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★ママになるという私☆
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1:
ユキ
2001・夏pm6時
『はい。今日からママですよ。』この一言から始まったユキのママ人生。
17才成り立てホヤホヤだった私は勿論赤ん坊を抱いたことも、抱き方すら分からなかった。
ヘタクソ&母親失格ですが、暖かい目で見守って下さい。2007-08-24 11:02:00 -
181:
ユキ◆x4VpNOUB/w
本当に腹だたしかった。しかも、私の親に直接そう話すのではなく、夜逃げの様な方法で出て行こうと言い出した事へ倍腹が立った。私はへタレな男が、女々しい男が、だいっ嫌い。特に、面と向かって話しも出来ない様なウジウジした男は大嫌い。男でも、ボコボコにしばいてやりたくなる位だ。
潤一『・・・、ユキ。。。』ユキ『ユキちゃうやろが!出て行きたかったら、ごちゃごちゃぬかしとらんと、さっさ出ていかんかい!!我みたいな男知らんわ!』潤一『出て行っていいんか!?ユキはホンマにそれでええんか!?』ーまだ、ゆうかコノ糞男!− ユキ『だから、でていけゆうとるやろが!まだごちゃごちゃぬかすんか!』潤一『分かったわ、後悔したってしらんからな!』
そう、冷たく最後に言い放つと、潤一は軽く荷物をまとめて出て行った。−別れた訳じゃない、距離をおくだけだ。頭を冷やさせた方がいい。ーそう、思っていた。
この時の私は、尖ったトゲが取れて、すっかり丸くなった様に見せていた潤一のお陰で忘れてしまっていた。おもいっきり、縛り付けるくらいにして見張っておかないと、マトモに生きていく事すらも出来る様な人間なんかじゃなかったってことを。2007-10-22 04:35:00 -
182:
ユキ◆x4VpNOUB/w
ずっと、人を疑う事を知らなかった。けれど、潤一はずっと何度と私を裏切り続けてきていた。
前には、書いてはいなかったけれど、子供を妊娠したと分かった時、一緒にもうやんちゃは卒業しようと約束しても、それを何度も、何度も裏切っていた。
仕事だと、ウソをついては深夜まで遊び歩いていた。多分、浮気も数え切れないだろう。でも、私はウソをウソで何度塗り固められようと、そのウソを何度も本気で信じていた。そんな事をされた事も忘れ去ろうとしていた。自分がされて、嫌な事はひとにはしない。だから、私は絶対に裏切らなかった。それが、相手を信用していく為の術だとおもっていたから。
今の私が、反対に全く人を信じれなくなってしまったのは、きっとずっと人を信じていた事の結果だろうと、私は思う。2007-10-22 04:55:00 -
183:
ユキ◆x4VpNOUB/w
そんな風に喧嘩したものの、潤一とは毎日の様に連絡を取り合っていた。そして、約束をしていた。
「新しく、仕事を探してキチンと働く。」そして「それを私が認めて、落ち着いたらもう1度家を借りて今度は3人で暮らそう」と。
言い争いはしたものの、そんな事問題ではない。お互い、相手が必要であるかないかの問題だ。それが、仮に物凄い裏切りをされたり、酷いことを言われたって。
キチンと向き合って話をすれば、理解して納得すれば、そんな事は問題ではない。相手が自分を必要とさえしていれば、同じことを繰り返しはしないだろう。そう思っていた。私は。2007-10-22 05:09:00 -
184:
ユキ◆x4VpNOUB/w
遊びに行く事が嫌だとか、悪いだとかいうわけではなかった。それは、個人の自由だと思う。
ただ、それがマトモな遊びかどうかの問題。私達の周りで、マトモな遊びだなんて文字はずっとなかった。マトモでないこと。が私達にとってのマトモだった。
ココでは書く事のできない様な卑劣な事。それが、私達にとっての遊びだったから。マトモな遊びなんて、私達にとったら、つまらないモノでしかなかった。
離れて暮らすようになってから、ある日のこと。潤一は未だ仕事にはつかず、今までの分を取り戻すかのように遊び呆けていた。きっと寂しかったんだと思う。2007-10-22 22:46:00 -
185:
ユキ◆x4VpNOUB/w
なぁ・・・?潤一?
あんたがあの時、背中一面に彫ったあの、見事な親子龍の刺青は
何を思って彫ったん?私は、ソレすらも聞いてあげんかったでな。。。2007-10-23 02:24:00 -
186:
愛
頑張れ?
2007-10-23 02:27:00 -
187:
ユキ◆x4VpNOUB/w
だけど、それは私も一緒だった。子供ができたことをきっかけに、私は全ての友達と縁を切った。メモリーも200件以上削除した。
何故なら、自分がどれだけ弱い人間かということを自分自身理解していたから。意思が弱く、流されてばがりして生きていた事を分かっていたから。
そうでもしなければ、大人になんかなれない、そう思った。周りを取り巻く、全ての娯楽を消してしまわないと、きっと私は自分を抑える事すら、きっとできないだろうと。
私の周りに1つでも娯楽という文字が有れば、私という最低で、弱い人間はきっと、母親として生きていく事すらも、出来ないだろうと思ったから。2007-10-23 02:42:00 -
188:
ユキ◆x4VpNOUB/w
この日、私はいつもの様に潤一と電話で話しをしていた。離れて暮らして1ヶ月半。あれだけ、毎日一緒にいて方時も離れる事のなかった私達。だけど、私は絶対に会おうとはしなかった。
会ってしまうと、きっと寂しさが溢れ出して止まらないだろうと思った。あれだけの口を叩いたのだから、私自身もっと強くならなくてはいけなかった。弱音なんて、絶対に吐くものか。
ユキ『・・・。なぁ、潤一?いつになったら、仕事見つけて働くん?』潤一『ちゃうんやって!ちゃんと、探してんねん!けど、免許がなかったらアカンって、どこもやっとってくれんくってさ!』ユキ『・・・。免許なぁ。』潤一『でな、ユキ!あの貯金してた出産費用の残りやねんけど、免許代に貸してくれん!?』ユキ『ええ!?』潤一『頼む!免許代さえあれば、仕事みつかんねんからさ!そしたら、家借りて一緒に暮らせるやん!?なぁ、ええやろ!?ユキ!?』2007-10-23 02:54:00 -
189:
ユキ◆x4VpNOUB/w
大事な貯金。それは、本来ないお金だった。帝王切開となった事で保険が適用され、残ったお金。それは一緒に暮らしたときのせめてもの貯えに、と私が一銭も使わずに残しておいたもの。
ユキ『そんなんゆうてもなぁ・・・。』潤一『なんやねん、ユキは俺と一緒に暮らしたくはないんか!?』ユキ『いや、そりゃ一緒に暮らしたいで!?日向の為にも。』潤一『じゃぁ、ええやん!なぁ!?今日、いや、今から取りに行くからさ!』ユキ『え!?今から!?』
深夜12時を回っていた。私は少し考えた後、言った。ユキ『じゃぁ、起きて待ってるわ。』潤一『おお!単車飛ばしまくって行くから、15分くらいで着くから!絶対起きとけよ!!』ユキ『いや、ゆっくりでええよ、ちゃんと起きとくから。』
ーそう約束を交わした。−2007-10-23 03:07:00