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霊感体質
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1:
菫
―痛いよ…。淋しい…。
いつもの帰り道。消えかかった街頭の下に、いつもならいないものが、そこにはいた。ツインテールの髪型に、フリルがついた服を着て、その子は泣いていた。年は10才にも、満たないといった感じだ。
2007-09-26 23:59:00 -
125:
菫
略なしです。
―どぅしてママが、謝るの?ママは悪くないよ。
と、ミサも泣きそうになっていた。2007-10-05 03:27:00 -
126:
菫
「ミサちゃん。」
俺が名前を呼ぶと、ミサがこちらを見た。
―お兄ちゃん。
「これ、見付けてきたよ。」
俺がポケットから、あのプレゼントを出すと、ミサの顔がさっきまでの、泣きそうな顔から嬉しそうな顔に変わった。2007-10-05 03:31:00 -
127:
菫
―ミサのプレゼント、お兄ちゃん、見付けてくれたの!?ありがとう!
「正確には、俺の友達が見付けたんだけどね。」
俺の手から、プレゼントを受け取ると、ミサは母親に向かって話し始めた。2007-10-05 03:34:00 -
128:
菫
―ママ、はいこれ!
「――なぁに?」
手で涙をふきながら、ミサの母親は尋ねた。
―誕生日プレゼント!
ニッコリと笑うミサ。母親は、きょとんとしていたが、何かを思い出したよぅに、ミサに話し出した。2007-10-05 03:36:00 -
129:
菫
「ミサ、あなたもしかして……あの日、これを買に行って、遅くなったの…?」
するとミサは、うつ向き小さく頷いた。
「………ミサ、ごめんね。何も知らずに、ママ、ミサにひどい事言って。」
するとまた、ミサの母親は泣き出した。俺はハンカチかティッシュを探したけど、持っていなくて、どぅしたらいぃんだろうと思った。2007-10-05 03:40:00 -
130:
菫
―ママ、ごめんなさい。ママとの約束守らなくて…。
ミサまで泣き出してしまった。二人は、お互いを見ながら号泣しだし、何故か俺の目もウルみだした。
「うぅん、ママこそごめんね。ママの子じゃないなんて言って。ミサ、ありがとう。」プレゼントを受け取ると、ミサは泣きながら、笑った。そして、ミサの母親も笑う。やっぱり親子だ。笑った顔は、二人とも似ている。2007-10-05 03:43:00 -
131:
菫
ふいに、ミサがこちらをみて言った。
―お兄ちゃん、ありがとう。
俺は、ミサにお礼を言われる事なんて、何一つとやっていな。
―ママに会わせてくれて。ミサね、お兄ちゃんと会えた事、忘れないからね!
2007-10-05 03:47:00 -
132:
菫
ミサの言葉に、不覚にも俺は泣いてしまった。
その時、ミサの体の回りが薄い光に包まれ始めた。
2007-10-05 03:50:00 -
133:
菫
「ミサ?」
ミサの母親が、ミサの名を呼ぶ。
―ママ、ミサそろそろ行かなくちゃ。
と、ミサが寂しそうに言った。ミサの体を包んでいた、光は段々と濃くなりだした。2007-10-05 03:53:00 -
134:
菫
―ママ、ずっと大好きだよ!
ミサが笑ってそぅ言うと、光は一気に強くなり、俺達は目も開けていられない程だった。
2007-10-05 03:56:00