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マルメン。

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  • 1:

    まこと

    もうあれから2年経つんかな

    お前と出逢えた日のこと、ずっと忘れへんよ

    忘れたくても…ずっと。

    2007-07-11 03:09:00
  • 2:

    まこと

    俺の朝はいつも忙しかった。 朝6時に起きて、仕事行く用意して、7時には家を出る。
    帰るのが夜の7時頃で、あとはご飯食べて寝る。
    毎日そんな日の繰り返しだった。

    2007-07-11 03:16:00
  • 3:

    まこと

    ジリリリン…ジリリリン…

    耳が痛い程に響く目覚ましの音で、今日も目が覚める。
    寝ぼけながら、ふと時計に目をやると6時30分。
    ……やば!寝過ごした!!

    2007-07-11 03:23:00
  • 4:

    まこと

    急いで用意して、歯磨きながらトイレとか済まして…1人暮らしでご飯作る暇なんかないから、いつも朝飯は抜きだった。

    やっと仕度終わって、家を出たのが7時10分。

    −−よし、なんとか間に合う。

    2007-07-11 03:28:00
  • 5:

    まこと

    その頃はまだ18歳になったばっかで免許とか持ってなくて、いつも職場まで自転車通勤だった。
    でも家の近所はなかなか不便で、自転車を止める駐輪場なんかなかったので、しょうがなく家の前にあるタバコの自販機の横に、自転車を止めていた。

    2007-07-11 03:38:00
  • 6:

    まこと

    家に鍵かけて、いつも通り家の前のタバコの自販機に向かった。

    −−よく考えれば、なんで俺あの日に限って寝坊なんかしたんやろ。

    −−なにもかも、あの日が俺とお前のスタートやったんやな…。

    2007-07-11 03:44:00
  • 7:

    まこと

    自販機に向かいながら、急いでカバンの中の自転車のカギを探す。 …けど、なかなか見つからない。
    カバンあさりながら歩いて、気が付けばもう自販機の前まで来ていた。

    そこにはいつも通り俺の自転車があって…−− いつもと違う1人の女の子がいた。

    2007-07-11 03:49:00
  • 8:

    まこと

    身長がすごく小さくて−−でも顔や化粧は可愛いらしくて−−例えるなら、後藤真希の身長をかなり小さくした感じかな。

    その子は俺の自転車を一生懸命タバコの自販機の前に運ぼうとしていた。

    −−あ、ドロボー??!

    2007-07-11 03:55:00
  • 9:

    まこと

    俺はとっさに声がでた。
    その声に反応して、女の子はビックリした顔でこっちを向いた。
    その拍子に、慌てた素振りで俺の自転車をパッと放した。

    2007-07-11 04:01:00
  • 10:

    まこと

    ガッシャン…!!

    勢いよく倒れた自転車。
    その大げさ過ぎるぐらいのリアクションに、俺は何故か少し笑ってしまった。

    2007-07-11 04:04:00
  • 11:

    まこと

    『あ…!えと…ごめんなさい。別に盗むつもりじゃなかったんやけど…』
    申し訳なさそうに、倒れた自転車を見ながらその子が言った。

    「じゃあ俺の自転車になんの用やったん?」
    その子の素振りが、あまりにも可愛いらしくて、少しニヤけながら俺は聞いた。

    2007-07-11 04:10:00
  • 12:

    まこと

    『えと…タバコ買おうと思って……けど欲しいタバコに手が届かんくて…』
    今度は照れくさそうな仕草で、自販機に指を指しながら俺に説明した。
    「あ、だから自転車を踏み台代わりにしようとしたん?」
    『うん…』
    そう言って、小さくうなずいた。

    2007-07-11 04:19:00
  • 13:

    まこと

    −−めっちゃ可愛い!!
    その瞬間、俺の心が少しときめいた感じがした。

    「そっか。じゃあ俺が押してあげるわ。どのタバコ?」
    ときめいた気持ちを隠すように、何故か得意気に俺は聞いた。

    2007-07-11 04:24:00
  • 14:

    まこと

    『…え?ホンマですか?! えと…じゃあ、一番上のマルメンなんですけど』

    「よっしゃ!マルメンな!任しとき!ボタン押すんは俺の得意科目やから!!」
    『いや、そんな大げさなタバコちゃうけど』
    クスっと笑いながら、俺に言う。

    2007-07-11 04:30:00
  • 15:

    まこと

    そんな会話をしながら、タバコのボタンを押してあげ、俺の任務終了。
    「ふぅ〜。よかったな。タバコ無事やで!俺やっぱプロやろ?!」
    自販機からマルメンを取り出して、その子に差しだしながら言った。
    『うん、ありがとう!』
    そう言って、差しだしたタバコを受け取りながら笑っていた。

    2007-07-11 04:38:00
  • 16:

    奈々

    気になる〜(#^-^#)

    2007-07-11 10:18:00
  • 17:

    名無しさん

    あたしもマルメンやから気になって読んだらおもろかった??がんばって?

    2007-07-11 16:50:00
  • 18:

    まこと

    『あ…!やべっ!!俺仕事遅刻しそうやねんや!!』
    突然思いだすように俺は我に返った。

    「あ、そうなんですか?! じゃあウチ、タバコ買ってもらってる場合じゃないですよね?!…無駄な時間使わせて、ごめんなさい。」
    気を使うようにその子が言った。

    2007-07-15 02:08:00
  • 19:

    まこと

    『ええよ、ええよ!俺、可愛い子には優しいから!』
    倒れた自転車を起こしながら、俺は優しく振る舞った。

    「あの…ホンマにありがとうございます。助かりました!」
    そう言って、可愛いらしい笑顔でペコっと頭を下げた。

    2007-07-15 02:21:00
  • 20:

    まこと

    『そんな、自分もタバコぐらいで大げさやで!!』

    −−さっき俺が大げさやって言われたとこやのに、今、自分が逆にそう思うことって…なんか笑える。

    −−2人で笑ってさ。 今思えば、これが俺とお前の出逢いやったんやな。

    2007-07-15 02:35:00
  • 21:

    まこと

    『んな、そろそろ行くな!』
    「うん! 頑張ってください!」
    『また会えたらいいな!』
    「うん、もし会えたら今度はいっぱい喋りましょうね!」
    『よしっ!じゃあ、約束な!!』

    2007-07-15 02:42:00
  • 22:

    まこと

    そう最後に言い残して、俺とその子はお互い手を振って別れた。

    そして、自転車をこぎながらふとケータイの時計に目をやると…1時間オーバー。

    −−完璧遅刻やん…。

    2007-07-15 02:50:00
  • 23:

    まこと

    それから急ぎ足で自転車こいで、やっと職場に到着。
    「お前また遅刻か! なに考えてんねん!!」
    『すんません。寝坊しました。』

    −−はぁ…朝イチの説教キツっ。

    2007-07-15 03:00:00
  • 24:

    名無しさん

    期待あげ

    2007-07-15 04:14:00
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