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K
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1:
絵美里
「かずきへ
好きやったよ…
大好きやねん。」2007-07-15 18:45:00 -
5:
絵美里
学校近くのコンビニに車を止め、下らない授業を6時間。昼休みだけが楽しいもんだ。 「万記〜!!」機嫌よく教室に入ってくるのは学年No.1の翔太。後ろに続いて入ってくるのは龍浩だ。それぞれクラス別だが1年から仲がいい。『なんや〜??』「お前今日もあのコンビニ行くんやろ??」『行くで★』「俺らも行く♪」満面の笑顔で何やら企んでそうな翔太と龍浩。『お前ら来たら無駄に騒ぐから嫌』「何でやねん!!騒がんわ!!」「万記の気に入ってる子見たいやん」 万記はため息をつき、しぶしぶ了解した。この2人は言い出すと止まらないのを知ってるからだ。
“あのコンビニ”とは万記が学校帰りに寄るコンビニ。始めて行ったのは3ヶ月前。暑い夏の日。学校帰り、バイトが休みで暇なので少し遠回りして帰っている時にたまたま入ったコンビニだ。2007-07-15 20:06:00 -
6:
絵美里
何やら万記は気に入ってる子がいるらしい。
学校が終わり3人、それぞれの車に乗る。この3人は車好きの3人組み。この3人だけが車で通学してる。バレれば停学問題になるというのだが、お構いなしだ。
万記が先頭に“あのコンビニ”に向かう。万記は少し嫌な予感がしていたが、気にせず車を走らせた…━2007-07-15 20:16:00 -
7:
絵美里
………………
2007-07-15 20:16:00 -
8:
絵美里
いつもの時間。ボンボンとうるさい白のオデッセイがコンビニの駐車場に止まる。後から2台。どの車もうるさい。
『今日も来ましたね〜』「本間やね。今日は3人やんか〜うるさいのは迷惑やわ」『本間そうですよね』店長と文句を漏らしながら商品を並べる。自動ドアが開き、うるさい3人組みが入ってきた。『いらっしゃいませ』明らかにダルそうに挨拶をする。店長はクスクス笑っていた。3人は雑誌コーナーに並んで立ち、立ち読みするフリをしながらヒソヒソと喋っている。 時折、目が合う度イライラしていた。 ━なんやねん??━ 他の客がレジに立っていたので素早くレジに向かう。が、先に店長がレジに入っていた。 再び商品を並べようとした時「レジお願いします」店長の声。また素早くレジに向かう。 レジに並んでいたのはうるさい3人組みだった━2007-07-15 20:33:00 -
9:
絵美里
━はあ〜…━ 心の中でため息をついて、いらっしゃいませと小さく呟いてバーコードを通す。しかも無駄に買う物が多い。お酒と氷と水、ジュース、お菓子……━お酒??こいつら制服やん━未成年にはお酒やタバコは売れない。私服なら誤魔化せるが制服は無理だ。━だるっ━ また心のでため息をつき、3人を見て言う。『すいません、未成年の方にはお酒は売れないんで…』すると一人が少しニヤリと笑うのを見逃さなかった。 「あ〜!!やっぱ無理?!いける思てんけどなあ!!」いきなり大きな声で話す男。『龍!!いらん事すんなや』いつも来るオデッセイの男が“龍”と呼ばれる男を止める。『じゃあこちらの商品は戻しておくので…』言い終わる前にニヤけた男が声を発した。「じゃあお姉さんが買った事にして俺らにちょうだい??」『はい??』「お姉さん成年やろ??やから、俺がお姉さんにお金渡すからこの酒買って★んで俺らにちょうだい」
2007-07-15 20:50:00 -
10:
絵美里
絵美里はまだ16。正確に言うと1月生まれなので15だ。絵美里は怒りを我慢してニッコリ笑った。『お兄さん、そうゆうのは図々しいです。それに残念ながら私まだ15なんで。お会計二千五百円です』その言葉で3人は黙った。3人は本当に成年者と思っていたらしい。
隣のレジで店長が笑いをこらえてるのがわかった。2007-07-15 20:57:00 -
11:
絵美里
その後3人は大人しく店をでて駐車場で騒いでいた。3人が出ていったと同時に店長が吹き出した。『店長!!』「ゴメンゴメン、せやけど絵美里ちゃん本間によう我慢したなあ」店長は相当可笑しかったらしく涙目になっていた。
何とかバイトを上がり、学校に向かった。友達にもこの話をすると笑われ、もう投げやりになった。『ウチそんなに老けてるん??』「大人っぽいんやって」 昔から絵美里は年相応に見られない。いい加減慣れてきたが、決めつけられたのがムカついていた。2007-07-15 21:09:00 -
12:
絵美里
………………
2007-07-16 17:59:00 -
13:
絵美里
コンビニに着いた時、彼女は商品を並べていた。龍浩と翔太は先々コンビニに入っていく。 万気も後ろから付いてく。自動ドアをくぐるとこっちを全く見ず、めんどくさそうな彼女の声が聞こえた。万記たちはとりあえず雑誌コーナーに並ぶ。 「あの子??」『…うん』「可愛いやん!!何歳なん??」『知らん』「20ぐらいちゃん??何か雰囲気あるし」ヒソヒソと喋りながら彼女をチラチラ見る。「うわっ!!」龍浩が何かにビックリしたように叫んだ。『何やねん??』「目合った思たらめっちゃ睨まれた…」万記は恐る恐る彼女に目やる。彼女は相変わらず商品を並べていた。「よし!!」翔太はそう言うとカゴを持ち、酒や氷、ジュース等をカゴいっぱいに入れだした。『飲むん??俺ら制服やから無理やって!!』「アホか、あの子の歳聞くんじゃ」『は??』「まあ見とれや」『????』
2007-07-16 18:14:00 -
14:
絵美里
翔太はいっぱいになったカゴを持ってレジに並ぶ。万記は訳がわからないまま一緒に並んだ。するとすぐに彼女はレジに来て隣のレジを開け、またまためんどくさそうにレジをうつ。 酒に手を伸ばした時、当たり前に注意された。その台詞に龍浩は騒ぐ。万記はため息をついて龍浩を止める。彼女を顔を見ると明らかにウザそうだ。はあっとため息をつく。翔太はニヤけ、理解不能な事を言う。
「じゃぁ、お姉さんが買った事にして俺らにちょうだい??」 『はい??』彼女は顔をいがませ、翔太を睨む。「お姉さん成年やろ??やから、俺がお金渡すからこの酒買って★んで俺らにちょうだい」
━翔太何言うてんねん…めっちゃ怒ってるやんけ……━ そんな万記の心配はよそに、ニッコリ笑った彼女。2007-07-16 18:28:00