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霊感体質
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1:
菫
―痛いよ…。淋しい…。
いつもの帰り道。消えかかった街頭の下に、いつもならいないものが、そこにはいた。ツインテールの髪型に、フリルがついた服を着て、その子は泣いていた。年は10才にも、満たないといった感じだ。
2007-09-26 23:59:00 -
105:
菫
「何て言えばいぃのか分かりませんが、俺、ミサちゃんをあなたと会わしたかったんです。ミサちゃんは、あなたに謝りたいって。泣いて言ってました。」
俺の言葉を、ミサの母親は、半信半疑で聞いているよぅだ。
「……――っ。」
「え?」
ミサの母親は、何かを呟いたよぅだった。2007-10-04 17:39:00 -
106:
菫
「何て言えばいぃのか分かりませんが、俺、ミサちゃんをあなたと会わしたかったんです。ミサちゃんは、あなたに謝りたいって。泣いて言ってました。」
俺の言葉を、ミサの母親は、半信半疑で聞いているよぅだ。
「……――っ。」
「え?」
ミサの母親は、何かを呟いたよぅだった。2007-10-04 17:40:00 -
107:
菫
連続で書き込みしてしまった;;
すみません。2007-10-04 17:42:00 -
108:
菫
「いきなり、そんな事を言われて、信じれる訳がないでしょう?大人をバカにするのはやめて!ミサがいる訳ないでしょう!あの子は死んだのよ!」
母親の目は、怒りと悲しみが交じった、そんな目だった。2007-10-04 17:46:00 -
109:
菫
ミサの母親の言葉は正しい。これが普通の人の、態度なのだから。だけど、俺は更に続けて言った。信じてもらえなくてもいぃ。
「バカにしてるんじゃありません!ミサちゃんは、本当にここにいました!」
だけど…―今、ミサの姿はここにない。
「やめて!いぃ加減にして!」
2007-10-04 17:50:00 -
110:
菫
「あたしは、娘を、ミサを亡くしたばかりなのよ!!」「辛いのは、分かります!だけど!」
「やめて!!いぃ加減にして!馬鹿馬鹿しい!付き合ってられないわ。」
ミサの母親は、そぅ言って俺達とは反対の方向を向き、歩きだした。
「明日、明日またこの場所に来て下さい!俺待ってますから!!」2007-10-04 22:40:00 -
111:
菫
ミサの母親は、一度もこっちを振り向く事のないまま、姿はみえなくなった。
「ミサちゃんのお母さん、明日来るかな?」
と、小泉が、心配そぅに俺を見ながら言った。
「さぁな。」2007-10-04 22:42:00 -
112:
菫
あれから家に帰り、俺は考えていた。明日、ミサの母親が来てくれる保証なんて、どこにもない。そして、肝心のミサもいない。どぅすればいぃ?分からない。俺には分からない事だらけだ。本当に、二人を会わせる事なんて、俺にできるのかな?答えの出ない、悩みを抱えながら、俺は眠りにつく。もぅ明日に賭けるしかない。
2007-10-05 02:41:00 -
113:
菫
次の日。
俺は学校をサボり、あの場所に来ていた。ミサの母親は来るかな。分からない。そして、ミサの姿も、ここにはない。どれだけ呼んでみても、応えてはくれない。成仏してしまったんだろうか?あるいは……。悪い考えが、頭の中を駆け巡る。2007-10-05 02:44:00 -
114:
菫
そんな時、道の向こうから、一台の黒い、乗用車がやってきた。俺にはそれが、ミサの母親だと、何故かわかった。
「来て、くれたんですか?」
車から出てきた、ミサの母親に問掛けると、ミサの母親は、重い口を開いた。2007-10-05 02:50:00