-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
霊感体質
-
1:
菫
―痛いよ…。淋しい…。
いつもの帰り道。消えかかった街頭の下に、いつもならいないものが、そこにはいた。ツインテールの髪型に、フリルがついた服を着て、その子は泣いていた。年は10才にも、満たないといった感じだ。
2007-09-26 23:59:00 -
115:
菫
「あなたの言葉を、信用した訳じゃないわ。……だけど、もしも、本当にミサが、その場所にいるなら…、幽霊でもいぃ、ミサに会いたいと思ったのよ…。」
ミサの母親は、昨日の怒りと、困惑の影は今日は感じられず、反対に悲しみで、埋めつくされていた。
「…そぅ、ですか。」
ミサが今は、ここにいないと知ると、彼女はきっと、更に傷つく。俺は……何て言えばいぃ?2007-10-05 02:55:00 -
116:
菫
一瞬、沈黙になる。すると、ミサの母親が、口を開いた。
「あの子は、あたしを恨んだかしら?」
「え?」
「あの子が亡くなる直前、あたしはミサに、ひどい事を言ってしまったの。」2007-10-05 02:58:00 -
117:
菫
「門限を過ぎて帰ってきたから、約束も守れない子は、あたしの子じゃないって、そぅ言ったの。そしたらあの子、泣きながら家を飛び出して……。」
ミサの母親は、そぅ言うと、目から涙を流した。
「…、恨んでなかったです!ミサちゃんは、ママに謝りたいって、そぅ言ってました。」
2007-10-05 03:03:00 -
118:
菫
「………ミサ。」
彼女が小声で呟いた、すると小さな風が吹いた。
―ママ。。?
俺は、目の前の状況に、少し驚いていた。ミサの母親の目の前に、今、ミサがいる。
彼女の、ミサに会いたいといぅ気持ちが、届いたのかも知れない。2007-10-05 03:08:00 -
119:
菫
ミサの母親には、ミサは視えていない。出来るか分からないけど、俺は一つの賭けに出た。もしかしたら、失敗するかも知れない。だけど、やらないよりはいぃだろう。
「―あの。」
俺の声に、彼女が俺の方に振り向く。2007-10-05 03:11:00 -
120:
菫
「俺の手を、握ってもらっていぃですか?」
ミサの母親は、不思議そぅに俺の顔を見る。
「もしかしたら、あなたを、ミサちゃんに会わせられるかも知れないんです。」
ミサは、母親を心配そぅに見ている。2007-10-05 03:14:00 -
121:
菫
ミサの母親は、困惑しているが、俺の手をそっと握った。
その瞬間―――。2007-10-05 03:17:00 -
122:
菫
すみません。
困惑している、じゃなくて困惑していた、です;;2007-10-05 03:19:00 -
123:
菫
「――…嘘。」
ミサの母親が、口を開く。
どぅやら成功したらしい。ミサの母親の前には、笑顔で立っているミサがいる。彼女の目にも、ミサが視えているらしい。2007-10-05 03:21:00 -
124:
菫
「ミサ……。」
彼女の目からは、ボロボロと涙が溢れ出している。
―ママ、どぅして泣くの?どこか痛いの?
「ミサ、ごめんね…。ごめん、ごめんね。」
涙でぐしゃぐしゃになりながら、ミサの母親は、ミサに対して何度も謝りだした。
2007-10-05 03:25:00