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1:
NAN
寂しいなんて、不幸なんて思った事なかった。
あたしには友達がいたから。2007-03-02 07:17:00 -
2:
◇NAN
今日も迷わず向かった。マンションの下のオートロックを鳴らし続ける。
ピンポーン、ピンポーン。
『はぁい?』しばらくすると聞こえてきたのは眠そうな彼の声。
「あたし、開けて。」2007-03-02 07:27:00 -
3:
NAN
『‥愛?どないしたん。何時や思っとん?』
言いながらも透はオートロックを解除した。2007-03-02 07:31:00 -
4:
NAN
「透〜!!」
あたしは玄関で透を見るなり泣き崩れた。何でか今まで我慢してたのが込み上げてきて。
「ちょ、何?」あわてて、わけの分からなそうな透を無視して続ける。
「よおへいが‥ック、また‥ヒッ、ふぇぇ。」「彼氏がどしたん?」「金、貸してって‥ッ」2007-03-02 07:42:00 -
5:
NAN
「また!?」
そう、また。ようへいが金の事でゆうてきたのはこれで5回目。かれこれ30万は貸してる。30万ぐらい、と思う人もいるかもしれないけど当時17歳のあたしにとっては大金だった。
「いくら貸せゆうてきたん?」
「15万‥」2007-03-02 07:47:00 -
6:
NAN
「なんで?」「車、スピード違反らしい。‥」言うと透は気まずそうに目をそらした。
「前も‥スピード違反やったよなぁ。」「‥うん」「もう5回目やん」「‥‥」「なぁ愛。おかしい思わんの?」「‥っ」
嘘やってわかってた。それでもあたしは嫌われたくないから、何も言わずに金を渡した。‥そして今回も‥2007-03-02 07:57:00 -
7:
NAN
「渡す気なん?」「‥‥」
「どうやって作るん?」
透は、あたしの意見がどれだけ間違ってようと否定したりしない。それを知ってるから、あたしの相談の捌け口はいつも透だった。
悩み事の相談なんて、7割りがた自分で腹決めてからしてるもんやもん。あとの3割りを誰かに埋めてもらいたいだけ。2007-03-02 08:02:00 -
8:
名無しさん
「ありがと、愛。」
そう言ってあたしは抱き締められ、彼の腕の中。「ようへい、‥これで大丈夫?」「うん、大丈夫!本間助かったわぁ。」2007-03-02 08:07:00 -
9:
NAN
そう言って歯を見せて笑うようへい‥憎くなんてない。愛しくて愛しくて仕方なかった。
「じゃあ、俺仕事行くわ。」「‥うん。頑張ってな。」「おう。」
それだけ言って、彼は車に乗って帰って行った。金を渡すだけのやりとり。15分たらずだった。2007-03-02 08:12:00 -
10:
NAN
こうして金だけ受け取ってさっさと帰るようへいをあたしは止めた事ない。嫌われたくなくてもう必死だった。だまされてもよかった。そばに置いてくれるなら。
それでも車が見えなくなると辛くて‥
すぐ帰ってしまった事とか、金だけのやりとりとか、そんな事どうでもいい。そんなの我慢する。2007-03-02 08:16:00 -
11:
NAN
2月、ようへいと付き合いたての頃の話。
「え。‥?」2007-03-02 08:19:00 -
12:
NAN
「やから、5万貸してってさぁ、ありえんくない?」「ようへいが?」「そやで。見る?ほら。」そう言って自分の受信メールを見せてきた優子。
「‥ほんまや。」「やろ?」
確かに、ようへいのアドレスやった。でもなんで‥2007-03-02 08:24:00 -
13:
NAN
そもそもようへいと先に知り合ったのはあたしじゃなくて優子。出会いはナンパらしい。
優子とあたしはというと、中学からの連れでなんでも言い合える親友。
それでよくあたしの話題がふたりの間で出てたらしく、ようへいがあたしと会ってみたい。と言い出したのがキッカケ。2007-03-02 08:32:00 -
14:
NAN
そもそもようへいはあたしのオメコが剛毛ってところに引かれたみたい。毛の濃いヤツは、金脈も太いってね…ちなみに優子のオメコは年甲斐にもなく、パイパンだった…多分ようへいは優子の砂漠より、あたしのジャングルを探検したかったのだと思う…
2007-03-02 10:23:00 -
15:
NAN
やめてー(笑)笑ったわー?
2007-03-02 13:06:00 -
16:
名無しさん
「愛もようへいになんかゆわれたん?」「ううん‥」優子の問いかけには首を横にふった。
「あんた仕事してへんしなぁ。あたし風俗やし、金あるとでも思ったんやろ。うっとうしい。」
「‥‥‥」
この日はモヤモヤしたまま、優子と解散してようへいとの待ち合わせに向かった。2007-03-02 13:16:00 -
17:
名無しさん
「スピード違反?」「そ、やってもてやぁ。」
吸ったタバコの煙をはきながら、笑うようへい。22歳にしては幼い顔立ちやと思う。2007-03-02 13:21:00 -
18:
名無しさん
「20万いるねん!でも俺10万しか用意出来んくて‥とりあえず優子に5万貸しといてゆうたけど。」
「なんで‥?」
「そら俺も金の貸し借りよくない思うけど‥」「ちゃうやん!」2007-03-02 13:26:00 -
19:
名無しさん
「なんであたしにゆうてくれやんの?彼女はあたしやん!やのに、なんで優子なん?」
「やってお前は俺の大事な彼女やろ?んなん頼めへんわ。」2007-03-02 13:30:00