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後悔と罰

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  • 1:

    真澄◆COKG.9yQzY

    もし自分の過去をやり直すことができるのなら、きっとあたしは同じ過ちを繰り返さない。

    でももぉどんだけ祈っても今を消すことはできないんだよね…

    2007-03-04 15:23:00
  • 2:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あたしには夢がある。
    でもみんなはその夢を馬鹿にするの。
    何が悪いの?
    「お金持ちになる」
    これ以上の幸せなんてないじゃん。

    2007-03-04 15:28:00
  • 3:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あたしは?歳から片親で育ちいつも晩御飯はラップのかかった冷めたおかずを温めることもなく一人で食べていた。
    ママはホステスをしていて、朝方になるとお酒と香水の匂いをプンプンさせ帰ってくる。
    親子の会話なんて一切なかった。

    2007-03-04 15:34:00
  • 4:

    真澄◆COKG.9yQzY

    授業参観、運動会、…
    小学生だったあたしはこういった行事が大嫌いでなくなればいいと心から思っていた。
    みんなの楽しそうな顔を見ているだけていつもあたしはその場から逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。

    2007-03-04 15:44:00
  • 5:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「ますみちゃん!一緒にあそぼ!」
    いつも元気なまゆみだった。
    「…あっ…気にせんといて」
    「何いってるん?あたしがますみちゃんと遊びたいねん!ほら校庭出るで♪」
    あたしはまゆみの善意を心から受け入れることができなかった。
    でも他に仲良くなれる友達もできず次第にあたしはまゆみが掛け替えのない存在に変わってしまっていた。

    2007-03-04 18:15:00
  • 6:

    真澄◆COKG.9yQzY

    中学に上がったぐらいからテーブルの上の晩御飯は千円札に変わった。
    「ますみ〜今日もママおらんねんやろ?うちで晩一緒に食べよ♪」
    「うん♪いつもありがとぉ」
    まゆみの家は弟一人の四人家族で両親は仲がよくて模範的な家庭だった。

    2007-03-04 18:22:00
  • 7:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「あら!ますみちゃんいらっしゃい♪」
    「お邪魔しまぁす。」
    まゆみのママは化粧気がなくてとっても清楚な感じであたしのママとは正反対だった。
    まゆみ「お腹めっちゃ空いた〜」
    ママ「んじゃ先ご飯たべましょうか♪」
    今日はシチュー。
    あたしには熱すぎるぐらい暖かかった。

    2007-03-04 18:29:00
  • 8:

    真澄◆COKG.9yQzY

    まゆみのママはあたしの理想のママでこんなあたしを嫌な顔一つせずいつでも迎えてくれたのだ。
    「なぁますみのママってどんな人?まゆみにも会わせてよ♪」
    「あ…うん。また今度ね」
    いつもあたしのママの会話はこれ以上続かない…

    2007-03-04 22:17:00
  • 9:

    真澄◆COKG.9yQzY

    ご飯を食べてまゆみとのたわいもない話をした後、だれもいない家に帰り、テーブルに置かれた千円を自分の引き出しに入れた。もぅ引き出しの中はシワのよった千円でいっぱいになっていた…

    2007-03-04 22:22:00
  • 10:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「はぁ〜なんかめっちゃ落ち着く…」
    このころからきっとお金に対する執着心は着実に芽生え始めていた…
    気付けば嫌なことや悲しいことがあるとこの引き出しを開け、千円札の山をながめていた。

    2007-03-05 05:28:00
  • 11:

    真澄◆COKG.9yQzY

    中学?年になった時ぐらいにはその千円を使うのがもったいなくなって晩ごはんはまゆみの家で食べる以外は抜いていたため、あたしの体はみるみる痩せていた。
    「ますみ〜!ちょっと話があるから今日は夜家にいてね。いってらっしゃい!」
    めずらしく学校へ行くのをママは見送ってくれた。

    2007-03-05 19:39:00
  • 12:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「ぅん。いってきます。」
    なんか気持ち悪かった…。なんの話があるんだろ…なんかいやなことかな。
    あたしが痩せようがテストの点が悪かろうがまったく何も言わない。感心がなぃのかな、心配にはなっていたが、あたしはそんなママでも嫌いにはなれなかった。

    2007-03-05 19:42:00
  • 13:

    真澄◆COKG.9yQzY

    なぜなら、酔って仕事から帰ったママの啜り泣きをよく聞いていたから。
    あたしよりママのほうがつらいんだ。
    あたしのために働いてくれてる。
    いつかはきっとママと温かいご飯を毎日食べれる日がくるはずだから…

    2007-03-05 19:46:00
  • 14:

    真澄◆COKG.9yQzY

    いろんな事を思い出しながら学校までの道をゆっくり歩いた。
    「ますみぃ〜!おはよ♪」
    「あっっおはよぉ♪まゆみぃ!学校ほんまだるいわ〜」
    「ほんまそれ…あっ今日もうちくるやろ?」
    「…ぁっごめん。今日無理やねん」

    2007-03-05 19:53:00
  • 15:

    真澄◆COKG.9yQzY

    まゆみは少し不思議そうな顔をしていた。
    きっとあたしがまゆみの誘いを今まで断ったことがなかったからであろう。

    2007-03-05 21:51:00
  • 16:

    真澄◆COKG.9yQzY

    その日はとても一日が長く感じた。
    やっと学校が終わりあたしは急いで家に帰った。
    家に着くといつもなら暗い部屋は明るく温もりさえ感じられた。「ただいまぉ!」
    「おかえり。」
    久しぶりの感覚に少し照れ臭い…

    2007-03-05 21:58:00
  • 17:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「ますみ。大事な話があるからちゃんと聞いてね。」
    あたしは制服を脱ぎながらうなずいた。
    「いつも一人ぼっちにさせてごめんね。ママすっごい勝手なん解ってる」
    「いきなりどーしたん?今さら何よ笑」
    「ママ実は今好きな人いてるねん。その人に今結婚しよって言われてて…」
    ほんといきりすぎてこの状態が理解でききれていないあたしにさらにママは話し出した。

    2007-03-05 22:05:00
  • 18:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あたしはすでに放心状態になってしまっていた…
    そんなあたしにママはさらに続ける
    「しかも結婚したら仕事やめる事になるの。そしたらますみとの時間も増えるし今まで出来なかった家の事いっぱいできる♪」

    2007-03-05 22:21:00
  • 19:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「ママのしたいようにしたら。」
    あたしは気のない返事をして自分の部屋の扉をしめた。
    自分の部屋といっても年期の入ったマンションで薄い一枚の仕切で区切られたれた狭い部屋だった。

    2007-03-05 23:02:00
  • 20:

    名無しさん

    読んでます?

    2007-03-05 23:09:00
  • 21:

    真澄◆COKG.9yQzY

    仕切を閉めたと同時にかすかにママのため息が聞こえ、なぜかあたしの目から涙が流れていた。
    今までいったいなんやったんやろ。あたしの事ほんまは邪魔なんちゃうん…?

    2007-03-05 23:10:00
  • 22:

    真澄◆COKG.9yQzY

    でもこれでママが幸せになれるんやったらあたし我慢する。
    あたしが我慢したらいいねん…
    気付けば又あの引きだしを開けてあたしは気を紛らわしていた−

    2007-03-05 23:14:00
  • 23:

    真澄◆COKG.9yQzY

    その日から新しい生活になる日まではあっという間だった。
    男の家は今行っている中学校から歩いて10分ぐらいの所にあり、広くて綺麗なマンションだった。

    2007-03-05 23:21:00
  • 24:

    真澄◆COKG.9yQzY

    男との生活を始める前にママとそのマンションを訪れる事になり、あたしはわざとミニスカートにイマドキな格好をしてママを困らしてやろうとした。
    「ママ早くいこ!」
    「ますみ何その格好!?…まぁいいわ。」

    2007-03-05 23:27:00
  • 25:

    真澄◆COKG.9yQzY

    ママは鼻で笑い
    「洗濯も掃除もそんな手伝ってくれた覚えないねんけどなぁ〜」
    と言ってあたしに近づき手を繋いで来た。
    ママの手は少しカサカサしていて力強かった。
    この時あたしは始めて心の底から幸せを感じていた。この先の不幸なんて考えもしないまま…

    2007-03-05 23:46:00
  • 26:

    真澄◆COKG.9yQzY

    歩いているのが少し辛くなってきたころ、少し先にある白くて大きなマンションの前に男が周りを見渡しながら立っているのが見えた。
    ママはその姿を見つけると繋いだ手を、ピクッっと動かしうれしそうにこう言った。

    2007-03-06 10:08:00
  • 27:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「あのマンションの前にいる人!やさしそうな人やろ?」
    「遠くて見えへんしわからん!」
    あたしにもその姿はしっかり見えていたがあえて見えていないふりをした。
    正直この場から逃げ出したかった…

    2007-03-06 10:11:00
  • 28:

    真澄◆V4YEq/UT6E

    マンションの前に着いた頃にはいつの間にかママの手はあたしの手から離れてしまっていた。
    男の顔を見上げると男はうれしそうに
    「ますみちゃん?話はママからいっぱい聞いてるよ!とりあえず上がって。」
    と言った。

    2007-03-06 10:17:00
  • 29:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あたしは無言のまま少し睨むように男を見た。
    「ますみ!子供ちゃうねんから挨拶しなさい!ごめんね、この子人見知り激しくて…」
    ママは少し焦っていた。
    「そらいきなり知らんおっちゃん目の前にしたらびっくりするわな〜笑」

    2007-03-06 19:46:00
  • 30:

    真澄◆COKG.9yQzY

    男はそう言うとスタスタとマンションの中に入って行った。あたしとママもその後を追って男の部屋に入った。
    部屋の中は何故か少し落ち着く雰囲気だった。
    きっとママがまめに来ていたからだろう…

    2007-03-07 00:23:00
  • 31:

    真澄◆COKG.9yQzY

    そんな事を考えていると無性にこの男が憎く感じた。
    「ますみちゃん今ちゃんとした部屋ないやろ?でもちゃんと部屋空けたから思う存分くつろいでや。」
    「ありがとうございます、」「敬語なんかいいよ!これから一緒に暮らすのに。あっっ俺ひろしって言うねん。別に気使ってお父さんとか呼ばんでいいし好きに呼んで」

    2007-03-07 00:30:00
  • 32:

    真澄◆COKG.9yQzY

    −はぁ!?誰が呼ぶか!おっさんがー
    心の中であたしは暴言を吐きまくっていた。
    ホントにいやだいやだいやだいやだ…

    2007-03-07 00:32:00
  • 33:

    真澄◆COKG.9yQzY

    まゆみはニコっと笑いこう言った
    「ますみの笑顔久しぶりに見た。これからもずっと友達やから♪」
    あたしはうれしくてたまらなかった。まゆみと友達になれてよかった−

    2007-03-07 00:41:00
  • 34:

    真澄◆COKG.9yQzY

    この生活になってからママはいつも家にいるしご飯も一緒。
    悔しいけど正直毎日が少し楽しかった。
    ただ気にかかる事はあの引きだし…

    2007-03-07 00:43:00
  • 35:

    真澄◆COKG.9yQzY

    ご飯代が無くなったため千円札が一定から増えない…むしろまゆみと遊んだりするのにお金を使い少しずつ減りはじめていた。
    だんだんあたしは不安を感じはじめていた。

    2007-03-07 00:47:00
  • 36:

    真澄◆COKG.9yQzY

    コンコンっ
    「はい」
    誰かがあたしの部屋をノックした。
    「はいるよ」
    男だった。

    2007-03-07 12:38:00
  • 37:

    名無しさん

    気になる?

    2007-03-07 16:25:00
  • 38:

    真澄◆COKG.9yQzY

    読んでくださる方がいるのすごいうれしいです♪

    2007-03-07 18:32:00
  • 39:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「何の用!?」
    あたしは強く言い放った。
    「ははは〜ますみちゃんはいつも元気やね。受験勉強で疲れてるんやろ。これで友達とでも遊んできぃ〜」

    2007-03-07 18:35:00
  • 40:

    真澄◆COKG.9yQzY

    そぅ言うと男はあたしの肩をポンっとたたき机に一万円札を置いて部屋を出ていった。
    −?万円−
    あたしはしばらくお札の福沢諭吉をぼーっと眺めていた。

    2007-03-07 18:38:00
  • 41:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あたしの心にはまたぽっかり穴があき夜になると男と二人っキリになるのが苦痛でならなかった
    その頃からあたしは男によくお小遣をせびるようになった。

    2007-03-09 11:46:00
  • 42:

    真澄◆COKG.9yQzY

    ある夜の事…
    男は酔っ払い夜中ムシャクシャした様子で家に帰ってきた。近頃ママとの入れ違いの生活にイライラしている様子だった。

    2007-03-09 11:51:00
  • 43:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あたしは自分の部屋でテレビを見ていた。
    すると男がノックもせず部屋に入って来た
    「ますみちゃん♪」
    あたしはビックリして
    「勝手に入ってくんなや!!酒臭いねん!でてけゃ!!」
    と罵声を浴びせた

    2007-03-09 11:56:00
  • 44:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「相変わらず元気やなぁ〜そのひねくれた性格はママ似かなぁ〜?」
    なんかすごく怖かった…
    あたしはうつむき黙っていると男が寄って来てあたしの体を触り始めた。
    「きゃっっ!!」
    「かわいい声も出せるんやん。すぐ終わるから大人しくしときやぁ〜」
    そぅ言うと男はあたしの服を脱がし始めた

    2007-03-09 12:01:00
  • 45:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「そんなことしていいと思ってるん!?ママにチクんぞ!やめろや!!」
    あたしは必死に抵抗した。
    「別に言ってもいいよーでも困るのますみちゃんちゃう?」
    男は手を止めることなく話を続けた。

    2007-03-09 13:35:00
  • 46:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「ママなんで仕事また始めたかわかってんか!?お前が大学まで行けるようにって俺に頼ってばっかりやったらお前遠慮するやろしってな!お陰で今こんな様になってもぉたんやろが!俺と別れたら今のお前の私学の学費のためにもっと苦労しなあかんくなるやろなぁ〜はははぁ!」

    2007-03-09 13:42:00
  • 47:

    真澄◆COKG.9yQzY

    それを聞いたあたしは体の力が一気に抜けた。
    もぅ放心状態だった…。

    2007-03-09 13:43:00
  • 48:

    名無しさん

    読んでます?主サンのペースで頑張ってくださいね?

    2007-03-09 20:28:00
  • 49:

    真澄◆COKG.9yQzY

    52サンありがとうございます☆
    がんばりますっっ♪

    2007-03-09 23:33:00
  • 50:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あたしはなんの抵抗もなくコトが終わるのを唇を食いしばりながら耐えた。
    男はあたしを無茶苦茶にした後又頭をポンっと叩き立ち去っていった…

    2007-03-09 23:36:00
  • 51:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あたしは乱れた服を直すことなくその場でぼーっとしていた。
    重力に逆らうことすらできなくなってしまっていた…

    2007-03-09 23:39:00
  • 52:

    真澄◆COKG.9yQzY

    悔しい…
    何にも逆らうコトができないのが悔しい…

    2007-03-09 23:41:00
  • 53:

    真澄◆COKG.9yQzY

    しばらくたってふと上を見上げた。
    すると机の上に一万円札が?枚見えた。
    あたしはママの結婚相手に?万円で買われたのだった。

    2007-03-09 23:46:00
  • 54:

    真澄◆COKG.9yQzY

    それを見てあたしはいたたまれない気持ちでいっぱいになりその?万円を掴み投げ捨てようと思った!
    「なめんなやっ!」

    2007-03-09 23:49:00
  • 55:

    真澄◆COKG.9yQzY

    ……
    手からお金が放れない…
    ぐちゃぐちゃになったお札に描かれた福沢諭吉はなぜかあたしを見て笑っているように見えた…。
    そしてあたしはそのお金をあの引きだしに閉まった…

    2007-03-09 23:54:00
  • 56:

    真澄◆COKG.9yQzY

    それから少したって唯一の親友のまゆみは留学の為カナダに行ってしまった。
    そしてあたしは段々学校の授業に着いていけなくなってきてしまっていた。

    2007-03-10 03:29:00
  • 57:

    真澄◆COKG.9yQzY

    −はぁ…学校にいきたくなぃ…−
    でも家にいるのはもっと嫌…
    気がつくとあたしは学校には行かず一人ブラブラ街を歩き回っていた。

    2007-03-10 03:35:00
  • 58:

    真澄◆COKG.9yQzY

    でもそんな日は長くは続かずすぐに学校から家に連絡が入ったらしく、夜家に帰るとそこには険しい顔をしたママがいた。

    2007-03-10 03:40:00
  • 59:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「おかえり。今日はあんたに話あるねん!」
    「ママが夜家にいるの珍しいなぁ〜」
    「そんなんどうでもええねん!とりあえずあんたの部屋いこか!」
    あたしはママに腕をぐいぐい引っ張られながら部屋に連れていかれた。

    2007-03-10 03:43:00
  • 60:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「とりあえずそこで正座しろ!」
    かなりママは怒っていた。「なんなん!?」
    「なんなん?ってママのセリフやわ!あんた毎日学校サボってどこいっとんねん!」
    やばっっバレだ…
    「と゛どこでもええやんけ!」

    2007-03-10 03:47:00
  • 61:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「あんたそんなんでいいと思ってるん!?学費払ってくれてるひろしさんに悪いとおもわんの!?」
    「あんな男になんか悪いとも思わんわ!」
    「なんであの人のコトそんな嫌うの?」
    ……

    2007-03-10 03:52:00
  • 62:

    真澄◆COKG.9yQzY

    このときあたしの中の張り詰めていた糸がプチンと切れた気がした…
    「あたし学校やめる!!働く!ママが夜働いててずっと家おらんのも我慢する!だからあんな男となんか別れてよ!あたし前の家戻りたい…」
    「何が気にいらんの?」

    2007-03-10 03:56:00
  • 63:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「今まではあいついてもママがずっとそばに居てくれたから我慢できたの!やのに最近またおらんやん!意味ないし!それに…」
    「それに何?」
    「…なんもない…」

    2007-03-10 03:59:00
  • 64:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「はぁ…ママ実はずっとますみに黙ってたことあるねん…」
    「何よ?」
    「実はねママ知り合いに騙されて大きい借金背負わされてるねん」
    あたしはびっくりした…

    2007-03-10 12:04:00
  • 65:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「でもひろしさんが色々サポートしてくれてるし大分ママ楽になってるねん。だからあんまりわがまま言わんといて…」
    ママは悲しそうにそういった。でもあたしは納得いかなかった。
    「あたしも必死で働く!働くから!もぅこんな生活いや!」

    2007-03-10 12:08:00
  • 66:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「あんたは逃げてる!まゆみちゃんいなくなって学校いくの嫌なだけやろ!」
    その言葉であたしはママのすべてが信じられなくなった。
    「ママに何がわかるねん!あたしがあのおっさんに何されてるかわかってんか…!」
    「はっ?」
    あたしはあの男のすべてをぶちまけようとしたその時…

    2007-03-10 12:13:00
  • 67:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「まぁまぁ落ち着いて〜」
    とタイミングよく男が部屋に入ってきた。
    「ははは〜ますみちゃん勉強大変でムシャクシャしてるねんって。三人仲良くやろうよ」
    男の笑い声を聞くとあたしの体全身鳥肌が立つ様になっていた…

    2007-03-10 12:18:00
  • 68:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「息抜きがてらこれであそんどいで〜」
    男はそういうとあたしに?万円札を差し出した。
    「なんでも金で解決すると思ったら大きな間違いじゃ!」
    あたしの怒りは絶頂に達していた…

    2007-03-10 15:59:00
  • 69:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「早く出ていって!」
    あたしはその一万円を投げ付け男とママを部屋から追い出した。

    2007-03-10 22:27:00
  • 70:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あの男が憎い。
    あの男を愛しているママが憎い。
    この世に産まれてきた自分が憎い…

    2007-03-10 22:30:00
  • 71:

    真澄◆COKG.9yQzY

    あたしは無我夢中で着替えなどをカバンに詰め込んだ。
    そしてあの引きだしの中のお金を全部袋に入れカバンの奥にしまった。
    かなりの量になっていた…

    2007-03-11 20:44:00
  • 72:

    真澄◆COKG.9yQzY

    立ち上がり部屋をでようとするとさっき男に投げ付けた?万円札が丸まって落ちているのが見えた。
    あたしはそれを拾いポケットにしまい部屋を出た。

    2007-03-11 20:48:00
  • 73:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「ますみ!こんな時間にどこ行くの!?」
    「…」
    「家でとか絶対やめてよ!明日学校でしょ!?」
    「学校なんかやめるし、もぉあたしは二度とここには来ないから!」
    「何いってんの!ママを裏切らんといて!」

    2007-03-11 20:54:00
  • 74:

    名無しさん

    先が気になります??

    2007-03-11 21:43:00
  • 75:

    真澄◆COKG.9yQzY

    他人事の男、異常に焦っているママの姿があたしはおかしくてたまらなかった。「何!?(笑)裏切ってんのはどっちやねん!ママはあたしを切ってその男を選んでんで!金の為にな!ママをあたしは許さない!」

    2007-03-12 06:06:00
  • 76:

    真澄◆COKG.9yQzY

    そう叫んであたしはポケットの中のぐちゃぐちゃの?万円をママに投げ付けて家を飛び出した。

    2007-03-12 06:08:00
  • 77:

    真澄◆COKG.9yQzY

    少し走ったが誰も追いかけて来ないのでスピードを落とした…
    −やっぱりママ追いかけてきてくれないんだ−
    あたしはその場で泣き崩れた…

    2007-03-12 06:13:00
  • 78:

    真澄◆COKG.9yQzY

    そしてあたしはこの時から大好きなママを心の底に封印した…

    2007-03-12 11:36:00
  • 79:

    真澄◆COKG.9yQzY

    しばらく歩いていたが友達もろくに居ないあたしは行くところがない事に気付いた…

    2007-03-12 16:01:00
  • 80:

    真澄◆COKG.9yQzY

    まだ??歳のあたしに部屋を貸してくれる所なんてある訳もない…
    すると途方に暮れているあたしに一人の男が声をかけてきた。

    2007-03-12 21:00:00
  • 81:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「一人ですか?」
    「…」
    「ワリのいいしごとしませんか?」
    かなり怪しい感じの人だったが今のあたしに怖いものなんかなかった。

    2007-03-12 21:06:00
  • 82:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「いいよ。」
    「とりあえずホテルいこか」少し男は微笑みそういった。
    そしてすぐ近くのホテルに入った。

    2007-03-12 21:10:00
  • 83:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「まさかオッケイもらえるなんて思わんかったからびっくりしたぁ」
    うれしそうに服を脱ぎ出す男を見てあたしは鳥肌がたった。
    「いくらくれるん?」
    そんな自分を隠すためあたしは冷たくあしらった。
    「おっちゃん給料前で苦しいねん。一万で許して!」

    2007-03-13 00:13:00
  • 84:

    真澄◆COKG.9yQzY

    正直お金ならあった。ただ泊まる所が欲しかったあたしはその男に?万で体を売った。
    男は酒臭く、とても体がザラザラしていて気持ち悪かった。
    −早くイケ!クソジジイ!−
    ずっとそんなことを考えながら男がイクまで必死で耐えた。

    2007-03-13 00:21:00
  • 85:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「今日親子の縁切れてん。もぅ帰るとこないよ」
    「何いってるん!絶対心配してるよ!早く帰ったり!」
    あたしはこの男のテンパった様子が面白くてしかたなかった。

    2007-03-13 00:33:00
  • 86:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    トリップ失敗してしまったのでこっちに変えますね。すみません↓↓

    2007-03-13 00:36:00
  • 87:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「心配(笑)!?あんたに何がわかるん!?それより未成年売春して自分の立場心配したら!?」
    ……
    「俺もう帰るわな。泊まれるようにしといたから帰りこれでお金払ってな。んでなんかあったらいつでも言っといで。」

    2007-03-13 14:42:00
  • 88:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    男はそう言うとテーブルに?万円と名刺を置いて静かに部屋を出ていった。
    −今日で?回目のエッチ…あの女の結婚相手と見ず知らずの男…−

    2007-03-13 16:45:00
  • 89:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしはいろんな事を考えながら、大きくて円いピンク色の浴槽に浸かっていた。
    とってもいけないことしてる気がする…でも後には引けない…助けてくれる人もいない。

    2007-03-13 16:51:00
  • 90:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    このまま死んじゃえば楽かな…?
    あたしは頭の先まで勢いよく沈んだ。

    ……!!

    −苦しい…−

    2007-03-13 19:26:00
  • 91:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    死ぬ事すら出来ない自分…
    惨めで情けなかった…

    2007-03-13 19:28:00
  • 92:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    お風呂からあがり裸のままで大きなベッドの上にさっきもらった?万を置いた。
    −少ない…−

    その後引きだしで貯めていたお札を袋から出してベッドにばらまいた。

    2007-03-13 19:31:00
  • 93:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    その上に寝転がり仰向けになった。
    毎日の寂しさがつまった千円札…
    屈辱まみれの一万円札…

    2007-03-13 19:34:00
  • 94:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そしてそんなあたしを癒してくれるお金達…

    2007-03-13 19:35:00
  • 95:

    名無しさん

    100?

    2007-03-13 21:47:00
  • 96:

    名無しさん

    頑張れ 好き

    2007-03-13 21:56:00
  • 97:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    応援ありがとぉございます☆完結できるようにがんばります♪

    2007-03-14 09:49:00
  • 98:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしはそのまま寝てしまっていた。
    チェックアウトの時間が迫っていたので慌てて用意をして清算を済ませた。

    2007-03-14 09:51:00
  • 99:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ホテルの外に出て朝の澄んだ空気を吸った。
    取りあえず行く当てのないあたしはそのまま駅に向かい切符を買い電車に乗った。なるべく遠くに行きたかった。あたしの事を知る人が誰ひとり居ない所に…

    2007-03-14 09:57:00
  • 100:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしは少し離れた繁華街に出た。
    街は平日の昼だというのに人が群れ上がっていた。

    2007-03-14 18:58:00
  • 101:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしは何をするわけでもなくフラフラと歩いていたが荷物が重くて少し脇で休憩していた。

    2007-03-15 20:44:00
  • 102:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    すると今風の若い男があたしの顔を覗き込み話かけて来た。
    「何してるん?一人〜?」
    あたしは無視をしたが男は話をやめなかった。

    2007-03-15 20:48:00
  • 103:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「今仕事探したりしてない?いいの紹介するで!」
    「…いい仕事…?」
    「興味ある!?絶対稼がせる自信あるし!取りあえず喫茶店でも行ってゆっくり話しよ!」
    お腹も減っていたあたしはその男とカフェに入った。

    2007-03-15 20:52:00
  • 104:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「俺ミルクティーで!君は?好きなんたのんで♪」
    「…じゃぁサンドウィッチとミックスジュースで。」
    店員「かしこまりました♪」
    「なんやーお腹減ってたんや。ならファミレスとかにしたらよかったなぁ〜」
    「ぃぇ。いいんです…。」

    2007-03-15 20:56:00
  • 105:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「あっ俺こうたって言うねん。よろしく♪君は?」
    「ますみです。」
    「ますみちゃん♪がんばってがっつり稼ごうや!」
    あたしは話が漠然としすぎててついていけなかった。「…?ハィ…」

    2007-03-15 21:00:00
  • 106:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「ほんで本題やけど、ますみちゃんレベルやったらAVでも通用すると思うねん。今ちょうど新人探してる事務所があって至急頼まれてたんやけどますみちゃんなら事務所も大歓迎やで!」
    AV…??あたしが…?

    2007-03-15 21:05:00
  • 107:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    少し戸惑っているとこうたは笑顔でこう言った。
    「最初は誰だって怖いよ。でもじき慣れるし、やっぱ稼ぎはハンパないし♪」
    怖い…?何が…?エッチなんてお金の為の行為。勿体振る意味がわかんなぃ…。

    2007-03-15 21:11:00
  • 108:

    名無しさん

    「あたしなんかにできるならがんばりたい。どうせ誰も心配しないし。」
    そう言うと、こうたはすごくうれしそうにあたしの手を握った。
    「ますみちゃん好きやわ!イサギ良いしかっこいい!」

    2007-03-15 21:15:00
  • 109:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    こうたの笑顔にあたしは少しドキッとした。
    そんな感情がバレないようにあたしは淡々と話した。「あたし住むとこもないんです。貸してくれる所も紹介して欲しいんですけど」

    2007-03-15 21:20:00
  • 110:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「おお!全然いけるで!んでな証明書になるもんある?免許証とか保険証とか。」
    「…ないよ。」
    「んじゃ卒アルとかでもいいねんけど」
    「…ない。」
    「ますみちゃん何歳!?」

    2007-03-15 21:23:00
  • 111:

    名無しさん

    「??歳…」
    こうたの顔色が変わった。
    「??歳!?そらあかんわ!大人っぽいなぁ〜!」
    やっぱり??歳じゃだめなんだ…

    2007-03-15 21:27:00
  • 112:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしはうつむきさっききたサンドウィッチを食べた。
    「…でもますみちゃんなら絶対人気の女優さんになれるから??歳になるまで下積みしながら働こか。」

    2007-03-15 21:32:00
  • 113:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    下積み…?
    あたしは首をかしげた。

    2007-03-15 21:34:00
  • 114:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「本デリなんやけど…わかるかな?」
    …さっぱりわからん…
    「何ですか?」
    「デリバリーで男の人がいる家とかホテルに言ってエッチしてお金もらうねん。」

    2007-03-15 21:37:00
  • 115:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「…あたしなんでもします!でもその仕事??歳でもいけるんですか?」
    「ほんまは??歳からやけどますみちゃん大人っぽいし内緒にしてこっちでなんとかするよ!寮もあるからすぐ住めるよ。」

    2007-03-15 23:22:00
  • 116:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    −これで明日からはなんとかなる−
    まだ若かったあたしは違法の事等無知だった為とりあえず仕事が見つかってホッとした。

    2007-03-15 23:26:00
  • 117:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ジュースを飲み終えてから店を出てこうたと仕事先の事務所に行った。
    薄暗いマンション…
    少し怖かったがちゅうちょせず言われた部屋に入った。

    2007-03-15 23:31:00
  • 118:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    すると中にいかにも社長らしき人が煙草を吸いながらソファーでくつろいでいた。
    「社長!連れてきましたよ!かわいがってやってください!」
    「おぉ〜お疲れさん!ほなまた頼むわ!」
    「はい!んじゃますみちゃんもがんばってな!」
    そういうとこうたは部屋から出ていった。

    2007-03-15 23:35:00
  • 119:

    名無しさん

    おもろい??

    2007-03-16 05:53:00
  • 120:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    124サン
    ありがとうございます☆
    うれしいです♪

    2007-03-16 10:05:00
  • 121:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    −こうたいっちゃうんだ…−
    すると社長はニンマリ笑い話だした。
    「君がますみちゃんやね?がんばってお金持ちなってやぁ〜うちの看板候補やで〜!」
    お金持ち…
    「はい!がんばります!!」

    2007-03-16 10:09:00
  • 122:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    何枚かの書類に出鱈目な住所などを記入した。
    マンションなども至急手配してもらいあっという間に準備は整った。

    2007-03-16 10:15:00
  • 123:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    仕事の流れを大まかに教えてもらい社長からケータイを手渡された。
    「はい。これますみちゃん専用のケータイね、これにインコールアウトコールとか色々かけるから」
    「ありがとうございます。」

    2007-03-16 15:39:00
  • 124:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    早速仕事が入っていたみたいなのでそのままドライバーさんに連れられホテルへ行った。
    なんか緊張するなぁ…
    少し走ってから車が止まった。

    2007-03-16 15:44:00
  • 125:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「はい!到着!後名前だけど社長が決めたみたいで、まみちゃんになったから。これから名前呼ばれる時はまみちゃんやし♪がんばってね!」
    まみ?ますみだから…?
    そのセンスのなさに少しウケた。
    −でもがんばらなきゃ!−

    2007-03-16 15:47:00
  • 126:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「いってきます。」
    あたしは車から降り指定されたホテルの部屋に入った。
    「こんにちは…」
    中にいたのはひ弱そうな色白の男だった。

    2007-03-17 10:54:00
  • 127:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「こんにちは。君がまみちゃんだね?かわいい子でよかったよ。さぁこっちへおいで」
    「…はい。」
    あたしは恐る恐る男に近づいた。

    2007-03-17 10:56:00
  • 128:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    横に座るなり男はあたしの体を撫で回した。
    「あの、シャワー…」
    あたしは手を振りほどきお風呂をためにいった。
    部屋に戻ると男はすでに素っ裸になっていてかなり興奮しているようだった。

    2007-03-17 11:01:00
  • 129:

    名無しさん

    −きもちわるい…ー
    男の顔なんてまともに見ないままお風呂に入りベッドで男のいいなりになった…
    何も感じないまま…
    ただ頭の中ではお金の事ばかり考えていた。

    2007-03-17 11:04:00
  • 130:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そんな仕事を何本かこなし社長の元へ戻された。
    「まみちゃん初日お疲れ様!これ今日の取り分。明日もよろしく。」
    そういわれ剥き出しの何枚かのお札を社長から手渡された。

    2007-03-17 11:07:00
  • 131:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    正直びっくりした。
    −こんなにもらえるんだ−
    その後これから住むマンションに連れていってもらい鍵をもらった。
    部屋の中は必要最低限の電化製品などが殺風景に置かれていた。

    2007-03-17 11:10:00
  • 132:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    −つかれた…−
    あたしは部屋にはいるなり倒れ込んだ。
    こんな生活がずっと続くのかと思うと震えが止まらなかった。
    でもそんなあたしを癒すのはやっぱりお金だった。

    2007-03-17 15:09:00
  • 133:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    お金のためたらがんばれる!!
    あたしはその日からこの思い一つでろくに休みも取らずがむしゃらに働いた。

    2007-03-17 15:21:00
  • 134:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    気付けばあたしは??歳になっていた。
    プルル〜
    「はい。」
    「まみちゃんおはよう。今日も?時から予約入ってるからよろしくね!」
    「わかりました。」

    2007-03-17 15:25:00
  • 135:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    毎日毎日同じ事の繰り返し。
    相変わらず友達もいない。
    変わった事といえば生活が少し派手になったぐらい。お金も身分証明がないので口座も作れず未だに引きだしに貯めている。

    2007-03-17 15:36:00
  • 136:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    だいぶ慣れて来た化粧をすませ迎えを待っているとまた電話が鳴った。
    −誰だ?−
    仕事以外で鳴ることがなかったのでびっくりした。
    「もしもし…?」
    「ますみちゃん?久しぶり!こうたやで〜」
    この仕事を紹介してくれた男だった。

    2007-03-17 15:42:00
  • 137:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「こうた君!?どうしたん?急にびっくりした!」
    「仕事バリバリがんばってるらしいやん。社長ほめてたで。がんばってるご褒美に今晩ご飯おごらしてや!」

    2007-03-17 21:55:00
  • 138:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    デート…!?
    「あっぅん…じじじゃぁ仕事終わったら今かかってきてる番号にかけるね。んじゃぁばいばい。」

    かなり動揺してた…

    2007-03-17 21:58:00
  • 139:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    −男の人の事こんなに意識したの初めてかも…−
    その日はずっと上の空で仕事なんてろくに出来てなかった。

    2007-03-17 22:04:00
  • 140:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    仕事が終わり念入りに化粧を直しこうたに電話をした。
    こうたは電話の後すぐ迎えに来てくれてレストランに連れて行ってくれた。

    2007-03-17 22:50:00
  • 141:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「俺ハンバーグ。ますみちゃんは?」
    「あたしオムライスで」
    「かしこまりました。」
    こうたはニコニコとあたしの顔をずっと見ていた。

    2007-03-17 22:52:00
  • 142:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「ますみちゃんめっちゃ垢抜けたなぁ〜」
    「そんなことないよ…」
    「俺の見込んだ通りや!」
    たいした話もしていないのにドキドキしっぱなしでオムライスもろくに喉を通らなかった。

    2007-03-17 22:58:00
  • 143:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「今日ほんま楽しかったわぁ〜またますみちゃん誘っていい?」
    「ふふっ(笑)」
    「なんで笑うん!?」
    「ごめん。なんか最近ますみって名前で呼ばれる事無かったし変な感じしたから〜絶対誘ってよ!」

    2007-03-18 10:42:00
  • 144:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「そっかぁ〜んじゃますみちゃんは俺が独占やな♪また電話するわ!おやすみ」
    「うん!おやすみ〜」
    あたしはこうたと別れ自分の部屋に入った。

    2007-03-18 10:44:00
  • 145:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ドキドキ
    ドキドキ…
    胸が締め付けられる感じで苦しかった。
    −なんだろ…この感じ−

    2007-03-18 10:46:00
  • 146:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    男の人をお金として見なかったのは初めてかも…
    こうたは福沢諭吉に見えない。
    これが恋なのかな…?

    2007-03-18 10:48:00
  • 147:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    次の日から仕事をするのがつらくなり、休みがちになってしまった。
    プルル〜
    「はい。」
    「こうたやで〜最近休んでるみたいやん。なんかあったん?」

    2007-03-18 10:52:00
  • 148:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「…別に。」
    「今家?空き出たからちょっと行っていい?」
    「えっっ!?別にいいけど…」
    「んじゃすぐいくわぁ!」

    2007-03-18 10:54:00
  • 149:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしは慌てて部屋を片付け身なりを直した。
    でも手が震え思うようにいかない…
    −落ち着け!−
    あたしは心を落ち着かせる為いつもの引き出しを開けた。

    2007-03-18 10:57:00
  • 150:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    前までは千円札でいっぱいだった引き出しはいつの間にか一万円札でいっぱいになっていた。
    ドキドキ…

    2007-03-18 11:00:00
  • 151:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    いつもはお金を見たら落ち着くはずなのに今日はいっこうにドキドキが止まらない。
    −なんで!?−

    2007-03-18 11:02:00
  • 152:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そんなこんなしてるうちにこうたが来た。
    ピーンポーン
    「どうぞ〜」
    「お邪魔しまぁす」

    2007-03-18 12:06:00
  • 153:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「うわぁ〜ごっつオシャレやなぁ!??歳の部屋ではないで!」
    「そうかな…適当に座って。」
    「でもますみちゃん元気そうでよかった♪社長と心配してたんやで!」

    2007-03-18 12:09:00
  • 154:

    名無しさん

    ぉもろい?

    2007-03-19 02:52:00
  • 155:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    159さん
    うれしいデス♪
    よかったら又読んでください。

    2007-03-19 07:09:00
  • 156:

    名無しさん

    おもろい??

    2007-03-19 08:24:00
  • 157:

    真澄◆COKG.9yQzY

    「ぅん…ごめんね。でも明日からがんばるから!」
    なんとなくなんだけど、あたしが売り上げた何パーか紹介者のこうたにいっているのは知っていた。
    「…はぁ…」

    2007-03-19 13:06:00
  • 158:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「こうたどうしたん?」
    こうたは凄く寂しそうな顔をしていた。
    「俺な、初めてますみちゃん街で見たとき絶対なんか訳ありの子やわって思っててん…」
    こうたは吹っ切れたように次々話し出した。

    2007-03-19 13:11:00
  • 159:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「でもな、俺今めっちゃ後悔してるねん。ますみちゃん真面目に働くし素直やし…胸イタイわ…」
    「なんで?あたしは自分の為に働いてるしこうたが苦しむ必要ないよ!しかもあの時助けてくれてなかったら今ごろどうなってたか(笑)」

    2007-03-19 13:20:00
  • 160:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「助ける…?俺が!?なんでやねん。」
    −こうたはあたしの事何にも解ってないからこんなにも考えてくれてるんだ…−
    そんな事を考えると逆にあたしも胸がイタかった。

    2007-03-19 13:24:00
  • 161:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    少し沈黙が続いた…

    2007-03-19 13:28:00
  • 162:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ……
    するとこうたがいきなりあたしを抱きしめて来た。
    「ごめん!本音言うとますみちゃんが色んな男に抱かれてるのが辛いねん。」
    あたしはびっくりした。
    「いきなりどうしたん!?」

    2007-03-19 13:57:00
  • 163:

    名無しさん

    頑張ってください☆更新楽しみにしてます?

    2007-03-19 17:22:00
  • 164:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ほんとにありがとうございます☆がんばります♪

    2007-03-19 23:21:00
  • 165:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    さらにこうたの力が強くなった。
    「俺ますみちゃん好きみたいやわ。」
    「えっっ…」

    2007-03-19 23:29:00
  • 166:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    とりあえず急過ぎて現状が理解でききれてなかった…
    ただ言えること、それは
    −あたしもこうたがすき−

    2007-03-19 23:32:00
  • 167:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「あたしも…」
    これが恋なんだ…
    あたしにとっては初めての感情。
    ただ今が幸せ過ぎて怖かった。

    2007-03-19 23:37:00
  • 168:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    こうたは一瞬びっくりした顔をしたがすぐに微笑み黙ってキスをした。
    ホントにキスってこんなんなんだ…

    2007-03-19 23:39:00
  • 169:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    キスなんてエッチを盛り上げるための過程にすぎないと思っていた。
    でもこうたとのキスは優しくて少し恥ずかしかった。

    2007-03-19 23:42:00
  • 170:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    きっとあたしにとってホントのファーストキスがこの時だったのかもしれない。
    とゆうよりもそうあってほしかった。

    2007-03-19 23:44:00
  • 171:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    こうたの身体は暖かくて抱きしめられると溶けちゃいそうで、仕事で何度も抱かれているはずなのに今までに味わったことのない感じだった。

    2007-03-22 09:04:00
  • 172:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そぅあたしの??歳は何もかも初めてだった…

    2007-03-22 23:22:00
  • 173:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしは又真面目に仕事をしだし気付けばもう??歳になっていた。
    こうたもだんだん自分の家に帰らなくなりロクに仕事もせず、あたしの部屋に住みついていた。

    2007-03-22 23:30:00
  • 174:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    これを世間ではヒモ男っていうのかな?
    それでもよかった。あたしにはこうたしか居なくて、こうたがあたしを頼りしているのが心地良かったから。

    2007-03-22 23:32:00
  • 175:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「そしたらこうちゃんいってくるね♪ご飯冷蔵庫に入ってるから〜。」
    「ぅぃ〜!いってらっしゃい。」
    布団に入ったままのこうたに軽くキスをしてあたしは仕事に出た。

    2007-03-22 23:35:00
  • 176:

    名無しさん

    はよかいてえやあ頼んますう

    2007-03-22 23:36:00
  • 177:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「まみちゃんおはよう!頭??分でよろしく。」
    「はい。」
    あたしは今ではもう慣れきってしまった事務所で指示を受けいつもの様にホテルに運ばれた。

    2007-03-22 23:39:00
  • 178:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    182さん
    更新にぶくてゴメンなさい。。。
    がんばって書きますね♪

    2007-03-22 23:40:00
  • 179:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ホテルにつき指定された部屋にノックして入った。
    コンコン
    「こんにちは!まみです」
    なんか見た事あるな…

    2007-03-22 23:44:00
  • 180:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    部屋にいた男はあたしの顔を凝視していた。
    「どこかでお会いしましたか…?」
    「…もしかしてますみちゃんじゃない…??」

    2007-03-22 23:46:00
  • 181:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    なんであたしの名前知ってるんだ…?
    思い出せずあたしは少し首を傾げ考えた。
    「覚えてない?一年半ぐらい前一緒にホテル行ったやん。」

    2007-03-22 23:50:00
  • 182:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「あっっ!!」
    家出をした日?万で体を売った男…
    びっくりしたと同時に忘れようとしていた過去の思い出が一気に心の底から飛び出して来た。

    2007-03-22 23:55:00
  • 183:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「まさかこんな所で会えるなんてね。元気にしてた?」
    「あっ…はぃ。お久しぶりです。」
    「なんか見違える程大人っぽくなったな〜」

    2007-03-22 23:57:00
  • 184:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    いい思いでなんて一つも無いはずなのになぜがこの男との予期せぬ再会にあたしはさほど嫌な気はしなかった。

    2007-03-23 00:00:00
  • 185:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    話は盛り上がり男は延長を取ってくれた。
    あたしもなぜか心を許してしまい今まであったこと全てを話してしまっていた。

    2007-03-23 00:03:00
  • 186:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「ますみちゃんなんか顔色悪ないか?あんま無理したらあかんで!」
    「大丈夫やで〜!ちょっと風邪引いただけ。よく身体壊すねん(笑)それより今日話したの誰にも内緒やからね!」
    「わかってるよ!又絶対呼ぶからなんでも相談してな!ほんま心配やわ」

    2007-03-23 00:09:00
  • 187:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「うん!ありがとう。待ってるね♪じゃぁそろそろ時間やし〜ばいばい。」
    少し時間オーバーしてあたしは部屋を出た。

    2007-03-23 00:11:00
  • 188:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    なんかとっても不思議な気持ちだった…
    初めて逢ったあの日、あの男の声、感触、全て気持ち悪かった思い出がある。
    なのに実際はとってもいい人で気付けばあたしは少しあの男に心を許してしまっていた。

    2007-03-23 00:15:00
  • 189:

    あや

    おもしろいです〜!頑張ってください

    2007-03-23 01:00:00
  • 190:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あやさん
    うれしいデス♪
    又読んでください☆

    2007-03-23 19:36:00
  • 191:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    その日もなんとか仕事を終え自宅に帰った。
    「ただいまぁ〜」
    ……
    「こうちゃん…?おらんの?」

    2007-03-23 19:38:00
  • 192:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    部屋に入るとテレビがつけっぱなしになっていてこうちゃんの姿が無かった。
    −なんで?!どこ行ったん!?−

    2007-03-23 19:40:00
  • 193:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    どうせいつものパチンコ。
    勝って長引いてるんだろう。
    そんな事は分かっていた。分かっているのに部屋にいないと不安になる…寂しい…一人にしないで!!

    2007-03-23 19:44:00
  • 194:

    名無しさん

    おもしろい?

    2007-03-23 19:44:00
  • 195:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    心臓がバクバクなる。
    −引き出し!−
    あたしは慌ててお金の入った引き出し開けた。
    …はぁ…

    2007-03-23 19:45:00
  • 196:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    引き出しいっぱいのお札を眺め心を落ち着かせた。
    そう、この引き出しのお金…別にキッチリ数えてる訳じゃないけどなんとなく減っていってる事も気付いてた。こうちゃんが勝手に持ち出してるんだろう…

    2007-03-23 19:51:00
  • 197:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    それでもいいの。
    こうちゃんが側に居てさえくれれば…
    あたしの依存癖は日に日にひどくなっていっていた。

    2007-03-23 19:53:00
  • 198:

    名無しさん

    おもろい?

    2007-03-24 18:19:00
  • 199:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    心を落ち着かせ引き出しを閉めようとしかだお札がいっぱいになりすぎて閉めにくくなってたので少し整理することにしお札を床に全部出した。
    バサっっ
    「ん…?」

    2007-03-25 16:07:00
  • 200:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    お札とお札の間に白い物が見えた。
    「なんだろ…?」
    手に取ってみるとそれは少し汚れた名刺だった。
    「あーこんな所にあったんだぁ」

    2007-03-25 16:11:00
  • 201:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    それは久しぶりに再会できた昔体を売った男の名刺だった。
    −大沢さんっていうんだ−
    あたしは大沢さんの名刺を財布の中にしまい整理を続けた。

    2007-03-25 16:19:00
  • 202:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ガチャっ
    「ただいまぁ〜」
    あっっ!こうちゃんだ!
    あたしは片付けてた手を止め途中だったお札を全部また引き出しに詰め込み、こうちゃんの所へ行き抱き着いた。

    2007-03-25 19:22:00
  • 203:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「もぉ!どこ行ってたんよぉ!」
    「ゴメンゴメン!今日かなり調子よかってん♪お詫びに美味しいものでも食べにいこかあ。」
    正直最近食欲がない…

    2007-03-25 19:26:00
  • 204:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「…いや。お家でゆっくりしたい。」
    「そっか〜。んじゃ今日は俺が飯作るわ♪」
    「わぁぃ♪」

    2007-03-25 19:28:00
  • 205:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    こうちゃんはあたしを扱うのがすごいうまい。
    ほんとはこうちゃん、あたしじゃなくてあたしのお金が好きなんじゃないの?

    2007-03-28 01:11:00
  • 206:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    色んな不安があたしを襲った。
    このころからこうちゃんが帰らない日が増えて来た。そんな日は一睡も出来ない。誰か側にいないと落ち着かない…。
    ご飯も咽を通らない状態だった。

    2007-03-28 01:17:00
  • 207:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    仕事は生活の為にも頑張らなきゃいけないのに、ガリガリに痩せてしまった体と不眠のせいで指名も激減してきていた。
    そんな時にロングの指名が入った。

    2007-03-28 01:21:00
  • 208:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    誰だろう…
    「失礼します。」
    ガチャっ
    「久しぶり♪」

    2007-03-28 01:24:00
  • 209:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    中にいたのは大沢さんだった。
    「ますみちゃん元気やった!?」
    「大沢さんこそぉ!」
    「えっっなんで俺の名前知ってるん?」

    2007-03-28 01:26:00
  • 210:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしはニヤニヤしながら財布から名刺を出した。
    「ジャーン!」
    大沢さんは驚いた顔をしていた。
    「こんなん渡してたんやぁ〜!?なんかでも持っててくれたんうれしいわ♪」

    2007-03-28 01:28:00
  • 211:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしもなんだかうれしい。久しぶりに元気になれた気がした。
    「それよりますみちゃん!また痩せてるやん!ご飯ちゃんと食べてる!?」
    「ぅ…ん。実は最近食欲なくて…」

    2007-03-28 01:32:00
  • 212:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしはこうちゃんの事からまた全てを話した。
    なぜか相談してしまう…。
    大沢さんは一緒にいて落ち着くし癒される…

    2007-03-28 01:34:00
  • 213:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    うーん。好きとかそういう感情じゃなくて、なんか父親みたいな感じ。
    大沢さんとしゃべってるとママの事思い出す。
    憎い…憎いけど、正直少し逢いたかった。

    2007-03-28 01:38:00
  • 214:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そんなこんなであっという間にあたしは二十歳を迎えた。
    ほんとあっという間だった…
    二十歳なんて大人だと思っていたけど、いざその日を迎えても十代の時とちっとも代わりなく、相変わらずあたしは不安と戦っていた。

    2007-03-28 01:44:00
  • 215:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    こうちゃんはめっきり帰って来なくなり、お金が無くなると家来る状態。
    あたしは身体を壊してばかりで仕事も行ったり行かなかったり…

    2007-03-28 17:22:00
  • 216:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    もちろん普通の仕事なんて出来るはずもなく…
    プルルル〜
    「はい。」
    「身体の調子どう?」

    2007-03-28 17:24:00
  • 217:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「大沢さん〜!うーん…あんまり…」
    「病院いかなあかんで!又時間出来たらお見舞いいくわな。」
    「まってる。」

    2007-03-28 17:26:00
  • 218:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    大沢さんとはこんな感じで心配かけながらも今ではプライベートで仲良くしていて、あたしの中では『パパ』みたいになっていた。

    2007-03-28 17:28:00
  • 219:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしはどうやら身体のどこかが悪いみたいで、いつまでたってもスッキリせず、むしろ悪化ばかりしていた。
    でも家出状態のあたしには病院に行く事もできず、市販の風邪薬や頭痛薬を飲む生活が続いた。

    2007-03-28 17:33:00
  • 220:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ただ近頃気になるのはママの事だった。
    ママ元気にしてるのかなぁ…
    借金返せたのかな…
    −アイタイ−

    2007-03-28 17:35:00
  • 221:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ガチャっ
    そんな事を考えていると久しぶりにドアが開く音がした。
    「おっっますみ家いたんや〜!」
    「こうちゃん…最近全く帰ってこんから…寂しかったよ。。」

    2007-03-28 23:02:00
  • 222:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしの力無い声…
    こうちゃんの耳には入って無かったみたいで、彼は何にも言わずにあの引き出しを開け何枚かお札を出しポケットに閉まった。
    もぅあたしの心は崩壊寸前だった…。

    2007-03-28 23:07:00
  • 223:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「何してるの…?」
    「パチンコ負けてなぁ〜又借りてくなぁ!」
    −もぅこのままじゃダメなんだ…。−
    あたしはそういい聞かせ勇気を振り絞り反論することにした

    2007-03-28 23:10:00
  • 224:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「ちょっと待って!行かないで!」
    こうちゃんの腕をぎゅっと掴んだ。
    「どうしたん!?急に。」

    2007-03-28 23:18:00
  • 225:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「あたしの事好き…?」
    こうちゃんはニッコリ笑い即答した。
    「好き好き!」
    この瞬間、確信した。もう彼の心にあたしは居ない…

    2007-03-28 23:21:00
  • 226:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「…嘘つき…」
    「嘘ちゃうよ!」
    「じゃぁどこにも行かないでよ!!あたし先月誕生日だったんだよ!?痩せようが髪切ろうが身体壊そうがこうちゃんは何も気付いてくれないじゃん。もぅダメだよ…お金ももぅ出せない。」

    2007-03-28 23:25:00
  • 227:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ……
    無言で突っ立ってる彼を見ていると虚しくて…涙が溢れ出た。

    2007-03-28 23:27:00
  • 228:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「さようなら。もぅ二度とあたしの前に現れないで。」
    そう言い放ちあたしは掴んだ手を離した。

    2007-03-28 23:29:00
  • 229:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    こうちゃんは無言のままポケットに入れたお札をテーブルに置き部屋を出ようとした。
    −もうほんとのさよなら−
    あたしは小さな声で
    「ありがとう」
    ってつぶやいた。

    2007-03-28 23:35:00
  • 230:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    するとこうちゃんは振り返り話し出した。
    「今までホントにありがとう。俺こんなんでごめん…悲しい思いばっかりさせたな。でも最後に言っとくけどお前このままほっとったらヤバイぞ。痩せていってるのは気付いてた。ちゃんと病院いきや、んじゃ元気でな。」

    2007-03-28 23:41:00
  • 231:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そういうと静かに部屋を出ていった。
    こうしてあたしは又、一つ大きなものを失った…

    2007-03-28 23:44:00
  • 232:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ほらやっぱり…
    やっぱり人間なんて自分が一番かわいい。いざとなれば平気で他人を裏切る。
    裏切らないのはそう…
    あたしを裏切らないのお金だけ

    2007-03-29 00:19:00
  • 233:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしは又感情を失いかけていた…。
    仕事も当欠などが続き当分来なくていい。との事…
    暇さえあれば街を宛てなくブラブラさ迷よっていた。

    2007-03-29 14:51:00
  • 234:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「ますみ…?」
    不意に女の人に呼び止められた。
    え??振り返るとそこには懐かしい顔が… 

    2007-03-30 20:05:00
  • 235:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「やっぱりますみやん!!元気してた!?」
    そこには、めっきり大人っぽくなったまゆみがいた。
    久しぶりの再会にびっくりしながらもそのまま二人で喫茶店に入った。

    2007-03-30 20:10:00
  • 236:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「おばちゃんから聞いたよ!日本に帰ってきてびっくりしたし、ずっと心配してたんやで!」
    「ごめん…でもしかたなかってん。ママ…ママは元気にやってるんかな〜?」
    するとまゆみはクスっと笑いこういった。

    2007-03-30 20:15:00
  • 237:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「気になるんなら直接逢ってあげなよ♪」
    今更むり…
    「もう4年だよ?あたしが帰るところなんてないよ。もう縁も切れたし、裏切られたのはあたしの方だから…」

    2007-03-30 20:18:00
  • 238:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    まゆみはアイスコーヒーをブラックのまま飲み深呼吸をした。
    その姿がなんだか大人っぽく、あたしはそんなまゆみを見入ってしまっていた。
    「ますみは何にも成長してないね。」 

    2007-03-30 20:23:00
  • 239:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「は…?」
    「4年間ますみは何かした?ますみのママ、結局あの人と別れたよ。」
    別れたんだ…
    「そそそんなんあいつらの事情やん!!あたしに…」

    2007-03-30 20:29:00
  • 240:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ガン!!
    まゆみは飲みかけのコーヒーをテーブルに荒々しく置きあたしの目をじっと見つめた。
    「ほんとにそんな風に思ってるん!?ママあんたの事死ぬほど心配してるよ!いつでも帰って来れるようにマンションも前の所に戻ったし、学校にも退学にならない様にお願いしにしょっちゅう学校来てたよ。今でも道で逢ったらますみの話してる。」

    2007-03-30 20:38:00
  • 241:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしは、それを聞き呆然とした…
    なんで!?
    なんでなんでなんで!?

    2007-03-30 20:50:00
  • 242:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    今までの事が走馬灯の様にグルグル回る…
    あたしは間違った事をしてたの!?
    裏切り者はあたし…!?
    −ワカラナイ−

    2007-03-30 21:02:00
  • 243:

    名無しさん

    最近毎日更新されててうれしいです??
    続きまってま?す?
    がんばって??

    2007-03-31 02:46:00
  • 244:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    249さん
    読んでくださってありがとうございます♪
    期待にそえるよぅがんばります!

    2007-03-31 07:31:00
  • 245:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ダンっっ
    ………

    2007-03-31 07:32:00
  • 246:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「…すみ!ますみ!!」
    「ん…?あれ?」
    慌ててナースコールを押すまゆみが見えた。
    「びっくりしたよ!いきなりますみ倒れるから!大丈夫?」

    2007-03-31 07:36:00
  • 247:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたし…倒れたんだ…
    「ごめん…心配かけて。もう大丈夫やし。」
    「全然大丈夫ちゃうよ!!あんた身体大事にしな!詳しく検査しなわからんらしいけど悪いとこだらけみたいやん!お医者さん言ってたで。」

    2007-03-31 07:41:00
  • 248:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「ちょっと疲れてただけ。」
    「…後、ますみのママに連絡取ったからゆっくり話しいや」
    ママに…!?
    「はぁ?!ここに呼んだん?」

    2007-03-31 07:44:00
  • 249:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「…うん。」
    「何勝手な事してくれてるん!!もぅあたしの事はほっといてよ!」
    あたしは腕に刺さった点滴の針を引っこ抜き服と鞄を持ち起き上がった。
    「何してるん!?」

    2007-03-31 07:46:00
  • 250:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「帰る!!」
    「あかんよ!絶対安静やから!」
    あたしはまゆみの手を振り払い逃げるように部屋を後にした。病院を出てからは全力で走り途中からタクシーで家まで帰った。
    心臓がずっとバクバクしている…

    2007-03-31 07:51:00
  • 251:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    −あたし…なんで逃げたんだろう…−
    もういいじゃん。ママと逢って仲直りしたら良かったのに。
    ダメ!今更逢えないよ。
    二つの思いが交差する…

    2007-03-31 07:55:00
  • 252:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    部屋の鍵を閉めた瞬間あたしは靴も脱がずに泣き崩れた…
    悩んでも悩んでも答えなんて出ない…ただ虚しくて苦しいだけ。
    あたしは一人孤独の沼で、もがき苦しむしかなかった…

    2007-03-31 10:02:00
  • 253:

    名無しさん

    おもしろい?続きが気になります??

    2007-04-01 03:42:00
  • 254:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    259さん
    完結目指してがんばります☆

    2007-04-01 08:53:00
  • 255:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ゲホゲホっっ
    泣きすぎて咳込んでしまい不意に手で口元を押さえた。その手は血まみれになっていて、びっくりしたあたしは部屋の中にある大きな鏡の前に立った。

    2007-04-01 09:00:00
  • 256:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そして鏡の中に居るあたしを見て更にびっくりした。
    泣き腫らした目に血まみれの口…なんの色気もないガリガリの体、浮き出た頬骨…
    これがあたし…?

    2007-04-01 09:09:00
  • 257:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしはその日から寝込んでしまい、ケータイも電源が落ちたままの状態で数日が過ぎた。

    2007-04-01 13:52:00
  • 258:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    ピンポーンピンポーンピンポーン!
    誰だろう…
    最近よく部屋のチャイムがなるが無視していたけど今日はかなりしつこかった。
    インターホンの受話器の所まで脚を引きずり行きモニターを見上げた。

    2007-04-01 13:56:00
  • 259:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    大沢さんだ!!
    「はい!」
    「ますみちゃん?最近ケータイも繋がらんし心配したんやで。上がっていい?」
    「うん」

    2007-04-01 13:59:00
  • 260:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    オートロックを解除し、少し目の行く周辺だけ片付け、
    そしていっぱい食料を持った大沢さんを部屋に上げた。

    2007-04-01 14:02:00
  • 261:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「なんかあったんか?!仕事も来てないみたいやし…心配やったんやで!」
    大沢さんは声を荒げてそういった。
    大きな声でびっくりしたが、久しぶりに人の温もりを感じれてすごいうれしかった。

    2007-04-01 17:37:00
  • 262:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    あたしは病院であったことや久しぶりの友達と再会した時の話をした。

    2007-04-01 17:40:00
  • 263:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「ますみちゃんはそれでいいと思って行動したんやろ…?」
    「…うん。」
    「じゃぁそれでいいんじゃないの?病院抜け出したのはいただけへんけど、ますみちゃんの人生やねんから後悔しないように生きたらいいよ。」

    2007-04-01 17:44:00
  • 264:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    思わぬ返答…もっと怒られるかと思った。
    後悔してない!
    ママとなんか会いたくない!!

    2007-04-01 17:45:00
  • 265:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    …なんて嘘だった…
    ただの強がりで。
    でも大沢さんの優しさがあたしの強がりを掻き乱す。

    2007-04-01 17:48:00
  • 266:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「助けて…あたし…苦しいよ…」
    「どうしたん?」
    大沢さんは震えるあたしの手を握り背中を優しく摩ってくれた。

    2007-04-01 17:53:00
  • 267:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「ほんとは後悔してる。ママに逢いたかった。でも素直になれない自分がいて…逢って何話していいかもどう接していいかもわからない!もぅ誰にも裏切られたくないの!!」
    心の奥底に閉まったはずの感情が溢れ出てきた。

    2007-04-01 17:58:00
  • 268:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    「その後悔、無駄にしたらだめだよ。」
    「…えっ?」
    「後悔した分ますみちゃんも成長しなきゃ。同じ過ちは繰替えしちゃいけないんだよ?その素直な気持ちのますみちゃんならママともやり直せると思うよ。」

    2007-04-01 18:04:00
  • 269:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そこには大沢さんの言葉一つ一つを素直に受け入れられる自分がいた。
    「あたし、人生やり直したい!」

    2007-04-01 18:07:00
  • 270:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    大沢さんはニッコリ笑い頭をヨシヨシしてくれた。
    「じゃぁ約束して。ママとちゃんと逢って仲直りすることと、俺付いていくから病院行って悪い所治そう!」
    あたしは大きくうなずいた。

    2007-04-01 18:10:00
  • 271:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    久しぶりに笑顔になれた自分がすごくうれしかった。
    −あたしやり直せるんだよね−

    2007-04-01 18:12:00
  • 272:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    仕事の事情もあり、来週病院に行く約束をして、大沢さんは帰っていった。

    2007-04-01 18:15:00
  • 273:

    しおり

    2007-04-01 19:13:00
  • 274:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    なんかちょっとでも読んでくださってる方がいるのすごくうれしいデス♪
    今日はがんばって完結まで書こうと思ってます☆

    2007-04-01 23:11:00
  • 275:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    大沢さんが帰ってからはずっと色んな事を考えた。
    あたしちゃんと話せるだろうか…??
    その前にこんなガリガリの姿なんか見せれないよ!

    2007-04-01 23:16:00
  • 276:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    慌てて大沢さんがもってきてくれたゼリーを口にした。
    ゲボッ
    ダメだ…

    2007-04-01 23:17:00
  • 277:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    血まみれのゼリーが口から出て来た。
    ずいぶん前から体調悪かったのに病院もろくに行かなかった自分が腹立たしい…
    今まで捨て身でいつ死んだって構わないって思ってたのに、今はママやまゆみ達との未来を夢見てた。
    −大沢さんのおかげ−

    2007-04-01 23:22:00
  • 278:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そんな気持ちとは裏腹にあたしの身体は歩けなくなるなで弱ってしまっていた。身体のそこら中に激痛が走る…
    後二日で大沢さんが迎えに来てくれて病院いけるから…

    2007-04-01 23:27:00
  • 279:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    段々ロレツも回らなくなり、せっかくママと逢っても話が出来ないと思い手紙を書くことにした。
    痺れる手を動かし何枚も何枚も書き直した。

    2007-04-01 23:29:00
  • 280:

    名無しさん

    途中にすみませン?

    完結まで頑張ってください?

    2007-04-01 23:32:00
  • 281:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    《ママへ》
    お久しぶりです。今更何って!?怒ってますか??いきなり居なくなって、やっぱり会いたいなんて都合よすぎるかな…?
    家を出てあたしはママの存在を消すので必死だった。でもなかなか消えなくて、苦しくて悔しかった。でもそれはママの事が好きで好きでしかたなかったんだ。って今更になって気付いたの。もう遅いのかなぁ…あたしがしてきたことはただの意地だったのかもしれない。でもこれからはもう後悔したくないの。ホントわがままばっかでごめんなさい。これからもママの娘でいさせて。《真澄より》

    2007-04-01 23:44:00
  • 282:

    見てるよ?頑張れ真澄??

    2007-04-01 23:49:00
  • 283:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そしてお札の入った引きだしを引きずって近くに持ってきた。
    ただ心を癒すだけの為でなんの目標もなく貯めていたはずのお金。
    でも心のどこかでママの借金返済の為になっていた事もわかっていた。ただ認めたくなかっただけだった。

    2007-04-01 23:49:00
  • 284:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そんな思い出いっぱいの引き出しに手紙を入れ、あたしは布団に入った。
    −はぁ…なんか幸せ−

    2007-04-01 23:51:00
  • 285:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    目を閉じ色んな未来を想像した。
    又ママとの生活…
    まゆみとも遊んで、大沢さんママと結婚なんかしちゃってパパになっちゃえばいいのに…

    2007-04-01 23:54:00
  • 286:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    するとだんだん全身の激痛がなくなり身体が軽くなっていくのがわかった。
    そしてあたしは全てを悟り最後の後悔をした。

    2007-04-01 23:58:00
  • 287:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    最後にママの顔を見たかった…
    まゆみにも謝りたい。
    自分が生きて来たすべての過去をやり直したい…

    2007-04-02 00:00:00
  • 288:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    手紙…ちゃんとママの元へ届いてくれるかなぁ…

    2007-04-02 00:01:00
  • 289:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    そして次目が覚めたときには、お金じゃなくて人の温もりを感じて行ける様、後悔しないように生きていきたい…


    −−完−−

    2007-04-02 00:06:00
  • 290:

    真澄◆v7JvMhtyo2

    無事完結できました。
    小説書くのも初めてだったので読みにくかったと思いますが、最後まで読んでいただきホントありがとうございました☆★☆

    2007-04-02 00:08:00
  • 291:

    お疲れさま?
    結局まだママとは会ってないの??
    そんなに衰弱して…何の病気だったの?
    なんか少し?が残るなぁ?

    2007-04-02 00:17:00
  • 292:

    名無しさん

    会えずに死んでしまったんだと思ってた…?

    2007-04-02 12:59:00
  • 293:

    名無しさん

    299サンが正しいんじゃないん?
    298サン読解力なさすぎ…?

    2007-04-02 13:16:00
  • 294:

    298です。

    本当の話しだと思ったから、真澄チャンが書いてるって事は真澄チャン生きてるやん。実際どぅやったんかな?って思ってん。

    2007-04-02 19:16:00
  • 295:

    名無しさん

    ?

    2007-04-12 09:50:00
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