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白い世界。

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  • 1:

    ◆ANxww3E//2

    真実――? 
    偽り――…?         
    もう、この際どっちでも 良かった。       君が笑ってくれるなら。 全て捨てれる気がした。    

    生きていけると思った。

    2007-04-06 09:33:00
  • 6:

    ◆ANxww3E//2


       
    「初めまして。代表の片瀬です。ヨロシク。」   某年、8月。――彼とあたしは出会った。       
    『…果穂です。ヨロシクお願いします。』     たまたま友人に紹介されたお店で、"代表"として挨拶をしてきた彼の名は     
    ━片瀬 栄侍(カタセエイジ)━

    2007-04-06 10:39:00
  • 7:

    ◆ANxww3E//2

    「何かあったら、何でも聞いて。一緒に頑張っていこうな。」
    キリッとした表情から一転し笑った時に、少し垂れる目元が印象的だった。    

    まぁ、…適当に頑張ったらいいだろう。あたしは、実家暮しのフリーター。生活面で金銭的に困る事はなかったし、洋服代や化粧品代、遊ぶお金になる小遣い稼ぎ程度に夜の仕事をするつもりだった。

    2007-04-06 11:20:00
  • 8:

    ◆ANxww3E//2

    甘く考えすぎていたのかも知れない。あの頃のあたしは、全てにおいて。   夜の世界に、無知だった。   
    入店して一ヶ月が経つ頃、だんだんと店にも仕事にも慣れてきた。もともと負けず嫌いの性格だったせいか"他の子に負けたくない―"そんな意地やプライドを、持つようになった。      
    「今月からやのに頑張ってるなー。期待の星やな。」指名を多く取れた日は、代表が褒めてくれた。自然と笑顔になる自分がいた。

    2007-04-06 11:28:00
  • 9:

    ◆ANxww3E//2

    だんだんと、この仕事にハマっていくのが分かった。自分を目当てに来てくれるお客様が、いる。シャンパンや、ブランド物のプレゼント。大金を落としてまであたしを喜ばそうとしてくれるお客様が―、いる。     
    あたしは、より一層努力するようになった。苦手だったメールもマメに返信し、口説き文句も、下心見え見えの誘いも、うろたえず交わせるようになった。     
    それに比例するように、見た目は派手になり…指名本数もどんどんと上がっていく。

    2007-04-06 11:41:00
  • 10:

    ◆ANxww3E//2

    「…新人のくせに。」  「どこが可愛いん?」  「ろくな接客も出来ないくせに。」        この世界で、知ったこと。女のプライド、陰口、嫉妬は想像以上に恐ろしいということ。            
    「果穂、気にすんな。お前はお前のペースで頑張ったらいいから。」     代表が、声をかけてくる。『…気にしてないですよ。ありがとうございます。』    
    腹が立たないわけじゃ―‥なかったけど、そんなことよりも今は仕事が楽しくて。やっと、"夢中になれるモノを見つけた"、フラフラと適当なバイト生活をしてきたあたしには、そんな感じだった。

    2007-04-09 17:12:00
  • 11:

    ◆ANxww3E//2

    「今日は飲めよー。祝い事はパーっとやらなな!」 この調子じゃ、今夜は長くなりそうやな―…。
    『はい!ありがとうございます。頂きます。』   「じゃんじゃん飲めー。なくなったら次持ってきて」
       
    乾杯―――…!    

    2007-04-09 23:01:00
  • 12:

    ◆ANxww3E//2



    2007-04-09 23:02:00
  • 13:

    ◆ANxww3E//2

    「なんか、もう下で車待ってる言ってたでー。下行ける…!?付いていこか?」  
    二つ年上のチカちゃんは、入店当時に一番始めに声をかけてくれた女の子。  年上だけあって本当にしっかりしていて、評判が良くないあたしのことも常に可愛がってくれていた―‥。   
    迷惑はかけたくないから、チカちゃんにお礼だけ言ってあたしは一人エレベーターで下へ降りた。

    2007-04-10 00:17:00
  • 14:

    ◆ANxww3E//2

    おぼつかない足取りで、 送りの車を探す。    けど、見つからない…。 どこにいるんやろ―?  ボーイに電話して聞こうと思った時だった。 

    「果穂、こっちやで。」

    後ろから聞こえた声。振り返ると、初めてみる車…。少しだけ開いた窓からは、代表が顔を出していた――

    2007-04-10 00:22:00
  • 15:

    ◆ANxww3E//2

    なんで代表…?        
    『お…疲れ様です。どーしたんですか?』
    窓越しに、返事をする。 車までの距離は近いのに、その場はあえて動かずに あたしは答えた。       
    「ん?俺、送りやから。早く車乗って?」         
    こっちに向かって、手招きをする代表。送りやから…って。なんで代表が―?

    2007-04-10 01:25:00
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