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沙里奈の夜日記
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1:
沙里奈
沙里奈です?初めまして?初めて小説書きます?頑張りますので良かったら見てあげてください??
2006-03-26 17:06:00 -
61:
沙里奈
「は?沙里奈おらんかったら俺No.1継続できひんやん!帰るんやったら何か卸して帰ってや!」……これが尚の本音で、尚の本性なん?今までの、可愛かった尚はどこに行ったん…?あたしはしばらくの間茫然としてしまった。 「え、No.1にする約束はしたけど…継続?」あたしは恐る恐る聞いた。「沙里奈、お前は完璧ビョーキや。言っといたるけどな、俺がおらんかったらお前はもっとひどくなる。これは絶対や!俺のこと大切やろ?なあ?!そんな俺がNo.1でいさせてくれって頼んでんねんで?わかってる?」
2006-03-29 23:58:00 -
62:
沙里奈
尚は必死だった。あたしは尚の言葉を聞いて混乱した。…ビョーキ?病気?あたし、尚がおらんかったらひどくなるん?ほんまに?「それ、何でそんなんわかるんよ?誰が言ってたん?」…錯乱したあたしは、おかしなことを聞いた。尚はさらりと答えた。「神様や。この話はほんまなんや。」 「リ、リシャール、リシャール卸す……。」あたしは震える声で言った。尚の言葉を信じた瞬間だった。
2006-03-30 00:07:00 -
63:
沙里奈
「良かった。わかってくれて。沙里奈は、俺のことだけ信じてれば助かるから。俺と一緒に病気と戦っていこうな!」尚は意気揚揚と言った。 …馬鹿なあたし。今なら当然だけど信じるわけない。だけどこの頃は、何かにすがりつきたくて、助けてほしくて、毎日が地獄のようで、とってもとっても苦しくて………。
2006-03-30 00:14:00 -
64:
沙里奈
「沙里奈さん、3番テーブルお願いします。」今日も尚の為に働いている。最近のあたしは、客をほとんどパパにしてしまったせいで、新規開拓に忙しかった。「ごめんな〜お待たせ!どうしたん?怒ってるん?」あたしは不機嫌な顔をしている客に聞いた。「当たり前やん!だって指名したのは良いけど、沙里奈ちゃん全然ついてくれへんねんもん!」場内指名をくれた客が安い酒で顔を真っ赤にしながら怒った。「だからごめんって〜今から楽しくすれば良いやん!なっ?」あたしは精一杯の笑顔で客をなだめた。
2006-03-30 00:46:00 -
66:
沙里奈
近ごろ、とても忙しくなった。不眠で夜もろくに寝ていないのにかかわらず、昼間はパパと会い、夜はキャバで働いて、その後キスへ行って、お金を使って、泥のように酔っぱらって……、そんな毎日の繰り返しだった。朝起きるのが前にも増して辛くなった。夢見もとても悪い。毎朝、汗びっしょりで目覚めて、二日酔いの胃を抱え、弱った肝臓に追い打ちをかけるように病気の薬やら二日酔いの薬、頭痛薬などを飲み続けた。
2006-03-30 00:52:00 -
67:
沙里奈
この時期、夜眠るときに、このまま死ねたらと何度も願っていた。リストカットは前にも増してひどくなるばかりだった。……おかしい。尚にこんなにも尽くしているのに。どうして少しも良くならないの?まだ足りないの?あたしは完全に尚のマインドコントロールにかかっていた。 そんなある日、プライベートで尚に夕食に誘われた。
2006-03-30 00:57:00 -
68:
沙里奈
66さん?読みやすくしてくれてありがとうございます??まだまだ書きます?
2006-03-30 00:59:00 -
69:
沙里奈
「どこいく〜?」尚は、まるで昔に戻ったようにニコニコと機嫌が良かった。「どこでもいいけど、できればお酒は飲みたくないな〜」「俺も〜笑」そんな他愛もない話をしながら、イタリアンの店に入った。 あたしたちはその日のコース料理を頼んだ。そして尚が急に神妙な面持ちで切り出した。「あんなぁ、今日プラベ誘ったんは理由があんねん。俺、沙里奈のこと好きみたいやねん。」………は?…どうしたん急に。今更、色かけてんの……??正直、あたしは尚のこと、一人のホストとしか見てなかった。
2006-03-30 01:08:00 -
70:
沙里奈
男として魅力を感じたのは、最初にあたしの店に営業で来てくれた時ぐらい。それ以降はホストとして、あたしを助けてくれる人としてしか見てなかった。 「ほんまに言うてんの?」「当たり前やん!沙里奈のこと、今度は俺が支えたくて。」尚はパスタを食べながら続けた。「沙里奈、俺前も言ったやん。俺の言うことだけ聞いとけば良いって。だから俺と付き合ってくれるやんな?」
2006-03-30 01:18:00