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*天邪鬼姫*
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1:
華
〜♪♪ピーピーピーピー〜♪♪
携帯のアラームじゃないと起きれないあたし。
りいな22才、
今日も長い1日が始まる。2007-03-11 12:29:00 -
2:
華
―am7:10―
朝起きて熱いシャワーで体を起こす。
昨日の仕事のお酒が残っているのか気分が悪い。
ほんとは7時に起きるのが目標。でもいつも10分遅れ2007-03-11 12:35:00 -
3:
華
コーヒーブラックを飲みながら腰まである金に近い茶色のロングエクステを丁寧に乾かしていく。
『今日辺りはそろそろ寒くなりそうやなぁ………』
窓から見える秋空を見ながらため息まじりにつぶやく2007-03-11 12:38:00 -
4:
華
寒くなっていくのは苦手。でも嫌いじゃない。
髪を乾かし終えて次は化粧
まっ白い肌に少し健康的に見えるファンデを塗って目も作っていく。
元々黒目がちなので黒く塗りすぎたら怖くなるから塗りすぎないように気を付けて。2007-03-11 15:01:00 -
5:
華
―am8:30―
長い鍵編みのガウンをはおって外に出る。
駅まで15分トコトコ歩く。
フト空を見上げると綺麗な秋晴れ。2007-03-11 15:05:00 -
6:
華
空は綺麗なのに昨日のお酒が残っていて機嫌は悪い。
昼はカフェで働き、夜はホステス。
朝から夜中までミナミに滞在。
それがりいなの毎日。2007-03-11 15:07:00 -
7:
華
地元から電車で20分、
スーツのおっちゃんや少し小綺麗なでも昼のにおいがするお姉さんに混じりながらミナミを歩く。
堀江の手前位にりいなの日常の場所、
『スタイリッシュcafe regina 』がある。2007-03-11 15:12:00 -
8:
華
『おはようさん………』
『おはよ〜う☆………ってめちゃ死んでるやん(笑)』開店前のお店に入ると既に来ていたアキに声をかけられた。
『昨日のアルコールがまだ………………』
そう言いながら荷物を置いてコップに水を入れてがぶ飲みした。2007-03-11 15:17:00 -
9:
華
『1番酒弱いのに1番人気者やからな(笑)可哀想に』
カウンター席で煙草を吸っていたレイが笑いながら肩を叩いてきた。
朝1はこの3人で準備をする。
2007-03-11 15:20:00 -
10:
華
アキはリイナの2つ下の20才。少し色黒で切れ長の目に赤っぽい茶色のショートカット。
レイはリイナの1つ下の21才。前髪が長くセンター分けの黒髪ロング、リイナと同じ位色が白い。リイナがフランス人形みたいな感じに例えるとレイは和服の似合う純日本人みたいな感じ。
二人ともリイナの年下。でもリイナより年上に見える2007-03-11 15:25:00 -
11:
華
見掛けも性格もキャラも全然違うのになぜかウマが合う。
アキもレイもりいなと一緒に昼はカフェ、夜はホステスをしていた。
『朝ご飯いる〜?』
着替え終わって更衣室から出ると既に厨房で準備をしていたアキがヒョコッと顔を出して聞いてきた。2007-03-11 18:10:00 -
12:
華
『コーヒーだけでいい……』
首を振りながら答えるとりいなもフロアの開店準備にとりかかった。
まるで自分達の店のような振る舞いだけれども全員アルバイト。
オーナーはめったに顔出さずほとんど自由にさせてもらっている。
まっ!その分しんどい時もあるけれど。2007-03-11 18:13:00 -
13:
華
―am9:35―
おおかた準備が終わり3人でテーブルに座りホッと一息…
アキが作った朝ご飯が並べられ開店時間まで朝ご飯タイム。
『そぅいやりぃ姉今日デートちゃん。』2007-03-11 18:18:00 -
14:
華
レイがウィンナーを口にほうり込みながら聞いてきた。
あっ。りぃ姉って一応呼ばれてます。
『あ〜…うん』
チラッとアキを見て答える。2007-03-11 18:20:00 -
15:
華
『そーいやケィ君と会うん今日やったなぁ〜』
アキが明らかに不機嫌そうに言った。
ケィ君は1ヶ月前に別れた元カレだった。
2007-03-11 18:29:00 -
16:
華
カフェはちょうど中途半端な位置にあって店内もお洒落なのでいろんな人がよく来る。
見た目が華奢で色白で黒目がちな目、まるで人形のようなりいなはよく営業中にホールで連絡先を聞かれたりナンパされたりする事が多かった。
けれど見た目とは違って気が強く男勝りな気性のりいなはことごとく蹴散らし、中身を知った客はいつのまにかツレ感覚の常連さんになっていった。
ケィ君は近くの服屋の販売員だった。2007-03-11 18:52:00 -
17:
華
初めてきた時4人組できた
案の定ナンパみたいなのをしてきた。ケィ君だけは
『仕事中やのにやめたれや』
とみんなを止めていた。
いい加減しつこかったので『うっさいねんけど。そーゆう目的で来てはるんやったらオーダー頂いたメニュー全部タッパにでもいれてあげるんで帰って頂けますか?』2007-03-11 19:12:00 -
18:
華
と、おもいっきり営業スマイルで言った。
全員沈黙&唖然としていた
するとそこでケィ君が初めてあたしに喋りかけた。2007-03-11 19:15:00 -
19:
華
『そんなサービスまじでやってくれるん!?』
店内シーン………他の客を接客していたレイもこっちを見た。
『え?ま、まぁ今から100均にタッパ買いに走ったらできるけど…………』
2007-03-11 19:20:00 -
20:
華
予想外の反応に思わずあたしは素で答えた。
なんなん………この人。
『わざわざ買いに行くん!?そのタッパはやっぱ洗って返しにこなあかんよな?』2007-03-11 19:24:00 -
21:
華
あたしもだんだん真剣に考えだしてきた。
『う〜ん、でも正味100均やからそこまでせんでもいいけど………』
『でもよう出前とかは洗って返すやん?』
『あっ!そか。でも出前じゃなくてお持ち帰りやで?』
『でもお持ち帰りは普通箱とか袋やから…………』2007-03-11 19:27:00 -
22:
華
『あ〜…じゃあ袋とか箱に変えた方がええかな。』
『そうした方が客もわかりやすいって!』
う〜〜〜ん……………
『てか!ウチはテイクアウトレやってませんから!』一連の会話を聞いていたレイが割って入ってきた。2007-03-11 19:32:00 -
23:
華
ハッ!そうだ!
何を真剣にあたしは考えてるんだφ(゜゜)ノ゜
すると店内の他のお客さんもドッと笑った。
『と、ゆうわけでテイクアウトはないんで俺らはここで食事させてもらうしかないんでみんなおとなしく食事しましょうねん☆』2007-03-12 04:28:00 -
24:
華
ケィ君が仲間の3人に言った。
あたしの方が唖然…………
帰り会計の時にケィ君はあたしに笑いながら言った。『自分見掛けと違ってめっちゃおもろいな☆またくるわなぁ〜〜〜!』
その笑顔がなんかめっちゃ無邪気で不覚にもドキッとした。2007-03-12 04:32:00 -
25:
華
それからケィ君はよく来るようになった。
ランチの時だけじゃなくヒマな時間帯もコーヒーだけ飲みに来たりとか。
ヒョコッと顔を出してはあたしとしょーもない話をしては二人で笑っていた。
ケィ君が店に来るようになり出して3ヶ月位経った頃告白された。2007-03-12 04:36:00 -
26:
華
『リィとおったら楽しくていつのまにか好きになってた。』
いつも外見で寄ってくる奴とかアクセ代わりとしか見てこない奴ばっかりだったからその言葉が嬉しくて
何よりあたしもケィ君が好きになっていた。2007-03-12 04:38:00 -
27:
華
付き合ってからは毎日が楽しかった。
ケィ君は夜は地元でバーテンダーをしているらしくカフェ以外で外でデートできるのはあたしの夜の仕事の休みとケィ君の休みの日がちょうど被った時位しかなくて月に2回位だった。
それでもケィ君の服屋とあたしのカフェは近かったから会いに行こうと思えばすぐ会えたし友達もいろいろ紹介してくれてあたし自体も忙しかったので満足だった。2007-03-12 04:45:00 -
28:
華
『今日はバーのバイトないんやけど先輩の店の服のデザイン画頼まれてて行かなあかんねん』
『レゲェが好きでな昔からダンスやってて今日イベントでんねん☆またりぃも来てなぁ』
ケィ君はいろんな趣味を持っていて多忙だった。
あたしもケィ君に釣り合う女になりたくていろいろ勉強したりかっこいい女を目指した。2007-03-12 04:59:00 -
29:
華
アキもレイも久々に恋してるあたしを見て嬉しそうやった。
ただケィ君は携帯をよく忘れたりする事が多く連絡がつかない日とかもあってそれが原因でよくケンカもした。
ケィ君と付き合って4ヶ月位たった頃、カズとゆう男の子が久々来店してきた。2007-03-12 05:03:00 -
30:
名無しさん
おもんな
2007-03-12 10:36:00 -
31:
名無しさん
いいところでそぅゆう書き込みやめてや〜
2007-03-12 13:10:00 -
32:
名無しさん
いいとこやったんや バクショ
2007-03-12 14:48:00 -
33:
華
30さん31さん32さん☆どんな意見でも嬉しいです?ありがとうございます?
2007-03-12 17:14:00 -
34:
華
カズはりいなと同じ年でりいながここで働き始める前からの常連さん、バーテンダーをしていて1年前位から自分の地元の九州でバーを開き時々大阪に来た時に寄ってくれる
『みんな久しぶりやなぁ〜〜〜☆てか俺大阪自体久々やわ!』
『カズ君聞いてや〜!アキな、彼氏と別れてんって〜〜〜!』
すこしぽやぁ〜としたカズはアキもレイもリイナもよく喋る人。2007-03-12 17:20:00 -
35:
華
『…………で、リイナは相変わらず一人か???』
カズがからかうように聞いてきた。
『ブブー!あたしにもついにできましたぁ』
『うっそ!!!マヂで!?どんな奴なん???』
ここの近くの服屋の販売員だと伝えると偶然にもカズがよく行くお店だった。2007-03-12 17:24:00 -
36:
華
『めちゃ偶然やん!!!誰?俺店員さんともめっちゃ仲いいで☆』
『ケィ君でわかる〜??』りいなが嬉しそうにゆうとカズは『………え?』
と素の顔になった。
『…………………ケィさんって、5年位付き合ってる遠距離の彼女さんおるんちゃうの?』
『なにそれ?』2007-03-12 17:27:00 -
37:
華
『前の彼女ちゃうん?カズ君最近大阪来てなかったやろ?』
アキが普通に言った。
『あ〜〜そうかもなぁ〜俺最後に聞いたんは2ヶ月前やし。九州に来る用事あったらしくて俺の店顔出してくれたから………』
2ヶ月前?あたしとケィ君は付き合って4ヶ月なんですけど。
それからカズ君にはいろんな話を聞いた。2007-03-12 17:32:00 -
38:
華
お酒だって作れないからバーテンのバイトなんてしてる訳もないしダンスだってやっていない、
じゃあバイトって言ってた日は何?
てかなんでダンスしてるとか嘘つくん?
あたしの頭には?が飛び交った。2007-03-12 17:34:00 -
39:
華
だんだんカズの顔が気まずそうになっていくのがわかる。
『ま、まぁ!ケィさん俺に嘘ついてるだけかもしれんし!!!!』
そう言ってありえないフォローをしていた。
カズが帰った後シーンとしたフロアに呆然としたリイナがいた。2007-03-12 17:37:00 -
40:
華
『………………てか女の話だけぢゃなく、バーとかダンスの話もカズ君のゆう通りやったら相当キモクない?』レイが痛そうな顔をして言った。
『いや、やっぱ女の話がほんまやったらムカツクやろ普通に。』
アキは顔がキレテいる。
『いやぁ〜カズ君なんか誰かと勘違いしてるんちゃう?そんなキモイ嘘つく人ちゃうやろ〜ケィ君、あたしやっぱ彼女やしケィ君信じるわぁ☆』
まぁ…………カズ君もそんな嘘つく子ちゃうけど。2007-03-12 17:47:00 -
41:
華
てか、信じるしかなかった。
その後も何くわぬ顔してケィ君と付き合った。思えば怪しいとこなんていっぱいあった。いつまでたってもケィ君が働いてるバーに行く事はなかったしイベントにも呼ばれない。話が食い違う事もしばしば………
それでも自分自身でいろいろ言い訳をしてはケィ君を信じた。
そんなこんなでさらに3ヶ月、別れは呆気ないものだった。2007-03-12 18:03:00 -
42:
華
ケィ君は名古屋のお店がオープンするためしばらく行く事になった。
その日が1週間後に控えたある日。
昼休みに久々外でレイとランチをとっていた。
『ケィ君もうすぐやなぁ〜〜〜〜………』
『ほんまや………しばらく遠距離ですわ』2007-03-12 18:06:00 -
43:
華
遠距離…………この言葉にチクッとした。
『………………今からケィ君とこ会いにいこっか!』レイナの表情を察してかレイが提案してくれた。
いつもは行く前に今いてるか確認の電話を入れる。
だけどその日はすこし寄るだけのつもりだったので電話を入れなかった。2007-03-12 18:09:00 -
44:
華
ケィ君の店は二階、少し長くて狭い階段を上がっていく。
『ほんま寂しいっすわぁ〜ケィさんおらんなるとか!』
登ってる途中ケィ君のお客さんのヨシノリ君の声が聞こえた。
どうやら何人かお客さんが来ていてケィ君達と喋っているみたいだった。だいたいのお客さんもお店の人もリイナは仲良かったから気にせず入ろうと思った。
『で、リィちゃんはどうするんすか!?』2007-03-12 18:14:00 -
45:
華
一人の発したその言葉でリイナは足を止めた。
『まぁ遠距離ゆうても月1はこっちも来るし大丈夫やろ』
ケィ君の声が聞こえた。
『え〜〜〜?でも名古屋行ったらアサミさんと一緒に暮らすんでしょ!?ばれないっすか?』2007-03-12 18:17:00 -
46:
華
アサミ?
2007-03-12 18:18:00 -
47:
華
『いける☆いける☆リィも忙しい奴やから電話とかそんなせんしなぁ☆だから今までだって4人セフレおってもリィにはばれてへんし☆』
セフレ? 4人?
『こいつマジ鬼やわぁ〜でもりぃちゃんがお前の中ではトップやろ?』
2007-03-12 18:24:00 -
48:
華
『まぁそうやけど、でもやっぱ本命は別モンやから☆りぃは連れて歩けたらそれでいいわ、5つも年下に中身なんて期待してないから笑』
時が止まった……………
『やっぱアサミさんか☆』爆笑した男の声があたまに響く2007-03-12 18:42:00 -
49:
華
『ちょっ………』
レイが店に入ろうとした。リイナは腕をグッと掴んで止めた。
言葉が出ない。
心臓がバクバクいっている気持ち悪い…………………泣きそう、信じられへん、信じたくない。2007-03-12 20:23:00 -
50:
名無しさん
おもろい?
頑張って??2007-03-12 23:57:00 -
51:
華
50さんありがとうございます?頑張ります?
2007-03-13 01:37:00 -
52:
華
アサミが本命?連れて歩けたらいい?中身なんて期待してない?
グルグル言葉が回る。
リイナはレイの腕を掴んだまま階段を駆けおりた。
『おかえり〜ちょっと遅いんちゃぁ……』2007-03-13 01:40:00 -
53:
華
カフェに戻って出迎えたアキの横をすり抜けてリイナはトイレに駆け込んだ。
好きだったのに。ケィ君は違うって思ってたのに。
少し落ち着いてからトイレを出た。2007-03-13 01:43:00 -
54:
華
『……………リィ姉、今からアキ、ケィ君とこ行ってくるわ』
レイから聞いたみたいでアキがめちゃくちゃキレていた
『いいわ。』
『なんで!?アキ許されへんわ!ドツかな気済まん。』
『カズ君せっかく教えてくれたのにあたしアホやったわ〜〜〜、ケィ君と別れるわぁ』2007-03-13 01:47:00 -
55:
華
意外に悠長に喋るリイナにアキはさらにキレた。
『当たり前やん!絶対どつく!』
『いやいやそんなんいいよ。』
『何がいいん!?リィ姉がいかんでもアキがっ!!』『いいってば!!!!!』リイナが半バ怒鳴り声気味に出すとアキは黙った。
『本人がそうゆうてるんやったらやめとき…………』レイが口を開く。2007-03-13 02:21:00 -
56:
華
『……………なんで?リィ姉の性格やったらいくやん…………せっかくほんまに好きやったのに…………』アキのその言葉にリイナは何も答えなかった。
その日の夜、夜の仕事前にケィ君にメールを送った。《遠距離でやってく自信ない、別れよ》
何回も着信があったが出れなかった。
よかった、今日店が忙しくて………暇だったら電話に出ていたかもしれない。
次の日の朝にはもう電話はならなくなっていた。2007-03-13 02:26:00 -
57:
華
次の日からカフェにケィ君は現れずそのまま名古屋に行ってしまった。
まっ、本命が他にいるんだから別れよと言われたってこんなもんだ。
それから1ヶ月、狂ったように働いた。忘れたくて見返したくて、中身なんて必要ないとゆわれたのが悔しくてますます頑張った。2007-03-13 02:29:00 -
58:
華
泣きそうな時も寂しい時もアキとレイが側で笑わせてくれた。
だいぶ傷も癒えてきた頃、偶然堀江で再会。
何もなかったように久しぶりと声をかけてきたケィ君
やっぱり好きだと思った。四日間は大阪にいるとの事『久しぶりやしせっかくやからリィが夜仕事ない日メシでもいこ』
首を縦に降っていたあたし2007-03-13 02:34:00 -
59:
華
『納得いかんわ〜〜〜なぁんで会うかな。』
昼のピーク時を終えてフロアは落ち着いたのでレイに任せて厨房で片付けを手伝っていたリィナにアキは言った。2007-03-13 02:37:00 -
60:
華
『別により戻りたいとも思わんよ、あんなウソツキ男彼氏とか嫌やもん。ただやっぱまだ好きやから会いたいってのはある…………』
『彼氏には嫌ってか好きになる価値もないと思うけどな。』
『わかってますよ』
『……………ま、わかってても好きをやめられへん気持ちもわかるけどさ……』『ならご機嫌治して☆』
『わかるけど………でもやっぱりリィ姉を傷つけたケィ君は嫌いやわ』2007-03-13 02:42:00 -
61:
名無しさん
?華サン 完結までがんばって下さい??
2007-03-13 10:18:00 -
62:
華
61さんありがとうございます?頑張りますね?
2007-03-14 08:53:00 -
63:
華
5時に終えて更衣室で髪を巻いて7時に待ち合わせ場所に行った。
いつも遅刻してきたケィ君………その日はリィナよりも早く来ていた。
『久しぶり………』
『………久しぶり』
少し気まずいような、少し照れくさいようなそんな空気が流れた。2007-03-14 08:57:00 -
64:
華
とりあえずご飯を食べに近くのタイ料理屋さんに行った
しばらく見ない内に少し痩せたみたいだった。
『ほんまいっきなりリィナに振られたからびっくりしたわ!』
ケィ君は笑いながら言った
あたしが全部知ってるなんて知らんねやろな………2007-03-14 08:59:00 -
65:
華
『まぁもうええけどな☆しばらく見ん内にリィはますます可愛くなったな☆』
『そんな事ないよ………』ほんとはすごく頑張った。前より3キロは痩せたし髪の色も少し落とした。化粧も研究して前とは違う。
あれだけ外見で寄ってこられるのを嫌がってたあたしがケィ君の『連れて歩ければいい』って言葉を聞いてもっともっと努力した。
『あたし車の免許取って車買ってん』2007-03-14 09:05:00 -
66:
華
『嘘やん!?何買ったん?』
『ベンツ☆』
『まぁじで(笑)』
1ヶ月ほんとに努力した。ケィ君に認めてもらいたくて。ケィ君にだけはアクセ代わりにされたくなくて………
『しばらく見ん内にどんどんいい女なってくなぁ〜………』2007-03-14 09:10:00 -
67:
華
ケィ君がこぼしたその言葉が欲しくて。
嬉しくなった。ケィ君はほんとの意味であたしを欲しがってくれるんじゃないかと思った。
『ケィ君、今彼女とかおるん?』
思い切って聞いてみた。2007-03-14 09:13:00 -
68:
華
『え?…………なんでそんなん聞くん?』
一気に素の顔になった。
『いや、おるんかなって…………』
少し怖い顔でこっちを見るケィ君に戸惑った。
『あっ!わかった。リィもう彼氏できたんや。だから俺にも聞くんやろ?』2007-03-15 10:50:00 -
69:
華
何ゆってるん、この人。
『いや出来てないよ!普通に聞いただけやし………ケィ君はおるん?』
もう一度聞いた。
『………………おらんよ』少し目線を落として答えた
…………やっぱり彼女おるな。2007-03-15 10:53:00 -
70:
華
それから少し重い空気になったので話題を変えた。
話題を変えるとまたいつもの楽しい雰囲気に戻った。ケィ君は自分の近況の話をしてくれた。
もうその時には嘘の話をされたらすぐわかった。
くだらない嘘ばっかりつくケィ君、
あたしの好きなケィ君は最初からどこにもいなかった。2007-03-15 10:57:00 -
71:
華
『ほんまにキッショイ男やな』
いつもの朝ご飯タイムの時にケィ君の話になった。
『ゆうたら俺こんなんできるねん〜〜って忙しいフリしてその時間女いってんやろ?ちぃさい男やな。』
レイも続けて言う。
あれから毎日ケィ君が仕事終わった時間位に毎日電話がある。2007-03-15 11:00:00 -
72:
華
たわいもない話をしては切る。
『ほんまキモイ奴やわ』
『まぁそんな男を今でも好きなリィ姉が一番キモイけどな』
ケィ君の実態を知っても前程ではないけど今でも好きな自分がいた。
『ありえない男』2007-03-15 11:03:00 -
73:
華
彼氏には絶対にしたくない
嘘をつくのが元々下手なのかいつのまにかダンサーからDJになっていたり知らないフリをして話を合わせて聞いててこっちが恥ずかしくなる時もある。
でもまだ好き
なんだか先の無いアリ地獄にハマッている気分だった。2007-03-15 11:06:00 -
74:
華
『………………アカン。しばらく仕事に生きよ。ケィ君とは繋がってるだけでいいわ………』
すっかり疲れたリィナがうつぶせになって言った。
『繋がってる価値もないけどな。』
アキとレイのごもっともな言葉がリィナに向けられた。2007-03-15 11:09:00 -
75:
華
毎日、毎日仕事に励んだ。時々合コンとか紹介とかにも無理矢理連れていかれたがイマイチ心が動かされる事がなかった。
なんか最近の男は女々しくてどうも好きになれない。
いつのまにか『そこらの男には負けたくない』って思うようになった。
2007-03-15 11:15:00 -
76:
華
今日は休み。
最近の休みの日課は同じ水曜日休みのアキと昼からとりあえず出掛ける事。
『んな今から向かうから後30分後に着くわ』
今やリィナの自慢の一つとなった愛車ベンツに乗り込んだ。2007-03-16 08:54:00 -
77:
華
車好きならパッと見ればわかる、お洒落ないじり方。
すれ違う車の中にはガン見して中の運転手が若い女の子と知ってビックリしてる時もある。
―pm5:00―
今日は昼間リィナはエステに行っていたのでアキとは遅い集合。
到着してアキが出てくるのを待ちながら煙草に火をつけた。2007-03-16 09:00:00 -
78:
華
煙草も肌に悪いからやめなきゃなぁ…………
ポケッとそんな事を考えながら肺に煙を入れる。
ケィ君と会うのもやめやななぁ…………
できない悲しい事も考える『ウィーッス!!!』
アキがご機嫌な様子で車に乗り込んできた。2007-03-16 09:03:00 -
79:
華
『ウィー!遅くなってすんません〜今日は何しようね?』『何しよう?時間が時間やしなぁ〜〜〜〜〜、夕方やもんなぁ〜〜〜〜〜』
とりあえず発進。
若い女の子には似合わない車でとりあえずミナミに向かう。
普段朝から夜中までミナミで働いてるのに休みの日もやっぱりミナミ。
まぁ近いしわかりやすいから。2007-03-16 09:07:00 -
80:
華
何もする事が決まらずひたすらウロウロ…………
てか、最近の若い女の子って何して遊んでんの?
『あ〜…………わからぁん』
『クラブでも行く?』
『今からやったら早すぎやし行ったら絶対朝までなってまうやん』2007-03-16 09:11:00 -
81:
華
こう考えたら楽しいってめっちゃ思う遊びってなんやろ?もしかしてあたしってダルがりなんかな。
『あっ!そや!』
少しネガティブになりかけた時アキが何か思いついた。『アキこの前地元帰ったやん、そん時地元のツレの一人も今大阪住んでてミナミでバーテンやってるらしいねん、その子の店いこっか!』2007-03-16 09:15:00 -
82:
華
あぁ………だからめずらしくノリがいいのか。
『まぁアキのめっちゃ好みの顔ってのも見てみたいからいこっか☆』
車を一気に目的地の近くの駐車場に向けて発進させた2007-03-16 20:04:00 -
83:
華
『いらっしゃいませぇ〜』店に入るとスーツの女の人が案内してくれた。
『只今ソファー席が満席なのでカウンターでよろしいですか?』
小さめのバーと思いきやダイニングレストランだった。
少し暗めの店内、アメリカンとゆうかサイバーちっくというかとにかくお洒落なお店だった。
スーツのお姉さん以外店員はみんなそれぞれ仮装している。今日はお化けイベントらしい。2007-03-19 19:45:00 -
84:
華
『おしぼりどうぞ☆★』
化粧までしてたぶんジェイソンの仮装であろうバーテンさんがおしぼりを渡してくれた。
『いらっしゃいませ〜』
その隣には白スーツにアフロおそらくDJオズマであろう幼い顔したバーテンの子がいて灰皿を出してくれた。
『あのぉ〜〜〜新堂君いますか?』2007-03-19 19:57:00 -
85:
華
『新堂のお友達ですか?ちょっと待ってくださいね』アキがジェイソンに聞くとジェイソンはつけていたインカムでごちゃごちゃ喋っていた。
しばらくすると……………
『うわっ!アキやん!来てくれたんや!!!!』
後ろからアフロで赤スーツの男が現れた。2007-03-19 20:00:00 -
86:
華
新堂ヒロキ、通称ヒィちゃん、アキの元カレ
第一印象……………
2007-03-19 20:02:00 -
87:
華
お前もオズマかよ(;´д`)
2007-03-19 20:03:00 -
88:
華
ヒィちゃんは嬉しそうにカウンターに入ると
『何飲む!?地元の奴で俺の作った酒飲むんアキが初やで☆』
と笑った。
アキがリィナをヒィちゃんに紹介するとヒィちゃんももう一人のオズマを紹介してくれた。
『こいつケースケ☆通称ケィ!俺の2個1(^_^)v』2007-03-19 20:07:00 -
89:
華
思わず顔を見合わすアキとリィナ…………
桜井ケイスケ18才…………
アキの元カレの2個1、
第一印象………………2007-03-19 20:09:00 -
90:
華
お前も
『ケィ君』かよ(;´д`)
2007-03-19 20:10:00 -
91:
華
とりあえず
『1杯どうぞ』
と大人の余裕を見せて4人で乾杯。
ちゃんと見るとヒィちゃんはかなりの男前。
少し色黒で速見もこみちを少し悪っぽくした感じ。2007-03-19 20:15:00 -
92:
華
ほぅほぅ………(´∀`)
しばらく雑談☆ってゆってもほとんどヒィちゃんとアキが喋っていて会話を聞いてリィナバカウケ、ケースケはひたすら微笑む。
少し忙しくなってきて二人が動く。
2007-03-19 23:13:00 -
93:
華
『なっ?なっ?ヒィ男前やろ?』
忙しくカクテルを作ってるヒィを見ながらアキがリィナの肩を叩いた。
『おう☆男前やん☆』
思った通りの感想をリィナは言った。2007-03-19 23:16:00 -
94:
華
そこでアキは予想外な事をリィナに言う。
『……………ってかリィ姉はケースケ君みたいな顔タイプやろ?』
『へっ?????』
思わずケースケを見る
…………確かに綺麗な顔してるけど……………………………………………………………幼い。2007-03-19 23:19:00 -
95:
華
『ん〜〜〜〜〜〜〜男前とは思うけど……………子供の顔やん……………ないわぁ〜〜〜〜』
『あっ!ほんまに?』
『それやったらあのジェイソンさんのが好みやわ(´∀`)』
『顔メイクしててようわからんやんっ!(笑)』
『雰囲気が☆』2007-03-19 23:22:00 -
96:
華
二人でキャッキャ言ってると急に店中が爆音になった。
『あっ!リクエスト入った!こっからがうちの店のおもろいとこ☆』
ヒィちゃんが悪っぽく笑った。
中央にジェイソンさんが立って音楽に合わせて何本ものボトルを振り回しながらカクテルを作りだした。
『フレアバーティング゙』だ。2007-03-19 23:26:00 -
97:
華
ヒィちゃんとケィスケがノリでおしぼりを振り回し始めた。
リィナとアキもキャッキャッと一緒におしぼりを振り回す。
おもしろい☆
そしてジェイソンさんかっこいい!!!
『すごいすごいすごぉい☆』2007-03-19 23:29:00 -
98:
華
イベントが終わった後興奮したアキとリィナはすごいを連発。
その後小1時間楽しみ店を後にした。
携帯を見るとケィ君から不在着信……………
少しため息をついて携帯を閉じる。2007-03-19 23:32:00 -
99:
華
イベントが終わった後興奮したアキとリィナはすごいを連発。
その後小1時間楽しみ店を後にした。
携帯を見るとケィ君から不在着信……………
少しため息をついて携帯を閉じる。2007-03-19 23:33:00 -
100:
華
『ケィ君?』
アキが顔を覗き込む。
『ん…………』
『早く他に好きな子できたらいいのに………』
ほんとにねぇ〜〜…………2007-03-19 23:36:00 -
101:
華
『ケィ君?』
アキが顔を覗き込む。
『ん…………』
『早く他に好きな子できたらいいのに………』
ほんとにねぇ〜〜…………2007-03-19 23:37:00 -
102:
華
『ケィ君?』
アキが顔を覗き込む。
『ん…………』
『早く他に好きな子できたらいいのに………』
ほんとにねぇ〜〜…………2007-03-19 23:37:00 -
103:
華
笑ってうなずくリィナ。
『まぁ今日はいい気晴らしになったわ☆アキありがとう☆』
『ほんま!?よかった☆アキもめちゃ楽しかったわ!また行こや!』
そして車でアキを送って家に帰った。
ケィ君の電話はかけ直さなかった。2007-03-20 11:02:00 -
104:
華
次の日。話題は昨日のアキの元カレのお店の話だった。
昼から出勤のねぃやん、サオリさんも交えて女同士のキャピキャピ話。
ねぃやんは29才、29にとても見えない、後輩思いのねぃさん。
サオリさんは26才、天然でポケっとしてるので後輩のリィナ達からもサオリンと呼ばれている。
2007-03-20 11:07:00 -
105:
華
二人はリィナ達3人の良きお姉さん的存在…………
先輩、後輩の中だが敬語とかは一切なかった。
『んでなぁ〜ヒィがみんなで遊びにいこやって☆』
『え!?ジェイソン呼んでくれるかな!?』
『いやぁ〜…たぶんケィスケ君ちゃう?ジェイソンはたぶん先輩や思うし。みんなでUSJいこや!』2007-03-20 11:11:00 -
106:
華
アキからのいきなりの提案、、、少し楽しみだった。
『またケィ君かい(笑)』
ねぃやんが笑ってツッコンだ。
『新しい出会いやなぁ〜☆またケィ君やけど(笑)』
サオリンもからかってくる2007-03-20 11:14:00 -
107:
華
ねぃやん達にもだいぶ心配をかけている。
たぶんみんな早くあたしがケィ君を忘れたらいいのにって思ってる。
『新しい出会いとかちゃうってぇ〜だってヒィちゃんはアキの元カレでケィスケ君は年下やで!?ないない(笑)』
笑って否定する。少しみんな悲しそう…………
あたしも早くケィ君の事フッキリたいよ…………2007-03-20 11:18:00