-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
打倒!ストーカー男☆
-
1:
◆X0TmA1E8uo
『あの〜…かおるチャン?もう付きまとったりすんのな、やめよーよ?』
深夜3時、私は自宅マンションの下で後ろをふり返り、なるべく目を合わさないようにそう言った。2007-07-27 01:47:00 -
11:
◆X0TmA1E8uo
それから私は一言もかおるチャンに話しかけず、有線でかかってる歌を口ずさんだりして時を過ごした。最初のうちはかおるチャンに話をふったりしていた愛チャンも、無愛想すぎるかおるチャンに段々構わなくなっていて、完全なる2対2の形ができた。
30分ほど過ぎたころ、いきなりかおるチャンが「自分仕事しぃや」と笑いながら言ってきた。
『かおるチャンが自分から話したいなぁって思ってくれるまで待っててん。ありがとう』と言ってとびきりの笑顔を作った。
「自分かわってんなぁ」と言ってかおるチャンも笑った。そうこうしてるうちに店は忙しくなり、私もかおるちゃんだけについてるわけにもいかなくて席を立った。
「どっか行くん?……ここおりぃや。」2007-07-27 13:31:00 -
12:
◆X0TmA1E8uo
もうこうなると気分はルンルンだ!
『私もおりたいけど、仕事やから行ってくるね!かおるチャン……また私とお話してね』と言い私は自分の客の席へ行った。
基本私はオラ営だ。ドがつくほどのS。そんな私のお客さま達はドがつくほどのM。「ようちゃんおそいやん!おれスネてまうわぁ」と客は言った。
『は?私仕事してきたんやけど。』【まぁこの席も仕事やけどな】とまぁこんな具合でチャキチャキ?働いた。愛チャンが私の席に来て「あっこの席かえるみたい」と言ったので送り出しに行った。外で愛チャンとひかるチャンがわいわい喋ってる間に私はかおるチャンの服のすそをつかみ、『またあえる?』と聞いた。もうスッカリ私のペースなかおるチャンは「明日も来るわな」と言って私の頭をなでた。…胸きゅん。2007-07-27 13:41:00 -
13:
◆X0TmA1E8uo
だが私がかおるチャンに惹かれたのはこの日だけだった。
次の日。かおるちゃんが来る!期待MAXな私は普段は適当なのに化粧も髪の毛も完璧にして店に行った。かおるチャンはひかるチャンと2人で来た。昨日は仕事帰りで作業着のまま来てたかおるチャンの私服はダサすぎた。迷彩のタンクトップに迷彩のズボン。「よーちゃあん、来たでぇっ?」と思いっきり手をふってきた。【え?こんなキャラやっけ…】と思いながら苦笑いでオシボリを差し出した。
夢から一気に現実に引き戻された私は昨日とは正反対のふてこさで聞いた。『自衛隊かなんかしてはるん?』「ちゃうでぇ!ドカチンやでぇ。てか昨日とキャラちゃうやぁん」…【おまえがな!】『そーか?昨日よーとったんかもなぁ』と愛想なく答えた。
いくら見た目じゃないと言ったところで、やっぱり人間最初は見た目から入ってしまうと思う。もちろん見た目が良くても性格が合わないと終わりだが…。こーゆう事を平気で思う私はきっと性格が悪いんだろう。2007-07-27 14:12:00 -
14:
名無しさん
ウケるしぃ(笑)
2007-07-27 15:28:00 -
15:
◆X0TmA1E8uo
ありがとうです?
☆続き☆
「ちょ、ようチャン俺うたうわ〜麦畑いれてっ」とかおるチャンは言った。
選曲と見た目とのミスマッチさに驚きつつ歌を入れた。そしてマイクを二つかおるチャンに渡した。
♪♪♪♪♪歌がながれた。この曲はデュエットだ。男のパート、女のパートを上手に1人でトーンをかえながら歌いこなしていた。意外と上手なとこがまた腹たった…。2007-07-27 20:04:00 -
16:
◆X0TmA1E8uo
でも麦畑。………うざ!(知らない人はカラオケいった時に入れてみてください。ちなみに2もあります。なかなか乗れる歌です)
歌い終わったかおるチャンは「どぉ?」と言わんばかりに笑顔で私を見た。『…うまぁい……』
その後もかおるちゃんは昔の歌を歌いまくって満足したのか「帰りまーす♪」と言った。もうその頃は私はつまようじでシーシーして『あーそう、ほなチェックするわー』と、平気でそんな態度だった。
帰りぎわアドレスを教えろとしつこいので教えてやった。
朝おきたらメールがきていた。2007-07-27 20:12:00 -
17:
◆X0TmA1E8uo
[kaoruchan-.-アットドコモ]みたいなアドレスだった。
…わかるに決まってるだろ!とツッコミたかったが、と送った。
と入ってきたので無視をした。
それから毎日かおるチャンはやって来た。カルーアを飲みに。。
おいしい客やん!と思うかたも居てるだろうが、そんな事はない。なぜなら奴は金がない。カルーアを1杯で5時間は粘る。私の客を睨みまくる。正直大迷惑だ。2007-07-27 20:18:00 -
18:
◆X0TmA1E8uo
逃げていく客に焦った私は、今まで一切しなかった営業をするようになった。『ちょ〜あんたなにしてるん?店にもこやんと!』と客に電話すると、「だってほら、あのようちゃんの彼氏…毎日いるやん。俺店の前でおもっきりキレられてん。俺の女にかまうな!って…」と言われ私はブチ切れた。そもそもお前の女になった覚えはない。きれて当然だろう。
私は出勤前に居酒屋に呼び出した。
「うっれし〜な♪ようから誘ってくるなんてぇ」と言うかおるちゃんの胸ぐらをつかんで凄んだ。
『あんたのやってる事は営業妨害や!二度と店くんなこのドケチはげが!』と言って居酒屋をでた。気持ち悪いキャラクターとはいえ、やつも昔はヤンキーだった感じだ。仲間を連れて来られて仕返しされたらどうしよー…と一瞬後悔したが、奴はそんな男ではなかった。2007-07-27 20:32:00 -
19:
◆X0TmA1E8uo
なんと私の後ろから泣きながらついて来たのだ。ふりかえり『なんなん!?』と聞くと「ううん…なんもなっい」とヒックヒックなりながら言った。なんやねんコイツと思いながらもそのまま歩いた。
店の前につき、『じゃ!』と言うとトコトコっとでかい体を揺らしながら近づいてきた。何や?と警戒してると上目使いでこう言った。
「あんな…もう絶対な、ようチャンのお仕事の邪魔しぃひんからな、店な、行ってもいい?」
背中にぞっと悪寒が走った。2007-07-27 20:44:00 -
20:
◆X0TmA1E8uo
『………』
「お金ももっともっと使う!お仕事応援させてください」と目に涙をためて言うかおるチャンに負けた私は『好きにすれば』と言って店に入った。店長が「おはよーちゃん、えらい疲れてますやん」と言ってきた。この店長がまぁまぁ男前で、密かにほれていた。『あいつが…』と言うと店長は苦笑いして私の肩をポンポンと叩いた。
軽く化粧直しをして香水をふって表にでると、かおるちゃんがカウンターのはしっこで座っていた。
きもかったので違う席についた。
かおるちゃんは大人しく飲んでいて、たまに店長と話したりしてた。2007-07-27 20:52:00