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赤い夜
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1:
麒麟
失う と 手離す
似てるようでまるで違う
一体何処まで走り続ければいいですか?2007-04-27 06:25:00 -
4:
麒麟
要『七瀬〜!!ちゃんと出勤しろよ〜!!』
七瀬『はいはぁい』
キャバ嬢の端くれ。そう言われても仕方ない。出勤をまともにしない。最低な嬢 要は、私の担当のボーイでも今は、私のたった一人のかけがえのない人・・・2007-04-27 06:36:00 -
5:
麒麟
桃『七瀬〜!!また要に、怒られたの〜?(笑)』
七瀬『出勤したら、ちゃんと客呼んでるからよくない??』
そんな要の悪口を待機室で仲良しの桃と話している。あんなうるさいボーイは、本当に要ぐらい・・・
桃『まぁ、要は、仕事出来るしうちらも頑張ろうよ』
七瀬『う〜ん』2007-04-27 06:39:00 -
6:
麒麟
どこか要が苦手だった。
チャラそうだから?うるさいから?・・違う。ただ私があなたの暗い闇に吸い込まれそうだったから。
そんなある日・・・
要『おい!!七瀬!!昨日、無欠したやろ!!体験やからって適当すぎんぞ!!』2007-04-27 06:42:00 -
7:
麒麟
だって・・やる気ないもんなぁ。要の鬼電もうざかったし・・
七瀬『ごめん!ごめん!
もう無欠しない。気つける』
要『お前、仕事終わったら待っとけ。話しあるから』 あー。嫌だな。要と二人。好きになりそうで。吸い込まれそうで。2007-04-27 06:46:00 -
8:
麒麟
桃『どしたの?七瀬。なんかさっきから挙動不振だよ〜?』
七瀬『えっ?そうかな・・』
桃には、言えない。いくら仲良くてもこんな気持ちになってるだなんて・・自分自身がわからないのに。
桃『まぁいいや!!お疲れ〜』
そっか・・もう営業時間終了か。やたら早いな・・今日。2007-04-27 06:51:00 -
9:
麒麟
早く感じるのは、きっと。要との約束があるから・・・ 自分でもわかってた。だけどわからないフリをしていた。
要『七瀬〜飯行こう〜』
七瀬『えっ私、お腹いっぱいやし・・』
なんとか逃げないと。きっともう後には、戻れそうにないから。だけど曖昧な私。
要『ええから!!』2007-04-27 06:54:00 -
10:
麒麟
ある喫茶店に入った。要は、朝からオムライス・・。要の強引な性格で何故か私も
要『お前、食べてる時、静かやなぁ〜!!』
七瀬『んなことないよ』
私が男とご飯を食べていてこんなに緊張したのは、初めてだった。だから喋りたくても会話がでてこない こんな自分どうにかしている・・2007-04-27 06:58:00 -
11:
麒麟
要『なぁ。お前、無欠するから俺ん家から行け』
七瀬『はぁ!?』
要『とゆう事で帰るぞ〜』 要は、何を言ってるのかさっぱりだった。てか色管理?そんなんしなくても無欠する気もうないし。でも何故だか嬉しい。何?この気持ち?2007-04-27 07:03:00 -
12:
麒麟
タクシーの中で私は、無言だった。ただ何故 こんな状況になっているのか内心 動揺しまくっているだけ。
要『着いたぞ〜』
七瀬『お邪魔します』
このドアが暗闇の扉だとは、知らず私は、踏み込んでしまった。普通ならありえない私の行動。 要の前では、なぜすんなりこんなことが出来てしまったんだろう2007-04-27 07:07:00 -
13:
麒麟
要『お前!!(笑)すっぴんかわらへんなぁ・・てかかわいい!!(笑)』
七瀬『だ・・だまって!!』
要のペースに飲み込まれすぎ・・。ベットに横たわり きっとSexするんだろうな。なんて・・自分の事ぢゃないかのように客観視していた。
要『おやすみ〜ちゃんと起きろよ!!』
・・え?触れないの? 安心した私と、そうでない私がいた。私には、魅力がない のかとさえ思った。2007-04-27 07:12:00