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■夢天使■
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1:
林檎
短編です?最後まで読んでくれたら嬉しいです??
2007-04-05 15:54:00 -
8:
林檎
病院に着き、すぐに手術室に運ばれた。病院には警察が来ていて、あたしは事情聴取を受けた。30分もしない内に手術室から医師は出てきた。「残念ですが..」『浩之は?!大丈夫なんやろ?!早く手当てしてよ?!早くどないかしてよ!!』「藤沢さんは、お亡くなりにな..」『いや-!!浩之は生きとる!!!早く助けて!!なぁあんた医者やろ!!早く!!』あたしは泣き散らした。
2007-04-05 17:02:00 -
9:
林檎
「土井原さん!!彼は亡くなりました。現実を受けとめて下さい..」『いやぁ..』
あたしは恐る恐る、彼の傍にいった。そこには、血まみれの浩之が手術台のライトに照らされて、静かに眠っていた。2007-04-05 19:16:00 -
10:
林檎
その後すぐに浩之のお父さんとお母さんが来た。あたしは嫌われていたから、お通夜も葬式も来るなとゆわれた。悲しくて、悲しくて、涙は止まらなかった。浩之が亡くなってから1週間が経つ頃、浩之の友達、勝也が家に来た。「急に来てごめんな。引っ越し大変やな..」『そんな事言いにきたんちゃうやろ?..何??』「浩之の事..」『..』「あいつな、ずっと不安がってた。甲斐性ないし、千草の事幸せに出来んって。それでも仕事増やして何やかんや頑張ってた。」『もうええって。あんな薬中知らんわ』「お前のためやのにそんな言い方すんな。浩之あいつ..金稼ぎのために薬裁くようになったんや。それで気紛らわすために自分で打って..」『何で..何で止めんかったんよ?!』「アホか!俺もそれ聞いた時はシバいたわ!!それでも効かんのが薬や..浩之も苦しんだやろうに..」勝也は半泣きで言った。その事実は15歳の子供のあたしにとって、とても残酷で、子供ながらに深く傷ついた。
2007-04-06 00:07:00 -
11:
林檎
浩之が亡くなってから1ヶ月。あたしたちが結婚するはずだった日がきた。あたしはその日に、浩之との天使に別れを告げた。中絶..守れなくて、悔しくて..だけどあたしは自分と約束をした。もう浩之を忘れると。
2007-04-06 00:13:00 -
12:
林檎
それから日が経つ事に浩之の事を考えなくなった。違う男とも付き合った。過去は封印したつもり。だけど他の男を愛せなかった。そして命日がくると、彼を思い出した。
2007-04-06 00:16:00 -
13:
林檎
---平成17年11月10日---
浩之の3年目の命日。この日だけは、どうしても彼を思い出す。夜のネオン街であたしは一人潰れ、夜が空けるまで飲んだ。
「お姉さん大丈夫?」『あぁうん。』「おーい!!」『浩之〜』気が付いたら、あたしは見知らぬ男とホテルで寝ていた。2007-04-06 00:24:00 -
14:
林檎
「目覚めたあ?あ、俺何もしてないで!!」『..』「君、昨日路上で寝てて、どーしよーもなかったから。」『ありがと..』「てゆーのは嘘で、嘘でもないんやけど、付け足すとしたら、めちゃくちゃ俺のタイプでほっとかれんかった..」『あ-』「俺と付き合ってくれん?俺、翔太ってゆうねん☆」『えーよ』【どーせまた理解できんゆわれてすぐ振られるんやろなあ。】これが翔太との出会いだった。
2007-04-06 00:30:00 -
15:
林檎
「なぁ千草〜。何でそんな可愛いん??」【何やこいつ..】『可愛いないし〜』「めっちゃ可愛いわ☆性格がなあ☆」【こいつ絶対頭おかしい。性格可愛いなんかゆわれたん何年ぶりやろ..】翔太は半年付き合ってもあたしを振る事がなかった。むしろあたしを好きになってる感じがした。
2007-04-06 00:34:00 -
16:
林檎
「千草おいで」『どこに?』「俺の傍にこいや。」『うん..浩之』「千草..千草..」『浩之...』『浩..之..』「千草起きろ!!」『..ん..え?』夢を見た。浩之があたしを呼ぶ夢..寂しそうな目であたしを見ていた。「千草!!お前めっちゃ熱あんで?!病院行こ!!」『ちょ..翔太!夜中やから開いてないって!!朝まで大丈夫やから!!』それでも翔太はせかせかと服を着替え、病院へ行く用意をした。「くっそ..タクシー時間かかるって。おんぶして行くわ!ちょい我慢しろよ」翔太はあたしを軽々とおぶって病院へ向かった。
2007-04-06 00:44:00 -
17:
林檎
ただの風邪らしく、だけど翔太はそわそわしてあたしの傍を離れない。【可愛いかも..】あたしはなんだか懐かしい感情になった。「良かったなあ☆熱下がって☆本間心配するやん」『ありがと-』「いいけど..千草ってさぁ、あんま俺の顔見て話せんよな?」【出た...振られるんかなあ】『そんなことないで』「そっか〜気のせいか〜何かな、遠く見てる気がするねんなあ。」【え..?】「何か他の奴見てるってゆーか..」『見てないから』「ごめん!そんなつもりちゃうねんで。ただ時々淋しそうな目するなあって..」【何で翔太はこんなに見抜くん..??】「誰にも言えん事一人で抱えてるみたいな..」【やめて】「何か思い出してるよう..」『やめて!!』知らない間に、あたしはポロポロと涙を溢していた。
2007-04-06 00:58:00