小説掲示板♂♀♂♀のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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♂♀♂♀

• 1:

  ちい

  あたしは今、
  猛烈に悩んでいる。

  2007-02-28 19:14:00
• 2:

  ちい

  湯月 千恵 22歳。
  三年付き合った彼氏と別れ、今の彼氏との付き合いは早五ヶ月目。
  
  初めての年下の男の子。
  順調やったのは最初の二ヶ月だけ。

  2007-02-28 19:17:00
• 3:

  ちい

  水族館、映画、ショッピング、夜景、遊園地…
  遠出を好む彼氏と、最初の二ヶ月でいろんなところへ遊びに行った。
  前の彼氏は出無精で、三年も付き合ったのに二人でどこかに出掛けた記憶はあんまりない。
  アウトドア派な彼氏が頼もしくて、なによりデートとゆうデートを久しくしていなかったあたしにはすごく新鮮やった。

  2007-02-28 19:22:00
• 4:

  ちい

  付き合って三ヶ月目。
  一人暮らししていた彼氏は、同じく一人暮らしのあたしのアパートに移り住んだ。
  前の彼氏とも同棲していたあたし。家事なら大概こなせます。
  ご飯、洗濯、掃除…
  彼氏のリクエストに応えながら、毎日毎日せっせとご飯を用意する。

  2007-02-28 19:28:00
• 5:

  ちい

  最初は彼氏があたしを追っていたのに、いつの間にかあたしのほうがハマり気味。
  ユウちゃん（彼氏）の望むことならば、なんでもしてあげたい。
  千恵、22歳、Ａ型。
  あたしは尽くすタイプなのです。
  しかし、あたしは奴を甘やかしすぎたのだ。

  2007-02-28 19:31:00
• 6:

  ちい

  夜たまにバイト程度でキャバで働いていたあたし。
  ユウちゃんはキャバを嫌がった。
  あたしは昼間も働いていたし、夜バイトしてたんは趣味ってゆうか暇やったから。
  自分で言うのもあれだが、接客は天職やと思う。
  まぁ贅沢しなければ昼間だけの収入で充分やっていけるし、あたしは夜をスッパリ上がった。

  2007-02-28 19:36:00
• 7:

  ちい

  あたしがバイトをやめた日。ユウちゃんは大層喜んでいたが、腹の中ではこう思っていたに違いない。
  《ちいの奴、俺の為にバイトまで辞めたわ。こいつ…俺にベタ惚れやな》と。
  確かにユウちゃんの為や。
  おまえと時間あわへんくなるからな。
  おまえに餌作ってやらなあかんしな。

  2007-02-28 19:44:00
• 8:

  ちい

  そやな。
  それは間違いなくあんたに惚れてたからやな。
  間違いないわ。
  
  それから１週間たったある日、些細な事で喧嘩が勃発した。

  2007-02-28 19:48:00
• 9:

  ちい

  理由は…忘れた。
  そんくらい些細な事やってん。ほんまに小さな事が原因。
  なのに、なんでかお互いに鬼ギレやった。
  話を聞かへんユウちゃんに腹が立って、あたしはユウちゃんの腕を掴んだ。
  掴みどこが悪かったんか、ユウちゃんはいきなり狂ったようにキレた。

  2007-02-28 19:51:00
• 10:

  ちい

  あたしの腕をおもいっきりひねりあげて、柔道？かなんかの技みたいに足をひっかけてこかしてきた。
  『痛ッ』て声をあげた時には、あたしの150センチの小さい体はフローリングの床に叩きつけられていた。
  何が起こったんかわからずにとりあえず普通に立ち上がるあたし。笑
  
  今思えば、始まりはこんな喧嘩からやった。

  2007-02-28 19:56:00
• 11:

  ちい

  ユウちゃんはＯ型。
  マイペースで、独自の世界感と価値観を持っている。
  夜遊びでＯ型男のスレを発見して読んだ時、９割当たっていてビビッた。
  とりあえず、自己中心的。
  あ、Ｏ型がみんなそうやと言ってるわけやないんで?あたしの前の彼氏Ａ型やけど自己チューやし。

  2007-02-28 20:01:00
• 12:

  ちい

  ユウちゃんは、自分が一人暮らししてた時のゴミ溜めみたいな部屋より、あたしの部屋が汚いという。
  いやいや…。あたしの部屋カビはえた爽健美茶ないで？つかゴミ自体ないで？
  そこらへんに散らかってるん全部あんたの服ですやん。

  2007-02-28 20:05:00
• 13:

  ちい

  ユウちゃんは、冗談やと思うけど、あたしの髪を匂って『臭い?』と笑う。
  いやいや…。あたし毎日髪洗ってるで？
  あんた四日くらい余裕で風呂入らへん時あるやん？
  ほんま頭皮の臭いエグイで。公害やで？
  あたしが『臭い』ゆうてるやろ？マジやで？笑えへんで。

  2007-02-28 20:09:00
• 14:

  ちい

  エッチしたい日は帰って速攻風呂入るやんな？
  『あぁ…今日はヤリたいんやな』ってひそかにウケてるんやで？
  エッチする日、チ〇コだけやたらイイ匂いするもんな。
  ピカピカやしな。

  2007-02-28 20:12:00
• 15:

  ちい

  ユウちゃんはエッチだけはセンスあると思う。
  モノもバリ素敵。早漏も遅漏も無理なあたしにほんまぴったり。
  前戯長いしイクまでの時間が心地いいねん。てかトータルで相性いいよな。
  でも、あんたの性欲異常やで。

  2007-02-28 23:45:00
• 16:

  ちい

  あんた二日と精子体内に溜めへんよな。
  出すよな。しかもたまには右手で抜きたいんか知らんけど、あたしが寝たあと隣の部屋で音量下げてＡＶ見ながら抜いてるよな？
  こないだデッキからＤＶＤ抜き忘れてたで。
  紅音ほ〇る…お気に入りなんか？
  ごめんな…あたし潮噴かんくて…。

  2007-02-28 23:50:00
• 17:

  ちい

  こんなダメなユウちゃん。
  
  でもこんなダメなユウちゃんを好きなダメなあたし。

  2007-02-28 23:51:00
• 18:

  ちい

  あたしは元彼にひどい暴力を受けていた時期があった。
  殴られ蹴られは当たり前。
  ひどい時なんて顔グーでしばかれて口ん中切って流血するし、体しばかれたら足やら腕やら青アザだらけで夏も半袖着れへんかった。
  二階のベランダから落とされかけたり、ほんま散々。
  日々エスカレートしていく暴力が怖くて怖くて、思うこと素直に言えなくなった。

  2007-02-28 23:56:00
• 19:

  ちい

  最初のうちは軽いもんやったし、我慢できた。
  むしろやられたらやり返すくらいの勢いで立ち向かえた。
  でもな、やっぱりあたしはれっきとした女で。
  男の力には勝たれへん。
  たとえ男が本気の力出して殴ってなくても、女からしたらほんまに痛いねん。

  2007-03-01 00:00:00
• 20:

  名無しさん

  ﾘｱﾙ?がんばれ

  2007-03-01 00:06:00
• 21:

  ちい

  ユウちゃんと付き合う前、なんかの話の流れで元彼の話になって、その事を話した。
  ユウちゃんは「ありえへん」「最低やん」を連呼して、「痛かったやろ、女の子やのにな」と言って、すごく悲しそうな顔をした。
  聞き上手で、親身になって話を聞いてくれるユウちゃんは年下なのにすごく頼もしくて、甘えてくる仕種は弟のようで、癒しやった。
  ユウちゃんはあたしをすごく好きになってくれて、そんなユウちゃんをあたしはすごく好きになった。

  2007-03-01 00:08:00
• 22:

  ちい

  わっ?リアルです?頑張ります?ありがとぉ?

  2007-03-01 00:09:00
• 23:

  ちい

  「ちい、俺と付き合って幸せか？」
  あたしがキャーキャー楽しそうにはしゃいでいると、ユウちゃんは決まってそう聞いてきた。
  「めっちゃ幸せ！」
  あたしは毎回こう答えた。
  あたしはあんたと出会えてほんま幸せやで。それは今でも変わらへん。

  2007-03-01 00:18:00
• 24:

  ちい

  人間って、なんでいつも欲張りなんやろぉな。
  隣にあんたがおって、二人で楽しく笑って、しょーもないことで喧嘩して。
  
  それだけで幸せやったはずなのに。
  幸せってなんで手に入れたら逃げていくんやろぉな。

  2007-03-01 00:20:00
• 25:

  ちい

  ユウちゃんがまた手をあげたのは、年末が近づいたある日やった。
  原因はあたしの嫉妬やった。女友達がやたら多いユウちゃん。
  その日もある女友達から普通に電話がかかってきた。
  もぉ寝るかぁって電気もテレビも消してベッドに入った矢先。
  受話器から洩れる「何してる〜ん？」の声。

  2007-03-01 00:27:00
• 26:

  ちい

  「なんもしてへんよ。里沙ちゃんは何してるん」
  あたしは閉じていた目をパッと開けた。
  …なんもしてへんて何？なんで彼女とおるって答えへんの？一緒に住んでたら言わんもんなん？
  てゆうか寝ようとしてんやし、里沙ッて子が何してるかなんて聞かんでいいやん。
  我ながらしょーもないが、なんとなくイライラに拍車がかかった。

  2007-03-02 15:25:00
• 27:

  ちい

  「里沙なぁ暇やし〇〇（満喫）に焼き行くとこ〜。今歩いてんねんけどぉ、暗いし怖いわぁ。」
  「マジで？焼きとか俺と行けやぁ！笑！てか一人歩きとかバリ危ないやん！」
  
  はッ(TロT)！？
  俺と行けてなんやねん！？冗談やろうけどムカつくんですけど！

  2007-03-02 15:33:00
• 28:

  ちい

  「里沙可愛いから危険やろぉ！笑！ユウくん迎えに来てやぁ〜！てか暇なんならほんまに一緒に行こぉやぁ」
  「今日は眠たいし嫌やぁ〜。また今度な」
  またッてなんやねん！
  ほんまに社交辞令なん？！
  てかわざと言ってんのかな？！それってさぁ…。

  2007-03-02 15:37:00
• 29:

  ちい

  喧嘩売ってるん？
  
  …(T_T)。
  
  うん。売ってるな。

  2007-03-02 15:45:00
• 30:

  ちい

  「うん、了解〜。また電話するわぁ〜」プチッ。
  
  電話が切れると同時にあたしも切れてみた。
  
  買っちゃおっ♪､3`)b

  2007-03-02 15:47:00
• 31:

  ちい

  電話を切ったユウちゃんは、何事もなかったかのように背を向けているあたしに抱き着いてきた。
  その腕をバシッと払う。
  「触るな」
  「なに怒ってるん？さっきの電話？あんなん社交辞令やん。ちいおるのに遊びとか行くわけないやん。」
  ここで許せばってゆうか、機嫌直せばよかったねん。

  2007-03-02 15:54:00
• 32:

  ちい

  でも、次の一言がちい的に地雷やってん。
  
  「ちっさい女やなぁ。んなしょーもない事でキレんなや」
  
  はぁぁぁぁ？！?

  2007-03-02 15:56:00
• 33:

  ちい

  確かにしょーもないで？そんなんわかってる。
  でもあんたが逆ギレする場所ちゃうやん！
  「ごめんな。もぉ言わんから」
  そう言ってくれたらよかったのに。開き直られたらあたしも引くに引けなくなる。
  「しょーもないってなんなん？冗談でもあたしが気ィ悪くするって思わんかったん？ユウちゃんそぉゆうとこ無神経やで。」

  2007-03-02 16:08:00
• 34:

  ちい

  「は？無神経とか意味わからん。大体ちいヤキモチ妬きすぎやねん。ちっさい事でウダウダ言うなや」
  「無神経やん！確かにしょーもない事かもしらんけど、ユウちゃんが気ィ悪くさせたんやからユウちゃんが謝るべきやん！なんでごめんの一言が出ぇへんの！？キレるとこちゃうし！」
  いつの間にかあたしは体を起こしてユウちゃんに怒鳴っていた。
  で、あたしはユウちゃんの地雷を踏んだ。

  2007-03-02 16:16:00
• 35:

  ちい

  
  
  「これやからガキは嫌やねん！」

  2007-03-02 16:21:00
• 36:

  ちい

  …あ。やべ…。
  
  ガキなのはどっちやねん。あたしやん…。
  ユウちゃんにガキって言うの禁句やのに…。
  あたしが視線を落としたその時やった。

  2007-03-02 16:24:00
• 37:

  ちい

  バシッ
  
  ユウチャンから張り手がとんできた。
  「痛…！なにす…」バシッ
  言い終わらないうちにもう一発。さっきより強い。

  2007-03-02 16:27:00
• 38:

  ちい

  怖い。なんなんこの人。
  泣いたらあかん。泣いたら負けや。
  あたしはユウちゃんを睨んだ。
  バシッ！！！
  「なんやねんその目。」

  2007-03-02 16:30:00
• 39:

  ちい

  今度は半端なく痛かった。
  ユウちゃんは平然とした顔をしている。
  さすがに痛くて、怒りと一緒に涙が溢れてきた。
  カーッと頭に血が上る。
  「なにすんねん！なんであたしが叩かれなあかんわけ？！」

  2007-03-02 16:33:00
• 40:

  ちい

  涙声を張り上げてユウちゃんに怒鳴った。
  「うるさいんぢゃ！エラそぉに！」
  ユウちゃんは怒鳴りながらあたしを足で蹴りあげてベッドから落とした。
  「痛いってゆうてるやろが！！なんで手ぇ上げる必要があるねん！！やめろや！」

  2007-03-02 16:38:00
• 41:

  ちい

  質問には答えず、ユウちゃんはガバッとベッドから起き上がった。
  《殴られる！》
  とっさに顔と頭を腕で隠した。
  『は、何してるん。殴るわけないやん。わざとらしい。被害妄想？』
  なんで？被害妄想とかちゃうやん！あんたが今あたしを殴ったんちゃん！？

  2007-03-03 10:54:00
• 42:

  ちい

  『もぉ無理…』
  微かに出た一言やった。
  
  優しいユウちゃん。ちょっとオラオラのユウちゃん。
  大好きなユウちゃん。

  2007-03-03 10:56:00
• 43:

  ちい

  『無理って？別れるって事？そやな。別れよか』
  アッサリ切り捨てるユウちゃんに愕然とした。
  あんなに好きッてゆうてたやん。あたしの幸せだけ１番に考えてくれてたやん。
  なんでそんなアッサリ別れるとか言えるん…？
  好きとかその程度やったん…？ほんまはそこまで好きちゃうかったん…？

  2007-03-03 11:01:00
• 44:

  ちい

  「別れるとか言うな。ごめんな？好きやで」
  って言うてや…。
  でも暴力ふるう男はもぉ嫌や…。
  頭の中でグルグル自問自答。
  耐えられへん。でも別れるとか嫌や。でも耐えられへん。

  2007-03-03 11:04:00
• 45:

  ちい

  矛盾した感情が葛藤を繰り返す。
  あたしこんなにユウちゃんのこと好きやったんか。
  
  こんな危険な状況で、好きと再確認したあたしは更に危険やと思った。
  暴力は今回だけかもやし、頑張って耐えよう。

  2007-03-03 11:08:00