-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
霊感体質
-
1:
菫
―痛いよ…。淋しい…。
いつもの帰り道。消えかかった街頭の下に、いつもならいないものが、そこにはいた。ツインテールの髪型に、フリルがついた服を着て、その子は泣いていた。年は10才にも、満たないといった感じだ。
2007-09-26 23:59:00 -
135:
菫
何秒かたった頃、目を開けてみると、目の前には、いつもの街灯があるだけだった。
「…ミサ、ママもミサが大好きよ。ずっと、大好きよ。」
ミサの母親が、呟く。
大事そぅに、プレゼントを抱えながら。2007-10-05 04:00:00 -
136:
菫
「まだ、夢を見ているよぅだわ。」
と、ミサの母親は言った。
「俺もです。」
俺がそぅ言うと、ミサの母親は少し笑った。2007-10-05 04:02:00 -
137:
菫
「フフ。最初はバカにされていると思って、頭にきたわ。……でも、ありがとう。最後に、ミサに会わせてくれて。」
ミサとそっくりな笑顔。
彼女の目は、何かをふっきったみたいな目だった。
「いえ、俺は何も出来ませんでした。」2007-10-05 04:04:00 -
138:
菫
「そんな事ないわ。あなたは私とミサを、会わせてくれたじゃない。」
と、ミサの母親が言った。
「本当に、ありがとう。」俺は、何を言えばいぃのか分からなくて、軽く頷いた。2007-10-05 04:07:00 -
139:
菫
お互い、顔を見合わせて笑う。すると、ミサの母親が、口を開く。
「それじゃあ、もぅ行くわね。」
ミサの母親、停めてあった車に歩き出す。
ふいに、後ろを振り向き、俺に向かって、深く頭を下げた。俺もつられて、頭をさげる。2007-10-05 04:14:00 -
140:
菫
ミサの母親は、車に乗り込み、ゆっくり発進させ、じょじょにスピードをあげた車は、すぐに見えなくなってしまった。
そして俺も、家に帰る為ゆっくりと歩きだした。
もぅ後ろを振り返る事はなかった。2007-10-05 04:19:00 -
141:
菫
俺も君を忘れない。
俺は心の中で、ミサにそぅ言った。
多分、届いただろう。
2007-10-05 04:24:00 -
142:
菫
そして、あの出来事いらい、小さな幽霊は二度とあの場所に現れる事はなくなった。
――完――2007-10-05 04:28:00 -
143:
菫
始まりは、軽い口約束。本当に軽い、と言うか俺は覚えてもいなかったぐらい、軽い口約束だったんだ。
それを奴は、しっかりと覚えていた。そして俺は、自分の記憶力の悪さに、苛立った。
「ほらココ!!」
と、小泉が指を指したのは、近所で有名な幽霊屋敷。2007-10-05 04:41:00 -
144:
菫
そして何より、雰囲気が物凄く物騒だ。やめた方がいぃと、俺の本能が言っている。そんな事とは知らずに小泉は「どこから入ろうか?」と、呑気な声で言っていた。
脳天気な奴め!!
俺の思いは、小泉に届く事はなく、奴は明るい声で言った。2007-10-05 04:56:00