小説掲示板★ルックス----番外編(チエ)-----のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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★ルックス----番外編(チエ)-----

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  • 1:

    出会えた〜事から〜全ては始まった〜傷つけ〜合う日も  …。

    「あぁっ〜!ウルサイ!」

    2007-03-29 00:43:00
  • 2:

    耳元で着歌が鳴り響いた。
    (ダレなよっ!ウッとおし…。)
    携帯を開くと着信3件…

    2007-03-29 00:47:00
  • 3:

    名無しさん

    2番ゲッツ?頑張ってな??

    2007-03-29 00:47:00
  • 4:

    名無しさん

    あっ3番やった(笑)

    2007-03-29 00:48:00
  • 5:

    (ダルッ…)
    ポイッ
    携帯をたたんで床にほり投げた

    2007-03-29 00:50:00
  • 6:

    主から

    3,4さん
    笑 残念!

    2007-03-29 00:53:00
  • 7:

    主から

    プ〜〜〜ん ぷ〜ん ぷ〜〜〜
    部屋に蚊が入っている様だ
    「ホンマにうッとい!」

    2007-03-29 01:00:00
  • 8:

    世の中うざい事だらけだ…。
    この頃の私は、身の周りの全てがうっとおしくてしょうがなかった…

    2007-03-29 01:03:00
  • 9:

    「電話くれてたよな〜☆どうしたん?」
    『今日あいてるか?』
    「うん全然暇〜!チエも丁度タカちゃんに会いたいな〜って思ってたところ〜」
    『本間かよ〜!笑』

    2007-03-29 01:08:00
  • 10:

    「マジマジ!今日は何処に連れてってくれるん?」
    『カラオケでも行くか?久しぶりに。』
    「オッケ〜♪じゃまた後でね〜」

    2007-03-29 01:11:00
  • 11:

    ピッ
    携帯を切った。
    「タカ?  …どんな顔してたっけ?  まっえっか。」

    2007-03-29 01:15:00
  • 12:

    (顔忘れたけど、今日はコイツでいいやっ。)
    私の携帯には、いつの間にか膨大な男の名前が並んでいた。
    とっかえ ひっかえ まんべんなく順番に使う。
    顔を忘れている人と遊ぶなんて、しょっちゅうの事だ。

    2007-03-29 01:21:00
  • 13:

    毎回何処かに連れて行ってもらい ご飯をオゴッテもらう そして帰りは車で送ってもらってハイ、サイナラッ
    最初は、ちょっと悪いな〜って思っていたけどここ最近は何とも思わなくなっていた。

    2007-03-29 01:26:00
  • 14:

    多分、アイツと出会っていなければ…
    こんな私では無かったはずだ…。

    2007-03-29 01:29:00
  • 15:

    中1の春 そいつと出会った…。
    中学に入りたての私はよく授業を抜け出し、小学校からの友達、ハルカ、ユキ、マリ、ヒトミ、シヅカと体育館の裏でサボっていた。

    2007-03-29 01:37:00
  • 16:

    主から

    お風呂入ります。

    2007-03-29 01:45:00
  • 17:

    「ちょっと…トイレ行って来る〜」
    私は、校舎のトイレを目指した。
    クラブ倉庫の前を通りかかったその時、何か黒い物がドサッと落ちてきた。

    2007-03-29 02:11:00
  • 18:

    「イって〜!!」
    黒い物は人間だった。
    「だ…大丈夫?」
    私はうずくまるその人を覗きこんだ。

    2007-03-29 02:18:00
  • 19:

    長髪の金に近い明るい茶色  片耳には太いボディーピアス
    女の子のような綺麗な顔立ちに細く整えられた眉毛… 
    (ヤンキーってやつか…)

    2007-03-29 02:23:00
  • 20:

    ゆっくり立ち上がり制服に着いた砂をはらう。
    「イタッ〜!何か目ごっつ痛いねんけど…俺目付いてる?」
    ゆっくりと右目から手を放し私に見せる。

    2007-03-29 02:28:00
  • 21:

    隙間から目を覗くと 目の周りが大きく腫れあがって青く内出血していた。
    「すっごい青なってるでっ!」
    「マジで? つっ〜!」

    2007-03-29 02:33:00
  • 22:

    「タカシ〜!大丈夫かっ〜!?」
    部室の上から声が降ってきた。
    「オッ前!ホンマ、キショイって思いっきり膝で目打ったやんけぇ!」

    2007-03-29 02:37:00
  • 23:

    「自分で勝手に落ちたんやんけ〜!」
    「お前らが、俺のパン投げるからヨロケたんじゃよっ!」
    どうやら、部室の屋根の上で友達とパンを投げて遊んでいたらバランスを崩して落ちてしまった様だ。

    2007-03-29 02:41:00
  • 24:

    「取り合えず保健室行ったほうがいいんちがう?」
    「うん。そうやな…  お前ら憶えとけよ〜!」
    そう言って私は保健室まで付いて行った。

    2007-03-29 02:47:00
  • 25:

    主から

    寝るっ。

    2007-03-29 02:50:00
  • 26:

    名無しさん

    おやすみ

    2007-03-29 03:03:00
  • 27:

    「失礼します。先生〜」
    奥から小太りの保健室の先生が出てきた。
    「塚本君!あんたまた喧嘩したんか?!」
    「今日はちゃうわ〜!」

    2007-03-29 12:49:00
  • 28:

    「〜も〜。それじゃ、そこ座って。」
    先生は私に目をうつし
    「ありがとう。あなたは、もう結構よ  教室に戻りなさい。」
    何となく…、その言葉が 切なかった。

    2007-03-29 12:53:00
  • 29:

    トイレで用を済まし、私は仲間の待つ体育館裏に戻る。
    部室の上では まだ、何人かの男の子が大声が聞こえた
    (同期では無さそうやな…)
    校庭を吹く風、生温かい春風が私の心に吹いた気がした。

    2007-03-29 12:59:00
  • 30:

    「遅かったやん」
    「行く途中で人が部室から落ちてきて〜怪我してたから保健室連れていっとったねん。」
    「おないけ?」
    「違うと思う、何かパン投げあいしてて足滑らして落ちたみたいやわ〜」

    2007-03-29 13:04:00
  • 31:

    「笑 結構ガキやな」
    「でも 何かカッコ良かったで★」
    「それは良かったね♪」
    その話は聞き流された 

    2007-03-29 13:08:00
  • 32:

    数日後、私はスッカリその出来事を忘れたいた。
    「あっ!こないだの子やんな?」
    学校が終わって 自転車で家に帰ろうとしている私の後ろから声が聞こえた。
    後ろを振り返る。

    2007-03-29 13:12:00
  • 33:

    「やっぱりそうやん〜ありがとうなっ!」
    私の自転車の横に自転車を並べた
    「何のこと?」
    「自分 保健室連れてってくれたやん〜!」

    2007-03-29 13:16:00
  • 34:

    「…、あぁ〜あの時の!目もう大丈夫なん?」
    「何かもう治ったッぽい」
    「よかったな〜」
    「何年なん?名前は?」

    2007-03-29 13:20:00
  • 35:

    「1年の山本ちえみ」
    「チエちゃんけ〜 俺は」
    「知ってる  塚本たかし やろ?」
    「何でしってんよ〜!?」

    2007-03-29 13:23:00
  • 36:

    「だって、ウチの学校で有名やん!」
    「俺有名人け〜 笑」
    ホントは嘘、あの時の『塚本君』と『タカシ〜』が自然と耳に焼き付いていたから。

    2007-03-29 13:26:00
  • 37:

    タカシとは、家の方向が一緒らしくたまに会うと一緒に帰るようになった。
    「今日チエチャン何もないん?」
    「うん、何にも無いから、シズカの家でも行こうかな〜って」
    「俺んち けぇーへん?」

    2007-03-29 13:31:00
  • 38:

    「行く〜!」
    日に日に 私はタカシの事を気になり始めていた。
    タカシの家に誘われた事が嬉しかった。

    2007-03-29 13:34:00
  • 39:

    タカシの家は私の家から10分位の所にあった。
    大きな 少し古い 風格ある家
    「ただいま〜!」
    誰も返事は無く 家は留守の様だ

    2007-03-29 13:38:00
  • 40:

    タカシの部屋は10畳はあるだろうか、広々とした和室。
    「その辺座って〜」
    机の前に有る座椅子にペタンと座った

    2007-03-29 13:41:00
  • 41:

    「チエちゃん、コレやったことある?」
    タカシはテレビの前に腰を下ろしプレイステーションのカセットを見せた
    「ソレ、お兄がしてた」
    「ホンマ?昨日ギャングスター行って買ってきたんよ やろうよ〜」

    2007-03-29 13:45:00
  • 42:

    二人肩を並べ タカシが買ってきたゲームに熱中する
    気づかぬ内に外は薄暗くなっていた
    部屋の電気はつけていなかったので ゲームからこぼれる機械的な明かり

    2007-03-29 13:49:00
  • 43:

    「ぁあ〜何か疲れた〜もう止める?」
    「うん。」
    タカシは大きくノビをした。
    電源ボタンを押す

    2007-03-29 13:52:00
  • 44:

    部屋はねずみ色に包まれた 窓から入るわずかな光の中 2人だけ
    静かな世界…
    私はソット目を閉じた

    2007-03-29 13:55:00
  • 45:

    温かい手が肩を引き寄せ 柔らかい何かが口に心地いい
    薄っすらと 煙草の匂いがして 唇に触れた36度は ゆっくりと離れた

    2007-03-29 14:00:00
  • 46:

    ガラガラ〜 ピシャン!
    「ただいま〜。」
    ノシノシ  ノシノシ  ノシノシ…
    幾つかの足音が一気に廊下を歩く

    2007-03-29 14:03:00
  • 47:

    「誰か帰って来たみたいやな。」
    「おぅ…オッサンの友達。」
    「そうなん?じゃあウチそろそろ帰ろっかな。」
    「そうか?じゃあ送って行く。」

    2007-03-29 14:06:00
  • 48:

    立ち上がって玄関に向かう
    「……●○…×▽…笑」 「笑…××…○…」
    長い廊下の突き当たりの部屋からもれる ドスのきいた男の話声
    玄関には沢山の大きな靴が並んでいた

    2007-03-29 14:11:00
  • 49:

    自転車に乗りながら車を見る
    「これ、セルシオ?」
    「オッサンの友達のんやろ。」
    「ふーん、いい車乗ってるんやな〜」

    2007-03-29 14:17:00
  • 50:

    畑道を通り私の家に着いた。
    「ありがとう。」
    「おうっ また来いよ!」
    タカシは自転車にまたがり、薄暗い道を戻って行った

    2007-03-29 14:20:00
  • 51:

    自分の部屋でマンガを読む
    【出会えた〜事から〜♪すべては…】
    携帯が鳴った
    「はい〜」

    2007-03-29 14:23:00
  • 52:

    「チエ何で今日こうへんかったん?」
    「ちょっと予定入って〜行こうかな〜って思ってたけど止めたねん」
    「ちょ、さっきシヅカの家から帰ってる時変なヤツに付いて来られて、1人でメッチャ恐かったんやから!」
    「ごめんよぉ〜タカシの家 行とったねん」

    2007-03-29 14:29:00
  • 53:

    「はぁ?タカシって?2コ上の塚本君の事?」
    「うん、大きくて〜庭メッチャ広かったで。」
    「…。チエ、あんまり行かん方がイイで…」
    「何でよ?」

    2007-03-29 14:35:00
  • 54:

    マイルドセブンに火を着ける
    「ん〜… あっゴメン キャッチ入った!」
    「ぁん…わかった じゃまた明日な〜」
    「はい、バイバ〜イ」

    2007-03-29 14:38:00
  • 55:

    電話を切った。
    頭の上にはモンモンと白い煙が 一瞬たりとも同じ形を維持出来ないでいた
    「マリ何言いたかったんやろ?」
    (まっいいや。どうせ大した事ちゃうやろう…)

    2007-03-29 14:42:00
  • 56:

    煙が次々に生まれる煙草を片手に、私は唇に手をやった。
    (キス、しちゃった〜★)
    思い浮かぶのは、次々に色が変わる光に照らされた タカシの無邪気な横顔

    2007-03-29 14:47:00
  • 57:

    ベットの上にあった抱き枕を掴み、ギュ〜っと枕を抱きしめた。
    その日の終わるのは早かった。
    私は、抱き枕を抱いたままソファーで眠り いつの間にか、朝がそこにあった。

    2007-03-29 14:51:00
  • 58:

    シャラー
    キティちゃんのカーテンを開ける
    「ふっ!…ぁあ!」
    小鳥がさえずる中、私はガラス越しに太陽を浴び 体を反らせた

    2007-03-29 14:55:00
  • 59:

    主から

    休憩〜

    2007-03-29 14:58:00
  • 60:

    フワフワ〜
    体育館裏には今日も煙が上がる  
    勝手に午後からの登校。

    2007-03-29 15:39:00
  • 61:

    「おはよ〜!」
    「重役出勤?チエは社長か?」
    「起きたけど〜気持ちいいから2度寝〜」
    いつもと変わらぬ光景。

    2007-03-29 15:42:00
  • 62:

    「昨日の話の続き、結局何やったん?」
    「あぁ…、お母さんの友達が話してるの聞いたんやけどな…。」
    「うん。」
    「あの子の家…ヤクザなんちゃうっか?って…いや、でも〜マリも聞こえてたのん聞いてただけやし〜本間か分からんで★」

    2007-03-29 15:48:00
  • 63:

    「そうなんや〜」
    「でも、遊ぶ位なら別にいいやん! でも深入りするのはどうやろうね〜?」
    「うん…気をつける。」
    キーンコンカンコーン♪ チャイムが鳴り響く

    2007-03-29 15:53:00
  • 64:

    「帰ろかっ!」
    終礼のチャイムと共に立ち上がり誰よりも早く私達は門を出て行く。
    毎日遊びに来ている様なものだ…。

    2007-03-29 15:56:00
  • 65:

    「んじゃ〜また明日ナ↑」
    「バイバイ〜!」
    私はいつもの道で自転車をこぐ。
    すると前にうずくまる小さな人影が見えてきた。

    2007-03-29 16:00:00
  • 66:

    一瞬で分かった  あの髪の色…
    キキッ〜
    「何してん?」
    「ん?」

    2007-03-29 16:10:00
  • 67:

    「虫…。」
    「ははっ  いい歳して虫探してるん?」
    手には下に生えている草を握っている。

    2007-03-29 16:15:00
  • 68:

    しばらく見ていたが草摘みを止めようとしない
    「ちょっと〜!もう止めときよ!」
    「…。」ぶちっ ぶちっ
    気持ち悪いほど一点を見つめ、そこらじゅうの雑草をむしる。

    2007-03-29 16:19:00
  • 69:

    「タカシ君!タカシ君!」
    私は自転車を道に止め草を握り締めるタカシ君の手を止めた。
    ジーっと私を睨みつける。

    2007-03-29 16:22:00
  • 70:

    目をトロつかせ 黒目は真ん中で すわっている
    「何してるんよっ!キモいって!」
    不気味な行動に私は声をあらげた。

    2007-03-29 16:25:00
  • 71:

    その声に驚いたのか、スクッと立ち上がり何度か瞬きをする
    「俺、何してるん…。」
    「ここで座って草ちぎっとった…。」
    「…。」

    2007-03-29 16:28:00
  • 72:

    「気色悪かったで、かなり…。」
    「最近疲れてて…たまに変な事すんねん。」
    「そうなん…?家まで一緒にいくわ〜何か危ない…。」
    「うん…。」

    2007-03-29 16:33:00
  • 73:

    私は自転車を押してタカシの横で歩く。
    ヨロヨロとおぼつか無い足取りのタカシを横目で気にしながら
    「部屋あがる?」
    「じゃ、折角やしあがってく。」

    2007-03-29 16:36:00
  • 74:

    「ちょっと待ってな…今日部屋散らかしてるから」
    「ええよ、気にしぃひんから〜」
    「ココ居れって!」
    走って玄関をピシャっと閉めた

    2007-03-29 16:39:00
  • 75:

    (散らかってるのが、そんなに見られたくないんかな…?エロ本でも隠してるんかな?)
    10分位してようやく玄関が開いた。
    「入って〜!」

    2007-03-29 16:42:00
  • 76:

    玄関に入るとやっぱり沢山の靴…
    「おじゃまします〜。」
    「誰や〜!」
    タカシと違う ドスのきいた男の声が、開いた扉の向こうで聞こえた。

    2007-03-29 16:46:00
  • 77:

    廊下にめんしたタカシの部屋のドアが開き タカシが叫ぶ
    「女〜!」
    「おおそうかぇ〜笑」
    「入り…」お菓子の袋を持ってモゴモゴ口を動かしながら言った。

    2007-03-29 16:49:00
  • 78:

    テレビは3時から始まるドラマの再放送をしている。
    (アレ、おっちゃんかな?ヤクザ…?)
    私の頭は 疑問で渦巻く。

    2007-03-29 16:52:00
  • 79:

    タカシはテレビを見ながらテーブルに置いたお菓子を摘む。部屋には強いインセンの匂い
    「何変な顔してん?」
    「…あんさぁ!」
    「なによっ。」

    2007-03-29 16:57:00
  • 80:

    「風の噂で聞いたんやケドなっ…タカシのお父さんってヤクザしてるん?」
    「笑  バレタ?」
    タカシは開き直った様子だ

    2007-03-29 17:00:00
  • 81:

    「オッさんヤクザやで、こないだ出てきた所。」
    「そうなんや…。」
    「それが、どないしたん?」
    「うんう…別に何にも。」

    2007-03-29 17:03:00
  • 82:

    「ちょっとビビッテルやろ?オッサンは俺に跡継がせたがってるけどな」
    「ヤクザなるん?!」
    「笑 ならんよ〜!やる気ない〜」
    「そうなん?ハハッ 良かった…。」

    2007-03-29 17:07:00
  • 83:

    「チエは…俺を俺として見てくれるか?」
    「何が?」
    「近寄ってくる頭の腐った女は、俺が組長の息子やからってそんなしょうも無いブランドに群がって来るねん。」

    2007-03-29 17:11:00
  • 84:

    「結局はみんなそう、何が目的なんか分からんけど 俺が真剣に惚れてた女も最終的にそうやったわ…。」
    「彼女おったんや…。」
    「居ったよ、1年前に別れてそっから会ってないし 【彼女】っていうのは、それから作ってない。」

    2007-03-29 17:18:00
  • 85:

    「じゃあ彼女じゃない人とは遊んでるん?」
    「たまにな、俺かて淋しいやん?」
    「…。」
    「でも、そろそろ彼女作ろうかな〜?」

    2007-03-29 17:22:00
  • 86:

    「そうしぃ…、その子達にも悪いことしてるやん。」
    「じゃあ チエチャン俺の彼女なってよ!」
    ウルサイほどの左胸の鼓動 ジンワリ汗ばんだ手の平 
    その言葉を…私は待っていたのかもしれない。

    2007-03-29 17:30:00
  • 87:

    心はもう決まっていた。
    コクッと首を縦に落とす。
    「ホンマ?!良かった〜!」
    そう言うと、私に抱きつきホッペにキスをした。

    2007-03-29 17:37:00
  • 88:

    頬に吸い付く感触は徐々に首筋をたどる…
    シャツのボタンが三角に開く部分に顔が迫る
    スッと顔を上げて耳の元で囁く…
    「今から どんだけチエの事好きか教えたる…」

    2007-03-29 17:42:00
  • 89:

    白い小さいボタンが、慣れた手つきで解かれてゆく
    ハタッと下に落とされた白いシャツ
    上半身はスウスウする様で…でも、熱を持った体では気にならない。

    2007-03-29 17:49:00
  • 90:

    ゾクッとするような目つきで私を見つめ片手を背中にまわす
    ピチッ
    ブラジャーから胸が こぼれ落ちる。

    2007-03-29 17:53:00
  • 91:

    三角すわりの私の膝下と肩を抱え、後ろにあったベットの上に落とした。
    自分のシャツのボタンをすばやく外し 筋肉質なタカシのお腹が見える。
    バサッと私に覆いかぶさり 目の前はシャラシャラ動く金色

    2007-03-29 18:00:00
  • 92:

    温かい何かが左側の耳たぶや耳の中を這う
    ピクピクと 私は体を震わせる
    唇は首筋を移動し、胸の突起を優しく刺激した

    2007-03-29 18:06:00
  • 93:

    「んっ…。」
    ため息のような吐息を漏らさずにいられない。
    肌をつたう舌は止まることなく体の上を移動する

    2007-03-29 18:11:00
  • 94:

    おへその周りでソレが途絶え、ウチ腿には髪の毛の当たる感触…
    スカートの中に手をいれ、私の下着を徐々に下げてゆく。

    2007-03-29 18:21:00
  • 95:

    指先と舌の動きは、私をどんどん熟させる
    「イタイッ!」
    アツく熱を持った物が、私の中を抉じ開けるかのごとく入ってくる。 

    2007-03-29 18:29:00
  • 96:

    声を上げても止まらない。
    より深く深くと…道を突き進んだ。

    2007-03-29 18:36:00
  • 97:

    「はぁ…、はぁ…」
    息を切らしたタカシがバサッとうつ伏せになり、隣に伸びた
    私はそんな彼が急に愛しくなり、背中に抱きついた。

    2007-03-29 18:41:00
  • 98:

    タカシは、疲れきったのかそのまま目を閉じ眠ってしまった。
    〜♪〜〜♪〜♪
    突然携帯からの電子音
    タカシは眠っているようなので音が気になる

    2007-03-29 18:44:00
  • 99:

    音は止むことなく1分ごとの頻度で鳴る
    私が切ろうと携帯に手を延ばした
    「それ、俺のストーカーやからでらんでいい!」
    顔を上げた。

    2007-03-29 18:47:00
  • 100:

    「出たら調子乗るから…」
    「そ…そうなん。」
    電話は鳴り止む事なくしつこく音を発する。

    2007-03-29 18:51:00
  • 101:

    〜♪〜〜〜♪〜〜♪
    「私、帰るな。」
    〜〜♪〜〜〜♪
    「おぉ、気つけろよ!」  タカシの家を出た。

    2007-03-29 18:54:00
  • 102:

    (誰なんやろう…ストーカーって。しつこいな!)
    帰り道、自転車に跨りながら考える。

    2007-03-29 18:58:00
  • 103:

    (でも…Hしちゃった★痛くても止めてくれへんかったけどコレが愛! ってヤツなんかナ〜♪アハッ)
    今から考えると…処女に対してソレはないだろ!って思うけど…経験が無かった私は勘違いしていた。

    2007-03-29 19:03:00
  • 104:

    家に着いてもタカシが私を抱いた感触が忘れられない。
    (人に愛されるってこんな感じなんや)
    幸せな気分で、はちきれそうだ。 

    2007-03-29 19:07:00
  • 105:

    部屋に居ても1人…何だか切ない
    (そうやっ!電話してみよう〜っと♪)
    受話器を耳に当てる。
    トゥルルルル…トゥルルルル…

    2007-03-29 19:11:00
  • 106:

    話中の様だ…。
    (誰と喋ってるんよ〜もう!)
    ふて腐れて、テーブルの足を蹴った。

    2007-03-29 19:14:00
  • 107:

    何度か電話をしても出ない…。
    「もういい〜!」
    (明日休みやし家行こう…)
    自分を納得させベットに入る、でも何故か体がむず痒い感じがする

    2007-03-29 19:19:00
  • 108:

    まだタカシの温もりを体が覚えている。
    自分の胸に手をやりゆっくりと揉んでみる
    (きもちいい…)
    タカシに抱かれる夢を見て 私は眠りについた。

    2007-03-29 19:23:00
  • 109:

    目が覚めたのは13時過ぎ…
    「さーて!出かけるか!」
    シャワーを浴びて お気に入りの下着を身に着ける。
    何かを期待するように…。

    2007-03-29 19:27:00
  • 110:

    お気に入りのワンピースに着替えて 姿見で入念にチェック!
    (うん!バッチリ!)
    化粧と髪もいつもより頑張る 全てはタカシの為に 

    2007-03-29 19:31:00
  • 111:

    外は昼下がりの休日、ゆったりとした時間が流れる。
    自転車のペダルも軽かった。
    (タカシ起きてるかな?いきなり行ったらビックリするやろうな 笑 でも、会いたくなったんやモン★)
    タカシが驚く顔を想像してニヤニヤしながら自転車を進める。 

    2007-03-29 19:36:00
  • 112:

    ピンポーン♪ピンポーン♪
    呼び鈴を押しながら タカシの顔が覗くのを今か今かと門の前で待ち構える
    (寝てるんかな?留守?)

    2007-03-29 19:40:00
  • 113:

    早く出てきて欲しくて家の前を行ったり来たり…
    結局しびれを切らした私はタカシの家の前で電話をかけた
    トゥルルルル トゥルルルル…
    呼び出し音と共に、微かに聞こえるタカシの携帯の呼び出し音。

    2007-03-29 19:44:00
  • 114:

    名無しさん

    みてます??

    2007-03-29 19:45:00
  • 115:

    (やっぱり家におるんやん〜!多分寝てるんやな♪ ココまできたら起きるまで鳴らしたろう〜★)
    スタンドを立てた自転車に跨り空気の上に車輪を走らせる。

    2007-03-29 19:48:00
  • 116:

    (なかなか起きへんな〜もう3時やで…)
    イライラしてきた私は、意を決して玄関の戸を握る
    カラカラカラ…
    軽い音と共に扉が少しずつ開く

    2007-03-29 19:52:00
  • 117:

    主から

    115さん
    見てくれてありがとう!

    2007-03-29 19:56:00
  • 118:

    (そういえば…ここヤクザの家なんやった…こんな不振な所見られたらヤバイかも…。)
    「…あのぉ〜こんにちわ〜」
    物音は無くひっそりと静まりかえった廊下…。
    「お邪魔しますよぉ〜!」静かに靴を脱いで家に入った。

    2007-03-29 20:00:00
  • 119:

    (さっさとタカシの部屋はいろう…)
    カチャリ…
    ドアをゆっくり開ける  部屋にいたタカシの姿は私の期待していたものでは無かった…

    2007-03-29 20:04:00
  • 120:

    ベットので黒髪の女を抱いて眠っている…
    ジュウタンの上には数本の注射器…
    その光景をみて唾をゴクンと飲み込んだ。

    2007-03-29 20:10:00
  • 121:

    両目を見開き、固まる私
    「あんた、誰?」
    「…。」
    裸のままムクッと起き上がった女が、私を野良猫を見るような目で言う。  

    2007-03-29 20:13:00
  • 122:

    「なぁ?この子誰よ?」
    タカシの背中をイヤらしく撫でて聞く。
    タカシが顔を上げドアの向こうで固まる私を見る。

    2007-03-29 20:16:00
  • 123:

    「さぁ?…迷子か、なんかちがう?」
    「ごめんね〜!今まだ私の番だからさっ〜悪いけどもうちょっと外で待っててくれへん?」
    バタンッ!
    力強くドアを閉めて玄関を飛び出した はいてきた靴も忘れて…

    2007-03-29 20:21:00
  • 124:

    裸足のまま庭を走り抜け 自転車に飛び乗る
    道行く人みんなが、裸足 全速力で自転車をこぐ私を不思議そうに見る
    溢れ出す涙で前もよく見えない…

    2007-03-29 20:25:00
  • 125:

    (何で?何でよ?昨日、私タカシの彼女になったよな?私の体、抱いとったやん!)
    悔しさと悲しさでいっぱいになった…。

    2007-03-29 20:32:00
  • 126:

    部屋のドアを勢いよく閉め そのままドアを背に座り込んだ。
    「ウッ… ウッ…」
    涙が止まらない…

    2007-03-29 20:37:00
  • 127:

    夕方まで泣き続け 私はやっと気づいた…
    (ウチ騙されたんや…。彼女気分で盛り上がってたのんは私だけ…Hするための口実…。『ストーカー』と言っていたのも多分他の女 薬打ってラリッてから女抱いてたんや…そんな人真剣に好きになってたなんて…バッカみたい。)
    悲しみは、みるみる内に憎しみへと変わる…

    2007-03-29 20:46:00
  • 128:

    主から

    休憩〜!

    2007-03-29 20:49:00
  • 129:

    名無しさん

    続ききになる〜

    2007-03-29 20:50:00
  • 130:

    そして、その時心に決めた。
    『もう絶対恋なんてしない!』と
    それは、自分が傷付きたくないから…傷付くのが恐いから…。

    2007-03-29 21:24:00
  • 131:

    それと同時に、男という生き物全員が嫌いになった。
    真剣に人を好きになることが面倒くさい…
    裏切られる位なら、恋愛なんてしたくない。

    2007-03-29 21:29:00
  • 132:

    この事があってから心が貧弱な人間に変わってしまった
    トラウマとして今でも付きまとう。
    私は有難い事に、容姿に恵まれていた
    待ちを歩けば勝手に男から声をかけて来る。

    2007-03-29 21:34:00
  • 133:

    そんな男たちを上辺は可愛い自分を装い、心の中では虫けらのように思っていた。
    そんな私は、毎日夜になると、私を求めてくる男の誘いに家を抜け出す日々が多く無かった。

    2007-03-29 21:38:00
  • 134:

    「チエ!ちょっとココに座りなさい!」
    学校から帰って来た私を、母は呼びつけた。
    ウチの家は母子家庭、ふだん母は近くのスーパーでパートをしている。

    2007-03-29 21:42:00
  • 135:

    「なによ!うるさいな〜!」
    私は台所の床に鞄を投げつけて母が前に立つテーブルの椅子に座った。
    「今日、学校の先生から電話があって チエが学校に来ないって!今日だけじゃない、最近ずっと来ないって!どういう事なんかお母さんに話なさい!」

    2007-03-29 21:50:00
  • 136:

    「お母さん知らんだけで毎日行って、ちゃんとサボっとるわ!」
    「サボるって!授業も受けずに毎日何してるのよ!」
    「もー ウッといよぉ!何しとってもエエやんか!」
    「イイくない!あんた最近おかしいで!お母さん夜 帰って来ても居ったり、居らんかったり!毎日誰と居るの!」

    2007-03-29 21:57:00
  • 137:

    「誰と居ってもエエやんか!お母さんの顔なんか見たくないからに決まってるやろがっ!」
    バチンっ!
    母の手の平が、私の頬を強く叩いた。
    母の目には涙が溜まっている

    2007-03-29 22:02:00
  • 138:

    「そんなにお母さんが嫌いなら…  出て行きなさい!」
    私は外に飛び出し、ポケットの中の小銭で灘波行きの電車に飛び乗った。

    2007-03-29 22:06:00
  • 139:

    「次は 終点灘波 灘波です。」
    別にお母さんの事は嫌いじゃなかった、ただ淋しかった。
    家に帰ってもテーブルにはいつも冷え切ったオカズと置手紙…。
    失恋の話を聞いてくれる存在も、悩みを打ち明ける1番身近な存在があの家には無かったから…。

    2007-03-29 22:12:00
  • 140:

    シューーー
    電車のドアが開く
    私は気が付けば灘波に運ばれ、一人ぼっちで緑のフワフワな椅子に残されていた。

    2007-03-29 22:16:00
  • 141:

    (何で灘波なんかきたんやろう?こんな遅くに…)
    携帯の時計は22時を指していた。
    (取り合えず飲み物でも買って誰か車持ってる子にでも迎えに来てもらおう。)

    2007-03-29 22:19:00
  • 142:

    改札口を出ると前に『アンスリー』があった。
    (あっこで買おう…。)
    紙パックの紅茶を手に取りレジで精算…。
    (さ〜て…誰呼ぼう…。)

    2007-03-29 22:23:00
  • 143:

    トゥルルルル トゥルルル…
    この日に限って誰も出ない…。
    (なんやねん!イラン時だけ電話かけてくるくせに!)
    コンビニの前で立ち尽くす…人はどんどん改札に走り、電車に飛び乗る。

    2007-03-29 22:28:00
  • 144:

    (もうエエわ…外出てナンパでも待とう。緊急事態やし、ラブホで寝れるなら何でもいいわ。)
    途方に暮れながら階段を降る。
    もう11時というのに、ミナミの街は明るかった。

    2007-03-29 22:32:00
  • 145:

    (さっ…寒い…。)
    私服のブラウス1枚の私は寒さに震えながら駅前をウロウロ…。
    〜♪〜〜♪〜〜〜〜〜♪
    何処からともなく聞こえてきたのは下手くそなギターの音色。

    2007-03-29 22:36:00
  • 146:

    でも、何故か惹きつけられる…。
    人ごみの中、私はその音を探し歩く。
    ギターに乗せて歌う声が私を呼んでいるようだった。

    2007-03-29 22:39:00
  • 147:

    やっと私を呼ぶ音の前に辿り着いた。
    音を奏でていたのは鼻にピアス、茶髪の20歳くらいの男の人
    けして旨くは無いギターでも、彼が発する歌声が耳に伝わるたび、乾いた心に水が染み込んで行くのが分かった。

    2007-03-29 22:46:00
  • 148:

    心に訴えるかの様に、彼は大きな看板の下で歌う。
    私は、人目も気にせず冷たい地面に座り込み、2時間近く聴き入っていた。

    2007-03-29 22:49:00
  • 149:

    演奏が終わり、彼に声をかけた。
    「下手くそだけど…何か癒された。」
    「家出でもしてきたんか?」
    「え?」

    2007-03-29 22:53:00
  • 150:

    「そんな格好で…犯されるぞ。」
    「それでもイイかな〜って。」
    「アホかっ!コレ着とけ!」
    ギターの彼は、私に着ていたジャケットをほり投げた。

    2007-03-29 22:56:00
  • 151:

    「…ありがとう。」
    私はさっきまで着ていた彼の服から伝わる熱を体で感じた。
    「ほら!行くぞ立てっ!」
    彼はスタスタと人ごみを歩き出した。

    2007-03-29 23:00:00
  • 152:

    (今日は、この人でいいわ…。)
    後を着いて歩く 横断歩道から向かってくる人の波に流されない様に 早歩きの背中を追いかける。
    「おぉ〜サム!ハヨ来いよ!」
    辿り着いたのは、ホテルでは無く『ジャンボカラオケ広場』

    2007-03-29 23:05:00
  • 153:

    個室に入ると、彼は何をするでもなく 一口だけウーロン茶を飲んで椅子に寝ころんだ。
    (あれ?何もしないの?)
    わたしは心の中でズリこけた 
    (手出さないの?私アンタにナンパされて2人きりなんだよ?)

    2007-03-29 23:10:00
  • 154:

    「なぁ!名前は?」
    椅子に座ってライターの火を着けたり消したり。
    「人に名前聞くときは〜自分から名乗るもんちゃうかぁ〜?」
    「…ちえ。」

    2007-03-29 23:16:00
  • 155:

    「あぁ〜、チエちゃんね。そうですか。」
    「ちょう待ってよ!自分は?」
    「ユウスケ!」
    これが私の 祐君との出会いだった…。

    2007-03-29 23:19:00
  • 156:

    主から

    休憩します。

    2007-03-29 23:24:00
  • 157:

    自分の名前だけ一言いうと祐君は黙り込んだ。
    今まで出会ってきた男は、こんな空間で2人きりだとしたら間違いなく手の一つも出してきた。
    けど、祐君は違った…。手を出すどころか、目もろくに合わさず手さえさ触ってこない…
    でも…そんな彼に不思議と興味がわいた。

    2007-03-30 00:20:00
  • 158:

    私は自分に全く興味を示さない祐君に一方的にベラベラ喋り続けた。
    「〜ちょっと!聞いてる?」
    「…。」
    返答はどんな話をしても乗ってこない。

    2007-03-30 00:24:00
  • 159:

    (つまんねぇ〜。結構イケメンのくせにノリ最悪〜!)
    話疲れて私もソファーに横になる
    「チエって言ったっけ?…いくらバカしてても良いけど、自分の体くらい自分で守れよ。」
    今まで話かけても一切無視だったのに 突然ボソッと言った。

    2007-03-30 00:31:00
  • 160:

    「いいやん、アンタにどうこう言われる筋合い無いやん。」
    「最後にババ見るも自分やぞ!」
    「…。」
    黙ってしまった…それは自分に非が有るから、汚い言葉だったが妙に説得力があって納得してしまった。

    2007-03-30 00:38:00
  • 161:

    主から

    ↑「ババ見るのも」です。
    ごめんなさい。

    2007-03-30 00:41:00
  • 162:

    「だって男なんかアホやし…極力避けるけど 結局、股開けば何でも言う事聞くやんかっ!」
    「…それでイイと思ってんの?」
    「そんなモン違うの男って。」

    2007-03-30 00:48:00
  • 163:

    「可愛そうな子やな〜としか思えん。」
    「勝手に同情しといて!」
    「お前の為に言うてんやんけ!調子のんなよ!」
    「ムカつくッ!」

    2007-03-30 00:52:00
  • 164:

    「俺の知り合いは、それでエイズなったんや…たった1回ヤッタだけで…お前知ってるか?エイズって治れへんねんぞ。
    発病したらもう終わりや、黙って死ぬのん待つしかないねん。 うつされた相手が、惚れた男でも無かったら悔しくないんか!俺やったら死んでも死にきれんけどなぁ〜」

    2007-03-30 01:01:00
  • 165:

    怒鳴り声に驚いて一粒涙が零れた。
    「…ヒッ、…ヒッ…」
    祐君に背を向けたまま肩を震わせた

    2007-03-30 01:11:00
  • 166:

    「泣く位なら平気で犯されてもイイとや言うなやぁ〜、バカ女。」
    「…ぼうわがっだ…だばっどいて…」
    (…もう分かった…黙っといて…)
    「せやけど、逆にタフやなっ。あれやろ?アッシーとかメッシーとかいっぱい蓄えてるんやろ?」

    2007-03-30 01:20:00
  • 167:

    コクッと頭を振る
    「笑 何か男に恨みでもあるんかよ!男もアホやと思うけど、お前も頭いいなっ、いい具合に使いこなして 俺にはそんな器用な真似できんわっ笑」
    皮肉な言葉だったが胸にこたえた。
    「…ヒグ…もうやめる…好きじゃない…ヒグッ…人と…寝るのは…。」

    2007-03-30 01:32:00
  • 168:

    「お前もまだまだ純やな〜!俺にちょっと言われて好き違う奴と寝るのん止める〜とか。」
    くるっとこっちに体を向けて
    「更生の余地あり!  こっち向いてみ。」

    2007-03-30 01:37:00
  • 169:

    ゆっくりと体を回転させてテーブルの下から向こう側を覗いた
    すっとテーブルの下から手が伸びる。
    「約束!」
    そう言って小指を立てた

    2007-03-30 01:41:00
  • 170:

    「ん!  ハヨ!」
    差し出した小指を上下させる
    片手で目を擦り片方の腕を伸ばした
    小指をテーブルの下で絡ませる

    2007-03-30 01:46:00
  • 171:

    「はい!約束なッ!絶対やぶんなよ!お前は自分が惚れた男と幸せんなれ!お前が思ってるほど腐った女違うよ。」
    そう言うと小指をゆっくり解いた
    「…もう黙って寝とけ! ココ朝まで居ててエエ様になってるから。」

    2007-03-30 01:52:00
  • 172:

    「…オヤスミ。」
    「おぉ。」
    隣の個室から聞こえる人の歌声 空気が悪い空間 そんな4畳半ほどの空間で
    私と祐君はテーブルを挟んで一緒に寝た。

    2007-03-30 01:57:00
  • 173:

    主から

    そろそろ寝よう
    最近夜更かしで…肌荒れが凄い。
    自慢のモチ肌が…。

    2007-03-30 02:06:00
  • 174:

    主から

    134の、最後の所…
    「多く無かった」を→「少なくなかった。」に訂正します。
    ゴメンなさい。

    2007-03-30 02:30:00
  • 175:

    -------窓の無い小さな空間に朝が来た------
    トゥルルルル トゥルルルル〜
    「はい。もう出ます。  チエ 起きろよ」

    2007-03-30 12:20:00
  • 176:

    名無しさん

    あげ?

    2007-03-30 12:20:00
  • 177:

    電車の窓から見えた空は明るかった。車内は朝早いからか、空席が目立つ。
    「そういえば、祐君って泉州弁喋るけど家どこなん?」
    「貝塚シティー。」
    「そうなんや〜ウチ隣の岸和田〜!」

    2007-03-30 12:28:00
  • 178:

    「さようですか。」
    「なぁ〜★奇跡的な出会いを遂げたわけやしぃ〜メアド!おしえてっ(ハート)」
    「笑 俺、ターゲット?」
    「違う〜!また会いたいだけ!ホンマに!」

    2007-03-30 12:33:00
  • 179:

    「ホンマかよ… 暇してたら車位なら出したるけど…あんまり手荒い事せんとってや!」
    「分かってますって〜(ニヤニヤ)」
    祐君は、黙って自分の携帯を私に突き出す。
    「ありがちょぉ〜♪」

    2007-03-30 12:38:00
  • 180:

    「俺 やっぱり女に甘いんかな…」
    頭をボリボリかきながら腕を組んでいた
    私は祐君の隣でご機嫌で、祐君の番号とアドレスを携帯に入れる
    雲間から顔を出した太陽が 首の後ろにあたたかな温もりを与えていた。

    2007-03-30 12:44:00
  • 181:

    「はい★ウチのも登録しといてやったよ!」
    「偉そうに…。」
    パチン と、祐君は中指で 私のおでこにデコピンした。

    2007-03-30 12:47:00
  • 182:

    「いった〜!」
    『岸和田、岸和田です。関西空港に御用のお客様は…〜』
    「ほら!着いたぞ。」
    「うん…。」

    2007-03-30 12:51:00
  • 183:

    プシュー
    電車のドアが開く、私は振り返って
    「バイバイ。」
    プシュー

    2007-03-30 12:54:00
  • 184:

    祐君は窓越しに、無言で手を振った。
    (何か…不思議な人やったな…。)
    時計を見ると8時…
    (まだ、間に合うか…。)

    2007-03-30 12:58:00
  • 185:

    私は早歩きで、その後学校にむかい1、2時間だけ授業を受けた。
    (やっば〜恐ろしいほど意味分からん…こんなん考えてたらアホになる!)
    我慢出来なくなった私は、やっぱり体育館裏に居た。

    2007-03-30 13:04:00
  • 186:

    それでも自分の中では頑張って1、2時間目は教室で過ごすように努力した。
    母ともあれから仲直りをして、普段の生活に戻る。

    2007-03-30 13:10:00
  • 187:

    ----祐君と知り合ってから2ヶ月ほど経った----
    私の姿は体育館裏にあった。ギラギラと太陽が照りつける
    「ヒトミ…何してるん?」
    「焼いてるの。」

    2007-03-30 13:14:00
  • 188:

    「やめとけって…ヒトミ歳いったらシミだらけになるで!やめとき!」
    「ええねんて!シミなってもズット焼いてたらわからんや〜ん!」
    寝っころがって肌を焼くと言う 能天気なヒトミを見て
    「アホやな」の一言。

    2007-03-30 13:26:00
  • 189:

    隣を見るとハルカが今日は元気が無い様だ…
    脇では他4人がヒトミに説教。
    煙草を噴かせながらハルカの様子をうかがった。

    2007-03-30 13:29:00
  • 190:

    「こら!またお前らこんなとこ溜まって煙草吸って!」
    (やっば…オッサン来よった…)
    私は着けたばかりの長い煙草を踏みつけた。

    2007-03-30 13:32:00
  • 191:

    足元で目をつぶっていたヒトミを軽く靴で蹴りながら
    「ヒトミ はよ立ちよ!」
    全速力で走ってくる先生から逃れるためにフェンスを飛び越えて雑居ビルの隙間に隠れた。

    2007-03-30 13:35:00
  • 192:

    「なー、このままサボって遊びに行こうや」
    そんな私の誘いに息を切らした5人は乗り気の様子、カラオケに行く事になった。
    こんな真夏の炎天下 面倒くさがりの私は必死で汗だくになって自転車に跨って、遠く離れたカラオケに行くなんてアホらしい…。

    2007-03-30 13:45:00
  • 193:

    「ちょう、ほんならチエのアッシーに電話するわー暑いのにチャリで行くんだるいし!」
    携帯を取り出し 迷うことなく祐君に電話をかける。
    トゥルルルル〜トゥルルルル
    『はい、なんなよ。』

    2007-03-30 13:50:00
  • 194:

    「あっ、祐君〜チエな〜今からカラオケ行くんやし〜ほんでな〜悪いねんけど…迎えに来てくれへん?」
    「はぁ…この日が来るとは…。でも俺も番号教えたのん悪いしな…」
    「そうそう!祐君も悪い!」
    「分かったよ。今何処よ?1人?」

    2007-03-30 13:59:00
  • 195:

    「○○ビルの近くで友達も5人おるで。」
    「○○ビル?…ぁあ、あっこか。じゃあ、ちょっとしたら行くわ。」
    「うん★うん★わかった(゚∀゚)んじゃね〜♪」
    どうやら、祐君は迎えに来てくれる様だ。

    2007-03-30 14:03:00
  • 196:

    「来てくれるって♪ラッキー」
    ホントは、ちょっとだけ祐君に会いたかっただけ…。
    迎えなんて…誰でも良かった。
    それでも、祐君を選んだのは…心の何処かで祐君を思っていたからだろう…。

    2007-03-30 14:08:00
  • 197:

    名無しさん

    チエもゆうくん好きやったんや?気になる〜

    2007-03-30 14:10:00
  • 198:

    名無しさん

    祐君の車がビルの前に止まるのが見え私達は飛び出した。
    車内ではみんな祐君に質問攻め…優しい祐君はその質問に一々答える。
    (なによ!デレデレして…)
    その会話を聞いていても面白くなかった。

    2007-03-30 14:14:00
  • 199:

    いつの間にか隠しておいた独占欲がフツフツと湧いてくる…。
    「足にするのは勿体無い位かっこいいやん!」
    駐車場に着き、マリがコッソリ私に耳打ちする。

    2007-03-30 14:18:00
  • 200:

    (私の祐君やのに…マリもイイって思ってる…。)
    「…やろ!でも祐君 結構遊び人みたいやし 無理やな…。」
    「アホッ笑 祐君かってチエには言われたくないやろっ!」
    マリに嘘を付いた。 祐君が取られる様な気がしたから…

    2007-03-30 14:27:00
  • 201:

    主から

    199は主です。

    2007-03-30 14:30:00
  • 202:

    そのうち祐君の友達も集まってきて個室の中はいっぱい…
    私は祐君の隣に座ろうと、祐君の近くから離れない。
    席に着く前、祐君はシャット場所を変えた、まるで私を避ける様に…。

    2007-03-30 14:35:00
  • 203:

    全員部屋に入って席に着く、私は渋々祐君の正面の席に着いた。
    祐君の隣に座っていたのはハルカだった…
    (何で?何でハルカの横?)

    2007-03-30 14:38:00
  • 204:

    隣の男の人が慣れ慣れしく話しかけてくるのに、適当に話を合わせておいた。
    神経は、祐君とハルカにクギづけ。
    2人はコソコソ何か話している
    (何喋ってるの!?あぁ〜ムカつく!)

    2007-03-30 14:42:00
  • 205:

    「祐君がハルカ口説いてる〜!笑 ハルカこう見えて結構、純なんやから〜祐君が汚染しちゃだめ〜!」
    明るく言ったが、羨ましくて仕方ない…
    (早くはなれて!)

    2007-03-30 14:49:00
  • 206:

    「ザンネーん!もうハルちゃんは俺のも〜ん★」
    祐君は、腕をハルカの肩に回し抱き寄せる
    (何でやねん!私のほうが祐君と先に出会っとったやん!)
    ジンワリと目が潤む…。

    2007-03-30 14:52:00
  • 207:

    でも、祐君がハルかにおくる視線は私が受けた事の無い眼差し…
    ハルカの腕の付け根には祐君の手の平がしっかりと包み込んでいる。
    (負けた…。)
    祐君は、ハルカを選んだ…。

    2007-03-30 14:56:00
  • 208:

    私がどう足掻いても…あの眼差しは一生もらえない気がした。
    カラオケが終わって、私とハルカはトイレに向かった。

    2007-03-30 14:59:00
  • 209:

    「祐君といい感じやったやん★」
    「あはっ そう?(照笑)」
    (なによ、ニヤニヤして…)
    トイレに入る。

    2007-03-30 15:08:00
  • 210:

    「携帯持ってたらな…」
    ハルカにはムカついたらアカンって分かってた…あたらずには居られない
    携帯を持って居ない事を知っていながら…ちょっと意地悪してしまった。

    2007-03-30 15:11:00
  • 211:

    (ハルかにあたるのは筋違いやん、選んだのは祐君やん、私なにムカついてるねん!アホみたい…。欲しいもの横取りされて起こってる子供と一緒やん…。)
    個室には入ったものの、用も済まさず私はドアを開いた。

    2007-03-30 15:19:00
  • 212:

    「でもさっ!アタックしてみいよ!気に入ったんやろ?」
    横目でハルカの様子をチラッと見た。
    頬っぺたが少しだけピンクがかって、いつもより可愛く見えた。
    「うん、好きなんかな〜?」

    2007-03-30 15:22:00
  • 213:

    (もう無理、完璧両思い…。)ちょっとだけ下唇をかみ締めた。
    「気使わんでいいよアッシーなら他にも居るしな★1人減ったって大丈夫!」

    2007-03-30 15:25:00
  • 214:

    私は、祐君を諦めようと心の中で決めた。。。
    「祐君てさ〜なぁ〜んか惹かれる所あるやろ?見かけチャラチャラしてるけど、真っ直ぐで…。外で歌ってる時とか何かキラキラしてて 思わず誰も聞いてなくて、人とか素通りやのに祐君の前座り込んで、2時間くらいずっと聞いてた。」

    2007-03-30 15:30:00
  • 215:

    「2時間も?!」
    「うん、その日は親と喧嘩して〜夜中あても無くウロウロしてたねん。で、声に吸い寄せられた。」
    「そうなんや〜」
    「初恋やろ!応援してんで!」

    2007-03-30 15:33:00
  • 216:

    それだけ言って、トイレを先に出た。
    (もう、諦めるんや…。ハルカの為に…。)
    カラオケボックスの広い廊下に、1粒 涙を落とした。

    2007-03-30 15:36:00
  • 217:

    主から

    休憩〜!

    2007-03-30 15:41:00
  • 218:

    名無しさん

    みてます?頑張ってください

    2007-03-30 15:57:00
  • 219:

    名無しさん

    ?から見てます??主サン頑張って?

    2007-03-30 16:07:00
  • 220:

    名無しさん

    私もみてます?頑張って?

    2007-03-30 16:22:00
  • 221:

    主から

    220さん 1話目からのお付き合いありがとうございます。
    219さん これからも応援お願いします。

    2007-03-30 16:23:00
  • 222:

    主から

    221サン ありがと。たくさんの人に応援されて、主も嬉しいです。
          チエチャンの性格はちょっとヒネクレなんで…彼女の気持ちを書くのは難しいです。
          でも、がんばろっ!

    2007-03-30 16:27:00
  • 223:

    その後は、みんなでマクドで昼ごはん。
    ハルカと祐君はさっきよりも打ち解けた様だ…
    悔しいけど…ちょっと嬉しかった…。

    2007-03-30 16:32:00
  • 224:

    海に行こうって話になり、私は祐君の友達の車に乗っていた。
    「あの2人お似合いやと思わん?」
    突然運転していた男が言い出した。
    私は2人って聞いただけで誰と誰の事か分かった。

    2007-03-30 16:37:00
  • 225:

    「うん…。」
    「上手い事いったらいいのにな〜。」
    私はそのまま一言も喋らなかった。
    ただ、彼が(祐君の友達)言った言葉を何度も、何度も思い出して…「コレでいいんや!」って自分に思いきかせた。

    2007-03-30 16:48:00
  • 226:

    夏の海は混んでいて 二色の浜に着くと、もう夕方になっていた。
    「おっそい!どんだけ待たすネン!」
    「しゃー無いやろが!駐車場開いてなかったネン!」
    祐君と私を車に乗せていた男の子が話す。

    2007-03-30 16:54:00
  • 227:

    私は祐君とその横にたたずんでいるハルカをどんな目をして見ただろう…。
    夕日を見ながら1列に並び、階段に座ってアイスをかじった。
    夕日は…何処までも広がる海を何処までも赤く染めていた…。

    2007-03-30 17:00:00
  • 228:

    そして、夕日はゆっくりと海に沈んで消えた。
    「よっしゃ〜日も落ちたし 花火でもしよっか!」
    祐君と友達はホームセンターに花火を買いに出かける。

    2007-03-30 17:04:00
  • 229:

    浜辺にはユキとヒトミ、シヅカが砂で何か作っているようだ。
    私と、マリ、ハルカは砂浜に面した白い階段に座って 私は、おもむろに煙草に火を着けた。
    するとマリは隣で話しかけてきた。

    2007-03-30 17:12:00
  • 230:

    「チエってさ〜いっぱい男おるやん?ホンマに好きな人居らんの?」
    ドキッとした、祐君が好き なんて…言えない。
    「ん〜好きな人?全員すきやで…。」
    必死でごまかした。

    2007-03-30 17:16:00
  • 231:

    「そうじゃなくて〜一緒にいててドキドキしたりキュンしたりとかそんな人居らんの?」
    (ハルカと祐君を見ているとキュンとして泣きそうになる…。)
    「…おらんな〜てか、別にいらんかな〜彼氏とか。」
    (嘘、祐君が欲しくてたまらんネン!)

    2007-03-30 17:21:00
  • 232:

    「たまに理解できん事あるけどな…まっ今が良いならそれでえっか〜。」
    (エエわけないやん…。)
    煙草を下に落とし、思いっきり踏みつけた。
    「彼氏なんか…私にはうっとうしいだけやよ!別に欲しくないわ!」

    2007-03-30 17:25:00
  • 233:

    マリがあまりに的を付いてくるので怖くなった
    砂浜にユキとヒトミとシヅカが作った裸体像が私を笑わせてくれた…

    2007-03-30 17:29:00
  • 234:

    主から

    デート行ってきます。

    2007-03-30 17:35:00
  • 235:

    名無しさん

    いってらっしゃい?

    2007-03-30 18:03:00
  • 236:

    夜空の転々とした光がパッと咲いては 果かなく散って 夜風と共に消えた
    ハルカの後ろを花火を持って追いかける祐君
    真っ暗闇の中、誰にもバレ無い様に下を向いたまま瞳を光らせた

    2007-03-30 21:27:00
  • 237:

    「私、水くんでくる〜」
    ハルかは落ちていたバケツを片手に海へと走り出す。
    私は祐君の隣に移動した。

    2007-03-30 21:31:00
  • 238:

    「ハルカ、祐君の事気に入ってるみたいやで…。」
    「(照笑)そうなんや…」
    「うん、さっき言うとった。」
    「アイツ、何か俺に似てるネン。」

    2007-03-30 21:35:00
  • 239:

    「笑 どこがよっ!全然似てないわ〜 ハルカそんなに男臭くないし!」
    「アホ!顔とかちゃうんじゃ、自分の分身みたいで…一緒に居ったらなアカン気がする。」
    「祐君が一緒に居りたいって思ってるん違うん?」
    「そうかもな…。」

    2007-03-30 21:39:00
  • 240:

    「…そっか、ハルカはいいな〜 祐君みたいな人に一緒に居りたいって思われるんやもん!」
    「ゴメンなっ!」
    「えっ?なによ?」
    「お前が言いたい事は分かってるよ、だからゴメン。」

    2007-03-30 21:42:00
  • 241:

    「…。」
    ポンポンっと、私の背中を2回叩いて祐君は立ち上がり海の方を向いた
    「あいつ、遅いな…溺れてるんちゃうかな?俺ちょっと様子見てくるわ!」
    そう言うと祐君は、暗闇へとジャリジャリと音を立て、ゆっくり歩いていった

    2007-03-30 21:47:00
  • 242:

    (振られちゃった…)
    ジワッと目頭に熱い物がこみ上げる…
    「私…手洗ってくる…花火したら手臭くなったわ…」
    近くの水道に向かう。

    2007-03-30 21:51:00
  • 243:

    蛇口をひねると水が噴出した
    同時に私の目からも大量の雫が漏れ出す。
    水溜りに写った星空なんか、綺麗になんて見えなかった。

    2007-03-30 21:56:00
  • 244:

    「おどれら〜何しとんねん!」
    波音の中、遠くで 祐君の声とは思えない怒鳴り声が聞こえた。
    (何?喧嘩?)
    慌てて海岸に走った

    2007-03-30 22:01:00
  • 245:

    「お前、何モンなよ!」
    バコッ
    「シバかれに来たんか コラッ!」
    祐君が3人組みに囲まれバットで殴られたり蹴られたりしている

    2007-03-30 22:06:00
  • 246:

    「ギヤぁーーーー!」
    私はその場で叫ぶ
    「どうしたん?!」
    「祐君が!祐君がっ!」  駆けつけた友達に指先で伝える

    2007-03-30 22:09:00
  • 247:

    それに気づいた祐君の友達が一気に飛び出した
    耳を塞いでしゃがみこんだ
    海の音と共に男たちの汚い言葉と、殴りあう音が重々しく響く

    2007-03-30 22:15:00
  • 248:

    「ハルカ!ハルカが倒れてる〜」
    シズカの声が指の隙間から聞こえる
    立ち上がって前を見た  
    ジャリジャリと音を立て3人の男が走り出す

    2007-03-30 22:19:00
  • 249:

    人と人の間から ゆっくり姿を見せた浜辺で横たわるハルカ
    ユキ、ヒトミ、マリ、シズカが一斉に走りハルカに駆け寄る
    私も走ってその後を追う。

    2007-03-30 22:24:00
  • 250:

    「ハルカ!ハルカ〜!」
    4人はハルカを支えて、泣き出しそうな声で全身ずぶ濡れのハルカの体を揺する。
    だけど、私はその姿を1歩下がって立ったまま見ていた。

    2007-03-30 22:27:00
  • 251:

    (このまま、目覚めなければ良いのに…。)
    心の中で、私は何度も思った…。

    2007-03-30 22:30:00
  • 252:

    5分ほど そんな光景が続く…
    3人が必死に抱きかかえ呼びかける中 ハルカは瞬きを何度か繰り返した
    「私…気絶してたん?」
    ハルカが目を覚ました。

    2007-03-30 22:34:00
  • 253:

    「そうやで!あんた3人組みに襲われかけてたねん」
    「祐君が帰って来るのん遅いから見に来たねん、そしたらあんた倒れてて…」
    4人は本当に良かった という顔でハルカに話しかける

    2007-03-30 22:40:00
  • 254:

    誰もが安堵の表情の中…私はそんな顔が出来なくて
    急にそんな心の醜い自分が恥ずかしくなって両手で口を塞いだ
    ()

    2007-03-30 22:44:00
  • 255:

    (ウチ…何考えてんねん!ハルカが大変やったのに、『このまま、目が覚めなかったらいいのに』とか普通に考えてた。自分の事ばっかり…こんなんやから、祐君にも振られたんや…。最悪の女。ハルカになんて勝てるはずが無い…。)

    2007-03-30 22:50:00
  • 256:

    すっかり白け切った私達は二色浜を後にした…。
    帰りの車の中、心の中で何度も何度もハルカに謝った
    (ゴメン!ゴメンなハルカ!あんたは何にもしてないのに、私は心の中で目覚まさんかったら祐君が私の物に成るかもって思ってしまっててん…ホントにゴメン!)

    2007-03-30 22:57:00
  • 257:

    気がつくと祐君の友達が家の前まで送ってくれていた
    「ありがとう…」
    愛想も無くそう言うと私は部屋に閉じこもって
    その日は 枕を湿らせた。

    2007-03-30 23:00:00
  • 258:

    出会えた〜事から〜全ては始まった〜♪
    「…もしもし。」
    『今日休むん?もう昼やで!』
    「マジで!いくいく〜昨日も夜中まで遊び過ぎたわ〜!」

    2007-03-30 23:04:00
  • 259:

    今日も私を待ってくれている友達。
    あの日、何度も謝ったハルカは 私をゆるしてくれたのか?
    私は 今日も仲間の笑顔に囲まれる
    そして、いつもの様に私の携帯は鳴り続ける…。

    2007-03-30 23:10:00
  • 260:

    --------完--------

    2007-03-30 23:13:00
  • 261:

    ちひろ

    お疲れ様です?

    2007-03-30 23:18:00
  • 262:

    主から

    ちひろさんへ
    読んでいただいてありがとうございます。
    「★ルックス」を読んでいただけたら、よりストーリーも良く分かると思います。
    時間があれば、また読んでみてください。 ありがとう。

    2007-03-30 23:56:00
  • 263:
    ?

    そんな気持ちやったんですね?でもホストさんとどうなったんかも気になる?
    あとゆう君の気持ちも?

    2007-03-31 00:22:00
  • 264:

    主から

    265さん
    祐君の気持ちも番外編で書いてみたいと思います。
    ありがとう!

    2007-03-31 00:32:00
  • 265:

    名無しさん

    おつかれさまです?私もホストのん気になります?

    2007-03-31 04:20:00
  • 266:

    主から

    267さん
    じゃあ、リクエストに答えて 今書いてるのが終わったら
    ちえちゃんの後編書きますね。ありがとう。

    2007-03-31 04:32:00
  • 267:

    名無しさん

    ありがとうございます!?あまり、むりしないで頑張ってくださいね??

    2007-03-31 04:39:00
  • 268:

    夜の仕事のこととか中途半端に終わってるから書いて欲しかった……

    2007-04-05 02:30:00
  • 269:

    名無しさん

    ??

    2007-04-13 11:09:00
  • 270:

    名無しさん

    番外編て どんだけスレ立てんねん しつこい くどい

    2007-04-13 13:43:00
  • 271:

    名無しさん

    間違いないな。うざい

    2007-04-13 23:46:00
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