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ひまわり 。

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  • 1:

    ゆんゆん

    初めて書きます??
    よかったら見て下さい。

    2007-03-04 23:50:00
  • 2:

    ゆんゆん

    どうしよう。どうしよう。私はここから飛び出さなきゃ駄目だ。でもなぜだろう、なぜなんだろう。足が動かない。

    2007-03-04 23:53:00
  • 3:

    名無しさん

    生きる意味を考えていた、あの頃。私は16歳だった。考えれば考えるほど苦しくて、いっそこのままあの人の細くて綺麗な指で私の首を絞めてくれればいいのにとさえも思った。私は1人では死ぬことすら出来ない臆病者なのだ。
    私は16歳だった。

    2007-03-04 23:57:00
  • 4:

    ゆんゆん

    今日も一日が始まる。ああ、まただ。また同じ制服を着た同じ16歳が同じ方向を向いて同じ机に座り同じ授業を受けると思うと、少し吐き気がした。

    2007-03-05 00:00:00
  • 5:

    ゆんゆん

    学校が始まるのは九時からだったが、私はいつも7時半の各駅停車にのり8時には学校に着いていた。ひとけのない校舎を1人歩いているだけで私は倒れそうなくらい興奮した。私は狂っているの?

    2007-03-05 00:04:00
  • 6:

    ゆんゆん

    違う。私は狂っていなんかいない。狂ってなんかは、いない。
    興奮を抑えつけるかのように深呼吸をしてみる。ああ私はまだ生きている。まだ生きなければいけないのか。

    2007-03-05 00:07:00
  • 7:

    ゆんゆん

    まだ誰もいない教室につき、鞄をおいて外を眺めてみる。私はこの瞬間が好きだ。この瞬間だけ私は生きたいと思えるからだ。その時、音楽室からピアノの音が聞こえてきた。私はそれが必然であるかのように音楽室へと引き寄せられていった。

    2007-03-05 00:11:00
  • 8:

    ゆんゆん

    この心地良い音楽は、私の大好きなショパン、その中でも格別に好きな別れの歌だ。私はドアを開けようとドアノブに手をかけたところで躊躇した。誰もいない音楽室から流れてくるピアノ…昔よく聞いた怪談話を思い出して、ドアを開ける手を止めた。

    2007-03-05 00:16:00
  • 9:

    ゆんゆん

    バカなことを…と少し照れくさくなった。私はまだ怪談話を恐がれるくらい子供だったのかもしれない。そしてそぉーっとドアを開けた。ピアノを弾いていたのは、お化けでもなく、ショパンでもなく、ひとりの男の子だったのだ。

    2007-03-05 00:20:00
  • 10:

    ゆんゆん

    正直驚いた。
    世の中にこんな綺麗な人間がいるのか、と思うほど彼は美しかったのだ。朝日にキラキラ反射する茶色の髪の毛。奥二重の切れ長の優しそうな目で鼻筋が通っており、その下には形の良い唇が配置されていた。王子様だ。と私は思った。バカみたいだけど。

    2007-03-05 00:25:00
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