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━双子━
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5:
何も見えなくて何も分からなくて幼い私はとてつもない恐怖に襲われた。目をつむったまま開けないでいた。こうしていれば「目をつむっているから何も見えないんだよ」と自分で自分に言い聞かせて少し落ち着くことができるのだ。
2007-05-28 12:26:00 -
7:
麻衣「うぅ…ヒック…ゴホッ…」母「さっきから、うるさいねんクソガキ!」麻衣「びぇええぇー!」私をもっと見てほしくてここから出してほしくて…ケーキが食べたくて、大きな声で泣いた。
2007-05-28 12:29:00 -
11:
私は生まれつきに喘息を持っていた。何故か綾ちゃんには無かった。二卵生双生児の私たちは顔もあまり似ていなく、お金がかかり不細工でのろまな私はいらない子だったんだと思った。
2007-05-28 12:37:00 -
13:
喘息になりたくてなったわけじゃない。私だって運動場を走り回りたい。動物だって触りたい。薬を飲むのもめんどくさいし何より発作が出た時の苦しさは綾ちゃんには分からない。
2007-05-28 12:41:00 -
15:
ある日母と母の彼氏が話している声が聞こえた。難しい話しだったが何となく分かった。私を誰かに預けるみたいだ。大きい袋に洋服を詰め込んでいた。黒色ばっかりの洋服。
2007-05-28 12:44:00 -
18:
翌日母が私の手を引き車に乗せた。行き先を聞くと、母は少し涙を流した。初めて見た母の泣き顔は、とても悲しい顔をしていた。何故泣いたのかは分からない。だけど綾ちゃん。ママのこの涙は、きっと私への涙だよ。母はごめん、と呟いた。
2007-05-28 12:51:00 -
20:
母と大きなお家に入る。学校みたいに大きな靴箱に、学校みたいに横にガラーって開けるドア。お部屋のドアからいっぱいの人がこっちを見ている。
2007-05-28 12:59:00 -
22:
大きな大きな螺旋階段を上り、小さな部屋に入った。茶色いソファーにママと座った。すると太ったおじさんが入ってきた。ママとおじさんは何か話していたが、よく分からなかった。だからお外を見てた。おじさんが優しい声で言った。「桜の花やで。綺麗やろ。」
2007-05-28 13:03:00 -
25:
名無しさん
頑張って完結してな
2007-05-28 13:23:00 -
26:
名無しさん
あたしも双子?あたしとちと環境似てる。頑張って?
2007-05-28 14:41:00 -
27:
月日は経ち、ここへ来て4回目の誕生日が来た。
私「麻衣こんなんかぶらん!」三角の形をした帽子を寮母さんの春子さんが渡してきた。幼年生の子達が作ったんやと思う。2007-05-28 22:30:00 -
29:
私「…分かった。」
春子さんは優しさとか、思いやりとかが、すごくある人やった。お箸の持ち方も、おもしろい話しも、春子さんが教えてくれた。
喘息も風邪の時にだけ起こるくらいにまで回復していた。2007-05-28 23:05:00 -
30:
最初の頃は皆に馴染めなくて、家に帰りたくて毎日泣いていた。だけどここは、いつも皆がいた。皆暖かかった。1人ぼっちの時間なんて無かった。ここにも馴染み、皆と大声で笑えるまで、そう時間はかからなかった。
2007-05-28 23:06:00 -
31:
母は一度だけ面会に来た。最初で最後の面会やった。小学校の卒業祝いに、服と鞄をくれた。
やっぱり黒のワンピースやった。鞄は普通の学生鞄やった。2007-05-28 23:08:00 -
32:
母は一度だけ面会に来た。最初で最後の面会やった。小学校の卒業祝いに、服と鞄をくれた。
やっぱり黒のワンピースやった。鞄は普通の学生鞄やった。2007-05-28 23:09:00 -
36:
帰って行く母の少し痩せた後ろ姿を見ながら思った。あの人は綾ちゃんのママ。麻衣のママは春子さん。自分に言い聞かせた。胸の苦しさが少し楽になった。
2007-05-28 23:18:00 -
37:
───────────
そんなこんなで、幸せな誕生日を過ごし少し肌寒くなってきた頃。
新しい先生が来た。大野先生だ。まだ若い男の人やった。大野先生は、園長や寮母さん達によく叱られていた。2007-05-29 01:01:00 -
38:
真夜中のこと。トイレに行きたくなって目が覚めた。トイレは寮の外れにあって、私は少し怖がりながら暗い廊下を早足で歩いていた。靴箱に人影が見えた。私「…何してるん?」大野先生だった。
2007-05-29 01:04:00 -
40:
名無しさん
.
2007-05-30 15:03:00 -
41:
名無しさん
大野先生何してるん??気になる?
2007-05-31 02:44:00 -
42:
名無しさん
a
2007-06-01 11:50:00 -
43:
名無しさん
頑張って?
2007-06-01 18:34:00 -
44:
すいません?見てくれてる人がこんなにいたなんて思いませんでした(;_;)かなり嬉しいです☆夜中からまた書いていくので皆さんまた暇な時にでも読んで頂けたら光栄ですヽ(≧▽≦)/
2007-06-01 19:53:00 -
45:
名無しさん
書いてないやん??主さん書いてください(>_
2007-06-06 21:01:00 -
46:
名無しさん
楽しみにしてたのに?
2007-06-07 06:00:00 -
47:
真衣◆WzamCSumaQ
書くの遅れてしまってごめんなさい(/_;)また気づいた時にでも見ていただけたら嬉しいです☆本当にすみませんでした(>_
2007-06-10 12:38:00 -
48:
名無しさん
もう返事ぇぇからさっさ書いてや
2007-06-10 12:40:00 -
49:
真衣◆WzamCSumaQ
私「先生何してるん?」大野「教えへん。」私「なんやねん」
私が靴箱の方を見ると、先生は靴箱を隠すように移動した。怪しい…
私「何してんの?」ちょっと怒り気味で聞くと、先生は焦った態度で私の背中を押した。2007-06-10 12:56:00 -
50:
真衣◆WzamCSumaQ
私「トイレ行きたいねんけど。」大野「あ!すまんすまん」そう言うと先生は私の背中をトイレのある方向にポンっと軽く押した。大野「早く部屋戻れよ!」私「分かってるよ。」
私はイライラしていた。こんな真夜中に靴箱で何してたん?めっちゃきもいし。2007-06-10 13:14:00