小説掲示板一言だけ…ありがとうな。のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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一言だけ…ありがとうな。

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  • 1:

    さな

    まだ冷たい風がふいていた3月…。七ヶ月以上ぶりに外に出た私…少年院短期という勤めを終わった私は十六歳になっていた。

    2007-05-04 15:34:00
  • 2:

    さな

    まだ中学に三年になったばかりの頃、私は色々な中学の子達と仲良くなっていた。よそ者の私に喧嘩を吹っかけて来る奴も多く、ほとんどの奴らは力で捩伏せて私はかなり強い地位にいた。血の気の多い時期…15歳

    2007-05-04 16:04:00
  • 3:

    さな

    いつもの公園でみんなでタムロしていた時、一人のギャルがこっちに向かってきた。そのギャルは私の前に立つと言った。「お前がサナか?」私はギャルを睨みつけ答えた。「だからなんや?っか、誰にお前とか言ってるんや?殺すで?」二人の間に火花が走る。これがカナとの出会いだった。

    2007-05-04 16:10:00
  • 4:

    さな

    私は吸っていたタバコをカナに投げ付け言った。「三秒数えるから早く消え?ぢゃないとマジで行くで?」カナは履いていた厚底を脱ぎ答えた。「私もヤル気マンマンやねん。タイマンでいこうや。」カナの目を見て体が笑った。本気でやりたい!そう思った私は根っからの喧嘩好きだったのかもしれない。

    2007-05-04 16:23:00
  • 5:

    さな

    見届け役として私は隣に座っていた、マキを選んだ。マキを連れカナと三人で公園の隅に行った。マキが見守る中マキの合図で喧嘩がスタート!
    上等はるダケあってカナは強かった…20分程続いたのだろうか…最後はカナの「ごめん」で喧嘩は終了した。

    2007-05-04 16:33:00
  • 6:

    名無しさん

    そして、このスレも

    糸冬 了

    2007-05-04 16:38:00
  • 7:

    さな

    少しグッタリしたカナにマキは言った。マキ「早く起きてビデオ返してきてぇーや。お前サナに負けてんからさー!言う事聞いて当然やで?」カナはムクっと立ち上がりマキを殴った。カナの一発で小さなマキは軽く飛んだ。カナは言った。カナ「お前に負けたんちゃうんねん!サナに負けてん!お前に偉そうに言われる義理ないねん!チビ!」

    2007-05-04 16:44:00
  • 8:

    さな

    私は笑った。ここまで負けん気の無い子を初めて見たからだった。私は一気にカナが好きになってしまった。私はカナに言った。「自分おもろいな!好きやわ!」私の言った言葉にカナは不思議そうに私を見て笑った。その日以来私は生まれて初めての親友ができた。

    2007-05-04 16:56:00
  • 9:

    さな

    私の周り子は私に気をつかったり自らパシリに行くような子が多かった中でカナだけは私に媚びたりする事は一切なかった。そんなカナにだけ私は人間を感じる事が出来ていた。初めて自分以外の人間を大切に思った。

    2007-05-04 17:43:00
  • 10:

    さな

    私とカナとマキ。マキは何故かいつも私の後にいた。カナとマキお互いに嫌いあっていたが、何処に行くにも、この三人は一緒だった。

    2007-05-04 17:51:00
  • 11:

    さな

    私が学校が終わると毎日カナとマキは学校まで向かえに来てくれた。私の学校は校則がヤタラに厳しく、私以外に見栄えが派手な生徒はほとんどいなかっし、カナとマキはかなり可愛い方だったので校門で待つ二人は目立ってしかたなかった。

    2007-05-04 17:59:00
  • 12:

    さな

    お決まりコースは学校を出てから近くの公園でタバコを吸い何処に行くのかを決めていた。カナ「今日何処いくぅ〜?」私「カラオケ行こうや。」カナ「え〜昨日行ったやん!」マキ「サナがカラオケ行きたいんやったらカラオケでいいやん!」マキは必ず私の意見に合わせて物を言っていた。その時は、ただ私に媚びているだけだとおもっていた。

    2007-05-04 18:13:00
  • 13:

    さな

    そんな事をベチャクチャ話していると「さなー!」と声がした。フっと見てみると幼なじみの守と晃がいた。私「おぉー!まもぉー!あきらー!どうしたんー?こっちおいでぇーや!」マキとカナは不思議そうな顔をしている。守と晃と私は家が隣で小さい時から一緒だった。守と晃は二卵性の双子で私は兄の晃の事が小さい時から好きだった。

    2007-05-04 18:24:00
  • 14:

    さな

    晃「お前なー!女のくせにこんな所でタバコ吸うなって!見てて汚いわ!」私「うっさい!お前は近所のオッサンか!!チンパンは帰れ!」私はどうも晃に関しては素直になれなかった。まだこれが好きだという事だとは気がついていなかった。いつも晃とのバトルにノンビリ屋さんの守が仲裁に入ってくれていた。守「お前ら二人本間に仲悪いなぁーもっええやん。で?この可愛い女の子二人は誰さん?」守が紹介を求めた。

    2007-05-04 18:33:00
  • 15:

    さな

    私「さなの友達の●●中のカナと△△中のマキ。二人とも可愛いケド、手出したらお前殺すで!」私が言った後二人は少し警戒しながらも会釈した。守が言った。守「いつも校門来てる子達やろ?今からどっか行くの?」私「そやで。校門毎日いてる子やで。っか、どっか行くの?ってついてくる系?」守は満面の笑みで「うん?」と言った。

    2007-05-04 18:41:00
  • 16:

    さな

    私がカナの顔を見た。カナは少し困った様に笑いながら「いいんちゃう」と言ったがマキは何故かスネていた。「帰ってええで?」私がマキに言うと、「嫌や!」と言って私の腕にしがみついた。守は「じゃ決まり!」と言って携帯で誰かを呼んでいた。取りあえず五人でカラオケに向かった。部屋に入りトップバッターで守が歌った。DA PUMPの(アイワンダー)この兄弟はずば抜けて歌が上手い。カナもマキもビックリしていた。 少しして守が友達を向かえにいった。守と一緒に入ってきたのは私と同じクラスで席も隣、だけどタマにしか学校に来ない裕介だった。裕介はかなりダルそうだった。「久しぶり」一言ダケ言って得に自己紹介することもなく、私の横にポツンと座った。

    2007-05-04 19:00:00
  • 17:

    さな

    私は裕介と晃に挟まれて座っていた。守はカナが大分気にいったみたいでカナの隣に座った。カナもそれなりに楽しそうだった。マキはズット下を向きスネている。私は晃に言った「マキおもんなさそうやん!チンパンが喋れへんからや!本間あかんたれやな!」晃は私を睨むと「チッ!」と舌打ちをしマキに話かけた。

    2007-05-04 19:05:00
  • 18:

    さな

    裕介が私の顔をジット見ている。私「何?」裕介「お前ちょっと見やん間に可愛くなったな。」私は少し照れながら言った。「カナに化粧とか教えてもらってんねん」裕介「そっか。もっと可愛くなったら俺の女なってな。」裕介はそぅ言いながら私の頭をポンポンと叩いた。私は恥ずかしくなり、下を向いた。視線を感じる…フと見るとマキと晃が凄い顔で私を睨んでいた。私はゴマカシ半分でカナを見た。カナもそれに気付いたらしくマキの腕を掴み部屋の外へ連れて行った。

    2007-05-04 19:15:00
  • 19:

    さな

    少ししてカナだけが帰ってきた。カナは私に耳打ちでこう言った。カナ「一発しばいたら、あいつトイレ引きこもってでてこぉへん。泣きながらサナの事呼んでるねん」私「ほっとこ…泣いてる意味が分かれへんし」カナ「あの子…」カナが言いかけて途中でやめた。私もそれ以上聞かなかった。

    2007-05-04 19:26:00
  • 20:

    名無しさん

    読んでます?

    2007-05-05 04:20:00
  • 21:

    さな

    2時間程歌った後、私達は一端解散する事にした。帰り際、裕介が私を呼び止めた。裕「サナ!携番教えて!後で、また電話するから」私「あっ、うん。ゼロキュウ…」携帯番号を交換した後、同じ方向の守と晃と私。三人で一緒に帰った。

    2007-05-05 07:34:00
  • 22:

    さな

    帰っている同中、約一名故障していた守…守「カナめっちゃ可愛いわっ!めちゃめちゃギュッってしたい!アカン…俺おかしくなるわ…わぁぁぁー!」意味の分からない叫び声と共に守は一人突っ走っていった。彼の中で妄想が大変な事になっていたに違いない…。
    晃が少し呆れ気味で笑った。晃「アカン…守壊れた」私「守は元々故障してるやん。今更やってp(^^)q」晃「せやな。」二人でノホホンとしながら家に向かった。

    2007-05-05 07:44:00
  • 23:

    さな

    家が目前となった時に私の携帯がなった。裕介からだった。裕介「もしもし?サナ?今何処?」私「今?今は晃と帰ってる最中やで」裕「あれ?守は?」私「あぁー暴走して、どっか行ったで(笑)」裕「そうなんやー!また今着いたら電話してきてぇや。」私「あ、うん。分かったで!ぢゃ」そう言って電話を切った。晃が少し呆れ気味で言った。晃「裕介やろ?何て?」私「家着いたら電話してきてやってさっ!」晃「ふぅーん。ちゃんと電話したれよ!」晃は少し怒っついる様にも見えた。

    2007-05-05 07:55:00
  • 24:

    さな

    私「何かキレてる?」私が言った言葉に晃は顔をしかめた。晃「何で俺がキレるねん?意味分からんわ。」私「いや…何か怒ってるように見えたから…」晃「別に…」晃の一言で会話は途切れ、気まずい空気が流れた。家に着き家に入って行く晃に、私「また、みんなでどっか行こな!バイバイ」晃は私の顔を見ながら「フンっ」と鼻で笑い家にはいっていった。

    2007-05-05 08:02:00
  • 25:

    さな

    家に帰ると父がご飯の支度をしていた。私が小学校二年の時母が事故で亡くなって以来、私は父と二人で住んでいた。私は父が大好きで、守や晃が私の事をファザコンという程、父と私は仲がよかった。ある程度のヤンチャは父は笑って許してくれた。

    2007-05-05 08:11:00
  • 26:

    さな

    夕食を食べているとマキから電話があった。マキ「さな…今日ごめんな。マキの事嫌いにならんといて…」私「別に嫌いちゃうけど、あんた意味分かれへんからうち、遊びたくないわ。すぐスネルし、マキってうちにめちゃめちゃ気使ってるやろ?全部うちに合わしてくるし、マキもうちとおっても楽しくやろ?」電話ごしにマキが泣きだしたのでダルくなり電話を切った。

    2007-05-05 17:36:00
  • 27:

    さな

    父「サナ友達にそんなんゆったらあかんやろ〜友達大切にしやな〜。」電話の内容を聞いていた父が心配そうに言った。私「ええねん。本間意味分かれへん子やし…遊んでる最中に急に泣いたりするし、マキの事どないあつかったらイイかも分かれへん。本間にダルいねん。」父は「うんうん」とだけ頷いていた。
    食事の後片付けを済まし自分の部屋に入りカナに電話をした。

    2007-05-05 17:45:00
  • 28:

    さな

    私「カナ?マキから電話あった?」カ「ないで!サナはー?」私「あってんけど、途中で泣き出したからダルイし切った。」カナ「そうなん? ほっとこや!!ってかさ、今日マヂ楽しかったわ!守おもしろすぎ!顔マツジュン似てない?」私「えー!無いわ!眉毛濃いダケやん!たしかに今日おったメンバーは男前やとは思うケド…昔から知ってるから何も思えへんわ。」カナ「そっか…でも、カナ的には裕介が1番カッコイイねんけど?ぜんぜん喋ってくれへんがったけどぉ…」そんな男ネタをベチャクチャ話していると、バタバタと誰かが上がってきた。「サナ!」部屋の前には守がたっていた。

    2007-05-05 18:19:00
  • 29:

    さな

    私「何!?まじびびったんやけど!おじゃましますぐらいゆえって!猿!」守「ごめん!マジ俺ヤバイわ」守の状況が変だと気付きカナとの電話をきった。私「あんたな!うちも一応年頃の娘やで!分かってる!?」守「ちゃうねん!サナ!聞いて!俺なヤバイねん」私「はぁ?何が!?」守「何しててもカナの顔が浮かぶねん!俺ヤバイって!ドキドキするねん!こんなん初めてやねん!」私「は?今日初めて逢ったんで?ドキドキとかありえへんし」守は下を向き言った。「しゃぁないやん。ドキドキすんねんもん。俺も自分で意味分からんねんもん…」そう言った守は何故か可愛くおもえた。

    2007-05-06 06:37:00
  • 30:

    さな

    私「うちに間取り持ってもらうつもりなん?ってか、あんた一個下の彼女いてるやん!あつかましいで!」守と晃はサッカー部で後輩達の間では隠れファンクラブがあった。守はサッカー部のマネージャーと三ヶ月前ぐらいから付き合っていた。守「やんな…俺最低やんな…でも俺マジこんなん初めてで…どうしたらイイか分かれへんがってん…サナごめんやで…」そう言って部屋を後にする守の背中に私は心底同情した。

    2007-05-06 06:49:00
  • 31:

    さな

    私「守!うち中途半端は嫌いやから、取り持ってあげるかわりに、女と別れ!迷う気があるんやったらカナは諦め!」それを言った私に守は抱き着き言った「サナー!ありがとう!俺ちゃんとするから!マジお願いな!」そう言った守の目は少し潤んでいた。帰り際守が思い出した様に言った。守「そやそや!裕介がサナの事気に入ってたで!さっきも電話でサナの事ズット言ってた。俺が取り持ってあげるから、付き合えや」守の言った言葉に一瞬ドキっとした。恥ずかし紛れに私が言った。「はいはい。分かったから!早く帰れ」そう言った私の顔を見ながら守は薄気味悪い笑顔を残し帰っていった。

    2007-05-06 07:03:00
  • 32:

    さな

    守が帰った後に家の電話からカナに電話を入れた。私「ごめんごめん!さっきまでサナの部屋猿に侵略されててさ!やっと開放されたわ!」私の言った言葉にカナはクスクス笑いながらいった。カナ「猿って晃くん?」私「ちゃうちゃう弟のニホンザルの方!今ニホンザル故障中やからさ…」カナ「え?どうゆう事?」私「カナの顔が浮かんでドキドキして、しゃぁないらしいで!こんなん初めてやねんてさー!カナどないする?」カナは照れていたのかしばらく黙っていた。

    2007-05-06 07:13:00
  • 33:

    さな

    私「まぁ今すぐ、どうとかじゃないから。そんな深く考えやんでもイイよ」カナ「うん!守にまた遊ぼって言っといてな!」私「了解」そう言って電話を切った。部屋でくつろぎながら漫画を読んでいると携帯がなった。裕介からだった。(うわ!電話するの忘れてた!)焦って電話をとった私。

    2007-05-06 14:44:00
  • 34:

    さな

    私「ごめん!めっちゃ忘れてた!」裕「お前なぁー!アルツハイマーか!で?何してんの?」私「今は画読んでる!」裕介「お前暇児か?俺ん家こいや!」私「嫌や!ダルい!」裕介「向かえに行ったるから!」私「変な事する?」裕介「するか!してほしいねんやったらするけどな!」まだ男性経験のなかった私…男と手をつないだ事すらなかった私には裕介の言葉は軽くショッキングだった。私「…。やっぱり行けへん」裕介「冗談やから!マジなんなって!じゃ公園で喋ろうや!」私「それやったらいいで!じゃ向かえにきてや!」といって電話を切った。

    2007-05-06 15:00:00
  • 35:

    さな

    20分ほどして裕介が向かえに来てくれた。二人で近くの公園に向かった。私「裕介って本間学校こやへんな?何でなん?」裕介「結構行ってるで!俺行った時たいがいお前いてないやん!」私「いてるよ!学校にわ!教室いてない時は保健室で寝てるか相談室に隔離されてるかどっちかやから!ちゃんと明日からおいでな!」裕介「お前が向かえにくるんやったら俺いくわ!」私「えー!ダルい」裕介「あかん!明日ちゃんと向かえにこいよ!」何故か私はその日から裕介の送迎係になった。

    2007-05-06 15:17:00
  • 36:

    さな

    裕介「ションベンしてくる」そう言って裕介は公園の隅へと消えていった。暗い公園で一人ベンチで待っていた私に変なおじさんが近づいてきた。「お姉ちゃんタバコちょうだい」私「あ!いいよ」ポッケの中を探ろうと下を向いた時ガバっとおじさんが抱き着いてきた。おじさんの顔が近い!必死に抵抗するが座っているのもあり、どうする事もできない。「嫌ー!助けてー!」生まれて初めて悲鳴を上げた時だった。「サナー!」悲鳴を聞いた裕介が走ってきた。ドッカーンとおじさんに飛び蹴りをした裕介。おじさんは軽く飛んだ。裕介はおじさんの上で馬乗りになり、ボコボコにしていた。「はよ、ちれー!」裕介の言った言葉におじさんは慌てて帰って行った。

    2007-05-06 15:30:00
  • 37:

    さな

    裕介「大丈夫か!?」私「あっ、うん。」強がってはそう言ったが体は震えていた。膝が笑い立つ事もできなかった。裕介はそんな私を抱きしめてくれた。裕介の力は少し痛い…だけど何故か安心することができた。ボロボロと涙が出てきた。「力強かってな…怖かった…。…」泣きながら言う私に裕介は優しく言った。「もう、大丈夫から…もぅ泣くな。」人前で涙を見せたのは年頃になって初めての事だった。男の力を初めて知った。それはとても怖い経験だった。

    2007-05-06 15:42:00
  • 38:

    さな

    しばらくして裕介は私を家までおくってくれた。帰り際裕介は言った。裕介「明日、お前向かえにこんでいいからか!俺が向かえにくるから!ちゃんと起きろよ!」私「分かった。今日は本間ありがとうな。」そう言った私に裕介はニコッと笑って帰っていった。

    2007-05-06 15:48:00
  • 39:

    さな

    次の日の朝「サナっ!起きろって!」声をかけられて目をあけると裕介がいる。私「何であんたおるん!」裕介「お前のおやじが上、上がって起こしてってゆうたから。ってか学校いくぞ!用意せぇーや!」裕介に必要以上に急かされ支度をし二人で学校に向かった。授業がはじまっている教室に裕介と二人ではいると、教室中の生徒がいっせいに私を見、不思議そうな顔をした。休み時間中クラスの女子に囲まれた私…。「えっ、サナちゃん裕介君と付き合ってるん?」私「付き合ってないで。何で?」女子「じゃ、なんで一緒に登校してきてるん!?」私「付き合ってなかったら一緒にきたらあかんのか?」少し威嚇しながらいった私にクラスの女子は少し引いた。

    2007-05-06 16:07:00
  • 40:

    さな

    女子の一人が言った。「マナミが中一から裕介君の事好きやねん!付き合ってないんやったらマナミ勘違いさせるような事しやんといてぇや!」マナミ?誰か分からないが女子達の後で泣いてる子がいる。私「マナミってお前か?お前事やねんやったらお前がゆうてこいや!」そう言った私をリーダー各の様な女子が突き飛ばしてきた。女子「お前が悪いんやろ!このヤリマン!」プチン!血管が切れた音がした。

    2007-05-06 16:16:00
  • 41:

    さな

    私「いっぱいおるからって調子のんなや?」そう言ったのが最後。リーダー各の女を引きずり回した。馬乗りになり顔面を何度も殴った。椅子や机ありとあらゆる物をなげつけた。「サナ!止めろ!」誰かの声が聞こえる。裕介だった。だけど止まらない。守や晃も加わり結局三人がかりで止められた。女子達が悲鳴をあげる。先生が十人程来て女子達を保健室に運ばれていった。私は先生達に羽交い締めにされ相談室につれていかれた。

    2007-05-06 16:27:00
  • 42:

    さな

    いつもなら脱出する相談室が先生に囲まれすぎて立つ事すらできない。生活指導の森先生が言った。森「お前今回はやりすぎや!岩崎(リーダー各の女子)鼻折れてるし気も失ってるから病院運ばれたぞ!何でこんなんしてん!」私「最初手出してきたんはあいつらやで!しかも集団で!悪いのはあきらかあいつ達やろ!うちリンチされる所やってんで!」森「お前限度ってもんしらんのか!?」私「うっさいわ!正当防衛じゃ!」先生達が呆れる中、学校から連絡をうけた父が飛んでいた。

    2007-05-06 16:37:00
  • 43:

    さな

    父「さな!」父が怒鳴った!私「話聞いてや!あいつ達が悪いねんって!暴れへんがったら今頃うちが病院送りやったわ!」「はぁ〜」父が大きなため息をついた。「サナ。ようきけよ?」父が言いかけた時、裕介と晃と守が相談室にはいってきた。守「おっちゃん!ちゃうで!サナ悪くないで!クラスで見てた奴も言ってた!」晃「本間に!そいつら連れてこよか!?」私「ほらな!言ったやん!うち悪くないねんって!」父は先生に一礼して言った。「一端家につれてかえります。またご連絡ください」父に腕をつかまれ強制的に家に帰らされた。

    2007-05-06 16:50:00
  • 44:

    さな

    家に着くと父が言った。父「何があったんや?」私は一から十まで事細かく説明した。私「うちが間違ってんの?」父「サナは間違ってないと思うよ。だけどな殴るにも加減しなあかんしやり過ぎたらあかんねんで?相手死んでもうたら、どないすんねん?顔も鼻折れてるってゆうてたしな、相手女の子やねんから。顔の傷が可哀相やろ?」私「元が悪いから折れた所で何も変われへんと思うケドな」父は「サナ!」と言い軽く睨んだ。

    2007-05-06 16:59:00
  • 45:

    さな

    夕方過ぎ頃…守と晃と裕介とカナが家に来た。カナ「サナ!大丈夫なん!?」私「うん。うちは全然大丈夫やで!」裕介が言った。「ゴメンナ!俺のせいやねんやろ…あいつ達がお前に文句ゆうてきたの…」私「裕介が何で謝るん?うちが気にいらんから暴れただけやで!気にしやんでいいって!」裕介は「うん…」と言って下を向いた。父が部屋に入ってきた。父「サナ!学校から連絡あったからお父さん行ってくるで。家おれや。」私「え!うちは?」父「今日は保護者だけやって!今日は外でたらあかんからな!」父は強く言い家を出て行った。

    2007-05-06 17:13:00
  • 46:

    さな

    カナ「その女達むっちゃ腹立つな!うちも絶対暴れてまうわ!」私「やろ〜!」晃「ムカツイても今回はやり過ぎ!!おっちゃんの気持ち考えたれや!今頃ペコペコ頭下げてるぞ!」私「分かってるわ!オトンには悪いと思ってるよ!」晃「じゃ、ちゃんと謝れよ。」私「謝るわ…みんなもごめんやで!心配かけて…かばってくれてありがとうな。嬉しかったで。」晃「急に素直になんなって!キモいから!」父が帰ってくる間みんなはズット一緒にいてくれた。

    2007-05-06 17:25:00
  • 47:

    さな

    父が帰ってきた。守が1番に食いついた。守「どないなったん!?」父「岩崎さん?気ついたらしい。向こうのご両親めちゃめちゃ怒ってはったわ。全治一ヶ月やって…。サナ明日お見舞い行くぞ!分かった?」私「うん。」裕介「サナ?俺もついていこか?」私「ええって!明日先学校行っといて。途中からうちも行くから!ちゃんと遅刻しやんといきや!」裕介「分かった。」そう言った後みんなは帰っていった。父「みんないい子やな。」私「当たり前やん!サナの友達やで!」父はニコッと笑い「せやな。」と言った。

    2007-05-06 17:44:00
  • 48:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 49:

    さな

    おもろないんやったら読まなくていいっすよp(^^)q

    自己満足でかいてるだけなんでp(^^)q

    2007-05-06 18:28:00
  • 50:

    名無しさん





    2007-05-06 18:38:00
  • 51:

    さな

    私「お父ごめんな…迷惑ばっかりかけて…」父「ええよ。これから気つけたらいいねん。今日は疲れたやろ。早く寝ぇ」私「うん…」父に言われ布団にはいった時、携帯がなった。裕介からだった。裕介「本間ごめをやで。」私「だから気使わんでいいから!なんとかなるって!」裕介「うん…ごめん…正直答えて。お前俺の事どう思ってるん?」私「どう思ってるん?って…深く考えた事ないけど…イイ子やと思ってるよ。」裕介「晃の事は?」私「うーん?守も晃も兄弟かな!小さい時から一緒やし…何でそんなん聞くの?」裕介は少し黙って言った。裕「別に!じゃ、また明日な」それだけいった裕介は一方的に電話を切った。

    2007-05-06 18:54:00
  • 52:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 53:

    さな

    意味が分からないまま眠りについた。朝早く父に起こされ岩崎が入院している病院に二人でむかった。病室をあけると小綺麗な女の人と鼻にギブスをつけた岩崎がいた。顔はパンパンに腫れ上がっていた。笑いたい気持ちをグッと殺し頭を下げた。私「ごめんな。」岩崎は開いてるか開いていないか分からない目でジット私を睨んでいた。小綺麗な女性は岩崎のお姉さんらしかった。姉さん「今母がこっち向かってるんで…少しお待ち下さい。」そう言われ私と父は廊下で待つ事にした。しばらくして小太りな夫婦がこちらに駆け寄ってきた。「お前か!うちの娘あんなんにしたんわ!」そう言った父親はイキナリ私を殴った。口の中が切れた。私は岩崎の父親を睨み付け、口にたまっていた血をはきすてた。隣にいた父がキレた。父「何すんのじゃ!誰の娘コブシでなぐっとるんや!イイ加減にせぇよ!」父の気迫にその場にいたみんなが引いた。

    2007-05-06 19:30:00
  • 54:

    さな

    父「元辿ったら、お前の所の娘が集団でウチの娘囲んだらしいやんけ!最初に手上げたんもそっちの娘やろ!それって立派なイジメちゃいますの?大きい問題にしたろか!こっちもキッチリ山かえしたるど!おぉ?」シーンと場が静まりかえった。父がこんな喋り方をしているのは私も初めて聞いた。皆がドンビキだった。父が続けて言った。「うちのアホ娘も反省しとるんですわ!謝ってる相手に手あげる!?男として大人としてやったらアカン事ちゃいますの!イイ加減にさなはれや?話なりまへんわ!おい、サナいくど!」父にそう言われその場を後にした。

    2007-05-06 19:46:00
  • 55:

    さな

    父「サナ大丈夫か?口切れとるやろ?」私「ぜんぜん大丈夫やで!お父やるなー!すっごいカマシやったで!相手ドンビキやったやん。迫力あったわ!」父「だって腹立ってしゃぁなかったんや。ゆわしてまう所やったわ。危ない危ない!サナに注意でけへんくなってまう所やったわ。汚い所見せてもうて悪かったな。ゴメンナ。」私「ぜんぜん!お父怒ってくれて嬉しかったもん!」父は少し恥ずかしそうに笑った。車で学校まで送ってもらい教室に入っていった。

    2007-05-06 19:56:00
  • 56:

    名無しさん

    ここの読者はマナーと頭の悪い評論家気取りがまれに出現しますが、そんなもんはごく一部なんで気になさらず書いて下さい☆

    私を含む大半の方々が楽しみに読んでますよ(^O^)

    2007-05-06 20:00:00
  • 57:

    さな

    教室のドアをあけると裕介が飛び付いて来た。裕介「サナ!大丈夫やったんか?」私「全然、楽勝やで!」裕介は満面の笑みで「そっか…」と言った。休み時間になり晃と守が来た。守の後にはうちの学校の制服を着たカナがいた。私「カナ!何やってるん!?あかんってカナ絶対目立つからバレるって!」カナ「えっ、大丈夫やったで守のクラスで授業うけたしp(^^)q転校生なった気分やわ!バリ楽しいねんけど…!」カナは目をキラキラさせながらハシャギまくっていた。

    2007-05-06 20:12:00
  • 58:

    名無しさん

    >>56あんた一体何様?喧嘩して骨折するまで相手殴るとかやり過ぎやろ。被害受けた親が怒るのも当たり前やん。てかサナッて女の親父もわが子が怪我させとって逆キレとかおかしい話やん。我が子が犯した犯罪も認められん親って奇違いやで精神異常者やわ。大半が期待しとるとか、>>54あんただけちゃう。

    2007-05-06 20:26:00
  • 59:

    名無しさん

    ↑訂正>>56の間違いやわ。

    2007-05-06 20:28:00
  • 60:

    さな

    チャイムが鳴りカナと守は教室へ帰っていった。別れ際に守に手紙をもらった。裕介「何それ?」私「分からん!多分、マモタンからのラブレター♪(笑)」裕介「あっ、そ!」スネル裕介をほっといて手紙を開いた。(さなへ。今日カナに告るから見守ってくれへん?マネージャーとは別れましたから!宜しくねp(^^)フラれたら俺泣くから!慰めてな!俺マジモードやから!)守が心底可愛く思えた。私「裕介!」裕介「何?」私「マモタンが今日カナに告るらしいで!今日カラオケ集合な♪」裕介はニッコリ笑って頷いた。

    2007-05-06 20:53:00
  • 61:

    ?ュゥ?

    さなたん頑張ってぇ??
    ュゥめちゃ?楽しみにしてます??
    この小説好き??

    2007-05-06 21:04:00
  • 62:

    さな

    放課後…晃はクラブで来れなかったので、しかたなく四人でカラオケに行った。私と裕介は何もしらないフリをしていた。いつ告るんだろう…!どんなんして告るんやろ…。期待で胸が踊っていた。イキナリ守が立ち上がりマイク片手に言った。「カナ!俺お前が好きや!俺と付き合ってあげて!」あまりにイキナリだったので裕介にも私にも何のフォローもできなかった。カナは顔を真っ赤にし下を向いていた。カナ「サナ!どないしよっ!?バリ恥ずい!」私「このアホ相当本気みたいやねん。答えてあげて?」私が言った言葉にカナは小さい声で「宜しくお願いします」と言った。「よっしゃー!」守は飛び上がって喜んだ。一個の美男美女カップルが誕生したおめでたい日だった。

    2007-05-06 21:10:00
  • 63:

    さな

    ありがとうございます。頑張って書くから見ててくださいね?

    2007-05-06 21:12:00
  • 64:

    さな

    カナも私と一緒で男性経験がまったくなかった。付き合ったのも守が初めてだったらしい。私「頑張ってな!守!泣かしたら宇宙までぶっ飛ばすからなー!(笑)」守「俺絶対泣かせへんし!ってか、お前ら二人はどうなんさ!?裕介サナの事好きなんやろ?」…え?沈黙が続く…守「お前も早く告らないと晃にとられるで!」さらに沈黙が続き守が気付いた。守「え…?俺喋りすぎた…?」横でカナが激しく首を縦に振った。守「えっと…サナ!今の嘘やで!ナシナシ!」ここまで場の空気を読めない奴を私は初めて見た。

    2007-05-06 21:28:00
  • 65:

    さな

    カラオケなのにもう誰もうたう事はなかった。部屋のコールが鳴り帰る事になった。守とカナを置いて私は一人歩いて帰る事にした。「サナ!」呼ばれて振り返ると裕介がいた。カァーと顔が熱くなったのが分かった。裕介に背中を向け走った。裕介「サナ!ちょっと待てって!」裕介に腕をつかまれた。裕介「逃げやんと俺の話聞いてくれへんかな…?」恥ずかし過ぎて裕介の顔を見る事ができない…私「アカン…あんたの顔見られへんっ、何かめっちゃ恥ずかし…また今度やったらあかんの?」裕介「アカン…お前逃げるもん。俺もめっちゃ恥ずかしねんで?」私「分かった…」そうゆう事で近くの公園に入る事になった。

    2007-05-06 21:41:00
  • 66:

    さな

    公園についたがお互い何も話さない…風の音がやたらと耳につく程の沈黙だった。耐え切れずに私が言った。私「えっと…話とは何?」裕介「…こんな形本間最低やわ…あのアホマモやってくれたわ…」裕介は「ハァー」とため息をつき立ち上がった。裕介「俺…中ニから実は好きやってやん。本間は二年の一泊移住で告る気やってんけど…サナけぇへんかったやろ?それからずっと守に相談しててさ…こないだのカラオケに俺呼んでもらってんやん。」聞いてる方が恥ずかしかった…裕介は顔を真っ赤にしてズット鼻をいじってる。ズット下を向いたままの私を裕介は抱きしめて言った。「俺と付き合ってほしい。めっちゃ好きやねん。晃にも負けへんぐらい好きやから…」裕介の腕の中で私は硬直した。裕介の心臓の音がやたらに耳につく。「ちょっと待ってくれる…?」そう言った私の声は震えていた。裕介「俺本気やから…ちゃんと考えてな。」私「うん。」と返事し走って家にかえった。

    2007-05-06 22:07:00
  • 67:

    さな

    家に着き慌てて部屋にはいった。カナに電話をした。私「かな〜!どないしよ…」カナ「あっ、やっぱり裕介やりよった?」私「うん…カナ知ってたん!?」カナ「うん。見てたらわかるで裕介分かりやすいもん。サナだけやで気付いてなかったんわ。」私「ゆうてぇーや!ウチ恥ずかしすぎて裕介の顔みられへんがったし…!」カナ「どないすんの?」私「分かれへん。好きとかなった事ないし…。どないしたらいいか本間わかれへんねん。カナは何で守にオッケー出したん?」カナ「一緒におって楽しかったからかな!本間に想ってくれてる実感が凄いするし…」私「へぇ〜そんな感じなんやぁ〜カナ大人やな!尊敬するわ!」カナは何がおもろいのか…ズット笑っていた。

    2007-05-06 22:26:00
  • 68:

    さな

    カナ「サナもよう考えたりな!裕介マジやねんから」私「う〜ん。分かった。よう考えるわ。」それだけ言って電話をきった。「サナーご飯やぞー!」一回から父の声が聞こえ下におり夕食をたべていた。私「お父?サナな、告白されたんよどうしたらいいんかなぁー。」父はむせだした。私「あっ、ごめん!お父に聞く事ちゃうやんなっ…。」父は少しキリっとした目で「誰やぁー?守か?晃か?」私「ちゃうちゃう!裕介!朝迎えにくる男前の子やん!」父「おぉーあのスラっとした奴か!おお!あいつやったらお父賛成やな!礼儀正しいし。ええやんけ」何故か父は大賛成だった。

    2007-05-06 22:46:00
  • 69:

    名無しさん

    めっちゃおもしろい?
    楽しみな小説が増えました?ずっと読むからさなちゃん無理せず頑張ってね?

    2007-05-07 01:27:00
  • 70:

    さな

    私「うち好きの基準がわかれへんねん…晃も裕介も守も皆好きやし…それで特別どうとかはないねん…あ゛ぁーもぅわからんわっ!」父は少し遠い目で私を見ていた。父「サナが好きって思った時に付き合いしたらええんちゃうか?サナにも時期分かる日がくるよよ!焦らんでいいんとちゃうか?」私「そうやんな…」何かふっ切れた気がした。私「ちょっと出掛けてくる!」私は家を飛び出し裕介の家に向かった。

    2007-05-07 01:28:00
  • 71:

    さな

    裕介の家につきインターホンを鳴らした。私「夜遅くすいません。北川サナエっていいます。裕介君いらっしゃいますか?」ドタドタという音と共に下着姿の裕介が玄関を開けた。私「ちょっと!何か着てきて!」裕介「あっ!ごめん!」しばらくして服を着た裕介が戻ってきた。裕介「びっくりしたぁー!急にくんなって!夜一人でうろついたら危ないやろっ!電話くれたら俺がいくから!」私「ごめん。どうしても聞きたい事あって…。」裕介「とりあえずあがったら?」と言われ初めて裕介の部屋に入った。裕介の部屋は綺麗に片付けられていて、男の子独特の部屋だった。

    2007-05-07 01:43:00
  • 72:

    さな

    裕介「で?聞きたい事って何や?」私「裕介ってウチの何を好きなん?好きってドキドキすんねんやろ?ウチ見てドキドキするの?楽しいの?友達と何が違うの?」私の質問攻めに裕介は首を傾げながらいった。裕「お前変な事聞くな!友達とかと全然ちゃうよ!特別なもんや!俺はお前といてる時だけ自分が1番素直になれるし、お前の行動一個一個が可愛く思える。ドキドキもするよ。」私「へぇ〜。そうなんやぁ〜わかった!」私が立ち上がり帰ろうとした時裕介は言った。裕「何!?お前!!マジでそれだけ聞きにきたん!?お前アホやろ?何しに携帯もってるねん!?」

    2007-05-07 02:12:00
  • 73:

    さな

    私「う〜ん?分からん!裕介の顔見たいと思ったからかな?」ニッコリ笑ってドアノブに手をかけた瞬間…裕介に腕を掴まれ引き戻された。そのままベットに押し倒された。裕介の顔が近い…裕介「お前ズルいわ…俺の気持ち知ってんのに…逃げ回るし…何がしたいねん…。」裕介の目が見れない…心臓の音が早くなってるのが自分でも分かる。何も言い返せない…。裕介「目閉じろ…。」段々顔が近くなって反射的に目を閉じた。何か柔らかいものが口にあたった。それは何故か胸を一杯にしてくれた。生まれて初めてのファーストキスだった。

    2007-05-07 02:26:00
  • 74:

    さな

    裕介の口は次第に首筋の方へと行った。軽く唇に力が入った瞬間「あ…」っと気の抜けた声がでた。裕介「ヤラシイ声ださんといて…止まれへんくなる…」私「ちゃうもん!勝手にでてんもん!何したん!?」裕介「吸ってん。キスマーク付けたダケや…。ほら!」と言いながら鏡を出してきた。私「へぇー!これがキスマークなんや!キスマークって唇マークやと思ってたわ!(笑)」首筋にはウッスラ内出血がついていた。

    2007-05-07 02:38:00
  • 75:

    さな

    キスマークに感動している私に裕介は言った。裕介「さな?俺とキスして嫌やった?」私「ううん。ちょっと怖かったケド嫌じゃなかったよ。ドキドキしたし。不思議な感じやった。」裕介「じゃ、ちゃんと付き合おう。サナが嫌やねんやったら俺キッパリお前の事忘れるから…二週間…二週間後に嫌やねんやったら別れてくれていい。あかんか?」私「お試し期間って事?」裕介「うん。言葉汚いケドそんな感じや…。」私「分かった。お試し二週間やってみる。」裕介はニッコリ笑って私を抱きしめキスをした。

    2007-05-07 02:47:00
  • 76:

    さな

    裕介はベットの脇にあった引き出しから小さな袋をとり出し中から二ツの指輪を出し言った。裕介「これ初めてお前告る時に渡すつもりやってんけど、かれこれ一年ぐらいここで眠ってはったわ。サナ?指出して。」裕介に言われるまま手を差し出すと、裕介は右手の薬指に優しく指輪をはめてくれた。裕介「二週間後、お前口から別れようって聞くのは流石に辛いからさ…別れる気なったら指輪返してくれたらいい…俺分かるからさ…それでキッパリ諦めるから。」そう言った裕介の顔は泣きそうになるぐらい淋しい顔だった。

    2007-05-07 03:10:00
  • 77:

    さな

    裕介「もう晩いし送るわ。オッチャン心配するしな」さっきの裕介の顔を思い出すと何故か帰りたくなくなった。私「帰らなあかん…?」裕介「頼むわ…そんなん言わんといて…俺壊れてまうから…」私「だって裕介の顔淋しいモードになってんねんもん。そんな顔されたら帰られへんやん!」裕介「アホか!そんなん言われる方が余計悲しくなるわっ。俺だって本間は帰ってほしくないケド…今帰らさな、俺絶対襲ってまうもん。お前の事大事にしたいからさ…。俺やったら大丈夫やから。」私「襲われるんやったら帰るわ〜♪」そう言った私を見て裕介はニッコリと笑った。その笑顔はいつもの裕介だった。

    2007-05-07 03:36:00
  • 78:

    さな

    帰っている途中、塾帰りの晃にあった。晃「お前ら何してんねん。フラフラ遊び歩いて!勉強やってるんか?」私「ってか、お前は父親か!今裕介の家に遊びにいっててん。」裕介がイキナリ食いついた。裕介「晃!俺、サナ付き合う事なってん。応援してな?」晃は少し黙って言った。晃「あっ、そうなん!?よかったやん!頑張れよ!サナ裕介あんまり無理させんなよっ!」私「分かったから!!本間言う事オッチャンやな!くっさいわっ!」晃「ヤカマシイわ!ブス!裕介早く家送ったって!」私「道一緒やん!どっかいくの?」晃「ウン!ちょっと約束あんねん!じゃぁな!」晃はそぅ言って手を振りどこかに行った。

    2007-05-07 03:56:00
  • 79:

    さな

    家の前に着き帰り際、裕介が言った。「ごめん。俺格好悪い所見せて…。」私「え?何が?」裕介「いや…晃に対して…あんな言い方ないよな…俺晃に負けたくなくて…晃もサナの事好きやからさ…」私「ないない!!ありえへんから!昔からあんなんやし!裕介の事も気にしてないと思うで!そんなタイプちゃうし!大丈夫やって!気にしたらアカンって!」私の言った言葉に裕介は首を傾げたがニッと笑って「せやな!気にしたらあかんな!」と言った。

    2007-05-07 04:07:00
  • 80:

    名無しさん

    ブラク

    2007-05-07 10:41:00
  • 81:

    さな

    裕介「おっ!起きてるやん!!めずらしいなっ!」私「うん。何か昨日眠られへんくてさぁー、ズット起きててん。今日お昼みんなで食べようとおもってお弁当作ってきてん!!」裕介「え?ちゃんと人間食べれるもんか〜?」私は裕介を睨みながらいった。「裕介は食べなくてよろしいよ!」裕介「嘘!食べる!食べさせてな?」そんな事を話しながら学校へ向かっていると、「朝からベタベタしてんちゃうぞぉー」と聞こえ後を振り返ると守と晃がいた。

    2007-05-07 16:35:00
  • 82:

    さな

    私「おはよう!今日皆でご飯食べよな〜カナも昼休みこっちくるしさぁ〜五人で一緒に食べよな!」晃「あっ、俺パス!ラブラブ四人でいちゃいちゃ食べてください!」守「こいつも彼女できてんてぇ〜本間は女の所行きたいダケちゃいますのぉ〜」私「マジ!?誰?誰?」興味津々の私…。守「木下ユナちゃん?一個下で1番可愛い子やん」私「あぁ〜ウチが一回岩崎達に絡まれてる時助けた子や!イイ子そうやん!頑張れよ」晃「ありがとう…」私「じゃ、ユナちゃんも誘ってみんなでランチタイム♪屋上集合なっ!」皆の意見を押し切って無理矢理決めた私だった。私「ぢゃ、ユナちゃうウチが呼びにいくから〜」それだけ言って裕介と二人教室に入っていった。

    2007-05-07 16:50:00
  • 83:

    さな

    前の日眠っていなかったのもあり凄い睡魔に襲われた私は裕介に言った。私「ウチ限界やわ〜!保健室で寝てくるから、昼休み絶対起こしてや〜!」裕介「お前本間学校舐めてるなぁ〜」私「眠すぎで教科書見えへんねんもぉーん。」裕介「眠くなかっても見ることないやろ!」裕介の口うるさい説教を無視して私は保健室にむかった。保健室を開けると室ちゃん(保健室の先生)が言った。室「久しぶりやん!最近見てへんなって思ってた所やねん!」室ちゃんは三十前の美人先生で私を必要以上にかわいがってくれていた。私の初めて憧れた人だった。

    2007-05-07 17:21:00
  • 84:

    さな

    私「最近、真面目にしてたからねぇ〜ご褒美のオーレちょうだい?」私がそうゆうと室ちゃんはカフェオーレをいつも作ってくれていた。室ちゃんが思い出した様に言った。室「あっ!あかんわ!オーレ没収や!」そういってカフェオーレを取り上げられた。私「あっ、サナのオーレが…」室「サナ!こないだ暴れたらしいやん!岩崎さんの顔大変な事なってたで!」私「あぁ〜あれ?あれは…サナも悪いねんけどぉ…相手も悪いねんで?」室「反省したんか?」私「う〜ん。周りに結構迷惑かけたからな…それには凄い反省したよ」室ちゃんはニコッと笑いカフェオーレを返してくれた。

    2007-05-07 17:32:00
  • 85:

    さな

    ご機嫌でカフェオーレをススッテいる私に室ちゃんが言った。室「サナもやっと人間らしくなってきたな〜中一の時と比べたら全然違うもんな〜毎日みたいにサナに殴られたってゆう子が保健室来てたもん。」私「え〜そこまで酷かった?」室「酷いどころじゃなかったよ!最悪やったわ!二年上がった時はハラハラしたよ!年下の被害者増えるんちゃうかなって…だけどサナ年下に手あげた事ないもんな…。」私「うん!それサナのポリシーやもん!」室「友達できた?」私「うん!今が中学生活で1番楽しい!めっちゃ幸せやで!」室ちゃんは私の顔を見てニッコリ笑った。

    2007-05-07 17:47:00
  • 86:

    さな

    私「あっ!見て!」そう言って裕介にもらった指輪を室ちゃんに見せた。室ちゃんはニコッと笑って言った。室「彼氏か!?生意気娘!」私「彼氏ってゆうか、お試し二週間カップルやねん。」室「どうゆう事〜?」私「サナ恋とかした事なくてさぁ、好きってゆう感情が分かれへんねん。だからお試しやねん!サナが裕介の事好きって分かったらこのまま、二週間後、持続系やし好きじゃないって思ったら終了系!」室「へぇ〜。そんなんもあるんやねぇ〜。」私「うん!でもウチ裕介の事好きやと思う。だってな、目閉じたら裕介の顔浮かぶし、キスだって裕介と以外の人としてる想像ダケで吐きそうになるもんっ!」室「サナ!それは立派な恋やで!」私「うん…でもまだ友達より特別っついう意味が、わかれへんねん。」室「そのウチ分かるっ!」私は満面の笑みで「うん!」と返しベットにはいった。

    2007-05-07 18:07:00
  • 87:

    さな

    私「室ちゃん!昼休み起こしてな!」室「分かった」そう言って私は爆睡した。しばらく眠った時「サナ!昼休みやで!」と室ちゃんが起こしてくれた。私はベットを片付けて「ありがとう!」といって教室へと帰った。教室のドアを開けると裕介が言った。裕介「今起こしにいこうとおもったのに…!」私「室ちゃんがおこしてくれてん!私ユナちゃん呼んでくるから、先弁当もって上がってて!」裕介「分かったぁ〜」私は二年校舎にむかった。

    2007-05-07 18:15:00
  • 88:

    名無しさん

    おもろw
    がんばれ

    2007-05-07 19:29:00
  • 89:

    さな

    二年校舎に着き徘徊している私に見知らぬ後輩達の挨拶がとびかう。「あっ!サナさん!こんにちわ!」軽く会釈をし交わしながらユナを捜す…「木下ユナちゃーん!ランチタイムですよー!ご飯一緒にたべよー!」大きな声をだし名前を呼ぶ…「はーい!」と返事がし後ろを振り返るとユナがこっちに向かって走って来た。私「久しぶりー!今から晃達とみんなで昼飯食べるねん!ユナちゃんもおいで!」ユナ「えっ、私もいっていいんですか!?」私「うん!晃達待ってるし早く行こう!」ユナは嬉しそうに「はいっ!」と返事をした。

    2007-05-08 10:04:00
  • 90:

    さな

    ユナは一度自分の弁当を取りに教室へ戻っていった。気のせいか…走り過ぎて行くユナを冷たく見つめる同級生が目についた。「すいませんっ!」息を切らしながらユナがかえってきた。皆がいる屋上に向かう最中私はユナに尋ねた。私「ユナちゃん、もしかしてハミラれてる?」ユナ「え…。何でですか?」私「いや…走ってるあんたの事必要以上に目で追ってる子が結構おったから。」ユナは気まずそうに下を向いて言った。

    2007-05-08 10:19:00
  • 91:

    さな

    ユナ「親友って思ってた子にダケ晃君と付き合った事ゆうたんです…でも今日学校来たらこんな感じになってて…。サナさんが私の事ご飯誘ってくれたじゃないですか?多分それもあると思います…。」私「晃の事は分かる気はするけど、何でウチがあんた誘ったら反感くらうの?」ユナ「ウチら二年の間ではサナさんは、めちゃめちゃ憧れですもん!サナさんに守ってもらった子も多いし。私の事かばってくれはったん覚えてますか?」私「うん。岩崎に絡まれてる時やろ?」ユナ「ウチ先輩から優しくしてもらったんサナさんが初めてやって…本間嬉しかったんです。あの時ちゃんと御礼できなくてすいませんでした。」私「ええよ!ウチが岩崎気にいらんがったダケやから!」照れ隠しで言った私の言葉にユナは笑った。

    2007-05-08 10:33:00
  • 92:

    さな

    屋上に着きドアを開ける時私は大きな声で叫んだ。「あっくんのラブハニー只今到着ぅ〜♪」晃は私の言葉を聞くとため息をつきながら言った。「こいつの無駄なハイテンションまじでウザイわ…。」横で裕介が苦笑いをした。私「あれ?マモタンは?」晃「今カナ迎えにいってる。カナと付き合ってからの守のテンションもしんどいねん。」私「お前が冷めすぎなダケやから!それでも近未来を生きる若者か!?ユナちゃんこんな親父臭いのでいいの?今やったら引き返せるで!」ユナはニッコリ笑い答えた。「晃君やったら親父臭くてもいいんです…。」晃は顔を赤くして下をむいた。

    2007-05-08 10:45:00
  • 93:

    さな

    私「うーわ!きしょ!チンパンジーがてれてる!裕介サナにも照れる事言って!」裕介は少し黙り恥ずかしそうに言った。裕介「サナが1番可愛いよ?」…。リアクションがとれなかった私も照れて下を向いた。「お前もきもいから!」そう言って晃は私の頭を叩いた。晃「裕介お前そんなキャラやったっけ?若干守とかぶってるぞ!」裕介「だって可愛いねんもん。しゃぁないやん。」そう言った裕介の顔は真っ赤だった。

    2007-05-08 10:54:00
  • 94:

    さな

    ユナ「サナさんと裕介君付き合ってるんですか?」晃「うん。昨日出来立てホヤホヤのバカップルやから無視してていいで?」私「アカンって!無視は心傷つくやん!」晃「は?お前はスブトイから大丈夫や!」そんな事を喋っていると…「さわんなや!きもいから!」とカナっぽい声が聞こえバンっ!と激しく扉がひらき守とカナがはいってきた。何やら険悪ムードだった。

    2007-05-08 11:01:00
  • 95:

    さな

    守「ごめんって!そんなツモリちゃうがってんて!」カナ「はっ?じゃ何やねん!」激しい二人の言い合いに私が仲裁にはいった。私「カナ何キレてん?」カナ「サナ!聞いて!こいつありえへんねん!ウチ待ってる間ウチの学校のヘボイ女に逆ナンされて携帯おしえよってん!」私「あ〜あ。それはマモタンが悪いわ」守「ちゃうねん!携帯取られて勝手に登録されてんて!」カナ「簡単に携帯渡すか普通!?頭おかしいやん!逆の立場やったら絶対あんたキレてるやろ!」カナがマシンガンの様に守をつめる。止めても無駄だと思った私は守に同情しながらも、とりあえず弁当を食べる事にした。

    2007-05-08 11:12:00
  • 96:

    さな

    晃と裕介も可哀相な物を見るように守を見ていた。裕介が耳打ちで私に言った。「守可哀相やって!お前カナとめろや!」私「あぁ〜ムリムリ!カナしつこいから!」晃「俺からも頼むわ!止めたって!守半泣きなってるから!」私「無理やと思うケドなぁ〜」そう言いながらもカナを止めてみた。私「カナー!年下の子もいてるし、可哀相やから今はやめとき〜?それでも気収まれへんねんやったら女の方ゆわしに行こう〜ウチ付き合うから〜。それ以上守詰めても解決しやんやろぉ〜」カナは深いため息を付き「分かった。サナ後でつきあって!」私「了解〜とりあえず飯食べよ!」カナはフテクラレながらご飯を食べ、一方の守はショボクレていた。

    2007-05-08 11:29:00
  • 97:

    さな

    裕介が小声で言った。「お前なぁ…またヤル気か〜?」私「あんたらが止めろってゆうてんで?ああ言わな守今頃ここから飛び降りるまで文句言われてたで。学校終わるまでには帰ってくるから。」裕介は納得いかない様子でフンっ!とソッポを向いた。カナ「サナ!行こう!パッと終わらせるから!」私「はいはい(-.-;)何人よ?」カナ「8!」私「装備は?」カナ「いらん!素手で十分!」私「裕介!一応室ちゃんに湿布とマキロンかりといて。じゃいってきまーす。」そういって立ち上がった私とカナに守が言った。「そんなんいかんでいいから!俺が悪いし!」私「カナ姫は気収まれへんみたいやで?」カナ「守は黙ってて!」私「だ、そうです…。」黙った守達を置き私達はカナの学校に向かった。

    2007-05-08 11:45:00
  • 98:

    名無しさん

    おもろい頑張って

    2007-05-08 11:54:00
  • 99:

    さな

    学校に向かう最中私はカナに強くネンを押した。私「できるだけカマシですましな!後、自分から先に手出すなよ!」カナ「分かってる!」私「本間かいなー!(泣)」カナは相当頭に血がのぼっていた。学校の前につくとカナは私に学校の制服を貸してくれた。カナの制服を来て私は初めてカナの通っている学校に入っていった。

    2007-05-08 11:55:00
  • 100:

    さな

    まだ昼休みは30分近くあった。カナに連れられ、そいつらがいる教室にはいっていった。カナが言った通りデブやブスのグループでキッツイミニスカートをはいている。私はそれだけで不愉快だった。カナがリーダー各の様な子を体育倉庫までよびだした。体育倉庫につくと、いきなりカナが怒鳴った。カナ「お前ら誰の男に気安く声かけてんねん!気持ち悪い!デブブスグループが舞い上がんなよ!まつってまうど!こら!」カナの言った言葉に私は吹き出してしまった。リーダー各のオデブが私を睨みながらカナに言い返した。

    2007-05-08 12:05:00
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