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★ママになるという私☆

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  • 1:

    ユキ

    2001・夏pm6時
    『はい。今日からママですよ。』この一言から始まったユキのママ人生。
    17才成り立てホヤホヤだった私は勿論赤ん坊を抱いたことも、抱き方すら分からなかった。
    ヘタクソ&母親失格ですが、暖かい目で見守って下さい。

    2007-08-24 11:02:00
  • 220:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    頑張ろう、頑張らなきゃ。ソレばかりに夢中になっていた。ユキ『なぁ、潤一はユキともう別れたいん?ユキのこと、嫌いなんやろ?』潤一『別に。そんなんやない。』潤一は何度きいてもそう言うだけ。
    でも、潤一の私に対しての態度は悪化していくばかり。ソレと同時に私の潤一への態度も悪化する一方。なんなんだろう。なんでなんだろう。ココに私の居場所なんてない。そんな気さえしていた。
    会話なんてない。なんにもない。笑う事もない。微笑むことさえもない。泣く私をキモいという潤一。怒ることしか出来ない。どうして、どうして私はいつからこんな人間になってしまったんだろう。
    潤一はいつからか、毎晩の様に出歩き、そして朝帰ってきては寝ずに仕事へと行く。そして帰ってきてはご飯も食べずにエンジンが切れたかのように眠り続け、そしてまたその繰り返しだ。そして酷く不機嫌。なんでろう。潤一が潤一でなくなってしまっていく。そんな気さえした。

    2007-10-24 23:08:00
  • 221:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    潤一は、毎日酷くイライラしていた。仕事のストレスからかな。私はそう思っていた。毎日ビクビクしながらの生活。潤一の暴力は悪化していくばかりだった。
    潤一『はよ、謝らんか!もっとしばかれたいんか!?』そう言いながら私の髪の毛をつかんで引きずり回す。顔面を、腹を蹴りつける。ユキ『嫌や嫌や!!』潤一『何が嫌や、やねん!』そう言って私をよりいっそう強く蹴る。
    ユキ『きゃぁーー!痛い!痛い!やめて!!』潤一『何がきゃーやねん!謝れゆうてんねんやろ!!』そう言った後、私の首を絞め持ち上げた。苦しい、息が出来ない!!意識が遠のいていく。そうすると潤一はやっと手を緩めた。
    ー殺されるーそう思って走って逃げ出そうとする私を捕まえ、激しく蹴り続ける。ユキ『ごめんなさい!ごめんなさい!』そう言って謝った私を見て、潤一『俺に逆らうから悪いねん!』と笑いながら言った。

    2007-10-24 23:41:00
  • 222:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    ずっと、こんなの繰り返しだった。辛い。もう死にたい。そう思って、横を見れば日向の寝顔。なにを考えてるんだ私は。この子をほって死のうだなんて。冷静にそう考える。
    後から分かったことだけど、潤一はこの時薬物に溺れていたみたい。女遊びも激しくて、喧嘩をしてしばかれて、友達の家に泊まりにいって帰ってきたら、ベットの布団の上に女の髪飾りが落ちていたり。出会い系だとか、ナンパだとか、クラブだとか。
    何度も喧嘩になったけど、潤一は『知らない』と言い通して本当の事は教えてはくれなかった。あまりしつこく問いただせば切れた。知らない方が幸せか。頭では分かってはいた。だけど、心が付いてはいかない。未来?何それ?今日、今、生きていく事に精一杯じゃないか。未来なんて考えてる余裕なんてあるはずもない。
    ー限界だーこのままじゃ、きっと、私は私を殺してしまいかねない。心が乱れる事もなく、死を冷静に考えるようになった時、そう思った。

    2007-10-25 02:10:00
  • 223:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    ユキ『潤一、ユキ、もう限界や。ここにはユキの居場所なんかない。潤一とおっても、未来なんかみえへん。辛いだけや。』潤一『なんでやねん!俺別れたくなんかない!そんなんゆわんといてくれや!なぁ、頼むから。』ユキ『無理やって。ユキ、もう潤一とはおられへん。』子供が1歳2ヶ月の時だった。別れるなら、早い方がいい。この子の物心が付く前に。
    潤一『無理や、なぁ、俺、なんでもするから。ユキのゆうとおりにするから。なぁ、ユキ。だから、別れるとかゆわんといてくれ、なぁ?頼むから。』そう何度も何度も頼まれた。はっきり言って潤一が嫌いなわけじゃない。だったら、好きだったのか?いや、答えはNOだ。ただ、依存していた。そしてほっておけなかった。まるで、まだ子供の様なこの人を。私がいなくなってしまうと、ますます落ちぶれていく様な、そんな気がして。心配で、心配で、ならなかったんだ。
    何時間もの話し合いの後、決まった。まず、周りの環境をかえないといけない。この潤一の地元から離れよう。そして、職場も。だけど、お金がない。出産祝い金は母に預けたままだった。保証人の問題もあった。私はしかなく母へ相談することにし、その為に実家へと帰ることにした。母と会うのは一年ぶり。今度は潤一も一緒に。新しいスタートを切ろう。
    私は、母に泣きながら相談した。母ははじめ厳しい表情でそれを聞いていたけれど、私の精神状態は極限だったからか、私の実家の近くで住むこと。そして、職場は再び父のところで。そして、もう絶対に私には手をあげないこと。遊びは控えて家には帰ってくること。そしてこれが最後のチャンスだと。そう約束することが条件だった。潤一は素直にそれに応じた。

    2007-10-25 02:31:00
  • 224:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    私はこの時、既に内心不安で堪らなかった。何をしているんだろう。私達は。そして、何度、何度同じ事を繰り返せばいいのだろう。もう、私の限界はとうに超えていた。コレが、恋愛か。コレが家庭か。そんなんだったら、そんな物、こんなものいらないんじゃないの?
    相手を傷つけるばかりで、自分のことばかりで・・・・。結局は自己満足でしかない。これが恋愛というのなら、ただの無駄な浪費にすぎないんじゃないの?
    そんな不安を胸に抱きながら、私は潤一と引越しをして、また新しい生活を始めた。周りを何度変えようと、辛いことから逃げ出そうと、何度したって同じ。自分達がかわらないと意味は無い。
    相手を自分の物にしたいと、自分の思い通りにしたいと、何度足掻いたって結局は同じ。人間は結局は一人で生まれ、一人死んでゆく。人間の感情という物は結局はエゴにすぎないのかもしれない。

    2007-10-25 02:48:00
  • 225:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    新しい生活が始まった。潤一も今度は家へとかえってくるようになった。
    潤一『ただいまぁーー!腹減ったぁーユキ♪今日の飯何!?』ユキ『今日は潤一が1番すきなカレーやで♪』
    潤一『マジでー♪ちゃんと甘口にしてくれた?』ユキ『当たり前やん!』潤一『さすがユキ♪』
    些細な会話。些細な幸せ。私はそれだけで充分だった。だけど、心がついてこなかった。相変わらず私は潤一が怖い。男が怖い。

    2007-10-25 03:03:00
  • 226:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    潤一は、潤一なりに努力していただろう。私は日向を保育園へと預けると、昼間は飲食店で。夜は新聞の集金のアルバイトを始めた。
    生活は大分楽になってきていた。だけど、私の潤一への愛情はあれからますますさめて行く一方だった。私に暴力を振るわない様に、潤一は今度はものにあたるようになった。
    色んなものを破壊しては、暴れまわった。またか・・・。いい加減にしてくれ。これ以上、私を幻滅させないで。言葉すらでなかった。
    あまりに感情を我慢しすぎて、私はすっかり冷め切っていた。そしてある日の事。とうとう潤一が私へ再び手を上げた。

    2007-10-25 05:07:00
  • 227:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    本当に些細な口論だった。だけど、喧嘩をするのも馬鹿らしかったんだ。
    私はいたって冷静だった。そんな私へ潤一はますます腹を立て始めた。
    潤一『ユキ?お前きいてんのか?』ユキ『聞いてるよ?』潤一『じゃぁ、お前なんでそんな素やねん!?なぁ!?』ユキ『聞いてるって。』潤一『なんやねん!お前!』
    そう言って私を何度も蹴りつけた。その瞬間、日向が火がついたかのように泣き始めた。そして、こう言った。日向『じゅーいち、こわい!!』私はそれで決めた。ユキ『もう、終わりやわ』

    2007-10-25 05:13:00
  • 228:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    出て行こうとする私に潤一は、潤一『頼む!!頼むから、出ていかんといてくれ!!なぁ?ユキ!?』ユキ『もう無理やねんって!』そう言う私へ何度も何度も
    潤一『頼むからでていかんといて!』と叫んだ。それでも出て行こうとする私へ潤一はどうしていいか分からなくなってきたんだろう。私の髪の毛を掴んで離さなかった。
    そして私を何度も、何度も殴った。潤一『出て行かんってゆえよ!ゆわな、もっと殴るぞ!!』それでは逆効果だ。多分潤一はソレを分かっていただろう。
    だけど、必死だったんだろう。そう思う。

    2007-10-25 05:31:00
  • 229:

    ユキ◆x4VpNOUB/w

    『『なぁ・・・?ユキ?ユキはなんであの時俺をみすてたんや?
    俺はユキと一緒におった時が、1番幸せやったのに。
    ユキさえ俺を見捨てんかったら、俺ずっと幸せやったのに。なぁ、ユキ?』』
    この潤一の最後の言葉が、今も私の耳について離れはしない。

    2007-10-25 05:35:00
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