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お前は空に帰って幸せか。
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1:
だいご
まだ梅雨が続いてた3年前。
ふりしきる雨の中、お前は夜中の街の灯りが灯る信号を渡っていた。現場が雨で昼で終わった俺、タイプで単に声をかけた。2007-07-10 12:01:00 -
2:
だいご
「何してん?暇やったら乗る?」「はぁ?雨降ってるし家まで送ってくれたらな」
お前は傘をもっているのに車に乗った。
俺は1人暮らしをしていて亜美は実家だった。
家が近かった為また会おうと話になり次の夜に近くのコンビニで待ち合わせをした。
お前は地元だったせいかスリッパに乱れた服で来た。
化粧はしていた。
「近くのボーリングでもいくか?」
亜美は無言。
俺は車を路地に停めてお前は雨の中、抱き合っているカップルを眺めていた。
その顔に表情はなくただ眺めていた。
2007-07-10 12:16:00 -
3:
だいご
俺「仕事してん?」
「してる」
俺「なにしてん」
「ミナミでキャバ」
俺「ふーん、仕事やってるんや。なんか悩みありそうやな〜笑」
「あるで聞きたい?」
俺「なに」
「死ねへん一緒に」
俺「どうやって」
「綺麗な場所やったらなにで死んでもええわ」
そう言ってお前はポケットからタバコを出しライターで火を点けはじめた2007-07-10 12:23:00 -
4:
だいご
そして雨は勢いを増し俺は聞いた
俺「簡単にんな事口にすんな」
「死ぬんて早いか遅いかだけやろ。早く死んでも死ぬ事に変わりはないやん。勝手に産まれて死ぬ時はムズい、、残酷やわ」
と亜美は言った。
俺はなんて返せばいいのかさえ分からず考えてしまった自分に腹が立ってた。
死ぬのはあかんなんて分かってる。なんて伝えればいいのかわからなかった。
単に隣に今居る亜美がいなくなるのだけは考えたくなかった。
2007-07-10 15:10:00 -
5:
だいご
俺たちはほとんど話さず、俺は家に帰った。
1人居る時考えた。
亜美は寂しかったんじゃないか。誰でもいいから話たくてしょうがなかったんじゃないか。こんな俺でも助けを待ってたんじゃないか。と。
その日は眠れず考えた。頭が痛くなるぐらい、死ぬ事について。
亜美を守りたい。自然に考えるほど気持ちは強くなっていた。2007-07-10 15:14:00 -
6:
だいご
俺は次の日の夜電話した。
俺「好きやし付きあえよ、断るとかなしで。強制やしな」
それだけ伝え電話を切った。
言葉にすればうまく言う事もできない俺。
亜美には軽いと思われた事は分かっていたけど、ただ伝えたかった。
しばらくして突き合って2ヶ月、俺はあいつの癖に気付いた。2007-07-10 15:19:00 -
7:
だいご
あいつは辛くなったり寂しくなるといつも涙を流してた。
それならまだしも勝手に涙がでるみたいだった。
話てる時、メールしてる時、着替えてる時、目の隅から涙がじわーっと落ちてくる。自然なものなのか。生理的なものか、涙腺が弱いのか、、
わからない。聞く事もできなかった。ただ悲しい顔をしていないが、涙が落ちていく。
2007-07-10 15:24:00 -
8:
名無しさん
続きよみたい(>_
2007-07-11 00:00:00 -
9:
名無しさん
略がしんどい?
2007-07-11 02:20:00 -
10:
名無しさん
空に帰ったかぐや姫の話
2007-07-11 05:18:00