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君が笑ってくれるなら。
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1:
◆qKVw/6MKg6
君が笑ってくれるなら なんだって出来る。
少なくともあたしは あの頃―
本気でそう思っていた。2007-09-12 00:38:00 -
98:
◆qKVw/6MKg6
オーナーに送ってもらうのは、あれ以来だった。 「お疲れさん。なんかお前えらい久しぶりやなー。」『そうですね…。お店来てたんですか?』 「失礼やな(笑)来てたわーお前おらん日ちゃうか。」『あ、なるほど。』
そういえば、あたしと玲奈は出勤日がもともとあまり被らない。あの日はたまたま玲奈が休日出勤したと、優花が言っていた。
玲奈のいる日だけに…店に来る。なるほど。どうりであたしとは会わなかったわけだ。2007-09-17 08:33:00 -
99:
◆qKVw/6MKg6
「―で、どないしたん?何があったんや?」 ふいに質問を投げ掛けられて、焦る―…。 『や、本当に何もないですよ。眠かっただけです笑』
「…いや、言うたらえーやん。隠す必要もないし。」
急に真剣な表情になるオーナー。信号待ちで、ふと 目が合う。…―隠せない。全て見透かしている、そのくらいオーナーの目は真剣だった。2007-09-17 10:22:00 -
100:
◆qKVw/6MKg6
それでもあたしは言うのを躊躇ってしまった。告げ口をするみたいで、自分が情けない―…。強く見せていないと、全て崩れてしまいそうな気がしてたから。
「一人で抱え込んでてもしゃーないで。…何も解決せん。葉月、話してや?」 『……。』
どうしていいか分からず、あたしは黙り込んだ。だけど、意を決してゆっくりと話し始めた。今までのこと全てを――‥。2007-09-17 10:28:00 -
101:
◆qKVw/6MKg6
―
2007-09-17 10:29:00 -
102:
◆qKVw/6MKg6
「…なるほどな。そんなことがあったんやな。話してくれてありがとうな。」 『……いえ。』 全部話してすっきりした気持ちと、リンカに対しての悔しさが膨らむ気持ちが、半分半分になる感覚だった。
「で、お前のその表情は何の表れなん?怒り?悲しみ?それとも…不安か?」 『……全部です。』
その通りだった。怒りも悲しみも不安も悔しさも、全ての感覚が入り交じって…もうめちゃくちゃだった。2007-09-17 10:35:00 -
103:
◆qKVw/6MKg6
「…葉月、確かにな、それが全部事実やとしたらアイツがやった事はこの世界では許されん事や。…だけどな、お前がそんな弱気でどないすんねん?お前は、自分の客の事信じてないんか?」
『…。』
「ホステスは客を選ばれへん。お客様がホステスを選ぶんやで。そんな嘘や噂を信じて離れていくやつは…離れていったらえーやん?客なんて何十人何百人とおんねんから。お前がそんな不安がってたら…客やって不安になるんやで?」
全てが壊れてしまいそう2007-09-17 10:47:00 -
104:
◆qKVw/6MKg6
「ドシっと構えとったらえーねん。お前の事認めてくれるやつはたくさんおる。無理に焦らんでえーねんから。…な?葉月。」
我慢していたものが―。溜め込んでいたものが――…一気に溢れていく気がした。涙が止まらなかった。
『…はい…は…い。』 あたしは俯きながら…ひたすら頷いていた。2007-09-17 10:56:00 -
105:
◆qKVw/6MKg6
2007-09-17 10:57:00 -
107:
◆qKVw/6MKg6
あたしが泣いている間、車を止めてオーナーは黙って一緒にいてくれた。 「落ち着いたか?」 『…はい、すいません。』あたしは落ち着きを取り戻してオーナーに謝る。
「えーよ。何かあったらいつでも言ってこいな。ってか…今は敬語いらんから。今はプライベートや(笑)」『…はぁ。』 いきなしそう言われても…急にタメ口を聞くのは気を遣ってしまう。2007-09-17 18:45:00