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空気女

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  • 1:

    名無しさん

    あたし逹の住む世界。

    ―天国と地獄の狭間―
    あたし逹はこの世に修業するために来たんだよ。

    2007-03-26 15:31:00
  • 2:

    ◆SYjkuJG5AY

    ━━貴方にとって空気のような…あって当たり前の存在になりたい…
    ━━誰の目にも入らない…そこに在るのか無いのかわからない…存在になりたい

    2007-03-26 15:36:00
  • 3:

    ◆SYjkuJG5AY

    今のあたしは後者の方。

    今日もミナミの街にあたしはいる。
    人混みと雑音の中…あたしの存在を消すにはもってこいの街。

    2007-03-26 15:40:00
  • 4:

    ◆SYjkuJG5AY

    ━━この世界ってこんなに霞んだ色をしてたっけ…


    大きな色眼鏡をかけてあてもなくさ迷う。

    2007-03-26 15:48:00
  • 5:

    ◆SYjkuJG5AY

    わたしは…


    ……家族を捨てた

    2007-03-26 15:59:00
  • 6:

    ◆SYjkuJG5AY

    あたしの家族は父と母。三人家族。
    ━━父は小さいながらも自分で会社を経営していた。父の幼馴染みで親友の文博兄ちゃんと二人で興した会社。現場関係の仕事。
    ━━母はあたしが小学校に上がる頃に喫茶店でパートをしていた。
    父の収入が安定していなかったため共働きだった。

    2007-03-26 17:33:00
  • 7:

    ◆SYjkuJG5AY

    ━━父は仕事の少ない時期はあたしとよく遊んでくれていた。テレビゲームが上手で一緒にスーパーファミコンで遊んだのを覚えている。
    裕福では無かったがごく普通の家庭にあたしは産まれた。

    2007-03-26 17:42:00
  • 8:

    ◆SYjkuJG5AY

    一人っ子だったあたしは甘やかされていたのか寂しい思いをさせないように、と親の気遣いだったのかおもちゃはまわりの同級生よりも買い与えられていてあたしの家はみんなの遊び場となっていた。
    友達はあたしの両親にとてもなついていたと思う。

    2007-03-26 17:53:00
  • 9:

    ◆SYjkuJG5AY

    ━━そんな普通の日常が崩れだしたのはあたしの10歳の誕生日を迎える頃だった━━━

    2007-03-26 17:56:00
  • 10:

    名無しさん

    気になる?

    2007-03-26 18:45:00
  • 11:

    ◆SYjkuJG5AY

    ━━━ガシャーンッ……
    大きな物音であたしは目覚めた。丁度夜の11時を過ぎた頃だったと思う。
    寝室に母の姿は無い…何かあったのでは…
    父は近頃仕事が忙しいようでほとんど家には帰ってなかったため子供ながらにあたしは父の代わりに母を助けなければ…
    そう思い恐る恐る居間へと向かった。

    2007-03-27 19:30:00
  • 12:

    ◆SYjkuJG5AY

    そろりと階段を降りて居間を覗くとそこには父の姿があった。この所父とは顔を合わせていなかったのでお父さん!と駆け寄りたかったが…
    ━━「コルァ!!文博どこ隠れてやがる!!!」
    ……文博兄ちゃん?
    叫びながらテレビや机をひっくり返す父。

    2007-03-27 19:39:00
  • 13:

    ◆SYjkuJG5AY

    ━━「お願い…何でそんな事…やめて文博君なんていてない!お願いやめて!」
    父に泣きながらすがりつく母。
    状況が把握できないあたし。何より温厚な父が怒りに身を任せ……泣き叫ぶ母を足蹴にしている。
    あたしは心臓が飛び出しそうなほどドキドキして体は硬直し動く事ができなかった。

    2007-03-27 19:47:00
  • 14:

    ◆SYjkuJG5AY

    しばらく立ち尽くしていると化け物のような恐ろしい顔つきの父と目が合い、あたしの方へと歩みだした。父の視線の先にあるあたしの存在に母も気付いたようで必死に「やめて」と奇声を発しながら父の足にすがりついていた。

    2007-03-27 19:57:00
  • 15:

    ◆SYjkuJG5AY

    母をひきずりながら父の姿をした悪魔があたしの顔を叩く。
    その衝撃で頭を強く壁に打たれたあたしは緊張がピークに達し泣きながら「お父さん」と叫んだ。父はあたしの髪をつかみ「俺はお前の父親なんかちがう!お前みたいなガキに父親呼ばわりされたら吐き気がする」とすごい形相で怒鳴りつけ母とあたしを蹴飛ばし「文博ー!」と叫びながら階段を上がっていった。そのすきに母はあたしの手を引き外に出た。
    二人で近所の団地の広場にたどりつきあたし達は抱き合って泣いた。
    靴をはくのも忘れる位必死で家を飛び出し無我夢中で走っていた。

    2007-03-27 21:09:00
  • 16:

    ◆SYjkuJG5AY

    どれ程の時間そこにいたかはわからないが着ている服以外何も持たずに出てきたあたし達は隣の市に住む母方の祖母の家に裸足で歩いて行った。

    2007-03-27 21:14:00
  • 17:

    ◆SYjkuJG5AY

    母は何度もごめんね。と言いあたしもさっきの出来事、父の吐いた言葉の意味を何も聞けず無言のまま歩いた。

    2007-03-27 21:17:00
  • 18:

    ◆SYjkuJG5AY

    母は何度もごめんね。と言いあたしもさっきの出来事、父の吐いた言葉の意味を何も聞けず無言のまま歩いた。

    2007-03-27 21:34:00
  • 19:

    ◆SYjkuJG5AY

    母は何度もごめんね。と言いあたしもさっきの出来事、父の吐いた言葉の意味を何も聞けず無言のまま歩いた。

    2007-03-27 21:37:00
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