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★ママになるという私☆
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1:
ユキ
2001・夏pm6時
『はい。今日からママですよ。』この一言から始まったユキのママ人生。
17才成り立てホヤホヤだった私は勿論赤ん坊を抱いたことも、抱き方すら分からなかった。
ヘタクソ&母親失格ですが、暖かい目で見守って下さい。2007-08-24 11:02:00 -
190:
ユキ◆x4VpNOUB/w
・・・20分程、経過しただろうか。
いつもの様に、聞きなれたマフラーの音がした。と、同時にフォーンの音が鳴り響いた。私は、日向が眠っているのを確認すると、階段をおり、潤一の元へと向かった。
ユキ『あれ?圭介くん!!』てっきり1人だと思い込んでいた私。そこには、潤一の1番の友達で、1番の悪友でも有る圭介くんの姿が。ユキ『なんや、1人やなかったんや?』圭介『ユキちゃん、久しぶり!』
ちょっと、戸惑ったけれど、ユキ『久しぶり。』と、一応挨拶を交わした。潤一『ユキ、金持ってきてくれた!?』ユキ『いや、金銀行やからさ、カード渡しとくわ。』潤一『合性番号は!?』ユキ『○○○○やで!』潤一『おう!分かった!圭介待たして悪いし、悪いけど俺、もう行くわな!』ユキ『はぁ!?もう!?』と思ったけれど、家では日向が寝っている。ユキ『分かったぁ・・・、気をつけて帰りや。』とだけ言って別れた。2007-10-23 03:19:00 -
191:
ユキ◆x4VpNOUB/w
・・・次の日・・・
いつもの様に潤一の携帯へと電話をかける。−教習場の手続き、ちゃんとしてきたかな?−
プルルル・・・プルルル・・・ 出ない。ーおかしいな?ーそう思ってもう一度番号を押す。プルルルル・・・プルルルル やっぱり、出ない。虚しくコール音が鳴り響くだけ。。。もう一度・・・。
−電波の届かない場所におられるか、電源が入っていない為かかりませんーそう、アナウンスが流れた。ユキ『はぁ!?・・・、一体、何!?』2007-10-23 03:32:00 -
193:
ユキ◆x4VpNOUB/w
私は、その状況に全く理解が出来なかった。きっと、家で寝てるかなんかで、電源きれてしもたんやろな、そう思っていた。−夜なってから、もっかいかけるか・・・。−
私は、そう思いながらも、内心心配で仕方がなかった。−あの後、事故ったんとちゃうやんな・・・−
・・・そして夜・・・
ーおかけになった、電話番号は、電波の届かない場所におられるか、電源が入っていない為、かかりませんー相変わらず、そうアナウンスが流れるだけ。2007-10-23 03:56:00 -
194:
ユキ◆x4VpNOUB/w
仕方なく、私は潤一の実家へと電話をかけた。潤一祖母『はい。』ユキ『ご無沙汰しています、ユキですけど。。。』潤一祖母『あらあら、ユキちゃん!?』潤一の祖母とは、日向を産む前に私から謝って和解済み。
ユキ『あの、潤一いますか!?』潤一祖母『それが、朝には帰ってきてたんだけど、起きてからまたどこかへ出かけてしまったみたいで今、いないのよ。ごめんなさいね。』ー帰っていたって事は事故ったわけじゃなかったんやー
ひとまず、それに安心した。−だったら、何!?−
潤一を信用しきっていたこの時の私は、全く気が付いてはいなかった。まさか、自分が潤一に騙されていただなんて。2007-10-23 04:05:00 -
195:
愛
いいとこで終わった?続きめっちゃ気になります(*´д`*)
2007-10-23 04:19:00 -
196:
ユキ◆x4VpNOUB/w
>>201愛さん♪
いつも、メッセージ書いてもらってホンマありがとうございます!!
最強に不眠で眠れないので、少し更新しますね!!2007-10-23 09:20:00 -
197:
ユキ◆x4VpNOUB/w
それから、私は何度も、何度も潤一へ電話をかけ続けた。実家にも何度と電話をした。だけど、いつ、何度かけたって、潤一とは、一向に連絡が取れない。
私は、それでも潤一を信じ続けた。−きっと、なにかあったんだ、そうだ、そうに違いないーと。信じておかないと、やりきれなかった。だけど、内心、嫌な予感がしていた。
ーなんか、いらん事しとんちゃうやんな。。。?− 不安で、不安で、何もする気が起きない。だけど、日向がいる。何もしない訳にはいかなかった。
2週間が過ぎた、有る日の事。残念な事に、私の嫌な予感は、見事的中した。2007-10-23 09:26:00 -
198:
ユキ◆x4VpNOUB/w
その日、私はいつもの様に潤一の実家へ電話をかけた。潤一祖母『・・・・、実はね、ユキちゃん、言いにくいんだけど・・・。さっき、警察から電話があって。潤一が、警察へ捕まったみたいなのよ。』ユキ『・・・ええ!?一体なにしたんですか!?』潤一祖母『それが、まだ分からないのよ。』ー嘘に決まってる。ーそんな筈がないのは、何度も捕まった事のある私には分かった
きっと、何か私に言いにくい事をしでかしたに決まっている。潤一が何をしたのかは、今でも本当の所分からない。けど、私が渡したお金が免許代なんかに使われたわけじゃない。はじめっから、そんなつもりじゃなかったんだ。それくらいは、私にも分かっていた。
潤一祖母『とにかく、今から警察へいってくるから、また連絡くれる?』ユキ『分かりました・・・。』電話を切った後、私は呆然としながらも、潤一との会話を思い出した。
『『頼む!免許代さえあれば、仕事みつかんねんからさ!そしたら、家借りて一緒に暮らせるやん!?なぁ、ええやろ!?ユキ!?』』2007-10-23 09:41:00 -
199:
ユキ◆x4VpNOUB/w
あの言葉が、嘘だっただなんて。やっと、前向きに考えてくれていた言葉が私は嬉しかった。だから、迷うことなくお金も渡した。でも、ソレがきっかけで捕まるような事になったのかもしれない。
そう、思うとやり切れなかった。私が、信じてお金を渡したばっかりにこんな事になった。ー私の責任だー
48時間後。潤一祖母『潤一、鑑別所へ入る事になったのよ。』受話器越しの潤一の祖母が、そう申し訳なさそうに言った。
最悪の結果だ。まさか、こんな事になるだなんて。。。2007-10-23 09:52:00