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【ほんもの。】

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  • 1:

    名無しさん

    なぁ、あの夜…―


    あんたは確かに
    あたしを見て笑ったの

    2007-06-26 23:04:00
  • 2:

    名無しさん

    薄いオレンジがかった、小さな電球だけが、今あたしを照らす。

    このまま、夜が明けたらわかるんかな?

    ほんもののきもち。

    2007-06-26 23:07:00
  • 3:

    名無しさん

    『頭おかしいんちゃうか』

    『死んで、まじで。』

    『死んで。』

    2007-06-26 23:12:00
  • 4:

    名無しさん

    あたしが、傷つかないと思ってるの
    あたしが、怒らないと思ってるの

    いつから、
    笑わなくなったの

    2007-06-26 23:12:00
  • 5:

    名無しさん

    ねぇ、亮ちゃん

    どの言葉がほんもので

    どの気持ちがにせものだった?

    2007-06-26 23:30:00
  • 6:

    名無しさん

    あげ

    2007-06-27 07:37:00
  • 7:

    名無しさん


    2007-06-27 19:40:00
  • 8:

    ―完―" " "07/06/28 01:42

    2007-06-28 01:42:00
  • 9:

    名無しさん

    おいw

    2007-06-28 20:49:00
  • 10:

    名無しさん

    亮ちゃんと出会ったのは、ホストクラブ。

    ありきたりな物語。
    普通じゃない普通の世界。
    でもあたし達はここに住んでいて、ここしか知らない。だから抜け出せない。

    2007-07-05 13:03:00
  • 11:

    名無しさん

    温まっていた指先も、タクシーから降りると一気に凍る、冬。
    その頃あたしは地元の、続にいうローカルの安キャバで働いていた。
    その日は調度良いくらいに酔っ払っていて、店の先輩三人とあたし、四人でタクシーに乗ってミナミに来ていた。

    2007-07-05 13:06:00
  • 12:

    名無しさん

    あの頃あたしはこの大阪の街に上京して来て一年足らずで、大学に行きながら安キャバで働き、だいたい一日一万もらって、生活費にあてたり服を買ったり、
    決してお金が余っていたわけじゃないけど、困りもしない、そんな生活を送っていた。
    給料は安かったけど店の子たちはみんな仲が良くて、お店に不満は全くなかった。

    2007-07-05 13:14:00
  • 13:

    名無しさん

    ヘルプ扱いだったあたし以外の先輩達は、調度その日が給料日で、そのままノリでホストに行くことになった。

    女子大学に通っていたあたしは、確かに出会いは少なかったけど、男友達はそれなりにいたし、彼氏はいなかったけどいらなかった。特に刺激はなかったけど、それなりに退屈しない毎日だった。

    2007-07-05 13:19:00
  • 14:

    名無しさん

    ひっかけを歩いてキャッチされて、着いていった一軒目は全然楽しくなかった。

    綺麗な店内の下にいるのは髪型やアクセサリーでごまかした“ホスト”で、これといってかっこよくも、おもしろくもなくて、なんだか全てうさんくさくて笑えた。

    2007-07-05 13:26:00
  • 15:

    名無しさん

    『こんなもんか』
    が第一印象で、こりゃはまらないな、と思った。

    数時間後、その後行った二軒目で、早くもその考えは、打ち砕かれることになったけど

    2007-07-05 13:30:00
  • 16:

    名無しさん

    冬の空は真っ暗なはずなのに、ミナミは明るくて賑やか。いつまでもネオンは消えなくて、あたし達を照らす。

    先輩が友達に聞いたお勧めの店に電話して、ホストが迎えに来てくれるのを待った。

    『次は楽しかったらいいね』って、そんな話をしながら

    2007-07-05 13:35:00
  • 17:

    名無しさん

    田舎の地元と違って、この街じゃ星は見えないけど、月は綺麗だと初めて思った。キャーキャー騒ぐ先輩達の、一歩後ろから見上げた空に。

    大きく広がる深い藍色に、月だけ孤独に浮かんで見えるのはきっと、ネオンが星を消してしまうから。

    だから余計、綺麗なんだと思う。

    2007-07-05 13:44:00
  • 18:

    名無しさん

    ふと、後ろに引っ張られて軽くこけそうになった。
    何かと振り返ると、あたしのコートの襟を掴んだ、スーツ姿の男の子が笑った。

    『電話くれた子達やんな?』

    そう言って、その子はにこっと笑った。

    2007-07-05 13:51:00
  • 19:

    名無しさん

    (略)

    そう言って、その子はにこっと笑った。

    2007-07-05 13:53:00
  • 20:

    名無しさん




    ……――――――

    2007-07-05 13:54:00
  • 21:

    名無しさん

    『どうせッ…、どぉせ本営やったんやろぉっ?!』


    泣き叫ぶあたしはきっと、凄く醜い。
    だけど、止められなかった。

    2007-07-05 13:57:00
  • 22:

    名無しさん

    『ずっと、ずっと“早く風俗行けばいいのに”って、そう思ってたんやろッ!!』

    自分が荒げた声を頭で聞きながら、“近所迷惑かな”って、どっかで思った。

    部屋はめちゃくちゃで、亮ちゃんは出ていく準備を辞めなかった。

    2007-07-05 14:01:00
  • 23:

    名無しさん

    ……――――――

    2007-07-05 14:02:00
  • 24:

    名無しさん

    淡いピンク色の照明に、あたしが頼んだカシスパインのカクテルが、ほんのり薄く染まる。

    “男メニュー”そう呼ばれるホスト達が並んだノートを、あたしの襟を掴んだ男の子がテーブルに広げる。

    2007-07-05 14:08:00
  • 25:

    名無しさん

    『話してみたい従業員がいたら言うて下さい』

    そう言った彼に、気付けば自分でいいよ、とあたしは言っていた。

    2007-07-05 14:08:00
  • 26:

    名無しさん

    その言葉に、にやにや笑う先輩達を後ろに、あたしもにやけながら彼に名前を聞いた。

    『亮やで!美神亮!おねーさんは?』

    『…ゆき。しあわせって書いて、“幸”』

    2007-07-05 14:15:00
  • 27:

    名無しさん

    『さっき襟掴んだ時、すごい怒ってたやろ?!』
    自己紹介が終わったと同時に、彼はおもちゃみたいに話し初めて、あたしは笑いっぱなしだった。

    長い襟足は綺麗に伸びていて、証明に照らされキラキラと光って綺麗だった。

    2007-07-05 14:20:00
  • 28:

    名無しさん

    ぁげ

    2007-07-13 05:49:00
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