち、イトコの【修】に電話をする。

    2007-10-07 07:35:00
  • 178:

    2、3回目のコールで、修は電話に出た。
    「もしもし?」
    「修?菫だけど。」
    「おぉ、珍しいな!菫が電話掛けてくるなんて。どぅしたぁ?」

    2007-10-07 07:37:00
  • 179:

    「あのさぁ、今から言う住所を調べて欲しいんだよ。」
    「住所?何、なんかあったのか?」
    「いや、別にないけど、頼むよ。」
    「いぃけど、何かゴチれよ?」

    2007-10-07 07:40:00
  • 180:

    「―――だから、頼むな!」
    「了解。分かったら又電話する!」
    そぅ言って、修は電話を切った。後は、修からの電話を待つだけだな。ん、待てよ?スミレさんの、恋人は死んでる訳だよな。。どぅやって幽霊探すんだ?修に調べてもらったのだって、憲治さんの幽霊じゃない。憲治さんが、住んでいた家の場所だ。

    2007-10-07 07:43:00
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