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4:
名無しさん
あぁ…萎えた
キャパクラ??2007-08-08 20:26:00 -
5:
愛美
キャパクラ???
間違えた?ごめんなさい?
今から書きます。2007-08-08 20:28:00 -
6:
愛美
店長【愛美ちゃ〜ん!次行こか?】
【え〜(:_;)店長〜!!あたしさっき帰って来たばっかやん〜】
店長【うるさい(^_^メ)はよ行ってこい!4番な!】 【は〜い(-.-)】
未成年だったあたしだが、あの時は紙に名前や住所書くだけで働けてたかな?2007-08-08 20:40:00 -
7:
名無しさん
ガンバ!
2007-08-08 21:29:00 -
8:
愛美
【こんばんわ〜♪宜しくで?す♪】
こんな感じで今日も接客。
体に触れられるのはもう慣れたもんだ。 【上乗って。】と一言、冷たく言い放つ彼は30半ば位だろうか……?清潔感がなくお世辞でも格好がいいとは言えない。 だけど仕事だから… ただそれだけ… 【はい♪じゃあ…おじゃまま〜す☆】 すぐに彼はあたしの胸に顔をうずくめた…2007-08-09 04:48:00 -
9:
愛美
ズボンごしに彼の“物”が硬くなっているのがわかった。 だからあたしは、わざとらしく緩やかに腰をおしつける。 案の定、息を荒くさせて険しい顔であたしを見つめてる彼。
そこであまり聞き取れないマイクの声があたしの耳に入る。
【呼ばれちゃった…】 【ァ…ハァ…愛…美…ちゃんやった?……入れようよ…?もっと気持ちくなるよ?指名…するからさ?ね?】 【あとでなぁ?指名してくれんの?じゃあ…二人で飲も?】 【わかった…絶対だよ?店終ったら待ってるから…ラストまで俺居るから…】 あたしはニッコリと笑いながら彼を直視した。 【いいよお。あっ、指名料とドリンク代合わせて三千円なるけど…いい?】
彼は慌ててポケットから財布を取り出した。 ちょっとシワシワになった五千円を一枚……
【ちゆっと待っててね。】2007-08-09 05:22:00 -
10:
愛美
×【ちゆっと】
〇【ちょっと】2007-08-09 12:28:00 -
11:
名無しさん
はよ〜?
2007-08-09 13:33:00 -
12:
愛美
五千円札を彼から受けとりながら、あたしは膝からおりた。
店長【おつかれ〜】 【本気お疲れやわ〜はい♪指名ドリンク。】 店長【あいよ、二千円持っていって〜!ビールやろ?頑張れな〜】
【はい〜(-.-)】 テーブルにもどり又、ニコニコしながら彼をみる………… 【お待たせ〜、まった?】 二千円を彼に渡す。 【いや、全然…】 彼がお釣りの二千円を財布に入れてポケットにしまう。 あたしの仕事はここからがはじまり…2007-08-09 16:18:00 -
13:
愛美
【失礼しますっ ビールです!】 ボーイがビールを持ってきた。
【乾杯…しよか?】 【それじゃあ…いただきます♪】 飲むにつれて2人の顔は赤くほてっていく… これくらいの量ならあたしはまだ大丈夫、そう、大丈夫。 気付けはまもう朝の5時。 飲んで行くにつれて彼は自分が何の為に指名、延長を繰り返していたのかわからなくなっているよう… 【もうそろそろお時間ですよ〜♪】 【あほかっ?まーだー飲むんじゃ〜】 大分出来上がっちゃってる様子の彼、あたしは立ち上がり、少し切れぎみで彼に言った。 【それ以上飲んだら帰れんょ?心配やから飲むの止めて!な?お願い。】 【わかった。帰る〜わん〜今日はありがと〜う】 こうして彼はそそくさと出ていったのだ。何もせずに…2007-08-09 16:20:00 -
14:
愛美
【やっとや〜♪しんどい〜♪てーんちょー?あたし上がっていいやんな〜?てか女の子誰ひとりおらんやん〜(:_;)】 カッターシャツのボタンをプチプチと外しながら店長の元へ歩み寄る。 店長【いいよ〜着替え〜♪ ははっ!もうみんな送りでたわ! 愛、今日頑張ったな。お疲れ。】
━━━━チュッ━━━━
そう言いながら店長はあたしを優しく抱きしめ、キスをした。 【ん〜もう!嫌!や〜め〜て〜?ンッッッ…】 言葉と逆に体は正直。
すぐ体が何かを求めてるのがわかった。2007-08-09 16:35:00 -
15:
愛美
店長【…帰ろか。送り出すわ。】 【店長…………ずるいな♪】 【まだ足りんの?笑】 それ以上あたしは何も言わなかった。ただの色管理だから……あの顔をされるとあたしは参ってしまう。
安い時給に安っぽい女の子。その中にあたしはいた。 《ミテコ》と言う、 ━看板を背負いながら━2007-08-09 18:11:00 -
16:
愛美
着替えてヒールを履き直し、給料を貰う。
《体験のいい所はその日に働いた分だけ給料が貰える所やなあ〜♪》 こんな事を考えながらあたしは煙草に火を付けた。 椅子に座り、給料袋の中を確認すると二万四千円……… 《結構稼いでる〜♪やった♪》 煙草を吸いながらあたしはにやけた。働いても働いてもこのお金はあたしが使う訳じゃないのに……。 店長【愛〜?そろそろ行こか〜?はよせ〜よ♪】 【は〜い♪】 煙草をササッと消してんて立ち上がった。2007-08-10 15:27:00 -
17:
愛美
【店長と2人で帰るの久々や〜♪なっ♪て〜ん〜ちょ〜♪】 そう言いながらあたしと店長は車に乗り込んだ。 【そやな、それより愛…お前、男の方は大丈夫なんか?】 一瞬ビクッとしたけどあたしは平然を装った。
【大丈夫やで〜♪店長心配しすぎ〜♪】 【そうか?じゃあえぇんやけど…】 そう言ってあたし達は黙ってしまった。
その時……………2007-08-10 15:29:00 -
18:
愛美
━♪♪♪♪♪♪♪━
あたしの携帯が鳴った。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 店長【男…か?】 【うん。出…るわ。【…もしもし…?】】 携帯を持つ手が震え出す… 『お前何してんねん?はよ帰ってこんか!今何時やと思ってんねん?』 馬鹿でかい男の声が店長にも聞こえてるのがわかる。 【うん。ごめん、今帰ってるから…じゃ…プチッ】2007-08-10 15:45:00 -
19:
愛美
店長【お前なぁ〜全然大丈夫ちゃうやんけ!俺が言うたろか?】
店長がこっちをあの細く、優そうな目で見つめる。 【…そお?てか店長が言ったらそれこそあいつ発狂するわ〜笑】 そう言ってあたしは笑った。あの時のあたしにはこれが精一杯だったから。 店長【ついたぞ…愛?大丈夫か?】 【うん。行けるよ…ありがと♪じゃあ…】
!!!!!!!!
車から降りようとするあたしを後ろから店長が抱きしめた。 まるであたしの逃げ道を作ってくれているかの様に…。 店長【愛…やっぱり俺行った方がい……】 【いいって!じゃあね、お疲れ様です♪】 店長【愛!ちょっ…待て?おい!】 バンッッッ! 《店長…ありがとッッッ♪》 心の中で感謝しながら歩いた。 この後あたしは地獄を見るなんて予想もしなかった。2007-08-10 16:46:00 -
20:
あたしはこの時、付き合って2年ほどの彼氏がいた。 立花 裕紀 19歳。
無職。趣味…スロット
―――――――――――" " "07/08/11 02:092007-08-11 02:09:00 -
21:
愛美
階段を一段一段を上るにつれて鼓動が激しくなる。
――ガチャ――
【ただいまー…】 裕紀【おそいねん!えーかげんにせぇや!】 ドアを開けた瞬間、裕紀の右ストレートがあたしの顔めがけて飛んできた。 【やめてぇや!!!】 今ではよくあたしも耳にする。《DV、ドメスティック・バイオレンス》 綺麗に巻かれたあたしの髪を何のためらいも無く彼は引っ張り、顔は腫れ上がっていた。2007-08-11 02:22:00 -
22:
愛美
気が付くと瞼が石の様に重く、体中に激痛が走った。 涙が溢れる様に出てるのだが感覚がない。 ただあたしはいつもの裕紀になるのを待った。 いつもの、優しい裕紀になるのを………
2007-08-11 02:34:00 -
23:
名無しさん
.
2007-08-11 09:02:00 -
24:
愛美
二時間程殴られたのだろうか… 気が付き、目を開けると裕紀の手が止まり、どこかに行ってしまった…
帰って来るなり消毒液やバンソウコウ、湿布を買ってきた
裕紀【愛…まぢごめん!!!俺…またやってもた…ごめん…許してくれ!!】 これがいつもの裕紀。 そう…いつもの… 《よかった…いつもの裕紀に戻ってくれた…》 【いいよ…あたしもごめんな?】2007-08-12 01:44:00 -
25:
愛美
これがあたし、
伊本 愛美の愛する裕紀…
裕紀【ごめん…愛…ほんまに…ごめんな…】 【…いいってば、裕紀はなんも悪ないよ!】 あたしはこうやって彼を受け止める事で裕紀に‘愛してる’が伝わってると思ってた…… 愛する人だからこそ、どんなに酷い事をされても許してしまう。そんなあたし。 何故別れないか。それは… あたしの存在に気付いてくれたのが彼だったから… 【辛かったな…】って… あたしの心の悲鳴に気付いてくれたのがあの人だけだったから… だから何をされても… 愛してた。…例え殺されかけたとしても…2007-08-13 02:28:00