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Dearest LOVE
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1:
雪弥
今まで愛した人は一人も居なかった。
あなたに会えて変わった。愛する事を知った。
あたしは汚れてますか・・・?2005-06-08 15:47:00 -
38:
電話を切ってから何分たっただろうか。
仕方がなかったが改めて信用されてない事を実感すると泣けた。
携帯がなり、京からメールがきた。
『ゴメン』
と一言。
正直な所、育てかもと思っていた私は複雑だったが、京に電話をした。2005-06-08 16:19:00 -
39:
ーSideー京
“キャッチでもするか”
前から女の子が歩いてくる。顔は可愛かったが、京は雪弥より可愛いと思う子は居なかった。
雪弥は信じなかったが、京は雪弥に一目惚れだった。『何してるんですか?』2005-06-08 16:20:00 -
40:
京は声をかけた。
携帯が鳴っていたが、後でかけようと、見なかった。
「仕事帰りだよっ」
笑顔で女の子は答えた。
『何の仕事?』
「セクなの」
『そか、良かったら店こーへん?』
「えー?お金ないから、無理だよぉ!」2005-06-08 16:21:00 -
41:
『そんな稼いで何に使った〜ん?』
からかうように聞いた。
「50万位、買い物に使ってんっ☆」
『気ー付けて帰りや!ばいばい!』
番号も交換せずその場で別れた。
“吐き気がする”
京は、私利私欲の為に水する女が大嫌いだった。2005-06-08 16:21:00 -
42:
仕事が終わり、京は考えた。
“雪弥の所に帰ろう”
仲直りもしていない…。雪弥は自分の事を話さないし、ホストという仕事の事で我慢させているのも分かっていた。
“ちゃんと話をしないとなー…”
そんな事をぼんやり考えていた。2005-06-08 16:22:00 -
43:
京から電話が鳴った。
かけても出なかった事もあって戸惑ったが
「・・・はいよっ」
と元気なフリをした。
『今から帰るから』
「・・・うん」
それだけ会話をし、電話を切った。2005-06-08 16:23:00 -
45:
私は京に嘘をついて夜の仕事に言った事を打ち明けようと決めていた。
誤解を受けたままで信用を失うのは嫌だったし、何よりも京は喜んでくれると思ったからだ。
ホストってそういう生き物だと思ってたから・・・。2005-06-08 16:25:00 -
46:
今まで一度も仕事の事、お客さんの事を一言も話さなかった京…。
この日初めて京が精神的にまいっていた事を知る。
拓磨はホストだったが、仕事に対してプライドがなく、直引きが目的だった為、私は店に行かずに済んだ。
だから私はホストのイメージは拓磨が全てであり、ホストクラブがどういう場所なのか知らなかった。2005-06-08 16:26:00