小説掲示板★ルックス----番外編(チエ後編)-----のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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★ルックス----番外編(チエ後編)-----

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  • 1:

    主から

    もう絶対に…恋なんてしないって 思っていた私が…愛した男は

    …ホストでした。

    2007-04-04 20:16:00
  • 2:

    主から

    祐君が、あの日…死んだ日から1年ちょっと。
    私は、受験なんてそっちのけ 相変わらずな生活を続けていた
    ある12月の寒い夜 私はショウと出会った。

    2007-04-04 20:22:00
  • 3:

    くるった時計は 誰にも正される事無く…ただ毎秒、間違った時間を刻んでいく

    2007-04-04 20:36:00
  • 4:

    「2万でどうや?新しい服くらい買えるやろ?」
    「3万ならいい。」

    2007-04-04 20:39:00
  • 5:

    「…。」
    「イヤならいいわ。」
    「いやっ…解った! 3万な…。」
    私はどうやら…今はイナイ 祐君のくれた言葉を忘れてしまったようだ。

    2007-04-04 20:42:00
  • 6:

    【…ヒグッ…もう…ヒグッ止める… 好きな人意外と…ヒグっ…寝るのん】
    約束を破ったから天罰がくだったのかも…今から考えると そうとしか思えない

    2007-04-04 20:49:00
  • 7:

    「持ってンやん! …まっいいわ。じゃ、私 先シャワー浴びるから。」
    オッサンから巻き上げた3万を財布にしまい込んだ。
    実際の所…金には大して困っていない、暇だったからヤッテみただけ。
    薬に手を出すなんかよりも、よっぽど健全だと思った。

    2007-04-04 20:56:00
  • 8:

    「チエちゃん〜一緒に入ろうよ〜」
    「…。楽しみは後に取っとき。」
    バタン シャーーー
    (ずーずーしい! オッサンの裸なんか1秒も長く見たくないねん!)

    2007-04-04 20:59:00
  • 9:

    冷え切った体を、ラブホテルのシャワーで温める。
    そしてこの後 さっき会ったばかりの見ず知らずのオッサンに抱かれるのだ。

    2007-04-04 21:02:00
  • 10:

    名無しさん

    チエの後編やぁ??やった??主さんがんばってください?

    2007-04-04 21:04:00
  • 11:

    バタンッ
    タオル1枚、広いベットに かったるく座る。
    ソファーに座っていたオッサンはイヤらしい目で私を見つめ…
    足元に膝まずく 足を組んだ私の上の足にヌルヌルした感触…。

    2007-04-04 21:08:00
  • 12:

    ハゲかけた、みすぼらしい頭が足元をゆっくりと上下する。
    それが動くたびに…背中がゾクゾクして鳥肌が立った。
    (きもいっ!!)

    2007-04-04 21:11:00
  • 13:

    「なっ! もう感じすぎて我慢出来へん…。」
    ニヤッと笑ったオヤジは私を押し倒す…
    「そうか〜チエは敏感なんやな〜敏感なこ好きやわ〜」

    2007-04-04 21:14:00
  • 14:

    12サン
    楽しみにしていただいてアリガトウございます!!
    最近仕事を始めて何かと忙しいのですが頑張りますね。

    2007-04-04 21:17:00
  • 15:

    ?スナ?

    ?です???ぅちこのシリーズめっちゃはまりました???ゆっくりでいいんで??完結たのしみです??(笑)

    2007-04-04 21:20:00
  • 16:

    そう言うと、仰向けに倒れた私の乳を揉み解し 乳首を指で弾いたり…口に含んでみたり
    (どうでもいいから さっさとイッテな…。)
    オッサンは、私がオッサンの気色悪さに顔を歪ましているのを勘違いして
    より激しく胸を触る。

    2007-04-04 21:21:00
  • 17:

    そのうちオッサンは 乳だけでは飽きたのか…太もも辺りをまさぐる。
    割れ目に沿って指を上下させた 私の敏感な所を何度もイジリ、舐めまわす…

    2007-04-04 21:25:00
  • 18:

    不思議な事に何も感じない…
    しだいにゴツゴツした太い指は 私の中にヌルヌルと入ってきた…
    どんなに器用に動かされようとビクッともしない…。
    (苦笑…ウチとうとう不感症なった??)

    2007-04-04 21:29:00
  • 19:

    オッサンは、とうとう我慢出来なくなったらしく…
    あまり濡れてもいない私にモノを挿し込んできた。
    (なっ、何か痛いやん!ちゃんと濡らせよ! まっいいや…このオッサンやったら、いつまでヤッテも濡れそうにないし…。)

    2007-04-04 21:32:00
  • 20:

    前後に何度か腰を動かせると、オッサンは天に召された様だ…。
    (やれやれ…早漏で良かった。 めでたし、めでたし!無理やりあえぎ声出したせいで疲れた〜援助交際も楽じゃないわぁ〜!)

    2007-04-04 21:36:00
  • 21:

    そそくさとホテルを出て、おっさんとサイナラ!
    (さて〜3万で何かおっかな〜?)
    帰り道、財布をニヤニヤしながら開く。

    2007-04-04 21:39:00
  • 22:

    「はぁ?!何でナイネン!」
    財布の札入れに確かに入れてあった3万円は消えてなくなっていた。
    (あのオッサン! シャワー浴びてる内に抜いてたんや! あのハゲ!!マジでムカつくし!)

    2007-04-04 21:42:00
  • 23:

    道端に落ちていたジュースの缶を思いっきり蹴飛ばした。
    カンカラカンカンカ〜ン!
    (人生って上手くいかん!)

    2007-04-04 21:47:00
  • 24:

    (もっと効率よく稼ぐ方法考えらな…。)
    ふと、近くの公園で目に付いたブランコに座りユラユラ揺すった
    住宅街にキーキーと耳障りな音を発していた…

    2007-04-04 21:54:00
  • 25:

    携帯を鞄から取り出し、何気にひらいてみた。
    (ユキの姉ちゃんが言うとった『夜遊びウェブ』ってどんなんやろう…。テレビとかで人気の十座君とかの情報書いてるって言うとったな〜 一回みたろ〜)

    2007-04-04 21:58:00
  • 26:

    夜遊びを見るとホストやキャバクラ、クラブ…
    (なんやろ?キャバクラって…ホストの女の子バージョン?やんな?)
    キャバクラの欄が気になって、適当に開いて見た。

    2007-04-04 22:02:00
  • 27:

    【○○の××はミテコ!!】
    【枕しすぎ!キモい!】
    【ボーイと出来てる!】
    …。

    2007-04-04 22:07:00
  • 28:

    ミテコ?   枕?   ボーイ?
    意味の解らない言葉が次々に現われる…
    (何コレ?意味解らんねんけど…何なん?)

    2007-04-04 22:11:00
  • 29:

    主から

    今日はこの辺で。

    2007-04-04 22:19:00
  • 30:

    名無しさん

    読んでます?

    2007-04-05 11:07:00
  • 31:

    (そや、買い物行く予定やったけどアカンなったし、久々にユキの家でも寄ってこ〜。)
    不思議な言葉の意味が知りたくてユキの姉に聞きに行く事にした。

    2007-04-05 21:11:00
  • 32:

    ピンポーン
    「は〜い!早かったな〜」
    玄関の向こうからユキの声がした
    (…。)

    2007-04-05 21:13:00
  • 33:

    (そらそうやでな…イツまでも連れって卒業の時誓いあったけど…環境変わったら新しい友達かって出来るわな…。)
    ガチャ
    「オネエ!入るで?」
    「あん?   あ!チェ〜久しぶりやん!」

    2007-04-05 21:27:00
  • 34:

    チエの姉は、テレビを見ながら足にマニキュアを塗っている最中だった。
    「あんさ〜、オネエに聞きたい事あんやけど〜」
    「何よぉ」
    「前言うとった 夜遊び っていうサイトにさ〜意味解らん事、書いてんねんけど何ナン?」

    2007-04-05 21:32:00
  • 35:

    マニキュアのキャップを持ったまま、私の携帯を覗き込んだ。
    「これ!ミテコとかボーイとか…枕って、寝るときの枕??」
    「笑 寝るときの枕ちゃうわ! 枕って言うのはな〜 客と寝て客を繋ぐ事で〜ミテコっていうのは18以下、ボーイは働いてる男の事やよ」

    2007-04-05 21:37:00
  • 36:

    「ふ〜ん…そうなんや〜」
    「何アンタ!やる気け?」
    「暇さしな〜バイトとかも1週間行ってたけど ダルなって来て辞めて 今、失業者〜!」
    「水したらなかなか普通にバイトすんのん嫌になるって、友達のやってた子が言うとったで〜」

    2007-04-05 21:46:00
  • 37:

    「何で嫌になんの?」
    「そら〜水商売に比べたら給料激安やし、キツイやん だから嫌になんちゃう?」
    「そうなんや〜そんなに楽で金儲けれるん?」
    「自分の体 売り物にしてるんやからな〜そんなに、たやすく水する子かって居らんし、それなりの金は貰えるやろ?」

    2007-04-05 21:52:00
  • 38:

    「なんぼ位になる?」
    「そんなん知らんけど〜友達はグッチとかヴィトンいっぱい買っとったわ〜」
    「そんなに儲かるのに何でその人辞めたん?」
    「なんか〜客のヤクザに気に入られて ややこい事になったから辞めたみたい」

    2007-04-05 21:56:00
  • 39:

    「客って!サラリーマンばっかりじゃないん?!」
    「安い給料のサラリーマンが、そんなに頻繁に通える様な所ちがうよ〜金持ちか汚い金持ってる人が来る所やろ?」
    「へ〜〜」
    「美味しいところも有るけど、ハマッたら辞められへんのんちゃう〜」

    2007-04-05 22:00:00
  • 40:

    主から

    32さん
    ありがと!
    寝ます!今日は疲れた〜オヤスミ〜

    2007-04-05 22:07:00
  • 41:

    名無しさん

    お疲れさまで?す?

    2007-04-05 23:29:00
  • 42:

    名無しさん

    ミテコの本来の意味は、身分証を提示できない子。けど、水の世界では18歳未満の子の事を指してる。けど主、18歳以下とちゃうで。18歳未満やで。18歳以下やと18歳も含まれるし

    2007-04-06 00:21:00
  • 43:

    >>48さん
    元々主は誤字脱字が多いし、前の小説でもあえてスルーしてる人多いって言うてたしここもスルーしとこ?

    2007-04-06 02:06:00
  • 44:
    49

    ごめんなさいアセ
    誰も多いなんて言うてなかったわ?ただ、皆あえてスルーしてるやうしって誰かレスしてたんやわ

    2007-04-06 02:08:00
  • 45:

    名無しさん

    あげ

    2007-04-06 22:58:00
  • 46:

    名無しさん

    書いて?この小説本間に好きやねん?

    2007-04-07 03:49:00
  • 47:

    主から

    おはようございます!
    ゴメンなさい、よく考えてみたらそうですね…チエはまだ16って設定なんで ミテコという言葉を使いました。
    お恥ずかしいです。

    2007-04-07 10:33:00
  • 48:

    コーヒーを1口だけ飲んでオネエの部屋を出た。
    ユキの家の廊下からはユキとその友達の楽しそうな話し声…
    ユキには、そのまま何も言わず家を出た。

    2007-04-07 10:36:00
  • 49:

    「さーて!何処にしようか〜」
    思い立ったら即日の私は、早速本屋の脇に置かれていた夜のバイトの求人誌を家に持ち帰り
    ペラペラとめくりだす。

    2007-04-07 10:42:00
  • 50:

    【フロアレディー募集!ニューオープンの綺麗なお店です!】
    雑誌の1ページに書かれたこんな言葉。
    (とりあえず、全部見たけど何処も一緒やな〜 もうココでええわ〜)
    携帯を取り出し ニューオープンの店に電話をかけた。

    2007-04-07 10:48:00
  • 51:

    『はい、クラブ マーメイドジャンプです。』
    「お店の求人を見て電話したんですけど。」
    『あっ!解りました。お名前は?』
    「相原ちえです。」

    2007-04-07 10:53:00
  • 52:

    『はい 解りました。では面接の日時を決めたいのですが…いつがよろしいでしょうか?』
    「明日!明日でもいいですか?」
    『結構ですよ、じゃあ明日の17時に迎えを出しますので灘波駅前に居てもらえますか?』
    「解りました。」

    2007-04-07 10:56:00
  • 53:

    主…ミテコの使い方は合ってるで?ただ、18歳以下と未満の使い方の違いやで??

    2007-04-07 10:57:00
  • 54:

    『では、明日お待ちしております。』
    「はい。」
    電話を切った。
    (親切に迎えまで来てくれるんや…良さそうな所やん!?)

    2007-04-07 10:59:00
  • 55:

    主から

    日本語、勉強します。

    2007-04-07 11:02:00
  • 56:

    (服何着てこ…。少なくとも18以上に見えるカッコせえなな…。)
    クローゼットを開けて持っている服を見わたす
    「あぁ、コレでいいやん!」
    オネエに貰ったちょっと胸の開いた黒いワンピ

    2007-04-07 11:07:00
  • 57:

    オネエ(ユキの姉)はアパレルで働いているカリスマ店員 私達にもよく色んな服をくれた。
    「コレに〜黒ブーツ履いて行こう〜置いといて良かったわ♪」
    普段はGパンばかりだから、ワンピを着ると 少しだけお姉さんに見えた。

    2007-04-07 11:12:00
  • 58:

    次の日はあっという間に来た。
    時計を見ると2時…
    (ココから灘波まで電車で40分はかかるから〜4時には家出らなな〜)
    ゴロゴロしながらテレビを見ている、いつもの昼下がり。

    2007-04-07 11:19:00
  • 59:

    (もうこんな時間か…そろそろ用意せな…。)
    テーブルに乗っかっている雑誌やら、お菓子の袋を払いのける
    典型的なB型の片付かない部屋の真ん中で、鏡とニラメッコ

    2007-04-07 11:26:00
  • 60:

    (顔もそれなりに作らな…)
    化粧道具を握って1時間…鏡の自分は18に見れなくもなかった。
    「え!もうこんな時間!!」
    ふと壁の時計を見ると3時半 気合を入れすぎた様だ。

    2007-04-07 11:30:00
  • 61:

    ワンピに着替えて 走って岸和田駅へ…
    (ギリセーフやし!)
    急行灘波行きの電車に1人 走りこんだ、ポツポツとつり革を持つ人の中
    ドアの横に、もたれかかった。

    2007-04-07 11:34:00
  • 62:

    窓から見える見慣れた景色が、次々に飛んで行く 電車は もう薄暗い空の下
    私を夜のミナミへと運んでいく。

    2007-04-07 11:37:00
  • 63:

    覚悟は決まっていた。
    夜の世界で生きていく事、華やかな世界で世界で1番になること
    そして、自分の価値がどれだけなのか…。
    これから 確かめに行くのだと。

    2007-04-07 11:40:00
  • 64:

    (何なん?恐いって…これが夜の灘波なん?)
    ホストに声をかけられて、逃げてしまった自分がこれからコノ夜の街で働く事に、少しだけ自信を無くした。
    地元には駅ではこんな環境は無い。免疫の無い私には強すぎる刺激

    2007-04-07 11:56:00
  • 65:

    (こんなんで ウチやってけるんかな…あんなん苦手…。)
    ブーブーブー
    鞄の中でマナーモードの携帯がピカピカと光った。

    2007-04-07 11:59:00
  • 66:

    人の群れは 信号が青く光るたびに奥へ奥へと急ぎ 私はそれを安全地帯からジッと見ていた。

    2007-04-07 12:11:00
  • 67:

    『あ!見つけた!』
    電話が切れ  右側から電話と同じ声が聞こえる
    『お待たせ!』
    耳に当てていた電話を外した

    2007-04-07 12:17:00
  • 68:

    黒いシャツに黒いスーツの男の人が、私を見つけて走ってきた。
    『相原さん?ですよね?』
    「はい。」
    男に着いて、青い信号を渡る その人の貫禄は存在が大きく、夜の街を堂々と進む。

    2007-04-07 12:24:00
  • 69:

    でも、世間話をすれば普通の人だ。
    店の話 その人は店のマネージャーという役割をしている事 マネージャの学生時代の話なんかをしながら
    店に着く頃には緊張は解けていた。
    (やっぱり、こういう仕事の人って口、上手いな〜 知らん間に心開かしていくわ〜)

    2007-04-07 12:29:00
  • 70:

    面接は、マネージャーがした。
    出勤日や、給料について話す。でもそんな話より、店の派手な内装が気になってしょうがない…。
    給料なんて貰えれば幾らでもよかった、1番になりたい…。

    2007-04-07 12:33:00
  • 71:

    何も完璧に、最期までしたことの無い私…
    平気で援助交際する私…
    そんな人間でも どの位、人間としての価値があるか お金という形で知りたかった。

    2007-04-07 12:36:00
  • 72:

    ウワの空でマネージャーの話を聞く。
    『▼○×…1日体験してみて〜決めても良いしね〜』
    「…体験?」
    『そう、体験入店って言ってね、1日お仕事してみてやってみるか決めるねん。』

    2007-04-07 12:39:00
  • 73:

    (体験なんかして、もし嫌やったら辞めそうやしな…。せっかく今ヤル気やのに打ち砕かれたら多分…出来ひんくなるな…。)
    「今日、入店も出来るんですか?」
    『え!?ぁあ〜出来るけど…体験してみなくてイイの?』
    「覚悟は決めて来てるんで、ココで働きます。」

    2007-04-07 12:44:00
  • 74:

    『はははっ!チエちゃんの気合凄いな〜!期待してます!』
     そして、私は コノ店で働く事になった。
    ボーっと足を組んで、マネージャーの話を聞いていた私の姿は、相当ふてぶてしかったであろう…
    普通のアルバイトなら当然いい返事は無いであろう…でもコノお店は受け入れてくれた。

    2007-04-07 12:50:00
  • 75:

    ------店で働いて3ヶ月------
    その時の店長は突然の失踪 マネージャーは変わって店長をしていた。
    店が立ち上がって3ヶ月…私は?2というポジションにいた。
    店の女の子とも上手くいっていて、仲がいい。 ただ、1名除いては…。

    2007-04-07 12:55:00
  • 76:

    ?1のアイ…だけは違った。
    他の女の子には話しかけもしない、コッチから話しかけても無視…。
    そのくせ、店長や代表、ボーイ達には人1倍チヤホヤされ 待遇が良かった…。
    そんなアイでも1つだけ尊敬する事があった…。

    2007-04-07 12:59:00
  • 77:

    それは完璧な接客。
    元々、新地のクラブで働いていたせいか、雰囲気は 私達キャバ嬢といわれる女の子とは一味違う…
    どうして新地からコノ店で働く事になったのかは分からない…
    1度、アイの席に着いた客は絶対にアイの元に数日後返ってくる。

    2007-04-07 13:03:00
  • 78:

    (こいつさえ居なかったら…私が1番になれるのに!こいつが居ると、どんなに頑張っても1番になれない。邪魔やねん…。)
    憎らしかった、毎日同伴で店に入るアイ…。ボトルをお願いしなくても勝手にテーブルへ運ばれるアイ…。
    私達を尻目に余裕で座るアイ…。

    2007-04-07 13:09:00
  • 79:

    店が終わった清掃中、更衣室の中で聞いたスタッフの小声で話す声…
    『チエもアイちゃんにはかなわんやろうな〜』
    【そうですね〜アイさんダントツ?1ですからね〜】
    『チエも頑張ってるけど、?2がいい所やろう〜?まっ、十分期待には答えてくれてるけど、あと一歩何か足りんねんな〜』

    2007-04-07 13:15:00
  • 80:

    【若いだけで乗り切ってる所ありますからね〜彼女…。】
    『チエがアイ抜く日来るのはイツやろうな〜もっと頑張ってもらわな。』
    ブーンブーン〜
    そう言って掃除機をかけ始める店長

    2007-04-07 13:19:00
  • 81:

    (これ以上…どうやって頑張れって言うん?毎日寝る間も惜しんで営業電話、食べたくも無いオッサンと一緒にご飯食べに行って、一生懸命頑張って指名取って…ドレスが似合うようにダイエットもエステもして…私かって十分頑張ってる。)

    2007-04-07 13:23:00
  • 82:

    全ては、?1になるため、アイを抜くために努力なんでしたことの無い私は、必死で頑張っているつもりだった…。
    アイは25歳、キャバ嬢としてはそれほど若くない でも私には無いモノを沢山持っていた。
    羨ましい!羨ましい!!羨ましい!!

    2007-04-07 13:27:00
  • 83:

    歯を食いしばり、悔しさで泣き出しそうになるのを皆が着替えをすませるロッカーで耐える。
    アイの方を見ると、いつもの様にツンと、すまし顔で大きな鏡に顔を写していた。
    鏡に小さく写りこむドレスの私、鏡越しにアイの顔を睨みつけた。

    2007-04-07 13:31:00
  • 84:

    送りの車の中でも、お風呂に入っていても、布団に入っても
    耳から離れない 店長とボーイが話す声…。
    「…ヒク…スンッ…ヒッ…」
    カーテンの隙間から朝日が差し込む部屋で頭まで布団をかぶり、鼻をすすりながら 堪えきれなくなった悔しさを目から放出する。

    2007-04-07 13:35:00
  • 85:

    (アイツさえ居らんなったら…。ムカつく!悔しい!)
    右手をグッと握り締めて何度も枕を殴った。
    布団の中、泣きつかれた私はいつの間にか眠っていた。

    2007-04-07 13:38:00
  • 86:

    次に目が覚めると 昼間だった
    (アイを、上手い事辞めさせる方法はないんかな?)
    悔しいと思う感情は、アイを辞めさせるという考えにずれていた。
    ソファーに座って 何も音がしない自分の部屋で考える。

    2007-04-07 13:41:00
  • 87:

    しばらく、寝起きの頭をフル回転させて考えた。
    (あ!いい事考えた〜!)
    私は、汚い事を考えた…。とても醜い考え…。
    アイを抜いて1番になるという考えは消えた。

    2007-04-07 13:45:00
  • 88:

    (ただ、今は 邪魔な奴を片付けるだけ!アイを辞めさせたら1番になれるのは私やん!)
    必死だった…1番が欲しくて仕方ない…。
    たとえ、アイを傷つけても 私が?1になれるなら…それで構わない。
    アイを  潰す。

    2007-04-07 13:48:00
  • 89:

    テーブルに置きっぱなしの幾つもの携帯に手を延ばす。
    そして私は  最低な計画を、実行した。

    2007-04-07 13:52:00
  • 90:

    【マーメード アイ すぐヤレル 俺3回ヤッタ】【アイ パンコ すぐ股開く】
    【アイ 整形しまくってる 胸も豊胸】【給料は全部ホストに貢いでるらしい 頭ワイテル 笑】

    2007-04-07 13:57:00
  • 91:

    ありもしない事を、夜遊び掲示板に書きなぐる それぞれ携帯をとっかえひっかえに…。
    少し気が晴れた、掲示板に酷い事を書いただけ。自分の気をはらす為に…見た客がアイから離れて行けばって気持ちも有ったけど…そこまで威力があるとは思わない…。

    2007-04-07 14:09:00
  • 92:

    いつもどうりの出勤、でも いつもなら8時ごろ客と一緒に入ってくるアイが、今日は開店前から姿があった…
    『見た?チエちゃん〜アイさん夜遊び書かれてるで!』
    「あっ…知ってる。家で見た。」
    『?1になれたんも、お尻軽いからなんやろうな〜 整形って何処したんやろな?笑』

    2007-04-07 14:15:00
  • 93:

    仲間のリンちゃんが意地悪そうな八重歯を覗かせる…
    アイさんに目を向けると携帯から指を放さず 今まで見た事も無い必死な営業。

    2007-04-07 14:19:00
  • 94:

    アイの席にいつもなら指名客もどんどん来る時間なのにポツポツ…
    しまいには、「今日はフリーでいいよ」なんて言う客も。
    アイの顔が少しいがむ…
    今日も、次の日も、その次の日も…そんな状態がずっと続いた。

    2007-04-07 14:25:00
  • 95:

    ポツンと待機するアイを見て女の子は意地悪な微笑を滲ませる。
    アイはこの状態に耐えれなくなったのか…数日後、この店を去って行った。

    2007-04-07 14:29:00
  • 96:

    『やっぱ辞めたな〜あの子〜』『感じ悪かったもんな〜!客と寝てまで?1なりたかったんやな〜』
    アイがいなくなったその日のロッカー室にはこんな声があちこちで起こった…。
    そして思い知った…夜遊びがどれだけ影響力があるか それをしてしまった自分に物凄い罪悪感が襲った
    (ゴメン…。悔しかったねん、あなたには、どんなに頑張っても勝てない…だから汚い手を使った…ごめん!)

    2007-04-07 14:34:00
  • 97:

    私がドレスを脱いでいると袖の間から、アイのロッカーの前に何か落ちているのが見えた。
    (何やろ?忘れ物か?)
    ロッカーの前に落ちていたのは、小さなノート…。

    2007-04-07 14:37:00
  • 98:

    主から

    休憩〜

    2007-04-07 14:42:00
  • 99:

    名無しさん

    あげ?

    2007-04-07 20:26:00
  • 100:

    そのノートを手に取り こっそり鞄に入れた。
    帰りの車の中でも、アイの話題は途切れなかった…。

    2007-04-07 21:29:00
  • 101:

    (あぁ〜あ 疲れた!)
    ベットに伸びると… 
    〜♪〜〜〜♪〜〜♪
    携帯の着信音が鳴った。

    2007-04-07 21:33:00
  • 102:

    (誰よ〜!朝から客かな? めんどくさい!)
    ベットから起きて鞄の中の携帯を探した。
    〜〜♪〜♪…   音が切れた。
    (まっいいや…1回寝てから返事しよう。)

    2007-04-07 21:36:00
  • 103:

    鞄の中から手を抜くと、ひっかかって何かが床に落ちた
    ノートだ…。
    (あっ!アイさんの忘れ物のノートやん…何で拾ってきたんやろう…明日店に返しとこうかな。)
    でも、ノートに何が書いてあるか気になる…。

    2007-04-07 21:39:00
  • 104:

    床にしゃがみこんでノートを開いた。
    【田中さん 眼鏡、小太り、製薬会社  趣味は、ゴルフとワイン ソムリエの資格をとる勉強中。】
    【西田さん 30歳 長身 運送会社  休みの日はパチンコ、マージャン 大塚愛が好き】

    2007-04-07 21:45:00
  • 105:

    おそらく、その日自分が着いたお客さんの情報を書いていたんだろう…
    趣味やその時話した内容、営業電話で話した内容も、ちゃんと細かく書かれていた。
    (凄い…毎日帰ってからこんな事してたんかな…?)

    2007-04-07 21:49:00
  • 106:

    (やっぱ…凄いわ…私にはこんな事出来ん…お客さんに電話するのも、ちょっとめんどくさいし…影でこんな努力してたんや…。)
    アイが影で努力していた事が 伝わる… その日の終わりの方は字が歪んでいて きっと眠い目を擦りながら一生懸命書いていたんだろう
    このノートをいつも持ち歩いて頭に1人1人忘れない様に…。 

    2007-04-07 21:56:00
  • 107:

    (本間に…悪い事したな ?1になってもウチはこんな事できひん…それどころか、心の奥でお客さんを見下してる)
    改めて後悔した、自分がアイを辞めさせてしまった事を
    (ウチ…最低…。アイさんが こんな事してたなんて思ってもみなかった… 
    性格おかしくなってる…前はこんなんちゃうかったのに…。何で?)

    2007-04-07 22:04:00
  • 108:

    アイが居なくなった店は、いつもと変わりなく動き出す。
    変わった事は…アイの変わって私が?1になった事…
    でも嬉しくなかった、汚い事をして手にした ?1の位
    それに、あんなにうっとうしく思っていたアイが居ないことで… 張り合いが無くなってしまった。

    2007-04-07 22:09:00
  • 109:

    『とうとうチエが?1か〜!お前!頑張れよ!』
    店長が私の肩をポンと軽く叩いた。
    『でも…何で急に辞めたいって言い出したんやろうな…今月の給料も貰われへんのになぁ…』
    去りぎわにポツッと言った言葉にドキッとした。

    2007-04-07 22:14:00
  • 110:

    (あの事は…誰にも言わんとこう…言われん。)
    自分のした事に私は 自分で蓋をした…。
    ズルイ事ってわかってた…でも、どうしてもなりたかった?1
    その?1になっても後ろめたさが付きまとった…。

    2007-04-07 22:19:00
  • 111:

    主から

    今日は寝ます。おやすみ

    2007-04-07 22:22:00
  • 112:

    名無しさん

    2007-04-08 00:07:00
  • 113:

    名無しさん

    おやすみぃ?

    2007-04-08 01:39:00
  • 114:

    -------?1になって3ヶ月、その地位を守り通していた------
    開店前の待機室 化粧をするリンの横で独り言…。
    「なんか…つまんないわ。」
    『はぁ?どうしたんよ〜チエちゃん〜』

    2007-04-08 15:18:00
  • 115:

    「最近オモンナイネン…仕事してる意味がわからん。」
    『笑 何病んでるんよ〜!ウチより倍近く稼いいでるのに〜金稼ぐために働いてるんやろ?』
    「?1ってもっとイイモノって思ってたけど〜何か違うわ〜って…」
    『ウチは羨ましいけどな〜』

    2007-04-08 15:23:00
  • 116:

    「チエもなる前は1番なりたくてしょうがなかったよ、でも何か違うねんな〜」
    『張り合い無くなったん?アイさん居らんなったから?』
    「かも…最近新人さんもパッとした子おらんしな〜」
    『そやな〜みんなすぐ辞めるモンな〜』

    2007-04-08 15:26:00
  • 117:

    「競い合えるような子居ったらまた面白くなるんかもな…。」
    『?2との差もかなり有るからな…店移るとか言わんといてや〜移ったらウチもこの店やめるで!』
    「辞めはせんよ〜お店は楽しいし。」
    『良かった☆』

    2007-04-08 15:30:00
  • 118:

    アイさんが辞めてから3ヶ月…新人は入ってきてもすぐに飛ぶ
    他のメンバーも成績に伸び悩んでいた…
    (誰かおらんかな〜たい等位に競い合える子…)
    接客中もそんな事ばかり考えてボーっとする

    2007-04-08 15:34:00
  • 119:

    『どうしたん?チエチャン〜最近元気ないやん!いつもギャーギャー騒いでんのに〜』
    「店長こそ最近 仕事やる気無くない?」
    『大黒柱が1本無くなったからな〜ちょっとキツイワ〜 代表の機嫌も優れへんからな〜』
    「店長もいろいろ大変ヤネ〜  はぁ。」

    2007-04-08 15:38:00
  • 120:

    『キャバで働きそうな いい感じの子知り合いで居らん?』
    「いい感じの子ね〜 」
    閉店後のカウンターにもたれかかり ウーロン茶の氷をカチャカチャいわせながら 店長とのトーク
    店内には煙草の匂いが染み付いている…

    2007-04-08 15:43:00
  • 121:

    「いい感じの子…    あ!おった!」
    頭の中にある人の顔が浮かんだ
    (ハルカ!)
    『マジで!?ちょ〜その子にやらんか聞いてみてよ〜!頼むわ〜新人すぐ辞めよるし』

    2007-04-08 15:46:00
  • 122:

    「うん!絶対入れる 笑 」
    (中途半端に他の店で夜してた新人の子より やってみたら伸びそう…ハルカならウチと張り合える仲になるかも…。)
    勝手に決めた、ハルカを入店させる!!

    2007-04-08 15:51:00
  • 123:

    ?

    読んでます?
    頑張ってくださいね?

    2007-04-08 15:56:00
  • 124:

    とは言っても…ハルカもやりたくないって言うかも…キャバなんか手上げてやります!!って感じ違うよな…
    とりあえず次の休みにでも遊ぼう〜!
    休みなんか最近ずっと寝てたし

    2007-04-08 16:00:00
  • 125:

    主から

    135さん
    ありがと! ココで主からお詫びが…ルックス2と、少々シフトしていない点があります。
    ご了承ください。すいません!

    2007-04-08 16:10:00
  • 126:

    トゥルルル〜トゥルルル〜
    『はい』
    「おお〜お久〜!元気してんヶ〜?」
    『元気やで〜 けど、最近時々電気止められて大変 笑 』

    2007-04-08 16:13:00
  • 127:

    「ネタ〜!? 笑」
    『ネタちゃうよ〜笑 昔、貧乏してて良かった〜ってホンマ思うわ〜!』
    「携帯くらい買いや〜!」
    『家電で十分キツイわ! 笑』

    2007-04-08 16:18:00
  • 128:

    「今日、ウチな〜バイト久々に休みやねんけど〜ミナミにカラオケでも行かん?」
    『いいよ〜ミナミとか行くん久しぶりやわ〜!』
    「ほんならまた後でな〜!」
    『は〜い☆』

    2007-04-08 16:22:00
  • 129:

    昔、祐君と入った部屋とたまたま同じ個室…。
    中学仲間と遊ぶのは久しぶりだった
    〜♪あまえ〜んぼ〜♪〜
    ハルカお得意の大塚愛を最期に個室を出た。

    2007-04-09 18:54:00
  • 130:

    カラオケを出た後の予定は特にナシ!
    ウチらは、薄暗くなってきたミナミの街をフラフラショッピングする事になった。
    「コレ!超かわいいし〜!」
    入ったのは、セシル。

    2007-04-09 18:58:00
  • 131:

    「よく似合ってますよ〜♪ この形今年の流行で今よく売れてるんですよ〜♪」
    「決めた!コレ買う!」
    (金なんて…売るほどある。)
    毎月信じられないほどの札が入ってくる…金銭感覚もおかしくなっていた。

    2007-04-09 19:03:00
  • 132:

    別に、この服がそれほど気に入った訳でもない…。何でもよかった、お金を使いたい。
    ふと、後ろを向くとハルカはワンピをペラペラめくり眺めている。
    「ハルカも何か買いよ〜!きたまま遊びに行こう!」」

    2007-04-09 19:06:00
  • 133:

    「でも…私カラオケ行ったからもうそんなに余裕ないし…今月あと3万でやっていくの限界やわ〜」
    「じゃ〜ウチ晩御飯とかずっとおごってもらってたしウチ買うたるわ〜」
    「そんなんいいし!」
    「ええから、ええから!」

    2007-04-09 19:11:00
  • 134:

    「どれがいいかな〜?」
    ハルカに似合いそうな服を探す、セシル店員を引き連れて
    「ホンマいいって!」
    遠慮するハルカを無視して、かわいいワンピを選んだ。

    2007-04-09 19:14:00
  • 135:

    気を使うハルカを気にせず、それに似合うコートとブーツも片っ端から手に取る。
    それをハルカに手渡し強引に更衣室に閉じ込めた。
    「着るまで出せへんで〜♪」
    無性にお金を使いたかった…ただそれだけ。

    2007-04-09 19:22:00
  • 136:

    しばらくたって
    「着た〜?」
    「こんなんなった〜」
    扉が開くと、予想以上にワンピを着こなしたハルカが立っていた。

    2007-04-09 19:26:00
  • 137:

    「なぁ…何でそんなにお金もってるん?」
    「ん〜 小遣いとか誕生日祝いとかで、結構貯めてたねん。」
    (うそ!キャバで働いて稼いで、使い切れない金。気にすんなっ!)

    2007-04-09 19:41:00
  • 138:

    「ええから〜ええから〜!それより気にいったんやろ?その服?」
    チャッカリ、何処かの社長気分だ…。細木かずこが、芸能人にご自慢の宝石をあげるのと一緒
    「うん…でも悪いわ〜。」
    「そんな顔するな☆ それより君はアリガトウを言えないのかね?」

    2007-04-09 19:49:00
  • 139:

    「アリガトウ…。」
    (将来ボランティアでもしようかしら 笑 ガラじゃないな! いい気分♪)
    「よろしい!それよりこの鞄…笑」
    「センス無さ過ぎやな!笑」

    2007-04-09 19:53:00
  • 140:

    「んじゃ、鞄も見に行く??」
    「笑 もうイイって!」
    二人は、その格好にどうしても馴染まない鞄を、重たく腕にぶら下げひっかけ橋付近にさしかかる。
    クリスマスがじきに迫ったミナミの街には大嫌いな「ラブラブ イチャイチャ カップル」が目立つ。

    2007-04-09 20:00:00
  • 141:

    ホンの数分後…私が最後の恋をする事なんて 私自信も、この世の誰も予知出来なかっただろう…。

    2007-04-09 20:08:00
  • 142:

    バシッ!
    ハルカの肩が誰かにぶつかったらしく、ハルカは隣で謝りペコッと頭を下げた。
    私は、ぶつかってきた相手を見る…。

    2007-04-09 20:14:00
  • 143:

    (タカシ…      )
    容姿はどこからどう見てもホスト…でも、初恋の相手 私が男嫌いになった原因の人間
    タカシにそっくりだった…。未練なんて何処にも無かったはずだったのに…何故か心がざわめく…

    2007-04-09 20:26:00
  • 144:

    主から

    今日はココまで。

    2007-04-09 20:29:00
  • 145:

    名無しさん

    面白かったです☆

    2007-04-09 20:53:00
  • 146:

    名無しさん

    ?

    2007-04-10 22:59:00
  • 147:

    名無しさん

    ?

    2007-04-11 01:20:00
  • 148:

    名無しさん

    あげ?

    2007-04-12 14:30:00
  • 149:

    名無しさん

    ??

    2007-04-13 11:10:00
  • 150:

    「何処行くの?」
    ホストは、馴れ馴れしい口調でハルカに話しかけた。
    「え?どこって?ただうろうろしてるだけです…なぁチエ…。」
    困惑した表情で私の顔を見る。

    2007-04-14 00:49:00
  • 151:

    「あっ…うん。」
    横目でハルカを確認しつつ、私の視線は そのホストにクギヅケ
    (まさか…タカシ違うでな…?)

    2007-04-14 00:53:00
  • 152:

    「寒くない?」
    長時間ソコに立っていたのか…腕を組んで抱え込むような格好…。
    白い吐息が夜のネオンに照らし出される。
    「ちょっとだけ…。」

    2007-04-14 00:56:00
  • 153:

    「俺、ショウタって言うねん、この先でホストしてるんやけどな〜」
    ショウタは、グッと拳を握って 組んでいた腕を解き、ソエモン町を指を指す。
    それを聞いたハルカの態度は一変した。
    「へ〜そうなんですか〜じゃあ、さよなら!」

    2007-04-14 01:03:00
  • 154:

    一途なハルカには女を1日に何人も口説き、大金をむしり取るホストは悪者に見えるのだろう…
    でも、私も同じ様な人間だ…。プイっとショウタから向きを変え 1人でズンズンと、人の溢れる橋を渡って行く。
    私は、早歩きのハルカを追いかける。
    ハルカの白いコートの裾をグイッと引っ張った。

    2007-04-14 01:12:00
  • 155:

    ショウタも諦めず私の後から着いて来た。
    「言っとくけど!引っ張ってもアンタの店なんか行かんから!ホストなんか興味ないし!!」
    ショウタと私を間違えて怒った様に言った。

    2007-04-14 01:16:00
  • 156:

    「ちょっと…待ってや!」
    早歩きのハルカを、白い息をハアハアはきながら、必死で追いかける。
    もう一度、裾を引っ張った すると足がピタッと止まる。
    「しつこい!!」

    2007-04-14 01:20:00
  • 157:

    クルッと向きを変え私の方を見た、案の定…驚いた表情だ。
    「待ってや…寒いし、ちょっと行って見ようや〜」
    「何言うてんよ〜!お金かかるんやで!」
    (一生のお願い!!)

    2007-04-14 01:23:00
  • 158:

    「そんなん私出すから!ハルカの分も出すから!お願い!!」
    …必死だ。
    ハァ…と呆れた ため息を1つだけして私を睨みつけた。
    (オッケイ??  オッケイか?)

    2007-04-14 01:31:00
  • 159:

    顔色をうかがった。 
    (その、ため息は諦めたって事やんな〜?笑 私はそう取るよ!)
    後ろで立って居たショウタに
    「お待たせ!笑」

    2007-04-14 01:34:00
  • 160:

    3人は並んで歩いている
    …様に思ったのは私だけだった。ハルカはしばらく歩いて行く内に、いつの間にか私の背中側…
    不服そうにフラフラ着いてくる。
    (ぁあ〜結構プッチン来てるな〜でもホスト行ったら機嫌直るやろう…。)

    2007-04-14 01:38:00
  • 161:

    私は隣のショウタの横顔が 気になってしょうがない。
    (タカシの身長もこのくらいやったな…。)
    何気ない会話にさえドキドキする。

    2007-04-14 01:41:00
  • 162:

    『名前は?』
    「チエ   …それで、後ろの子がハルカ。」
    『チエちゃんって言うんや〜ベッピンさんやな〜!』
    「そんな事無いって〜↑照笑」

    2007-04-14 01:44:00
  • 163:

    ホストが言う当たり前な台詞でさえ、本気で受け止める 勘違い女?
    (オベンチャラでも嬉しいな 笑)
    お喋りしながら 歩いて行くと大きな看板のお店の前でショウタが足を止めた。
    「ここ!」

    2007-04-14 01:48:00
  • 164:

    ショウタが扉を開けると、大音量の音楽。
    『いらっしゃいませ〜!』の大勢の掛け声、お店は繁盛している様だ。
    席は、かなりうまっていた。

    2007-04-14 01:52:00
  • 165:

    席に案内され、男メニューとやらを渡された。
    ハルカはソレをペラペラとめくり出す。
    「ショウタで!」
    (ショウタと喋りに来たに決まってるやん 分かれよ、ボーイ。)

    2007-04-14 01:55:00
  • 166:

    「もう知らんから…。」
    ハルカは小声でそう言って、ソファーにもたれた。
    (まだ怒ってるんけ…もうええやん〜来てもうたんやし…。)
    一応、すまなさそうな顔をしておいた。

    2007-04-14 02:01:00
  • 167:

    『ご指名ありがとう!』
    ニコニコのショウタが私のすぐ横に座る。
    (笑 えっ!めっさ近いし!)
    ショウタの整った顔に再びウットリ…

    2007-04-14 02:04:00
  • 168:

    「シャンパンでも飲む?」
    頼まれる前にショウタが喜ぶであろう物をプレゼント。
    『え…いいの? ホンマに?』
    「うん、いいよ コレ位の値段までならいける☆」

    2007-04-14 02:07:00
  • 169:

    名無しさん

    気になる?

    2007-04-14 02:08:00
  • 170:

    『シャンパンいただきました〜!!』
    ご機嫌なショウタは立ち上がり叫んだ。
    もちろん満面の笑み。
    「ホストしてどの位??」

    2007-04-14 02:10:00
  • 171:

    『あっ、俺?もう2年位かな…。色んな店転々としてるけど なかなか…成り上がらんくて。』
    「そうなん?カッコいいから?1なんかな〜思ったで 笑」
    『笑 マジ?!夢やな いつか絶対なって見せるけどな!』
    「なれるよ〜!ショウタなら絶対になれる☆」

    2007-04-14 02:16:00
  • 172:

    『?1か〜!!なってみたいもんやな〜 たまに、向いてないんちゃうか〜って思うわ…口下手やから 笑』
    「そうなんや〜でも、?1なってどうするの?」
    ショウタが?1になりたいという夢はわかった。
    でも、?1になった所でどうしたいのか、分からない自分と重なる。

    2007-04-14 02:23:00
  • 173:

    『俺な〜将来ホストの店 経営したいって思ってるねん! 自分の店で、俺みたいなダメホスト面倒見て、一流ホストにしてな〜ミナミで一番有名な店出したいねん!』
    ショウタには、私と違って大きな夢があった。
    (それか、ウチに欠けていた物…ウチには将来の夢も、この先何をして生きていくんかも分からん…。)

    2007-04-14 02:30:00
  • 174:

    「そうなんや〜いいな〜人に語れる様な夢があって…ウチにはそんなん何にもないわ〜」
    『夢のまた夢 笑 2年も客がろくに付いてないクセにな!毎日キャッチの毎日やわ』
    「下積み長いとそれなりのホストになれるよ!!」
    『そっか〜?笑 嬉しいな☆』

    2007-04-14 02:35:00
  • 175:

    ショウタの接客は自然で落ち着く 別に、口説くわけでもなく 偉そうでもなく 友達と喋るかの様に…。
    「ウチなんか…成り行きでミナミのキャバで働き出して、?1になったのはイイケド…張り合う相手もおらんなって、面白くないねん 仕事が…最近。」
    『羨ましい話やな〜!』
    ショウタはシャンパングラスを2本手に取り、片方を私に渡した。

    2007-04-14 02:42:00
  • 176:

    『とりあえず、カンパーイ♪』
    チンッとグラスが触れ合う音。
    薄暗い照明に照らされたショウタの顔が、より一層に男前に見せる魔法をかけた。
    『さっきの話はチエチャンにしかしてないねん。』

    2007-04-14 02:47:00
  • 177:

    一口 シャンパンを口にした後ショウタが言った。
    「そうなん?ウチなんかに教えてよかったん?」
    『うん、店の子ら〜聞いたら馬鹿にされるのがオチやな 笑』
    「ウチがキャバしてるのも誰かに言うたん、ショウタが初やわ〜♪」

    2007-04-14 02:51:00
  • 178:

    それが、本当なのか嘘なのか 分からなかったが…。
    秘密を共有しあえたのが なんだか嬉しくて胸がポット温かくなった。
    「飲もう〜!今日はショウタに出会えてよかった♪」
    『うっ うん…。』

    2007-04-14 02:54:00
  • 179:

    ショウタの口角は下がり への字型
    「どうしたん?」
    『何も無いよ、全然なんも無い!』
    明らかに様子がおかしい。

    2007-04-14 02:58:00
  • 180:

    「ホンマは何かあるんやろ〜!」
    『いやっ 苦笑 そんなに金…使わせたら悪いな〜って 』
    ショウタの茶色い瞳は落ち着かない。
    「ホンマは、お酒嫌いとか??  まさかな 笑 ホストやし!」

    2007-04-14 03:01:00
  • 181:

    ショウタの手の平は私の左耳に付けられ口を付ける そしてコソコソと…
    『…まさか かも!』
    「嘘やろ〜笑!! そら向いてないわ〜 笑」
    『情けない…ホンマに でも飲むよ!チエチャン折角おろしてくれたし。』

    2007-04-14 03:07:00
  • 182:

    「無理すんな〜笑 いいよ〜私には気使わんくて!」
    『いや…でもな。』
    グラスを手に取り、口に入れ様とするが 直前でひっかかる
    「笑 ええって!」

    2007-04-14 03:12:00
  • 183:

    首を真横に1つかしげて笑う
    『やっぱ、無理やな 笑 ゴメンな!ほんまゴメンなさい!俺はクソホストです!』
    「ウチが勝手に入れたんやし、気にしてないよ〜でもその調子やと?1もまだまだ先やな 笑」

    2007-04-14 03:16:00
  • 184:

    『何で、怒らんの?』
    グラスをテーブルに置いたショウタは、不思議そうに私の顔を見つめる。
    その目に、またドキンッ!

    2007-04-14 03:19:00
  • 185:

    『もし、お客さんに【飲まれへん】なんか言うたら…ブチキレられる。シャンパン頭からかけられるのに。
    だから、普段は我慢して飲むねん…けど、アレ?何でやろうな〜チエチャンに言うてんやん! 俺!』
    混乱している様だ。腕を組んで1人で喋る。

    2007-04-14 03:27:00
  • 186:

    『何でやろな?』
    ウツムキ加減だった顔が、突然こっちを向いてニコッと笑う。
    (ショウタはズルイ!いつもそうやってんの?それともウチにだけ?そんな顔して笑われたら…誰だって好きになるやんか。)
    チラリと見えるショウタのイタズラな八重歯がズルかった。

    2007-04-14 03:35:00
  • 187:

    目が合うだけでキュンとなる…
    (ウチ、ショウタの事好きなんかも…。アカンよ!ハマッたらあかんよな…ちょっと遊びに来ただけやもん。ショウタはホストなんやで!!)
    分かっていながらも、ショウタといると落ち着く。

    2007-04-14 03:47:00
  • 188:

    名無しさん

    あげ?

    2007-04-14 03:52:00
  • 189:

    (惚れたら負け!惚れたら負けなんやって!)
    注がれるシャンパンをどんどん飲み干す、感覚を麻痺させる様に。
    『携帯教えてよ☆また連絡したいし♪』
    「うん♪いいよん♪」すでに、酔いがまわってる。

    2007-04-14 03:52:00
  • 190:

    「はるか!はるか〜起きて!」
    ハルカの腰の辺りをバシバシ叩いて起こす。
    「いくでぇ〜♪」
    ヒールをグラグラして足元がおぼつかない…。

    2007-04-14 03:59:00
  • 191:

    ショウタの腕に肩を抱かれてヨロヨロと外に出た。
    タクシーを呼ぼうか?と言ったショウタを断り、ハルカはショウタに変わって私の体を支える。
    目が回って変な感じの中、私は店の前で立って手を振るショウタを見えなくなるまでジッと見つめた。

    2007-04-14 04:04:00
  • 192:

    「恋しちゃったかも〜♪」
    夜のネオンを水面に映し出す道頓堀川、その上を架ける橋の上
    私は、ハルカに本当の気持ちを言う。酔いに任せて
    「はぁ…ばか!!」

    2007-04-14 04:09:00
  • 193:

    ハルカの深いため息 冷たい空気に溶けていく…。
    財布はスッカラカン…。帰りの電車賃ほどしか残っていなかった。
    (お金無くなってもいいねん、どうせ勝手に涌いて来るんやから…。ショウタともっと話したい…)

    2007-04-14 04:15:00
  • 194:

    主から

    寝る〜

    2007-04-14 04:18:00
  • 195:

    名無しさん

    おつかれ?
    うちも寝る?

    2007-04-14 04:21:00
  • 196:

    主から

    210さん
    おはよう 読んでくれてありがとう。

    2007-04-14 12:24:00
  • 197:

    灘波発の最終電車、ハルカに引き摺られるように飛び乗った。
    私をドア横の壁にもたれかける 冷たい壁が熱った背中に心地いい
    電車は揺れる、その場に座り込んでショウタの香水が染みわたったコートの袖
    顔を伏せてショウタの夢を見る。

    2007-04-14 12:30:00
  • 198:

    気が付くと、ハルカのベットの中。(元祐君の部屋)
    ハルカは、横のソファーで寝ている。
    駅からハルカのベットまでの記憶が無い

    2007-04-14 12:39:00
  • 199:

    突然鳴り出した私の携帯。
      恋人達は〜とても幸せそうに〜♪
    枕に顔を伏せたまま右手で枕元を叩き、アユの声を探す 
    バシ バシ!

    2007-04-14 12:43:00
  • 200:

    見た事の無い番号…寝ぼけた声で電話に出る。
    「…もしもし…」
    『俺やけど〜ちゃんと帰れたか?』
    その声で電話の主は誰だか分かった。

    2007-04-14 12:47:00
  • 201:

    「うん☆」
    『そうか〜よかった☆結構酔ってたから心配してた 明日も会いたいな…ずっとチエと居りたい。』
    「明日〜ウン分かった♪」
    『ホンマか〜!嬉しくて今日ねられへんわ〜☆』

    2007-04-14 12:50:00
  • 202:

    「明日じゃなくて、もう今日だよ〜笑 じゃ今日も会いに行くから待っててな♪」
    『おう!楽しみにしてるから〜じゃまた夜な〜!』
    電話を切った。
    「聞いて〜聞いて〜! ショウタが今日も会いたいって!!」

    2007-04-14 12:54:00
  • 203:

    寝ているハルカをベットの上から大声で起こす。
    「勝手に行きや〜私はもう行かへんで!」
    「いいよ〜♪ウチ1人で行くもん♪」
    ハルカは、ウットおしそうに寝返りをうつ。

    2007-04-14 12:58:00
  • 204:

    「じゃ、4時頃に起こしてな☆」
    また布団にくるまる。
    (何来ていこうかな〜てか店休もう 起きてから連絡しとかな…。)
    ハルカは、気分が悪いのか真夜中に何度もトイレに走っていた。

    2007-04-14 13:01:00
  • 205:

    主から

    出かけるんで、また書きます。

    2007-04-14 13:04:00
  • 206:

    名無しさん

    どんだけスレ立てんねん

    2007-04-14 14:04:00
  • 207:

    名無しさん

    続き楽しみ?

    2007-04-14 14:59:00
  • 208:

    名無しさん

    いい加減ひつこいわ

    2007-04-14 16:48:00
  • 209:

    名無しさん

    ほんなら見んかったらいいんちがう?主さんはリクに答えて書いてくれてるんやし

    2007-04-14 17:12:00
  • 210:

    名無しさん

    そのまま前のスレ使えばいいのに スレ乱立てすんな

    2007-04-14 19:08:00
  • 211:

    主から

    そんなつもりは無かったのですが…。
    もう書かない方がいいみたいですね。

    2007-04-14 21:25:00
  • 212:

    名無しさん

    え?続き書いてくれないんですか?

    2007-04-14 22:08:00
  • 213:

    名無しさん

    完結して終わらせて?

    2007-04-14 22:12:00
  • 214:

    主から

    自己満の世界で書いてきたんですが…不愉快に思っている人が沢山いる事にも気が付きました。
    ルックスシリーズは今回で終了する予定です。
    この回の小説は見てくれて応援してくれている方も居るので書かせてください。
    ご迷惑かけてすいません。

    2007-04-14 22:13:00
  • 215:

    ハッと目が覚めると、もう夕方…。
    「も〜!何で起こしてくれへんかったんよ〜」
    自己中な私は4時に起こしてくれなかったハルカにヤツ当たり。
    「ごめんよ〜」

    2007-04-14 22:17:00
  • 216:

    さっさとシャワーを浴びて、化粧も念入り 服もバッチリだ。
    「どう?かわいい〜?」
    「はい はい」
    「ショウタめっちゃ可愛い顔するねん♪あんた寝てたから、知らんやろ?」

    2007-04-14 22:22:00
  • 217:

    「昨日なんぼ店でつこうたん?」
    「ん〜?12万位かな?」
    ハルカの2日酔いの顔を脇に、大きな鏡で最終チェック…
    (よし!完璧や!)  襟元を2、3回はたく。

    2007-04-14 22:25:00
  • 218:

    「なぁ、何でそんな大金持ってんの?」
    「… アンタに関係ないやろ?  いってきま〜す♪」
    バタンッ
    嵐のごとく部屋を後にした。

    2007-04-14 22:28:00
  • 219:

    灘波までは約一時間…。
    1人ぼっちの電車、ショウタの店までの旅路は、長く感じる…
    灘波の銀行でお金をありったけ引き出す…
    (また働けばいいねん…お金つかわな、ショウタには会われへんやから…。)

    2007-04-14 22:32:00
  • 220:

    昨日来た道を辿る。
    グズグズしていたせいで、もうすぐ7時。
    (ショウタ、お酒飲まれへんし…フルーツでも頼んであげよう…)

    2007-04-14 22:35:00
  • 221:

    名無しさん

    うちこの話好き 更新早いし読みやすいし
    主頑張ってな 楽しみにしてるから

    2007-04-14 22:36:00
  • 222:

    お店の扉を開く…
    『いらっしゃいませ〜!!』威勢のいい声が私を待ち構えていた。
    「ショウタはもう来てるん?」
    店に案内しようとするボーイに聞いてみた。

    2007-04-14 22:38:00
  • 223:

    主から

    236さん
    ありがと! 心強いです。

    2007-04-14 22:41:00
  • 224:

    『ショウタサンご指名ですか?生憎…今日は彼休みなんですよ。 でも…他にも』
    〜♪恋人達は〜とても幸せそうに〜♪
    バックの中、携帯が鳴る。
    「はい」

    2007-04-14 22:44:00
  • 225:

    電話の向こうでショウタの声…。
    「今、何処??」
    「今さっきお店ついたんやけど、ショウタ休みって…何で?何処におんの?」
    「出といで  」 プチっと電話が切れた。

    2007-04-14 22:47:00
  • 226:

    ボーイが案内する席を立ち外に飛び出す。
    扉を開くと、向かいのカラオケの前ショウタが待っていた。
    「何で?今日休み?」
    『店で会おうとか俺言うてないし〜♪』ショウタが笑うたび、八重歯がチラチラ。

    2007-04-14 22:51:00
  • 227:

    『飯まだ??』 「うん」『ん〜じゃあ〜俺のお気にの店行く?』「行く〜おなか空いてた!」
    予想外の展開…。
    (え?これって…デート?それとも…ショウタ流の営業かけられてんの?)

    2007-04-14 22:54:00
  • 228:

    「らーめん?」『うん☆ココ意外にウマいんやで 笑 きったないけどな〜!』「…。」
    ラーメン屋のオヤジの「い〜らっしゃいませぇ〜!」と共に、狭いカウンターに2人は隣同士で座る。
    (マジで汚い…笑 定番のボロボロ漫画も棚にいっぱい…大丈夫かな)

    2007-04-14 22:59:00
  • 229:

    『俺、いつものヤツね!』【へい!】『ココのスタミナラーメンめっちゃ旨いで!』「そうなん?」
    茶色に汚れた紙に スタミナ とかかれた札を指差す
    「じゃ、スタミナラーメンで…。」【スタミナ2丁!】
    オヤジは慣れた手つきでラーメンを仕立てる。

    2007-04-14 23:03:00
  • 230:

    「なぁ…何で店の外なん?ウチ、お金全部おろしたんやで…こんな所で会ってもショウタにプラスにならんやん!」
    『今日も会いたかったから、ただそれだけ。』
    ショウタは、前に置かれた割り箸入れの先から出た箸の頭を撫でる。
    「ウチと?1回しか行ってないのに…。」

    2007-04-14 23:10:00
  • 231:

    『もっと話したいもん、店来たら時間にも金にも限界あるし…チエチャン負担やろ?』
    2本抜き取って、片方を私によこす。
    「でも、ウチ ショウタが?1になるのん応援したいし大した事無いけど、力になりたいねん!」

    2007-04-14 23:15:00
  • 232:

    『笑 店で銭つかわんでも、十分!俺、一緒に居りたい言うたやん!俺は嘘付くの大嫌い。』
    (騙されてるんか?こんな事言うて…一緒に居りたいって …そういう事やったん?)
    【お待ち〜!スタミナ2丁!!】ガタン ガタン
    目の前に湯気を立てるラーメン

    2007-04-14 23:21:00
  • 233:

    名無しさん

    主さん頑張ってね!

    2007-04-14 23:23:00
  • 234:

    『いただきます。』ショウタは、手を合わせる。 ズルズルと麺をすすり始める。
    『食ってみ〜旨いから!』口をモゴモゴ言わせ喋った。
    「いただきます…。」ラーメンに箸を伸ばした。
    「おいひぃ〜!!」真冬の夜に温かなラーメンを昨日であったホストと一緒に食べる…

    2007-04-14 23:25:00
  • 235:

    248さん  頑張る!!ありがと
    ズズズッ〜  美味しいラーメンは最後のスープまで飲める
    「は〜!ご馳走様〜」
    『な!旨いやろ?』隣で、爪楊枝を口の中で動かす。

    2007-04-14 23:29:00
  • 236:

    「ホンマに美味しかった♪」
    『また来ような〜俺がおごれる店とかあんまり無いけどな☆ オヤジさん!ゴットォ〜サン!』
    2人合わせても2千円ほど…稼ぎもあまりない彼には出費だったかもしれない…
    「ありがとう☆」素直にそう言ってラーメン屋をでる。

    2007-04-14 23:34:00
  • 237:

    『ドンキでも行く?俺スエッと欲しいねん』
    ドンキホーテ、日用品一式が何でも揃うその店は私もよく利用する。
    ピカピカと赤、黄、青 色んな光が溢れる大通りに出た
    ショウタと何気ないお喋り、昨日よりズット自然…通りを歩くカップルと変わらない。

    2007-04-14 23:40:00
  • 238:

    ニャー ニャー
    人の声が溢れる中、力無い猫の鳴き声が聞こえた
    『何処やろ?』
    「猫の声やな。」

    2007-04-14 23:43:00
  • 239:

    店と店が隣り合う隙間の溝、1匹の子猫が呼んでいた。
    『子供やな…こんな都会に野良猫か、親は何処に居るんやろ?迷子かな?』
    「その子、目変やで…」
    『ホンマや、怪我してるな。可哀想に…』

    2007-04-14 23:46:00
  • 240:

    ショウタは、どんな菌を持っているかも分からないその野良猫を、ソットジャケットの中に入れた。
    『寒いな、大丈夫か?お前…痛いやろ?』
    泣き続ける子猫に話しかける。まるで動物と会話出来る様な口調…。
    (動物好きなんや…ウチ苦手…。)

    2007-04-14 23:50:00
  • 241:

    『よっしゃ、予定変更!チエチャンとこの子連れて帰る!』
    本当に本能のまま生きている人だ。 そんな一面、お店の中ではおそらく見れなかっただろう…。

    2007-04-14 23:55:00
  • 242:

    名無しさん

    不愉快というか書くなとは誰も言ってないと思う。ただ何個か書いてるルックスシリーズ全部500レス以内で終わってるのにそれ使わず新たにスレ立てて今まで立てた無駄にしてるし。スレ立ては一人何個までとかはないけどスレ多くなってくるとサーバー重くなるって知ってる人が注意してるだけと思う。

    2007-04-15 00:02:00
  • 243:

    夜で暗かったのと、汚れていたので分からなかったけど どうやら白猫のメスの様だ。
    『気持ち良かったか〜?』ショウタがニコニコ笑いながら白猫を持ち上げる。
    「綺麗になったな〜」
    『コイツを チィ と名付ける!!』

    2007-04-15 00:04:00
  • 244:

    主から

    258さん
    そう言う事だったんですね 主、知りませんでした。ありがとうございます。

    2007-04-15 00:09:00
  • 245:

    「笑 チィ? 小さいから?」
    『違うよ〜チエちゃんに似てるから♪』
    タオルで丁寧に猫の体を拭く。  「ウチ野良猫??笑」
    『親とはぐれて夢も希望も無い そんなコイツを俺は守ってあげたいな。』

    2007-04-15 00:17:00
  • 246:

    昨日店で、確かに自分に夢が無い事を言った。
    「その猫飼うの?」
    『もう1匹くらい飼ったらな、俺が仕事行ってる間寂しいやろうな…』
    「笑 猫屋敷にする気?猫ってすぐ増えるで。」

    2007-04-15 00:21:00
  • 247:

    『大丈夫、メス同士やもん☆』
    視線が私に向けられた。ニヤッと笑う口元
    (え??)
    タオルに包まった猫を手渡す

    2007-04-15 00:24:00
  • 248:

    『仲良くしろよ♪』
    子猫の小さな頭を撫で、その手は私の頭に移された。

    2007-04-15 00:27:00
  • 249:

    その日から、私はショウタの彼女?? ペットになった。
    キャバクラの休みをショウタに合せ休みの日には、ショウタの部屋で一緒に暮らす。
    ハルカをキャバに引きずり込み、ハルカの秘められた才能に?1の地位を今にも奪われそうだが
    なかなか仕事も楽しくなってきた。

    2007-04-15 00:33:00
  • 250:

    ショウタも徐々にお客さんを増やし、仕事に精をだす。
    みる度に、チィは大きくなり私になつく様になった。
    そんな生活が半年続いたある日。
    店のトラブルで代表の逮捕、ハルカも店を去り 夜をあがろうかと考えた。

    2007-04-15 00:41:00
  • 251:

    「な〜ショウタ〜ウチ夜あがろうかなって考えてるねん。」
    台所に立って、夕ご飯を作るショウタの背中に問いかけた。
    『チエがそうしたいなら、そうするのがいい。』
    鼻歌交じりに料理を作る。

    2007-04-15 00:47:00
  • 252:

    本能のまま、思うがまま生きているショウタは、自分がしたくない事はしない主義。
    ショウタの反応は予想通り。
    (そない言うと思ってたよ☆)

    2007-04-15 00:51:00
  • 253:

    ご飯、掃除、洗濯、ゴミだし ショウタは家事の一式を毎日こなす。
    私は毎日大きくなったチイの面倒を見て ゴロゴロ。
    ショウタからすると、私もペットなのだ。
    ご飯を食べさせて、身の回りの世話をして、たまに気分転換にチイも連れて出かける。

    2007-04-15 01:01:00
  • 254:

    ただ1つ、チイと違う所…毎晩のH。
    ショウタの体を私が受け止める 仕事が上手くいかなかった時は激しく
    調子の良かった日には優しく私を包み込む。

    2007-04-15 01:05:00
  • 255:

    少し前まで荒々しかった腰が 最近は、私を扱うショウタの体は私を愛しむかのように求める。
    それを私は大事にしまい込む。
    もう1つかわった事…。
    ショウタの携帯が毎日、彼を呼ぶ事。

    2007-04-15 01:11:00
  • 256:

    〜♪〜♪〜♪
    自分が、店を辞めてから、ショウタの客からの電話が気に入らない。
    しかも毎日頻繁にかかるショウタの着信音。
    (また鳴ってる…。うっざ…。)

    2007-04-15 01:15:00
  • 257:

    「鳴ってる!!」
    ご機嫌斜めで、トイレの中のショウタを呼ぶ。
    『ちょっと待って!』
    「出らんいいやん…」携帯を睨みつけて小声で呟く。

    2007-04-15 01:18:00
  • 258:

    ニャー  チィが苛立つ私の膝に纏わりつき甘える。
    『はい☆ルリちゃん 何してるの?今日は暇?』
    私の思いも虚しく、いつものようにお客の電話に出る。
    チイの頭をナデナデしながら自分に思い聞かせる。

    2007-04-15 01:22:00
  • 259:

    (ショウタがホストで?1になるのを応援しいな…客からの電話ぐらいでイライラしてる。そんなんホストなんやから当たり前やん。最初から分かってた事やん!ショウタは私の物なんやから…客なんかにヤキモチ妬くのはオカシイよな…。)
    『来週の火曜?…あぁ…』
    私はソファーの後ろに立って話すショウタの顔を振り向いて睨みつけた。

    2007-04-15 01:27:00
  • 260:

    来週の火曜は、休みだから何処かに出かけようって昨日ショウタが言ったから。
    『大丈夫!いけるよ☆』
    黒目がブレながら私に当てられる。
    (約束したやん!自分から言い出したくせに!!)

    2007-04-15 01:31:00
  • 261:

    頭に血が上る 叫び出したい気分 泣き出したい気分 思いっきり引っ叩きたい気分
    でも私はあえてこう言った。
    「…お出かけは…次の休みでもいいよ。」
    心の中で涙を流した。

    2007-04-15 01:35:00
  • 262:

    (ショウタの為なんやから…これでいいんや…これでいいねん!)
    電話を切ったショウタは半べそで私に謝る。
    『ごめん!ホンマにゴメン!次の休みは絶対やから!ごめんな!』
    こんな事も、初めてじゃ無かった。

    2007-04-15 01:40:00
  • 263:

    私の誕生日も、店を休んでプレゼントを買いに行く約束をしたのに…フト客の呼び出しで出勤。
    もちろん、私は部屋でチイと 待ちぼうけ。
    何も無かったかのように、夕方のニュースをソファーに座って見る。
    スーツに着替えたショウタがまた声をかけてきた。

    2007-04-15 01:45:00
  • 264:

    『晩飯は、しょうが焼きしといたから、ご飯はチンして食べりや 野菜残したらアカンで!』
    慌てて、首筋に爽やかな香りをまとうショウタ
    「わかった。」
    『じゃ、行って来ます。』チュ 頬に1度だけキスして足早に部屋を出て行く。

    2007-04-15 01:49:00
  • 265:

    バタンッ
    冷たく閉じられた扉、チイと私が部屋に残される。
    「嘘つき…。」
    膝の上で気持ちよく眠るチイの背中を撫でながら本音がポロリ…。

    2007-04-15 01:52:00
  • 266:

    この苛立ちを誰に向けていいのか分からなかった、全て自分で溜め込む。
    でも、ショウタにはバレナイ様に…。
    ご飯を食べる気も起こらない、これからショウタが客と楽しく喋るのかと思うと虫唾が走る。

    2007-04-15 01:57:00
  • 267:

    「ご主人様は嘘つきダネ〜チイ…。寂しいね…。」
    チイの片目の傷は治らないまま。視力があるのかも分からない。
    クーラーの風が部屋を冷やす 膝の上にはチイの温かいフワフワの毛皮
    目を閉じて、ため息 そのまま私は眠った。

    2007-04-15 02:02:00
  • 268:

    夜中に目が覚めた、私の体内時計は狂って来ている。
    黙ったまま一人孤独に深夜番組を見るそんな毎日…。
    (24時間テレビか…面白そうな番組はコレだけ?)
    無表情でテレビを着け、黙って24時間テレビを見る。

    2007-04-15 02:07:00
  • 269:

    芸人の漫才…いつもは面白いコンビなのに少しも笑えない。
    しばらく見ていると、ショウタが帰って来た。
    外はもう薄暗い程度 
    「お帰り。お疲れ様〜」

    2007-04-15 02:10:00
  • 270:

    『聞いて!俺?3なったで!!』
    帰ってくるなり満面の笑み  それには私も嬉しかった。100満点の笑顔が私の孤独さを一瞬で吹き飛ばした。
    「よかったな〜♪」
    立ち上がって、ショウタの首にしがみつく

    2007-04-15 02:13:00
  • 271:

    ショウタは私の腰に手を延ばし唇を近づけた
    ショウタの舌が私の舌に絡まる
    唇の温度が消え 私はソッと目を開けるショウタは真っ直ぐ私を見つめ
    『好きや。チエの事が一番好き。』

    2007-04-15 02:18:00
  • 272:

    ギュッと体を抱きしめたショウタの腕から、愛が伝わる…
    (泣きそう…。)
    そのままベットに導かれる、ショウタが私の服を次々と剥がしていく。
    ネクタイを解き、ジャケットをぬぐ

    2007-04-15 02:22:00
  • 273:

    素っ裸になった私を優しくベットに寝かす
    真近に顔を近づけ私の髪を撫でる、優しい目をして。
    『愛してる』
    もう一度、私の舌に舌を絡ませた。

    2007-04-15 02:26:00
  • 274:

    耳たぶを撫でるように触る、耳の中も… その手は、首筋 鎖骨 肩の辺りを行ったり来たり。
    (早くオッパイも乳首も触ってよ…)
    ショウタは舌先で乳首を何度も転がし、手の平で柔らかく私のオッパイを揉み解す。
    次第に、乳首が敏感に…

    2007-04-15 02:32:00
  • 275:

    「ぁん…」
    小さなため息のような声を漏らした。その声を聞いたショウタの舌は、何度も何度も乳首を弾く その度に漏れる声…「あっ…あん…」 唇で挟んだり、アマガミしたり…。ショウタは私の反応を楽しんでいるようだ。

    2007-04-15 02:37:00
  • 276:

    (もっと気持ちよくさせて…もっともっと私を愛して…)
    視線でショウタに訴えた。
    ショウタはイタズラナ目でチラッとこっちを見て オッパイを揉んでいた手を徐々に下の方に伸ばす。

    2007-04-15 02:42:00
  • 277:

    でも、すぐには私のアソコへは触れてくれない…へその辺りに行っては引き返す…ドキドキしながらその時を待つ。
    乳首の舌先が、私のおなかをユックリ伝う。体を移動させ私の股の間に座った
    足の付け根を何度も指先で撫でる、私は敏感な所は触られてもいないのに、ヒクヒクしてしまう。

    2007-04-15 02:48:00
  • 278:

    『どうして欲しい?』ショウタのエッチな顔が聞く。
    「舐めて…」   含み笑いをして私の股に顔を近づける 足は両手で広げられた
    「ああぁぁあ〜ぁん!」
    ショウタの舌が私の割れ目を這う そして私の1番気持ちいい所を見つけた。

    2007-04-15 02:54:00
  • 279:

    「あっ…あああぁ〜」
    電流が流れるような感覚…こんなん初めて…
    ヒクヒクが止まらない私の体を見て 小刻みにクリトリスを舐める
    「ん…ああぁ…ああ〜」

    2007-04-15 02:59:00
  • 280:

    名無しさん

    なんかわろてまうワラ

    2007-04-15 03:02:00
  • 281:

    「あっ…ああ〜 気持ちいいよ…あっ〜」
    今度は入り口を舐める クリトリスは指で触りながら
    ジュルル…ジュジュ…
    「ああっ…ぁぁああ〜ああっん あっ〜」

    2007-04-15 03:05:00
  • 282:

    ショウタの体が入ってくる。
    いつもより強く、優しく私を抱いてくれた。

    2007-04-15 03:10:00
  • 283:

    主から

    わらかしてゴメンなさい 笑
    恥ずかしいな〜

    2007-04-15 03:13:00
  • 284:

    名無しさん

    今日は終わりかな?お疲れさま☆

    2007-04-15 03:27:00
  • 285:

    クーラーの効いた部屋、2人だけが熱い…。
    ショウタの腕枕に甘える…猫のように…。
    今だけは、ショウタは私のもの…。

    2007-04-15 03:30:00
  • 286:

    『もしもし〜なっちゃん? え?来てくれるん?マジ?嬉しい嬉しい♪』
    『大丈夫!今日はちゃんと席着くって☆ うん☆うん 分かった〜』
    ショウタは一足早く起きた様だ…ベットに座ってお客に電話。
    肘で頭を支え電話が終わるのを待つ。

    2007-04-15 03:34:00
  • 287:

    『ん、じゃまた店で〜 は〜い。』
    「なっ!ウチも店行ってイイ?」
    『アカン!』  一言で終わり…。
    (冷たいな〜!何か、ムカつく!)

    2007-04-15 03:37:00
  • 288:

    「なんでよ〜!ちゃんとお金払うし!!イイやんか!」
    腹が立った、いつも私は一人ボッチ…?3のショウタの仕事っぷりも見てみたい
    『見られたく無いの だからダメ!』
    そう言って、洗濯物を干しにベランダに出て行く。

    2007-04-15 03:41:00
  • 289:

    (おもん無い…何でやねん!)
    テーブルの上の携帯を手に取り台所に向かう。
    (こんな携帯…無くなってまえ!)
    蛇口をひねり、大き目の鍋に水を張る。

    2007-04-15 03:44:00
  • 290:

    ジャーー  キュ  ポチャン…
    『お前 今何したん?』
    新しい洗濯物を取りに来たショウタが目を白黒させる。
    「さあ?」

    2007-04-15 03:47:00
  • 291:

    洗濯籠を片手に私の前にズンズンと歩いてきた。
    バチン!
    左頬に平手打ちが飛んできた。
    ヒリヒリ痛い…。

    2007-04-15 03:50:00
  • 292:

    『いい加減にしろよ! お前!アカンもんはアカンねん!』
    「ムカつく!何でやねん!私との約束は平気で破るくせに…客とは毎日楽しく喋ってんやろ!!」
    『仕事なんや!しゃー無いやろが!』
    「いい加減にして欲しいのはショウタやわ!ちょっと?3になれたからって!」

    2007-04-15 03:55:00
  • 293:

    『お前がそう思うんなら出て行け!俺かて必死に頑張ってココまで来てるんや!そんな風に思ってるならいい…』
    「何にも分かって無いくせに!」
    『出て行けや!ハヨ出て行け!』

    2007-04-15 03:58:00
  • 294:

    物凄い剣幕で怒鳴り散らかされた。
    引っ叩かれた痛みと、大声にビックリしたので洗い場の前で座り込んで泣いた。
    (分かってない…ショウタは 毎日1人取り残されて、お客の電話に出る姿をどんな気持ちで耐えてると思ってんの?分かってない…一個も。)

    2007-04-15 04:03:00
  • 295:

    悔しさで心がいっぱいになる…溢れ出る涙が止まらない。
    前で立つショウタの足をジッと睨む。
    『はぁ…』
    ため息をついて水の中の携帯を拾い上げるショウタ タオルで電池を拭いてみたり、電源ボタンを押したり

    2007-04-15 04:07:00
  • 296:

    潰れた携帯を持ってソファーに座った。
    しばらく沈黙…チイが状況を察したのか、私の膝にごろごろ体を擦り付ける
    『ゴメン、言い過ぎた…手上げたのも謝る。』
    下を向いて座るショウタが謝った。

    2007-04-15 04:11:00
  • 297:

    『でも、もう少しやねん…?1なって金も人脈も蓄えて 店出したら、チエとも過ごせる時間増えるから…だから待って。』
    いつになるか分からないショウタの発言…。
    でも、私はその誓いを信じる事にした。
    (もう少しだけ…もう少しの辛抱…。)

    2007-04-15 04:15:00
  • 298:

    チイが手の甲を舐める
    「…うっん…」
    鼻が詰まった声で答える。

    2007-04-15 04:18:00
  • 299:

    『こっちおいで。』
    立ち上がって、ショウタの横に座る。
    『思ってた以上に、寂しい思いさせてたみたいやな…。ゴメンな…』
    頭をナデナデ…。

    2007-04-15 04:21:00
  • 300:

    また少しだけ、涙が出た。
    三角座りで手を前に組んで小さくなる
    『もう 泣くなよ〜』
    ショウタが背中をさする

    2007-04-15 04:25:00
  • 301:

    主から

    寝ます。

    2007-04-15 04:28:00
  • 302:

    名無しさん

    最初からずーと楽しみに毎日読んでます?更新早くて毎日何回もチェックしてます?批判とかよくあるんだし気にしないで頑張ってね?

    2007-04-15 06:41:00
  • 303:

    落ち着いた私を、目を細めて見つめる。
    それからギュッと抱きしめてキスをした。

    2007-04-15 13:04:00
  • 304:

    319さん アリガトウ!!毎日読んでくれてるなんてウレシィ〜!!

    それでも、夕方になると、せわしなく夕飯を用意して、スーツに身をくるみ髪をセットする
    そして、またチイと一緒…。

    2007-04-15 13:07:00
  • 305:

    相変わらずの毎日…寂しいけど仕方ない、ショウタの為…
    自分でもイッパイイッパイ…。
    1週間後の月曜日、明日は約束のお出かけ日。 最近ショウタは忙しく何処にも連れて行ってくれない…明日の約束を楽しみにしていた。

    2007-04-15 13:11:00
  • 306:

    ガチャ、、、
    明け方部屋のドアが開いた ベットで寝ていた私はドアが開く音で目覚めた。
    (ショウタ帰って来た…)
    「おかえり」眠い目を擦り起き上がる。

    2007-04-15 13:14:00
  • 307:

    『ゴメン!!!』ベットの前に膝まづく
    「どうしたん?」
    いきなり謝るショウタ、申し訳ない顔をした
    大体の見当はつく…

    2007-04-15 13:17:00
  • 308:

    『明日どうしても会わなアカンお客さん出来たねん!ホンマにゴメン!!』頭を下げる。
    自然に拳に力が入る…。
    「嘘つき!嘘つき!!」
    ショウタの顔面向けて枕を投げつける 思いっきり

    2007-04-15 13:20:00
  • 309:

    それでも、気は納まらない…握り締めた拳をショウタに叩きつける。
    ショウタは「ゴメン」としか言わない。
    (何でよ…明日は絶対って言うてたやん!嘘つき!!)
    布団にもぐりこみ、ショウタにソッポを向く。

    2007-04-15 13:23:00
  • 310:

    今は、顔を見るだけで 腹が立つ。
    何度も終わりにしようと考えた…
    でも、ショウタと放れられない自分がいる…
    何度も約束を破られてもショウタに依存する私がそこにいたから。

    2007-04-15 13:26:00
  • 311:

    涙も出ない、どんなに泣いても夕方過ぎになればショウタは行ってしまう。
    携帯を潰しても、すぐに新しい携帯を買って 同じ…。
    (約束なんかせんかった方がマシ!!いつも期待してしまうやんか!守られへんくせに!)

    2007-04-15 13:29:00
  • 312:

    一言も口をきかず不貞寝。
    『じゃあ…俺行くから、晩飯冷蔵庫やからな…。』
    それだけ言って、また 私を置いて行く。

    2007-04-15 13:33:00
  • 313:

    ガチャン
    また、1人部屋に残される…。
    都会の中、知り合いも 友達も 誰もいない…。
    寂しさを打ち明ける人は、何処にもいなかった。

    2007-04-15 13:36:00
  • 314:

    『ただいま〜!』
    6時過ぎに出て行ったショウタは、10時ごろ客との用事を切り上げ、帰って来た。
    「…。」
    私はまだスネて布団をかぶったまま…。

    2007-04-15 13:39:00
  • 315:

    『まだご機嫌斜めか? 』
    ベットに腰掛け、布団の上から2回軽くたたいた。
    『折角いい物買って来たのに〜チエがいらんなら1人で食ってまおっかな〜??』

    2007-04-15 13:43:00
  • 316:

    テーブルの上に小さな白い箱…の様なもの…。
    布団の間からこそっと目だけを覗かせる。
    『デパ地下で旨そうなケーキ買って来たのに〜チエが好きなチーズケーキやのに〜♪』
    ご機嫌で、ケーキに付いたセロハンを剥がして見せる。

    2007-04-15 13:47:00
  • 317:

    「そんなんでご機嫌とったって無理!」
    布団の中でモゴモゴ話す。
    『そうなん?いらんならイイよ〜  イタダキ〜♪』
    ショウタは、丸のままのケーキを手でちぎって食べた。

    2007-04-15 13:50:00
  • 318:

    『んっ!  旨い!すごい美味しいな〜☆』
    美味しそうにケーキを摘むショウタを、布団の隙間からジーっと見る。

    グルグルルッッ…

    2007-04-15 13:53:00
  • 319:

    (お腹、空いたな…。)
    今日は、朝から何も食べていない。
    スーッと 何も言わず、布団から手だけを延ばして手の平をショウタに突き出す。
    『苦笑。』

    2007-04-15 13:56:00
  • 320:

    一かけ、ケーキをちぎって手の平に乗せる。
    何かの機械の様に、ケーキが乗った手の平を布団の中に戻し、口に運ぶ。
    (うんま〜!!!)
    「もう一回…」また手を伸ばす。

    2007-04-15 13:59:00
  • 321:

    『笑 変なヤツ〜♪起きて食べよ 』
    隙間から睨みをきかせる
    (まだ許したわけじゃないんやから〜ウチはケーキが食べたいだけ。ただそれだけなんやからな!フンッ)

    2007-04-15 14:02:00
  • 322:

    ムクッと布団を剥いでショウタの向かい側にチョコンと座る。
    ケーキを鷲掴み…
    「おいひぃ〜!!」
    『おもろい奴〜♪』

    2007-04-15 14:05:00
  • 323:

    「まだ、許した訳じゃないんやから!」
    モゴモゴ口を動かしながら言う。
    『笑 はいはい♪』
    ショウタの顔を見る。

    2007-04-15 14:08:00
  • 324:

    なんなか、部屋全体に靄がかかった様に見える…。
    (何でやろ?目が変…。)
    目をゴシゴシ擦る。 だが、全然様子は変わらない…
    (おかしいな…。)

    2007-04-15 14:11:00
  • 325:

    「煙草吸ったんなら窓くらい開けてよ〜部屋中、真っ白やんか〜」
    『俺さっき帰って来たところやで。別に白く無いし…変な奴やな…苦笑』
    「そんな事無いって!メッチャ靄かかってるもん…。」
    立ち上がって、ベットの脇の窓を開けた。

    2007-04-15 14:14:00
  • 326:

    『虫入るって〜!それより風呂入ろうよ。』
    「うん…。」
    (おかしいな…煙出ていかへん…疲れてるんかな??)

    2007-04-15 14:17:00
  • 327:

    シャーーーー
    ショウタは 丁寧に私の体を洗う、髪も、顔も。
    ピカピカに洗われ湯船に2人で浸かる。

    2007-04-15 14:20:00
  • 328:

    そんなに熱くないのに…いつもより余計に湯気が立って見える。
    ショウタはご機嫌で私の体をマッサージ…。
    お風呂を出て、体の隅々までタオルで拭き取ってくれる。
    ヒョイっと、お姫様抱っこ ベットの上に運ばれる。

    2007-04-15 14:23:00
  • 329:

    唇、オッパイ、お尻にキスをして…真っ暗な部屋で今日も抱き合う。
    事が終わると、ショウタの胸で眠る…。
    いつもの生活の一部…そして次の日はいつも、すぐそこに有る。

    2007-04-15 14:26:00
  • 330:

    『あぁ〜!!よう寝た!』
    早く寝たので、今日は昼前に目覚めた ショウタは横で欠伸と同時に、ノビをする
    「おはよ。」
    『今日は天気いいな〜よく晴れてる 洗濯日和や〜』

    2007-04-15 14:31:00
  • 331:

    窓の外を見ると…曇っているように見えた。
    「雨降りそうやで…。」
    『冗談ばっかし!笑 用事済んだらどっか飯でも行こうか?』
    「うん♪」

    2007-04-15 14:34:00
  • 332:

    (昨日の罪滅ぼしか?? まっいいや〜久しぶりのお出かけ♪何食べようかな〜☆)
    座って待っていたけど、ショウタの用事はなかなか終わらない…
    「手伝うわ。掃除機当てたらいい?」
    洗濯物を干すショウタに尋ねる。

    2007-04-15 14:38:00
  • 333:

    『お手伝いとか初めてやな〜笑 』
    「ウチかって掃除機位かけれるもん♪」
    ブーンブーンブーン
    フローリングに掃除機を当てる。

    2007-04-15 14:42:00
  • 334:

    『最近掃除機かける暇なかったからしっかりあてといてや〜』
    「へ〜い」
    ブーンブーンブーン

    2007-04-15 14:45:00
  • 335:

    『同じところばっかりかけても、綺麗にならんやん 笑』
    「だって…めっちゃ埃溜まってるやんか…汚いな〜こんなに埃あるとは思わんかった…。」
    『…そんなに溜まってた?』
    「だって、ココとか特に…部屋全体、真っ白やんか…。」

    2007-04-15 14:48:00
  • 336:

    ショウタがベランダから飛んできた。
    『そこ、いつも歩いてる所やで…そんなに汚れて無いやん?』
    「そんな事無いよぉ〜!!」ブーンブーン
    むきにになって掃除機をかける。

    2007-04-15 14:51:00
  • 337:

    洗濯、洗物、風呂掃除を済ませたショウタ。
    私はなかなか埃の取れないフローリングと格闘…
    『チエがそんな神経質とは思わんかった 笑 もういいよ☆十分綺麗になったから。』
    ヒューーン… 掃除機のスイッチを切った。

    2007-04-15 14:54:00
  • 338:

    ショウタは、車を持っていない。マンション前の大きな道路でタクシーを止めて出かける。
    『梅田まで』
    タクシーは2人を乗せ梅田に向かう。

    2007-04-15 15:01:00
  • 339:

    『いつも近場やからたまにはイイやろ?』
    「うん、でも雨降りそうやから早くかえらななぁ〜傘忘れたし…」
    『笑 今日何かオカシイで☆ よう晴れてるやんか〜』
    「どこが…。」

    2007-04-15 15:06:00
  • 340:

    名無しさん

    なんかこの小説フィクションや思うと引いてまうのはうちだけ?官能部分明らかいらんかったやろ 気持ち悪い

    2007-04-15 15:09:00
  • 341:

    『おい、大丈夫かよ!笑』  【はははっ】
    運転手も一緒に笑い出す。
    (何よ〜空真っ白やんか…。)
    口をへの字に曲げる

    2007-04-15 15:09:00
  • 342:

    梅田に着いて、レストランで昼食。
    メニューを渡された。
    (見えない…文字が全く見えない。)

    2007-04-15 15:12:00
  • 343:

    『俺、きーめた!』「何にしたん?」『コレ!煮込みハンバーグ♪』「じゃ、ウチもそれでいいわ…。」『自分の好きなのん頼めよぉ〜』「何でも良かったから…ウチもそれでいい。」『そっか?』
    (メニューが見えないなんて言ったら、またバカにされる…ただの疲れ目なんやから…多分。)

    2007-04-15 15:16:00
  • 344:

    名無しさん

    主さん頑張ってね?毎日楽しみにみてるから?批判とか気にしないで?応援してる人もたくさんいるから

    2007-04-15 15:17:00
  • 345:

    【お待たせいたしました 煮込みハンバーグです。】
    カタン   カタン
    わたしの前に硬い音がして、ボンヤリと茶色のものが見える。デミグラスソースのいい臭い…
    『いただきまーす♪』

    2007-04-15 15:19:00
  • 346:

    361さん  ありがとう!!
    「…いただきます。」
    横に添えられていたフォークとナイフで茶色い物体を突付く
    (どっちがフォーク??)それさえ分からない…

    2007-04-15 15:22:00
  • 347:

    ポロッ
    ハンバーグを口に運ぼうとした時、肉片がポロッと落ちた。
    『あぁあぁ…子供やな〜笑 チエはお箸にしとき!』
    ショウタは店員に箸を頼んで私に渡した。

    2007-04-15 15:25:00
  • 348:

    割り箸を割ってハンバーグを摘む、ナイフ フォークよりは食べやすい。
    霞んで見えるハンバーグをイライラしながら完食した。
    「ご馳走様。」
    『エライ時間かかったな〜笑 腹一杯ならいいけど♪』

    2007-04-15 15:28:00
  • 349:

    レストランを出てHEPでお買い物…見えにくいから、ショウタのシャツの裾を握って歩く
    (離したら迷子になりそうや…。)
    『何〜?今日はえらい甘えた?笑』
    私の手をシャツから離して、手を繋ぐ…。

    2007-04-15 15:31:00
  • 350:

    カップルが手を繋いでイチャイチャするのが嫌いな私…この時は、ショウタの手を頼るしか無かった。
    『コレ!可愛いな〜♪チエに似合うで〜 』
    「そっ、そうかな…?」
    『欲しい??』何かを広げているのは分かるけど…どんな服なのかハッキリ分からない。

    2007-04-15 15:34:00
  • 351:

    『こんなん着て、ただいま〜言うてくれたら疲れも吹っ飛ぶな〜♪俺の好みの服♪』
    「じゃ、それ着たい☆」
    『ん、分かった。』
    ショウタは、手を放してレジに走った。

    2007-04-15 15:37:00
  • 352:

    私はその場から1歩も動かずショウタが戻るのを待つ。
    『お待たせ!サイズMやけどいけるよな??』
    隣でショウタの声…声の方に体を向ける。
    「うん☆ウチMでいける。アリガトウ♪」

    2007-04-15 15:40:00
  • 353:

    『何処向いて喋ってんの?? 笑 それ、思いっきりマネキンやん!!』
    「え??」
    『ホンマ変な奴 笑 』
    「間違えただけやん…」下を向いた。

    2007-04-15 15:43:00
  • 354:

    『サンダルは?いらん?』
    「もういい 今日は何か疲れた…帰ろう。」
    『え!まだ3時半やで?もういいんか?』
    頭を縦に1回 コクリッ

    2007-04-15 15:46:00
  • 355:

    タクシーを拾って部屋に帰る
    (ホンマにどうしたんやろ?調子悪いな…目が見えにくいだけでこんなにイライラするもんなん?出かけても全然楽しくない…。)
    『今日、夜何がいい?昼間こってりやったし、素麺とかでいいか?』
    「…何でもいい。」

    2007-04-15 15:51:00
  • 356:

    『何ぃ〜? 怒ってんの?』  「怒ってないよ。」  『何かさっきからツンケンしてるやんか。』  「そんな事無いよ。」
    タクシーの中そんな会話…。
    硬い空気が車内に広がる。

    2007-04-15 15:54:00
  • 357:

    部屋に戻ると、ショウタはシャワーに入ってから 素麺をゆで始める。
    私は、出しっぱなしの掃除機に躓きそうになりながらベットに横たわる。
    (…真っ白。)
    目の前に広がる靄は、午前中よりも濃くなっている気がする。

    2007-04-15 15:58:00
  • 358:

    目を閉じると真っ暗、開けば白の世界…。
    白と黒を何度も行ったり来たり。
    『俺もう行くから、行ってきます。』
    「いってら〜。」手の平を声の方に、ヒラヒラ

    2007-04-15 16:02:00
  • 359:

    ニャー
    お腹の上に軽い何かが乗っかる 温かい毛皮のあの子
    (そういえば…チイに今日餌あげてなかったな…)
    餌は、玄関の外の物入れに入れてある。

    2007-04-15 16:07:00
  • 360:

    「ちょっと待ってな。」
    薄暗くなった部屋、更に視界が悪い 壁をつたって餌を取りに行く
    ニャー
    チイが手探りで歩く私の後ろを付いて回る。

    2007-04-15 16:15:00
  • 361:

    小さな物置の扉を開ける 暗い物置の中手を入れて 餌の袋を探す。
    「何処だろ…あれ?」
    しゃがみこむ私の膝にゴロゴロ甘えるチイ
    「あったよ☆」

    2007-04-15 16:19:00
  • 362:

    袋を持って立ち上がると、チイが股の間をすり抜けてドアと反対に走るのが分かった。
    「こら!!チイ!そっちはアカン!」
    走っていっただろうと思う廊下を追いかけた。
    ガタガタガタッ  ズシン!!

    2007-04-15 16:23:00
  • 363:

    名無しさん

    ホストの話もーえーて。愛したのはってゆってるけどいちいち疑似恋愛に真剣になんなよ。

    2007-04-15 16:29:00
  • 364:

    硬い角に何度も 背中、すね、頭をぶつける。
    「ギヤァ〜!!」 止まりたくても止まらない。
    べタン!! 硬く冷たい廊下に叩きつけられた。

    2007-04-15 16:30:00
  • 365:

    名無しさん

    >>380いちいちつっかかんなや?嫌なら読むな

    2007-04-15 16:34:00
  • 366:

    「った〜…。」
    全身が痛い…唇を切った様で口が血の味…
    (チイは?)
    鳴き声は何処にも無い

    2007-04-15 16:35:00
  • 367:

    (どないしよう…。とりあえずショウタに電話して…。)
    自分がどんな状態なのか分からない、節々が痛む 階段を一段一段確かめるように登って部屋に戻る。

    2007-04-15 16:38:00
  • 368:

    (でんわ…とりあえず電話して…帰ったら一緒に探そう。)
    携帯は、いつもベットの横  枕をどけたり、布団をどけたり 必死で探す。
    「あった!」
    携帯を握り締める。  パカッ

    2007-04-15 16:43:00
  • 369:

    名無しさん

    どーゆう事?猫が部屋から出て行ったってことやんね?部屋の扉あいてたって設定?

    2007-04-15 16:46:00
  • 370:

    携帯を発見したのはいいが、番号のボタンも見えない。
    リダイヤルでショウタに電話する。
    トゥルルル〜トゥルルル〜
    呼び出し音は、何秒も続く。

    2007-04-15 16:46:00
  • 371:

    名無しさん

    386です。ごめんなさい。玄関の外っての読めてなかったです?

    2007-04-15 16:48:00
  • 372:

    主から

    386さん
    表現が分かりにくかったですね、チエが餌を取りに、玄関を出た時に 猫のチイも一緒に出ちゃったんです。
    その後、ドアを閉めたって設定です。最初はチイが足元にいたから、逃げ出すとは思っていなかったけど 
    チエが立った瞬間にチイは、何故かに逃げちゃったんです。

    2007-04-15 16:52:00
  • 373:

    ショウタは、なかなか電話に出ない…
    (何でよ!ハヨ出ろ!)
    負けずに何度もコール。
    トゥルルルトゥルルル〜♪

    2007-04-15 16:55:00
  • 374:

    ブチッ
    「…」  ツーツーツーツー…
    (切った?何で?)

    2007-04-15 16:58:00
  • 375:

    「…  糞ボケ!」
    携帯をフローリングに叩きつける。
    癇癪持ちの私がよくするお馴染みの行動…おかげで携帯は傷だらけ
    (どうしよう…)

    2007-04-15 17:02:00
  • 376:

    部屋でモンモンとショウタの帰りを待つ、もう一度電話したかったけど…切られるか、電源を落とされる様な気がして止めた。
    日は暮れて、部屋は暗いのだろうか…?
    目を閉じても、開けてもそんなに変わらない…

    2007-04-15 17:05:00
  • 377:

    (早く帰ってきて…)
    ソファーで真っ暗の世界 一人ボッチ… 三角座りで、聞こえるのはチッチッと時を刻む秒針だけ。

    2007-04-15 17:08:00
  • 378:

    今何時かも、外は明るいのかも分からない。眠っていたのかも知れない。
    気が付けば、ショウタは帰っていて私の側で黙ったまま、何かを紙で包んでいる様だ…
    ワシャワシャ  ワシャ

    2007-04-15 17:12:00
  • 379:

    「帰ってたん?」顔を上げる
    『…。』  ワシャワシャワシャ…
    「何してるん?」
    『チイ…死んでた、マンションの前で 轢かれてた…。』

    2007-04-15 17:15:00
  • 380:

    ショウタは、チイの亡骸を新聞紙で包む。
    「ゴメン、私のせい…。餌取りにいこうとしてドア開けたら知らん間に出てて…追いかけたんやけど階段から落ちて 見失ってしまったねん。ゴメン!チイ…」

    2007-04-15 17:18:00
  • 381:

    『明日埋めてあげよう…。お前は悪くないよ。』
    ドアを開けたとき、もっと注意してたら…こんな事にならんかったのに…。
    最期に、チイの顔を見ようと、新聞を少し開いてみたけど 全く見えない。

    2007-04-15 17:23:00
  • 382:

    私の瞳から 完全に光が消えたのはその時。
    目を開けても、閉じても真っ暗の世界…暗闇。
    『おいっ!チエ…風呂…。』
    「…。」

    2007-04-15 17:26:00
  • 383:

    『チイかて、お前のせいって思って無いから…。生き物はいつか死んでしまうねん。』
    「そんなんちゃうねん…」
    『はぁ〜?    何言うてるか分からん〜』 ピチョン
    ショウタが風呂場で叫ぶ。

    2007-04-15 17:29:00
  • 384:

    「見えへんねん。  目、おかしい」
    服を脱いで風呂場に入る。
    『アザだらけやん!どないしたんなよ!!』ザバンッ
    湯船から立ち上がるショウタ

    2007-04-15 17:32:00
  • 385:

    「チイ追いかけた時、階段から転がって打ったからかも…全然見えへんねん こないだからちょっと調子悪くて、でも疲れ目」
    『コレは?』
    「…???」
    何の事を言っているのか分からない。

    2007-04-15 17:35:00
  • 386:

    『俺の指何本に見える??』「…わからへん。」『じゃもうチョい近く…コレは?』「見えへんって言うてるやんか!!!」
    ピチャン…ピチャン…ピチャン…
    あまくなった蛇口から1滴 2滴と雫が垂れる…。

    2007-04-15 17:39:00
  • 387:

    『俺の顔も…見えへんか?』
    腕を伸ばしてショウタの頬をぺたぺたと触る 確かにショウタの輪郭がある。
    でも、私の眼には何も映らない
    フン フン 首を左右に振った。

    2007-04-15 17:43:00
  • 388:

    主から

    休憩〜!!

    2007-04-15 17:47:00
  • 389:

    名無しさん

    湯船につかる私を後ろから覆いかぶさるように抱きしめる。
    真っ暗闇の中、背中にショウタの感覚
    『シュン…シュン……』「泣いてるの?」

    2007-04-15 18:22:00
  • 390:

    ↑主です。
    のぼせて倒れそうになるほど2人はそのまま…
    ショウタは、私の眼が見えない事がよっぽどショックだったらしく
    風呂上りも雰囲気が暗い…。

    2007-04-15 18:27:00
  • 391:

    「多分、疲れ眼やって!!明日病院行くよ〜大丈夫♪」
    (ホンマは、ちょっと心配… オールが何日続いて疲れても こんな事ならんかった…。)
    『うん…。何でも無かったらいいけど…。』
    「何にもナイナイ!笑 大丈夫!」 わざと明るく振舞う、内心は不安でたまらない。

    2007-04-15 18:33:00
  • 392:

    2人頭を並べ、ベットで眠る。
    次の日、早めに起きた私達は 車道脇の植え込みの下に、死んでしまったチイを埋めた。
    それから近くの眼科へ…

    2007-04-15 18:39:00
  • 393:

    ショウタに手をひかれ、交通量の多い道路脇をユックリ歩いてく。
    (今日は晴れなのか、曇ってるんかな?)
    ブーン ブーーーン
    走り去る車の音と、ウッとなるような熱い空気 排気ガス…

    2007-04-15 18:44:00
  • 394:

    視力をなくした私は、眼以外の部分 聴覚、臭覚が敏感になった。
    待ち行く人の話し声や笑い声…自分の事を見て 皆が笑っているような被害妄想にとらわれる…
    「何か嫌…」
    ショウタの影に隠れる。人目に触れたくない

    2007-04-15 18:49:00
  • 395:

    『どうしたん?もう少しやから 熱いけど我慢し〜』
    「嫌だ!タクシーに乗ろう!」
    『えぇ〜でも後5,6分なんやから…』
    「皆が私を見てる気がするから 外歩きたくない!!」

    2007-04-15 18:52:00
  • 396:

    『誰も見てないよ〜勘違いやって〜』
    「私の事を見て笑ってる気がするからヤダ!早くタクシー停めて耐えられへん!!」
    『…。』
    しばらくすると、ドアが開く音…     ガチャン

    2007-04-15 18:55:00
  • 397:

    手を取られ、ショウタが先に車内に乗り込む  バタンッ
    【何処まで行きましょ】『近くで悪いんですが、この先の木下眼科お願いします。』
    ブーン…タクシーは走り出す。

    2007-04-15 18:59:00
  • 398:

    外を見ても、真っ暗な世界が広がるだけ…
    私は、寝ているのか 起きているのか…  生きているのか 死んでいるのか…
    街の人々皆が私を哀れな目で見て、フラフラ歩く私を笑っているような感覚
    大分 卑屈になっている…。

    2007-04-15 19:03:00
  • 399:

    主から

    今日はココまで!!

    2007-04-15 19:07:00
  • 400:

    名無しさん

    おつかれさまー?いっつも楽しみによんでます?続きめっちゃ気になる?また頑張って、書いてください?

    2007-04-15 19:12:00
  • 401:

    名無しさん

    お疲れ様です?

    2007-04-15 19:51:00
  • 402:

    名無しさん

    フィクションなんやったら猫が死ぬシーンていらんかったな

    2007-04-15 20:02:00
  • 403:

    ↑↑いちいち
    うるさぃ!!

    主さん
    メチァ楽しみにしてるし最後まで頑張って?????

    2007-04-15 21:19:00
  • 404:

    名無しさん

    いやイランかったな??

    2007-04-15 21:20:00
  • 405:

    名無しさん

    ↑まぢうっとい
    人が何かこうが勝手やろが糞ボケ

    きにいらんねやったら一生くんなゃアホ 邪魔なんぢゃ

    2007-04-16 02:16:00
  • 406:

    名無しさん

    いやいらんゃろ???

    2007-04-16 12:43:00
  • 407:

    名無しさん

    いちいちケチつけんくてもぃぃゃん?楽しんで読んでる人だっていてるんやから?文句ゅぅなら読まんかったぇぇねん?

    2007-04-16 13:20:00
  • 408:

    名無しさん

    小説やねんから
    いらんとかゆう奴読む価値なし

    2007-04-16 16:23:00
  • 409:

    名無しさん

    みんなほっとこうやー?

    2007-04-16 18:47:00
  • 410:

    名無しさん

    はよ完結せーやー

    2007-04-16 18:51:00
  • 411:

    主から

    あの〜…

    2007-04-16 18:59:00
  • 412:

    タクシーの運転手一言も口をきかない…
    あまりいい顔はしていないであろう。
    運良く、乗車拒否はされなかった。
    (フーッ…)

    2007-04-16 19:04:00
  • 413:

    『着いたよ。』
    1メーターだけお金を払い、眼科の前に下ろされた。
    どんな病院なのかよく分からないが、2,3段階段を登る。
    ショウタが前に回って、両手を引く リハビリ老人の様な気分…

    2007-04-16 19:07:00
  • 414:

    【はははは〜☆】背中側から道行く人の笑い声…
    (笑われてる…ウチの事笑ってる…  恥ずかしい…。)
    「放して!!歩けるから!」
    ショウタの手を振り払う。

    2007-04-16 19:10:00
  • 415:

    『…。』 ショウタは、黙って病院のドアを開ける。
    ツカ ツカ ツカ ゴツン!
    入り口の、ちょっとした段差に躓いた
    『大丈夫か??』ショウタが背中を持ち上げようとした。

    2007-04-16 19:13:00
  • 416:

    「やめてよ!!」
    (アホな子見たいやんか…ショウタに頼らんでも、このくらい大丈夫なんやから!)
    ソファーで診察を待ちながら やたらとイライラする ショウタにもさっきからずっと八つ当たり…。

    2007-04-16 19:16:00
  • 417:

    (生活リズムも悪いからそれでちょっと調子が悪いだけやよ 大した事じゃないし… 診察してもらって、目薬貰ったらまた戻るわ )
    私は、フカフカのソファーに座って そう信じていた。
    現実は、もっと残酷な答えな事も知らずに…。

    2007-04-16 19:21:00
  • 418:

    主から

    仕事の書類をせなアカン事を忘れてました!!ヒトマズ片付けます…
    ちょっとお待ちを…すぐ来ます。

    2007-04-16 19:25:00
  • 419:

    名無しさん

    気になるぅ

    2007-04-16 19:33:00
  • 420:

    名無しさん

    気になるて大体分かるやーん?

    2007-04-16 19:50:00
  • 421:

    【ココにアゴを乗せてください】
    診察が始まる、椅子に座らされ言われた通り 器具にアゴ乗せる。
    ピッ ピー ピッ
    機械の音が不気味に聞こえる。

    2007-04-16 19:59:00
  • 422:

    【…はい。 結構ですよ。】
    医者は、物言いたげに機械から私を離す。

    2007-04-16 20:02:00
  • 423:

    【見えにくくなったのは、いつ頃??】
    「見えにくさは少し前から少しずつ…初めは、白い靄がいつも眼の中にあって見えにくくて、昨日から見えなくなりました。」
    【ん〜…】
    困った様な声を出す医師。

    2007-04-16 20:05:00
  • 424:

    「なんなんですか?見えないと凄い不便で…何とかしてもらいたいんですけど。」
    ハッキリしない医者に内心イライラ…
    【ハッキリした原因が分からないのですが…】
    医師は、難しい事を言い出す。 私にはよく理解できない。

    2007-04-16 20:10:00
  • 425:

    【手術で治る見込みは無いです…。】
    長い医師の独り言の後、そんな言葉が耳に入った。
    「それは…見えないままって 事ですか」
    【…。   原因が、分からないんです…。】

    2007-04-16 20:13:00
  • 426:

    その後、何時間もの検査。。。
    しかし 結果は分からない様だ…
    【神経的な物かもしれません…ストレスに思う事はありませんか?】
    思い当たることは、あの事だけ…

    2007-04-16 20:16:00
  • 427:

    「治らないって…事ですか??」
    【経過を見ていくしかありません。】
    鈍器で頭を殴られるような衝撃とは この事を言うのだろうか…

    2007-04-16 20:19:00
  • 428:

    心臓がキュンキュンする
    絶望した。 
    この先一生、私の眼には何も映らないかもしれない…
    原因不明の失明、谷底に突き飛ばされた様な感じ

    2007-04-16 20:25:00
  • 429:

    【次の方 中へどうぞ〜】
    看護婦の手を頼り、診察室を出る。
    『どうやった??何って??』
    ショウタの声が横でざわつく

    2007-04-16 20:28:00
  • 430:

    待合室の椅子に座り、動けない。 口を開く事も…。
    『…。』
    空気を読んだのか…ショウタも黙る。

    2007-04-16 20:32:00
  • 431:

    膝に置いた手に、温かい物が触れる。ギュッと手を握られた。
    その手は私を温かく包み込む…。
    そして、病院の外へ ゆっくりと導く

    2007-04-16 20:35:00
  • 432:

    タクシーに乗り込み、マンションに戻った。
    何も見えない…ココが2人の部屋なのかどうなのかも 分からない。
    手を引くのもショウタなのかも 分からない。
    分からない 分からない 分からない… 何故自分がこうなったのかさえ分からない。

    2007-04-16 20:39:00
  • 433:

    ガチャン
    「…うっ…ううっ…」
    光を失ったはずの両目から 雫が溢れ出て それが頬をつたう…。

    2007-04-16 20:42:00
  • 434:

    「うわぁーーん…ぁっ ぁあ〜!!」
    悲鳴にも似た泣き声… 顔が冷たく濡れていく
    どんな顔をして大泣きする私を見ているのだろう…
    構わず、気が済むまで玄関に立ったま泣き続ける。

    2007-04-16 20:47:00
  • 435:

    二本の暖かい腕がゆっくりと体を抱きしめる 無言のまま。
    「…うひっの…目っ…ぼうっ  だおらん…ヒッグ…がもしれへんっ でっ…ヒッヒッ…」
    (ウチの目 もう治らんかもしれへんって。)
     

    2007-04-16 20:54:00
  • 436:

    腕は、強く私を抱きしめる 潰れそうなほどに…。
    『俺が、チエの目になるって…大丈夫やから。俺はお前の見方やから…。』
    耳の元でショウタが囁いた。

    2007-04-16 20:57:00
  • 437:

    また、涙が零れる…。
    「うぅ…うわぁあ〜んっ!!」
    この夜、私は一生分の涙を流した気がした…。

    2007-04-16 21:00:00
  • 438:

    散々泣いた後、2人はベットにいた。
    ショウタは今日、お店を休んでくれた…新たに買った携帯の電源も切っている。
    今日だけは 一緒に居たかった。ショウタの存在が欲しかった…。

    2007-04-16 21:05:00
  • 439:

    溺れそうなシーツの海に 手を伸ばし 36度を探した。
    確かにショウタが側に居る…唇で何度も確かめる。
    はじめて、私からショウタを求めた ショウタは惜しげなく愛をくれる。

    2007-04-16 21:10:00
  • 440:

    ショウタの熱い吐息 それだけを全身に感じ
    深く暗い世界に私は彷徨う。

    2007-04-16 21:14:00
  • 441:

    『ごはん☆出来たぞ〜』
    カタン カタン
    (美味しそうな臭い グラタン…??)
    ショウタの声で目を覚ます いつもの日常。

    2007-04-16 21:21:00
  • 442:

    『今日は〜昼まっからチエの好きなグラタンやで♪』
    ショウタの声はいつも以上に明るい
    「よいしょ…」
    ベットから抜け出し、おそらくソコにテーブルがあるだろう場所に座る。

    2007-04-16 21:24:00
  • 443:

    『熱いから気を付けろよ。はい、フォーク。』
    私の手にフォークの柄を握らせる
    (こんな事もしてもらわな アカンのか… だって分からんもんな…。)
    「…ありがとぅ」

    2007-04-16 21:27:00
  • 444:

     カツンッ カツンッ…    硬い音
    『ココやで。』
     スー…
    グラタンの皿をフォークのとどく所にずらしてくれた。

    2007-04-16 21:30:00
  • 445:

    クッチュ  
    「アッチ!!」
    『笑 熱い言うたやん!今さっき。』
    「…。」

    2007-04-16 21:33:00
  • 446:

    「もう いらん!!」
    『…。』
    何も出来ない自分が嫌。 人に頼らないと大好きなグラタンも食べれない…。
    親切でしてくれていることもわかるけど…何故かうっとおしい。

    2007-04-16 21:36:00
  • 447:

    ビーン…  テレビが付く低い音。
    『ハハハッ!今日はいいともゲストでアユ出てるで〜』
    気まずかったのか、ショウタはテレビをつけた。

    2007-04-16 21:41:00
  • 448:

    「見えへんて言うてるやん!!!バカにしてんの?」
    『…そんなつもりは無いけど、アユ好きやから…。』
    「アホにされてる様にしか思われへん!何がアユよっ!何にも見えへんわ!!」
    『落ち着けよ…俺が悪かった。』

    2007-04-16 21:46:00
  • 449:

    「ウチの事、可哀想とか思ってるんやろ!目見えへんくて不自由やなっ〜て 1人じゃ何にもできひんって思ってるんやろ!!」
    『俺は、お前の為にしてるだけや』
    「嘘!私には分かる!」
    『…。』

    2007-04-16 21:52:00
  • 450:

    ショウタが立ち上がって、向こうに歩いていく音が聞こえる
    『…   食べたら、ちゃんと流しに入れといてな。俺、ちょっと散髪でも行って来る…』
    バタンッ  勢いよくドアが閉められた。

    2007-04-16 21:56:00
  • 451:

    「…ッ。」
    ゴロンッ… ポタッ
    テーブルのグラタン皿を腕で払いのける
    ジーンと振るい落とした腕が痛む…

    2007-04-16 21:59:00
  • 452:

    つけられたままのテレビからは、愉快な笑い声…
    (何であんな事 言うたんやろ… ホントに何にも出来なくなったくせに…)

    2007-04-16 22:03:00
  • 453:

    主から

    明日も仕事なのでこの辺で…
    知らない間にコメントくれていていた皆さん、今後の参考にします。
    どうもありがとう。

    2007-04-16 22:06:00
  • 454:

    名無しさん

    ?

    2007-04-17 02:03:00
  • 455:

    名無しさん

    ?

    2007-04-17 09:09:00
  • 456:

    名無しさん

    ?

    2007-04-17 11:03:00
  • 457:

    名無しさん

    ?

    2007-04-17 15:18:00
  • 458:

    名無しさん

    ?

    2007-04-17 15:20:00
  • 459:

    ボケーっと ショウタが出て行った部屋に一人…
    ベットの下にもたれて座る
    何時間座ったままなのか分からない お尻が痛くなるくらい

    2007-04-17 17:54:00
  • 460:

    ガチャ… パタン
    ショウタの長い散髪は 終わった様だ…
    散髪なんてきっと嘘だろう そんな事は分かってる。
    あんなキレ方されたら誰だってムカつく でもショウタは、私をどならなかった

    2007-04-17 17:57:00
  • 461:

    『あ〜ぁ… こんな事して。』
    カチャン カチャン
    私が何時間か前にテーブルから振り落としたグラタンとフォークを流しに置く

    2007-04-17 18:01:00
  • 462:

    ゴシゴシゴシ…
    酷い事をしたのに、ショウタは私を攻めず 黙って床にこびり付いたグラタンを拭き取る。
    「何で怒らんの…? ウチにムカついてるやろ?」
    三角座り 下を向いて 蚊の鳴くような声で聞く。

    2007-04-17 18:05:00
  • 463:

    私の真横で足音が消えソッと隣に座った。
    『正直…ブチキレそうなったよ 俺は良かれと思ってした事で、でもチエはそうと思わへんかった…じゃあどうしたらエエねん!って思って…この時時間までずっとブラブラ歩き回ってた。でも、答えは1つしかないねん…俺はお前が好き、お前の為なら何でもするから。うっとおしって思ってもいい お前の目が治るまで…俺がお前を支えたるから…。好きや…。お前がどんなんなってもずっとずっと 大好きや。』

    2007-04-17 18:21:00
  • 464:

    主から

    夜来ます。

    2007-04-17 18:27:00
  • 465:

    頬に触れる温かい手の平が 私の穴があいた心を埋めていく。
    心のトゲトゲが1本溶けた…。

    2007-04-17 19:52:00
  • 466:

    「ありがとう…。」
    この言葉しかなかった
    今までに、いろんな男に出会った でもこんなに私を愛してくれた男は彼だけだろう…。
    頬に当てられた この手を選んだ事を運命と言うしかない

    2007-04-17 19:56:00
  • 467:

    『腹減ったな! 今日はコンビニ弁当や ゆっくりしてたら、もうこんな時間なってるわ〜』
    「今日は、お店行くの?」
    『ゴメンな。早めに帰るから…』
    「  うん。」

    2007-04-17 19:59:00
  • 468:

    さっさと晩御飯を済ませショウタは いつもの様に出勤の用意…。
    (ずっと一緒に居てよ…。)
    『人来ても開けたらアカンで!お茶飲みたかったらテーブルにあるから。』
    「…わかった。」

    2007-04-17 20:03:00
  • 469:

    『いってきま〜す☆』
    ガチャン ガチャガチャ…
    行ってしまった 真っ暗世界 一人ぼっち…

    2007-04-17 20:07:00
  • 470:

    (やっぱりムカついてるんや…でも、どうしようもなく腹ただしい感情が出てくるねん…。いつ治るか、一生このままかもしれない…ずっとこうしてショウタに迷惑かけて当たり散らしていける?そんなんでけへん…ショウタはウチの事ホンマに好きやのに…。ずっとこのまま?ショウタはずっとウチがイラついて傷付くのに耐えていくん?そんなん、いつか我慢でけへんなるやん…)

    2007-04-17 20:14:00
  • 471:

    (今は、こんな私の世話をやくのも苦じゃないかもしれへん…でもそれに耐え切られへんなった時、ショウタは去っていくかもしれへん…ホンマに出て行って、帰って来なくなるんかも…)
    マイナス思考が頭いっぱい…
    (ウチは、いつかショウタのお荷物になる…。)

    2007-04-17 20:18:00
  • 472:

    (消えたい…。傷付く前に…。どっかへ行きたい。)
    死にたくなった…。
    目の見えない人生をおくる運命を どうしても受け入れられない。

    2007-04-17 20:23:00
  • 473:

    (死にたい。死んでしまえたら…ショウタにも迷惑かからないよな…。)
    腰を上げて台所に向かう。
    ズ〜ッ
    流し台の下、毎日ショウタが握る 出刃包丁を取り出した。

    2007-04-17 20:27:00
  • 474:

    (手首切ったら…死ねるんかな??痛いよな…。)
    刃を左手首にゆっくりと当て、軽く引いてみた…
    「った…。」
    薄っすらと一本赤い筋が入る。

    2007-04-17 20:30:00
  • 475:

    (こんなんじゃ全然死なへんし…。何ビビッてんの?私…)
    もう一度包丁を手首に押し当てる 右手は小刻みに震えだした。
    「フ〜」 
    深い深呼吸を1回…。

    2007-04-17 20:34:00
  • 476:

    「…んっ!」
    今度は、さっきよりも力を入れて引いた。
    (痛い〜!)
    ポタ。ポタ。ポタ…  手首の生暖かい血液が手首を伝い 流しに落ちる。

    2007-04-17 20:37:00
  • 477:

    深い傷が手首を赤く汚していく…
    (何で死なれへんの!!死にたい!!もう死にたいのに!!!)
    何度も何度も、自分で自分を傷付ても 赤い血で汚していくだけ…

    2007-04-17 20:40:00
  • 478:

    「あっ…あぁあ〜!!…ッ」
    あまりの痛みで包丁を握り閉める右手を緩める
    ブスッ!!
    それと同時に、右足に激痛が走る

    2007-04-17 20:45:00
  • 479:

    包丁は、私の右足を突き刺した
    「ぎやぁ〜〜!!」
    今度は右足の痛さに悲鳴を上げる

    2007-04-17 20:48:00
  • 480:

    その場に座り込む…
    (めちゃくちゃ痛い!!死にそう!!)
    味わった事の無い痛みが襲う
    (ウチ、死のうと思ってこんな事したんや…。アホやな…。)

    2007-04-17 20:52:00
  • 481:

    (でも折角痛い思いしたんやから…1回で死んでまわな…。)
    右足に垂直に刺さった包丁の柄を両手で握った。
    (コレ…抜いたら いっぱい血出るよな…。)
    死神がとりついた私には死ぬ事しか考えられない。

    2007-04-17 20:56:00
  • 482:

    左手首がズンズン痛む… 力一杯それを引き抜いた
    「…ぐぁ!!」
    足に穴が開き、ドクドク私の血液が溢れ出す。
    止まる事無く次々に…台所の床も赤く染められている事だろう…

    2007-04-17 21:00:00
  • 483:

    (コレで楽になれるかも…)
    台所のひんやり冷たい床に仰向けに寝ころび、その時を静に待つ。
    (…体が寒い。)
    意識は徐々に薄れる…  

    2007-04-17 21:03:00
  • 484:

    今日は、ココまで!!

    2007-04-17 21:09:00
  • 485:

    りんご?

    めっちゃ気になる??明日も楽しみにしてます??

    2007-04-17 21:23:00
  • 486:

    命を粗末にする話が多すぎです(>_

    2007-04-17 22:19:00
  • 487:

    名無しさん

    実話でもないのにこんなんばっか書けるって精神異常者やろ

    2007-04-18 02:16:00
  • 488:

    名無しさん

    すれ立てすぎ。くどいねん??

    2007-04-18 13:37:00
  • 489:

    主から

    色々と批判をあびている事は重々承知です。
    不愉快な小説と思われる物かもしれません、すいません。

    2007-04-18 18:33:00
  • 490:

    『ちょう!お前何しとんねん!!』
    死んだと思っていたのに…私はまだ生きていた…。
    「ごめん…もうどうなってもいいねん…」
    『アホかっ!!』

    2007-04-18 18:38:00
  • 491:

    帰ったショウタは慌てふためいて脱衣所へ走る
    足首にきつく捲きつけられた バスタオル
    『何でこんなんしたんや!!』
    「もう…生きていきたくなくなったから…」

    2007-04-18 18:44:00
  • 492:

    死んだ方が全然まし…」
    バシッ
    怒りのこもった平手打ち
    『俺は絶対チエを見捨てたりしいひんのに! お前は俺を裏ぎるんか!!』

    2007-04-18 18:49:00
  • 493:

    名無しさん

    主頑張って。ここは自由にスレたてていいんやから。
    うちは主の話 好きやから応援してるよ。忙しいのに書いてくれて嬉しいし。負けんと書いてな。

    2007-04-18 18:54:00
  • 494:

    名無しさん

    うちも楽しみにしてる頑張って☆

    2007-04-18 18:57:00
  • 495:

    その強い声は震えている
    『目見えへんくらい何やねん! 俺は1回も可哀想なんて思ったこと無いわ!! そんな事くらいで死のうとか簡単に思うなよ! 辛い思いしてるのは自分だけとか思ってんの??1番しんどい思ってんのは〜そらチエやって分かってる! お前が死んだらもっともっと辛い思いする人間が いっぱいおる事、分かっててそんな事してんの?』

    2007-04-18 18:58:00
  • 496:

    主から

    510さん、511さん
    どうもありがとう!!頑張って書きます!
    温かい目で見ていただけたら、本当にうれしいです。

    2007-04-18 19:01:00
  • 497:

    「…。」
    私の側に座り込み、かすれた声を荒げるショウタ。
    (そんな事1つも考えてなかった…。今は自分でいっぱい、いっぱいなんやって…。)
    『何とか言えやっ!!』

    2007-04-18 19:07:00
  • 498:

    ガシッと私の肩をつかみ 2、3度強く振る。
    人形の様にグラグラ揺らぐ…。
    「…。」

    2007-04-18 19:10:00
  • 499:

    『何でやねん!!死にたいとか言うなよ…  言うな!! …ッ。』
    切り付けた左手首に、一粒の涙が沁みた…
    「ごめんな…。 ごめん。ウチ アホやった…。逃げたくなったねん。こんな体からも…ショウタからも…。」

    2007-04-18 19:21:00
  • 500:

    『…えっ?』
    ショウタは困惑した声
    「ショウタが毎日出かけて 寂しくてしょうがなかったねん。おまけに目も悪くなって迷惑ばっかり…私が居らんなったら 寂しさも、不自由な人生からも逃げれるって思ったねん…。寂しかったねん!どうしても!! 行かんといて欲しいねん!ずっとウチの側に居ってよ!!一人になるのはもう嫌やねん!」

    2007-04-18 19:28:00
  • 501:

    名無しさん

    なんかわろてまうわワラ 『ぐぁ!』てワラワラ

    2007-04-18 19:32:00
  • 502:

    ショウタが私の肩をそっと抱き上げる…背中に長い腕を伸ばす…香水と煙草の煙が染み付いたスーツ…
    『店…  辞める。』

    2007-04-18 19:33:00
  • 503:

    名無しさん

    負けないで?

    2007-04-18 22:27:00
  • 504:

    503

    主の小説好きやからこそ、リスカとか書いて欲しくなかったからレスしたんです。批判とみなしたんなら謝ります。ごめんね。
    頑張って完結して下さい

    2007-04-18 22:30:00
  • 505:

    主から

    520さん 521さん
    ありがとうございます。521さん、私の小説を気に入ってもらえて本当に嬉しいです。
    頑張ります。

    2007-04-19 18:38:00
  • 506:

    その言葉は、あまりに衝撃的だった…。
    ショウタは売れないホストから今や期待の?3のはず、ナンバーワンになって自分の店を出したいと
    夢を持ち ひたすら突っ走っていたショウタ…

    2007-04-19 18:42:00
  • 507:

    信じられなかった ホストのショウタに私は惚れたのに 私の為にホストを辞め、同時に夢も失うんだ…。
    正直、嬉しかった…。でも、責任を感じる…。
    (私なんかの為に… 私がこんなアホな事しなかったら… )
    自分を、本気で殺そうと考えた自分を振り返って後悔した。 

    2007-04-19 18:48:00
  • 508:

    「じゃ…ショウタの夢は?? ?1になるって夢は? お店出すって夢は?」
    『そんなん言うてられるか、チエをこんなに追い込んだのは俺や…責任とらな…。』
    「ごめん…。わがままばっつかり…コレだけは言うたらアカンって分かってた。でも…」
    言いかける私の唇を、ショウタは唇で蓋をする。

    2007-04-19 18:54:00
  • 509:

    ゆっくりと蓋が外されると… 
    『何で謝るねん。謝まらなアカンのは、俺やん…。ごめんな。』
    ショウタは、頭を抱き寄せ 私はショウタの胸に顔を埋める。
    ネクタイを濡らして 愚かな考えを捨てる事を捨てた…。

    2007-04-19 19:01:00
  • 510:

    今日も、朝日が昇っただろうか…。
    2人の長い長い1日はこうして更けていった。
    季節は夏の終わり 私は、16歳をこうして終えようとしている。
    ずっと ずっと…ショウタと一緒。 ずっと ずっと…2人で生きていく。 そう信じていた。

    2007-04-19 19:06:00
  • 511:

    今では、一緒にテレビを見て(聞いて)一緒に笑える様になった。
    部屋の中なら以前と変わらないほど、自由に歩きまわれる。
    笑顔もいつの間にか戻っていた。

    2007-04-19 19:16:00
  • 512:

    夕食後、ショウタとテレビを見ていると、胸悪さに襲われた。
    バタバタバタ…
    洗面台に走る。

    2007-04-19 19:22:00
  • 513:

    「オエッ!…」
    突然の吐き気にピンと来た。
    (もしかして…)
    モヤモヤを吐き出して部屋に戻る

    2007-04-19 19:27:00
  • 514:

    『笑 食いすぎか?大丈夫?』
    「  もしかしたら…アレかも。 アレ。」
    『…。』
    「…。」   ショウタの反応が気になる

    2007-04-19 19:30:00
  • 515:

    『アレって…もしかして…アレ??』
    「…かも。 生理来てないし。」
    ショウタは、一瞬黙った。
    (えっ?)

    2007-04-19 19:33:00
  • 516:

    その不安は一瞬で解かれる事となる。
    『ホンマか!ホンマに? 』
    「まだ分からんけど…そんな気がする…。」
    『ヤッタ〜☆☆俺お父さんか? 笑』

    2007-04-19 19:37:00
  • 517:

    「まだ分かんないけど、そうかも☆」
    『そうか〜!!俺お父さんか〜☆頑張ろうな!!』
    「うん☆」
    ショウタの手の平が何度もお腹を往復する とても愛おしそうに。

    2007-04-19 19:42:00
  • 518:

    次の日、2人揃って産婦人科に
    「ウチ、産婦人科とか初めてや…。」
    『俺かて初めてや…。』
    若い2人は ぎこちなく、産婦人科の待合室に肩を並べる。

    2007-04-19 19:45:00
  • 519:

    【山本さん〜山本ちえみさん。中待合にどうぞ〜】
    「はい…。」
    ショウタに付き添われ、中待合へ
    (キンチョ〜!! 出来て無かったらどない言おう…ショウタもうその気やし。)

    2007-04-19 19:50:00
  • 520:

    「あのさ…もし間違いだったらどうする??」
    答えはすぐに返って来た。
    『間違いやったら?今回はそうだたしても〜俺は、もうオヤジになる覚悟は出来てるよ。いずれまた、ココに絶対来るよ 絶対!』

    2007-04-19 19:55:00
  • 521:

    「良かった。絶対二人で頑張って行こうなっ☆ 」
    『3人やで!!』
    「あっ、3人やったなっ☆笑」
    幸せな一時…あの時死んで無くてよかった…生きててホントに良かったと実感する。

    2007-04-19 19:59:00
  • 522:

    【中へどうぞ〜】
    不自由な私は診察室にもショウタに付き添われる。
    丸くて、回転する椅子に2人が座る。
    検査の結果は…??

    2007-04-19 20:02:00
  • 523:

    【おめでとうございます!赤ちゃんが居ますよ。】
    『ホントにですか?! 間違いないですか??』
    【本当ですよ、お父さん!!】
    『ヤッタ〜! ははっ☆ 』 ショウタの声がガッツポーズをするのを感じる。

    2007-04-19 20:05:00
  • 524:

    「ありがとうございました!」『ありがとうございました!!』
    2人は浮き足立ったまま、産婦人科を後にする。
    『女の子がいいな〜!大きくなったら買い物とか一緒に行きたいわ〜友達とかいっぱい連れてくるんやろうな〜♪』
    「え〜!男の子の方がいいわ〜!」

    2007-04-19 20:12:00
  • 525:

    帰り道にも花が咲く
    未来への希望の光が見えてきた。
    (これから、この子とショウタと私、3人の人生が始まるんや〜☆ウチ、ママになるんや〜!)
    妊娠の喜びに浸る私。

    2007-04-19 20:17:00
  • 526:

    ショウタは、以前よりも私を気遣い 
    就職したての会社を終えると真っ直ぐ私のお腹に直行!
    撫でてみたり、喋りかけてみたり。
    もしかしたら、私以上にこの子が生まれてくることを楽しみにしているのかもしれない。

    2007-04-19 20:20:00
  • 527:

    ----3ヵ月後-----
    『腹飛び出して来たな〜☆』
    「大きくなってるんやって!早く会いたいな〜」
    『パパも早く会いたいわ〜♪』

    2007-04-19 20:23:00
  • 528:

    相変わらず、ショウタは日々膨らんでいく私のお腹を撫でる。
    (親バカ間違い無し!)
    『男の子でも、女の子でもいいから元気に生まれてきてな〜☆』
    ナデナデ〜

    2007-04-19 20:26:00
  • 529:

    「あっそや!牛乳のまな〜☆」
    『お!そうそう!カルシウム摂らな〜♪』
    お風呂上りは牛乳を飲む習慣がついてしまった。
    ショウタは、冷蔵庫を開く。  パカッ

    2007-04-19 20:29:00
  • 530:

    『牛乳きらしてる〜!!』
    「え〜!!」
    『俺買いに行って来るわ〜』
    「ウチ行ってくるからいいよ〜。運動もせな逆子かもしれんやろ??」

    2007-04-19 20:32:00
  • 531:

    『俺も行く。』
    「いいよ〜たまには一人で歩いてみる、全然外出でないから。」
    『大丈夫か??お前一人の体違うんやで!』
    「わかってる☆ソコのコンビニやし、なれてるから大丈夫。店員さんに出してもらうから。」

    2007-04-19 20:35:00
  • 532:

    『でも、危ないわ〜ついて行くよっ。』
    「ええって〜ウチももうすぐママやで!1人で何でも出来らな〜目見えへんとか言うてられへんよ〜」
    『そう?…でもな…。』
    「財布取って〜」

    2007-04-19 20:38:00
  • 533:

    ショウタが渋々手渡した財布を手に、マンションから目と鼻の先のコンビニへ…
    思ったより夜風が冷たかった事に驚いた。
    (部屋で引きこもってる内に 随分寒くなったな…こんな薄着で出て来てもうたわ〜)
    横断歩道前で、ブルブルっと体を震わせる。

    2007-04-19 20:43:00
  • 534:

    押しボタン信号を押す。 
    これがあるせいか、ショウタは私が1人で出かける事を許してくれた。
    (あぁ〜さぶ!引きこもってる内に随分寒くなったな〜 こんな薄着で出て来てもうたわ〜)

    2007-04-19 20:48:00
  • 535:

    【〜♪〜〜〜♪〜〜♪】
    信号が、青に変わった事を知らせる音。
    一歩一歩 確かめる様に、地面を踏みしめる
    (早く渡ってしまおっ!)道路の半ばで小走りに 横断歩道を渡る。

    2007-04-19 20:51:00
  • 536:

    ブーーーン!!
    車のエンジン音…
    どんどん私に近づく…
    (えっ?) 横断歩道の真ん中、私は足を止める。

    2007-04-19 20:54:00
  • 537:

    バンッ!!

    激しい衝撃が、お腹に走る それと同時に、私の両足は地面から離れ宙を舞う。
    水中を泳ぐ様な感覚…スローモーションで跳ね飛ばされる。

    2007-04-19 20:59:00
  • 538:

    ドシッ!!
    冬の始まり、私は幸せの中冷たい地面で17年という短い人生を終えた…。
    スクスク育ったショウタと私の愛の結晶を腕に感じる事も無く…。
    1度でも良かった…自分で この両手で、あなたを抱いてみたかった…。

    2007-04-19 21:03:00
  • 539:

    そして、もう一つ…最後の最後まで、こんな私を愛し 子供を授けてくれたショウタに「ありがとう」って言いたかった。
    さようなら。ありがとう。

    2007-04-19 21:06:00
  • 540:

    -------完-------

    2007-04-19 21:09:00
  • 541:

    主から

    長々とルックスシリーズを書いてきましたが、コレでルックスは終了したいと思います。
    ★ルックス ★ルックス2 ★ルックス番外編(祐君) ★ルックス番外編(チエ) ★ルックス番外編(チエ)後編 を読んでくれていた皆さん 本当にありがとうございます。批判の声も有りましたが、頑張って毎日少しずつ書いていけたのは、励ましのメッセージがあったからです。自分なりに満足のいく小説が書けたので本当に良かったです。ありがとうございました。また違う小説を書きたいな〜と思っています。見つけた時にはまた応援の声、ヨロシクおねがいします
    主からでした。

    2007-04-19 21:20:00
  • 542:

    名無しさん

    えっっっ?ほんまに主さんですか?この小説めっちゃ好きやったのに、最後あっけなくてびっくりした?

    2007-04-19 21:42:00
  • 543:

    主から

    560さん 
    主的に、後を引くような終わりにしたかったので…あえてあっけ無い最後にしました。
    ご了承ください。

    2007-04-19 22:11:00
  • 544:

    名無しさん

    これってチエも腹の子も死んだん?

    2007-04-19 22:56:00
  • 545:

    名無しさん

    そうやろ( ̄▽ ̄;)

    2007-04-19 23:00:00
  • 546:

    名無しさん

    なんか…最後の最後に言わせてもらうけど、主、小説の才能ない事に気づいたらどーや(-"-;)

    2007-04-20 01:53:00
  • 547:

    名無しさん

    お疲れさま〜!また書く時は頑張ってください

    2007-04-20 01:55:00
  • 548:

    名無しさん

    めちゃおもしろかった?わたしわ才能あると思うな?

    2007-04-20 08:37:00
  • 549:

    ないに決まってるやん?話に内容がないし淡々と進みすぎやし、展開も無理矢理すぎ 調子乗って書きすぎたんんちゃう

    2007-04-20 09:27:00
  • 550:

    最後の最後でこれかぁ…

    2007-04-20 12:11:00
  • 551:

    大体>>1が結末を物語ってないやん。その場その場でいちいち展開を考えてたんがバレバレやし。普通>>1って結末を少しは予想させるもんやで。やのに「愛した男はホストでした」って、結果男はホスト辞めてチエなんか死んどるやん。

    2007-04-20 12:27:00
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