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  • 1:

    名無しさん

    キャバクラに飲みに行ってアホな女が横についた。俺もアホやし話はずんで楽しい時間を過ごした。毎回飲みに行ったらこんなん。地方で仕事してるから大阪帰ってきたら仲良い地元の友達と飯食ってキャバクラ行って…。朝まで飲んで満足して地方に戻ってまた仕事。彼女なんてしばらくおらん。前付き合ってた子は長かったけど、愛想ついたって振られてからは一年まともな恋愛してへん。全く何もなかったわけちゃうけど、俺がこんな性格やから続く事なんかなかった。周りが結婚していく中で俺って大丈夫?って心配なりながらも勝手な性格は直らんって開き直りつつもあった。そんな時に出会ったんが【花】後に付き合う事になるねんけど、こいつがまた変わった奴やった。花との出会いと付き合ってた間の事を書いていきます。文章下手くそやけど、暇な人は読んだってください。

    2007-08-20 12:06:00
  • 90:

    名無しさん

    >>92さん読んでくれてありがとう、嬉しいです。今から書いてきます。
    >>93さん上げてくれてありがとう。

    2007-08-28 10:08:00
  • 91:

    名無しさん

    そんな花がな、初めて俺に「これ欲しい」って言ってん。まさるくんが退院した日の事やねんけど。俺と花は実家におった。みゆきちゃんが「退院祝いに手巻きずしパーティーするから」って言って弟んとこの家族も集めてワイワイしててん。俺の実家は廊下とか居間の壁とか、いたるとこに絵が飾ってある。まさるくんの絵は一個も飾ってなくて、全部俺と弟の子供ん時の絵やねんけど。二人とも絵心ないからめちゃヘタクソや。花はニコニコしながら見てた「ひっくんこれも絵?」あー懐かしい。「これは版画やで」これは昔に飼ってた犬のクッキーを版画にしたもん。俺の版画人生(?)記念の第一作目や。クッキーが死んだ時に、家族皆で泣きながら銅版を彫ってん(変な家族やろ。まさるくんのせいやけど)その時に俺の完成した銅版画を見たまさるくんがベタボメしてくれてん。単純な俺はそれが嬉しくて版画をよく彫るようになった。結構自画自賛してて、みゆきちゃんの誕生日とかには毎年何か彫って版画にしてプレゼントしたりしてた。(しかも中2まで。笑)「版画な〜いっぱいあんねんで」俺はみゆきちゃんが残してくれてた版画の作品を得意気に花に見せた。「ほんでな、これが銅版って言って…」面白くもないだろう説明を花はニコニコ聞いてくれた。沢山ある版画をペラペラ見てた花が、中から一枚引きずり出してきた。

    2007-08-28 11:18:00
  • 92:

    名無しさん

    「これ欲しい」それは俺が中2ん時に作ったやつや。なかなかの大作。デッカイ板を彫って作った風景画。あげた当時は額に入れてくれてたけど、デカすぎて邪魔って理由で無残に折り畳まれてた。かわいそうな俺「みゆきちゃんに聞いてみ」ところが…「ダメダメ!それは大事やから」ケチやな〜みゆきちゃんはくれへんかった。何が大事や、他のんと一緒に山積みにしてたくせにって思いながら「木版は?」俺は聞いた。そう、これは版画やから。元の木版さえ残ってれば刷り直せばいいだけの話。そしたら「あんな大きいの邪魔なるから処分したわぁ」…!!!

    ショック。。けどまー確かに邪魔やわなって納得した俺。ただ花は残念そう。「ちゃうのん作ったるわ」「ほんま!?ヨーロッパの風景でお願いします」「はいはいわかりました」

    そんな感じで今回俺は15年ぶりくらいに版画を彫る事になったんですね。

    2007-08-28 11:33:00
  • 93:

    名無しさん

    花にはもちろん内緒。

    花は何回もヨーロッパに行ってるから風景の写真も沢山あった。その中でも花の一番のお気に入りの写真がある。赤い屋根の家が並んだ景色。これを彫る事に決めた。

    版画刷って彼女にプレゼント…小学生かって感じやな。けど俺は真剣。だってほんまに初めてやったから。花が自分から物欲しい言うたん。俺はプロではないし才能も技術も全然ないけど、気持ちはこもってる!とかとびきりピュアな感情を抱きながら花の為に版画を彫った。

    2007-08-28 11:48:00
  • 94:

    名無しさん

    二日目に完成!てことで刷ってみた。……ハッ!!最悪。俺としたことが。版画って、そうやんな、逆になるんよな、うん知ってる忘れてただけ。とか自分に言い訳しながら完成したはずの板をポイして、また一からやり直し。

    四日目。よし!完成!ちょっと休も〜。花の喜ぶ顔を想像したりしながら煙草吸った。さて、一枚目刷るかな。……っと、間違えた。刷ってみて気付いた。ここ彫ったあかんかったやん。また最初からやり直しや。妥協すんの嫌やった。もっかい作り直し。けど時間的にもう失敗できひん。気い引き締めよ。

    2007-08-28 12:10:00
  • 95:

    名無しさん

    7日目、やっとこさ完成!一枚試し刷り。よし、これでえーわ。まさかこんな時間かかるとわ…。その日は寝やんとひたすら納得行くまで刷った。その数80枚。納得いかんやつはポイした。残ったのはたった6枚。

    その後寝て、8日目の夕方。インクの乾いた6枚の内、出来の良い4枚を残し2枚がポイ行になった。さて今から色付け作業。ポイ行の2枚に試しで色を塗って。それだけでまた時間を費やしてしまった。その日も朝まで作業が続いた。

    2007-08-28 12:20:00
  • 96:

    名無しさん

    9日目の夕方、起きてから残りのところに色つけて。やっと完成した。結局、満足いくのはたった2枚やった。時計は夜の10時。とりあえずアトリエに置いてる額に入れてみた。額に入れたら俺の作ったもんでも、それなりに良い感じに見える。

    次の日、朝から起きた俺は額から版画を取り出してクルクル丸めた。今から額縁買いに行かな、明日には花帰ってくるからな。車に乗って出掛けた。まず丸めた版画を自分の家に持ってってリビングに立てかけといた。さて額縁屋行くぞう。

    2007-08-28 12:37:00
  • 97:

    名無しさん

    …って時に電話がなった。誰やろ?知らん番号やったけどとりあえず出た「はい、もしもし」「…ヒデ?」もしかして。聞き覚えのある声や。でも、「誰や?」俺は聞いた。「あたし、リコだけど」…やっぱり。覚えてる?かつて本営やったリコや。俺が裏にまわってからは連絡なんかとってへんかったのに。「久しぶりやな、どうしたんや?」今更何の用事や?って思いながら聞いたらリコが「妊娠したかもしれない…」って知らんやん。俺は何年も君と体の関係はないやん!何で俺に言うん!ってつっこみそうやったけど、あまりにリコが深刻そうな声出すから「病院は行ったんか?」普通な質問した。

    2007-08-28 12:52:00
  • 98:

    名無しさん

    「まだ行ってない…」「ほな行っといで」「ヒデついてきて…」なんで?!「彼氏は?」「…」リコは黙り込んだ。俺はハッキリ言うた。「ついてったりたいけど、それはできんわ」そもそもついてく意味わからんし、それに額縁を買いに行きたい。何より今日は花が帰ってくる日やねん。俺って最低やけどリコにかまってる暇ないし早く電話切りたかった。相変わらずリコは無言のまま。「もう切るで?ほなな」「ちょっと待って」何いな。早く切ろうや、俺はついてかへんって言ってるやん。

    2007-08-28 13:04:00
  • 99:

    名無しさん

    ↑訂正
    【何より今日は花が帰ってくる日】花が帰ってくるのは明日です。

    2007-08-28 13:16:00
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