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白い世界。
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1:
◆ANxww3E//2
真実――?
偽り――…?
もう、この際どっちでも 良かった。 君が笑ってくれるなら。 全て捨てれる気がした。
生きていけると思った。2007-04-06 09:33:00 -
11:
◆ANxww3E//2
「今日は飲めよー。祝い事はパーっとやらなな!」 この調子じゃ、今夜は長くなりそうやな―…。
『はい!ありがとうございます。頂きます。』 「じゃんじゃん飲めー。なくなったら次持ってきて」
乾杯―――…!
2007-04-09 23:01:00 -
12:
◆ANxww3E//2
2007-04-09 23:02:00 -
13:
◆ANxww3E//2
「なんか、もう下で車待ってる言ってたでー。下行ける…!?付いていこか?」
二つ年上のチカちゃんは、入店当時に一番始めに声をかけてくれた女の子。 年上だけあって本当にしっかりしていて、評判が良くないあたしのことも常に可愛がってくれていた―‥。
迷惑はかけたくないから、チカちゃんにお礼だけ言ってあたしは一人エレベーターで下へ降りた。2007-04-10 00:17:00 -
14:
◆ANxww3E//2
おぼつかない足取りで、 送りの車を探す。 けど、見つからない…。 どこにいるんやろ―? ボーイに電話して聞こうと思った時だった。
「果穂、こっちやで。」
後ろから聞こえた声。振り返ると、初めてみる車…。少しだけ開いた窓からは、代表が顔を出していた――2007-04-10 00:22:00 -
15:
◆ANxww3E//2
なんで代表…?
『お…疲れ様です。どーしたんですか?』
窓越しに、返事をする。 車までの距離は近いのに、その場はあえて動かずに あたしは答えた。
「ん?俺、送りやから。早く車乗って?」
こっちに向かって、手招きをする代表。送りやから…って。なんで代表が―?2007-04-10 01:25:00 -
16:
◆ANxww3E//2
とりあえず車に乗り込むあたし。後ろに乗るべきか、助手席に乗るべきか迷っていたら…「前乗りや。」と言われたから、助手席に乗った。
「お疲れさんー。よう頑張ってたみたいやな。だいぶ飲まされた?」 『あ、…はい。だいぶ。』状況が良く分からないけどとりあえず返事をする…
代表は、普段送りなんかしない。というより、そんな事をする立場の人間ではないことくらい―‥あたしにも分かる。2007-04-10 01:31:00 -
17:
◆ANxww3E//2
緊張する。この人の雰囲気は、どうも普通じゃない。狭い車内ですぐ隣にいるというだけで、変な緊迫感を感じてしまう―‥。
一気に酔いが覚めそう―…
「あのさ―、」
『えっ……はい…!?』2007-04-10 01:37:00 -
18:
◆ANxww3E//2
あ・・・
声裏返った。最悪……。
「あはは、どないしたん?なんか緊張してへん?」 『はい…あ、いえ……。すみません。何ですか…?』
ほら、また。目尻の下がるその笑顔で、あたしは少しだけ緊張が解れる。2007-04-10 01:41:00 -
19:
◆ANxww3E//2
「果穂は、なんでこの仕事しようと思ったん?」 代表からの問い掛けに、あたしは答えた。
『お小遣い稼ぎに…初めはその程度でした。だけど今は…学校行きたくて。』 「学校って?」
『ネイルの…です。ネイリストに憧れてるんで。』
学生時代の頃から、もともとネイルアートには興味があった。だけど、この仕事を始めてから女の子の様々な凝ったネイルや、ネイルへのこだわり見て、本格的に勉強してみたくなった。
この仕事を頑張れている 理由は、いつの間にかプライドと"夢"が半分半分になっていた―‥。2007-04-10 01:55:00 -
20:
◆ANxww3E//2
「そーなんやぁ。ネイリストか。あ…、もしかしてその爪も自分で!?」 代表の目線が、あたしの指先へと移る―。
『あ…はい。そうです。』「すごいなぁ〜。めちゃめちゃ手先器用やねんな。 俺不器用やから、そーゆうの出来る子尊敬するわ。」
代表は笑顔で、そう言った。外のネオンが車の中で乱反射して、スーツ姿の彼の横顔を不規則に―…映し出していた。
「夢叶うの応援するからな。頑張れよ。」 そう言うと彼は、手に持っていたタバコを灰皿に置きゆっくりと その煙を吐き出した。2007-04-10 02:04:00