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ただあなたが好きだった

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  • 1:

    由佳

    違う、こんなのあたしじゃない。狂ってるっていわれてもただあなたが好きだった。どうしようもなく好きだった。

    2007-02-23 00:31:00
  • 2:

    由佳

    あのときはただ毎日が楽しかったな。思い出したら泣けてくるくらい。あなたをおもってあたしは今でもこんなに泣けてくるよ。 今でもあなたのためにあたしは生きているのに。

    2007-02-23 00:35:00
  • 3:

    由佳

    「俺はあいつほど男前じゃないけど、俺ならずっとそばにいてあげれる。」
    告白された時、涙が出たのを覚えてる。背中がおっきくて、決して男前じゃないあなたが世界一かっこよく見えたな。 あたしは若かった。今みたいに汚れてなくて、今より確かに純粋だった。

    2007-02-23 00:38:00
  • 4:

    名無しさん

    直樹とはずっといい友達だった。友達も多くて人気者で、でも女の子には奥手で彼女がいたことがないと言っていた。出逢いは中学の時。あたしは恋多き中学生だったから、あのときも失恋したばかりだったね。

    2007-02-23 00:42:00
  • 5:

    名無しさん

    「直樹あたし失恋したぁ。もう生きていけないかも」泣きながら報告するあたしに呆れもせずあなたはいつも優しかった。
    「お前の魅力は伝わりにくいわ。わかる男は少ないはず」

    2007-02-23 00:45:00
  • 6:

    名無しさん

    あなたはそういって笑った後、体を震わせながら好きだといってくれたっけ。
    今思うとあの時からあたしはあなたが本当は好きで、その言葉が聞きたくて相談していたのかもしれない。ずる賢いあたしにあなたは気付いてて、気持ち伝えてくれたのかな?

    2007-02-23 00:53:00
  • 7:

    由佳

    直樹と付き合うことは初めてだらけだった。恋多き中学生のあたしは恋はよくしていたけど、本格的に付き合ったことはなかった。今までの彼氏とは純粋に手紙を交換するくらい。
    直樹は違った。全てが新鮮だった。

    2007-02-23 01:00:00
  • 8:

    由佳

    「由佳が大好き。俺すげー幸せ」
    携帯なんてもってなかったからいつも家電。お母さんに怒られないかなってびくびくしながらも、毎日毎日電話した。学校にいけば会えるのに、それじゃ足りなくて毎日毎日電話して、毎日毎日好きと伝えあった。

    2007-02-23 01:02:00
  • 9:

    由佳

    学校なんて大嫌いだったのに、あなたがいたから毎日早起きした。少しだけ薄化粧して、ちゃんと寝癖も直して。直樹の彼女として恥ずかしくないように。あたしをずっと愛してくれますように。
    あの時あたしは初めて他人のために努力をしていた。全てはあなたのために。

    2007-02-23 01:06:00
  • 10:

    由佳

    初めてのキスはいつもの帰り道。二人乗りの自転車で。あたしが降りようとした瞬間にキスしてくれた。 顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに笑う直樹につられてあたしも真っ赤になりながら笑ったね。
    「ずっと、ちゅーしたかったから。やっと出来たよ」笑いながらわざと遠回りして帰った。

    2007-02-23 01:12:00
  • 11:

    由佳

    初めて抱かれた時は、お互いに初めてだったからどうすればいいのか考えながら、でもそれは確かに愛があるエッチだった。でも無我夢中で終わった後あたしはは疲れて何も話せなかった。そんなあたしにあなたはずっと、可愛い、大好きって言ってくれた。

    2007-02-23 01:15:00
  • 12:

    由佳

    ただ幸せだった。
    それしかなかった。
    あなたしかいなかった。

    2007-02-23 01:18:00
  • 13:

    由佳

    ねぇ。幸せってすごく尊いものなんだね。愛しくて当たり前のようにあるようで。

    でもすごく脆くて簡単に壊れてしまうんだ。

    2007-02-23 01:20:00
  • 14:

    由佳

    あなたがそれを教えてくれたけど

    あたしはあなたからそれを知りたくはなかったよ。

    2007-02-23 01:21:00
  • 15:

    由佳



    あたしがいないのに笑わないで。

    2007-02-23 01:29:00
  • 16:

    由佳

    直樹はそんなあたしにもやっぱり優しかった。時間を見つけては学校まで迎えにきてくれて、長い道を二人で帰った。二人でとったプリクラを携帯に貼って
    「由佳が彼女だっていったらすげーうらやましがられたよ。」って嬉しそうに話してくれた。
    満足だった。満たされない気持ちも直樹といたらすぐに幸せでいっぱいになった。

    2007-02-23 01:32:00
  • 17:

    由佳

    「いつもワガママいっていっぱい焼きもち焼いてごめんね。」
    「そこが由佳のかわいいところだし、それだけ俺を好きな証拠だろ。きにすんな!」
    あたしが謝るとあなたはそういっていつも髪をなでてくれた。いつもいつも優しくて、いつもいつも、好きでいてくれた。

    2007-02-23 01:44:00
  • 18:

    由佳

    あたしはどんどんあなたが好きになった。直樹がいないと何も手につかないくらい。会えないのならせめて声がききたい。電話にでれないのならメールして。メールくらいならできるでしょ?あたしはどんどん欲張りになった。

    2007-02-23 01:46:00
  • 19:

    由佳

    欲張りになるあたし。当然勉強も身に入らないから成績は落ちる一方。友達との話しも上の空。でも友達はみんな「由佳は直樹ボケしてるからしゃーない。」って笑って許してくれた。
    ただ親だけはそうはいかない。お父さんは成績にうるさかったから、成績がさがるたび怒られた。

    2007-02-23 01:50:00
  • 20:

    由佳

    親と喧嘩するたび直樹に泣きついた。喧嘩したって一言メールすれば、心配してすぐに会いに来てくれた。あたしが泣き止むまでギュって手を握ってくれる。冗談をいって笑わせてくれる。あたしは直樹がいれば何も恐くなかったよ。

    2007-02-23 01:53:00
  • 21:

    由佳

    久しぶりのデートの日。朝からあえるのが嬉しくて、覚えたてのバッチリメイクと、直樹が好きそうな可愛い服を選んで急いで直樹の家に行った。
    直樹もすごく嬉しそうで、久しぶりに抱き合うと涙がでるくらい直樹を愛おしく感じた。
    好き。好き。大好き。世界で一番好き。

    2007-02-23 02:14:00
  • 22:

    由佳

    そんなとき直樹の携帯が鳴る。見たくないけど見えた。確かに見えた女の子の名前。
    「志保」
    何で?志保って何?何で?直樹何で?

    2007-02-23 02:18:00
  • 23:

    由佳

    気付いたら家を飛び出していた。別れる!って叫んで。裏切られたと思った。やっぱりあたしのいない所で女の子と仲良くしてた。
    あたしじゃない女と。あたしがいないのに。
    パニックで泣きながら走っていた。

    2007-02-23 02:21:00
  • 24:

    由佳

    「由佳!待てって!お願いやから待って!」
    すぐに直樹に追い付かれた。手を振り払おうとした瞬間抱き締められた。あたしは大好きなお菓子を取られた子供のように泣きわめき直樹を罵った。
    「志保って誰!?裏切り者!信じてたのに。直樹には由佳しかいないって言ったのに!嘘つき!」

    2007-02-23 02:24:00
  • 25:

    由佳

    罵りながらも直樹が追っかけてくれてほっとしているよ。あたしは矛盾しまくりだ。
    「別れるなんていわないで頼むから。別れるなんて。泣かないで。由佳は泣かないで。」
    直樹は泣きながらあたしをなだめた。

    2007-02-23 02:27:00
  • 26:

    由佳

    「志保は単なるクラスメートで、彼氏の相談にのってただけ!彼氏と俺が仲いいから。それだけで何もないから。でもそれで由佳を傷つけたなら謝る。ごめんな。本当にごめんな。」
    直樹は泣きながら繰り返していた。あたしが不安になるならこんな携帯必要ないと、携帯まで折ってしまって。あたしを抱き締めて離さなかった。

    2007-02-23 02:31:00
  • 27:

    由佳

    「携帯。こわしちゃったら由佳とどうやって連絡とるつもり?直樹のバカ!」
    直樹はもうあたしを傷つけないと繰り返し、お前がいないと生きていけないと泣いてくれた。あたしには充分だった。
    あたしが一番で愛されている証拠が見たかった。それだけのためにあたしは別れる!って言ったんだと思う。直樹はあたしの物。

    2007-02-23 02:34:00
  • 28:

    由佳

    直樹と仲直りし、二人で新しい携帯を買いにいった。あたしは優越感でいっぱいだった。
    仮に「志保」が直樹に恋心を抱いていても、直樹のこの大きな手に、唇に、いつでも触れられるのはあたしだけ。
    直樹の低くて甘い声に好きだと言われるのも、好きだと堂々と言えるのも、彼女であるあたしだけ。あたしだけの甘い甘い権利。

    2007-02-23 02:38:00
  • 29:

    由佳

    この喧嘩があってからあたしはどんどんエスカレートした。ワガママも、束縛も。直樹は時々窮屈そうだったけど、優しさは変わらなかった。「志保」がどんな子かは知らないし、知りたいとも思わない。だけど直樹が携帯を触るだけであたしはヒステリーを出した。

    2007-02-23 10:25:00
  • 30:

    由佳

    「またメールしてる!また志保って子?それとも他の女?もううんざり!別れる!」
    別れるっていったって直樹はあたしとは別れない。あたしには確かな自信があった。
    「男とメールしてるだけ。由佳以外の女に興味ないよ?お前が一番わかってるよな?」

    2007-02-23 10:29:00
  • 31:

    由佳

    直樹はその度に私をなだめた。あたしは満足だった。直樹にこんなにも必要とされている。
    こんなにワガママなあたしにも嫌な顔ひとつしないじゃない。
    こんなに一人の男に愛されることが誇らしいなんて知らなかった。

    2007-02-23 10:32:00
  • 32:

    由佳

    直樹は優しくていつもあたしを愛してくれて、何よりあたしからは離れない。そう思っていた。

    思いすぎて調子に乗ってた。

    2007-02-25 00:15:00
  • 33:

    由佳

    久しぶりに美里から遊ぼうと誘いがあった。美里はバスケ部に入っていて忙しいからあたしは美里に会えることが嬉しかった。
    「突然やけどあんた直樹君とうまくいってる?」
    美里が言いにくそうに尋ねてきた。

    2007-02-25 00:20:00
  • 34:

    由佳

    「へっ?何で?まぁうまくいってるよ!」
    美里突然どうしたんだろ?「ならいいけど。でもちょっと気になることがあってさ。最近直樹君、休み時間もずっと、女友達といるから」
    ??頭が一瞬真っ白になった。

    2007-02-25 00:24:00
  • 35:

    由佳

    「そうなん?それってただの女友達やろ?てかでもそんなにずっといるの?」
    内心パニックだったけど、余裕がないと思われたくはなかった。平静にしなくっちゃ。
    「うん。ただの友達やろうけど、ただ異常に仲いいっていうか。授業中も席変わって机くっつけてずっと話ししてる時があるから、美里は由佳と別れたのかと思ったくらいだよ。」

    2007-02-25 00:29:00
  • 36:

    由佳

    何それ、許せない。やっぱり直樹はあたしがいない所で女とイチャイチャしてたんだ。すごく腹が立ったけど、素直じゃないあたしはやっぱり平静を装って聞いた。
    「直樹は誰とでもすぐ仲良くなるから。でもそんなに仲いいなら名前きいてるかも。もしかして志保ちゃんって子?」
    「そうそう。楠木志保。なんだ由佳知ってたんだ。なら美里の考えすぎか」

    2007-02-25 00:47:00
  • 37:

    由佳

    「でも志保ちゃんって子彼氏いるんだよね?」
    「いたけど別れたみたい。つい最近みたいやけど。」頭が回らなかった。頭の中はとにかく直樹に対する怒りでいっぱいだった。これはあたしに対する重大な裏切りだ。今すぐ直樹に問い詰めたかった。けど取り乱したところを美里に見られたくなかった。一刻も早く帰って直樹に電話したい。美里とは適当に町をぶらついて帰ったけど、美里とその後何を話したかは未だに思い出せない。

    2007-02-25 01:02:00
  • 38:

    由佳

    【直樹?由佳やけど話しあるから家まできて。今すぐに!】
    家に帰るとすぐに直樹に電話した。直樹はねてたようで寝惚けていてあたしはそれにますますイライラした。あたしのただならぬ様子に直樹はすぐに行くと言って電話を切り、本当にすぐに来てくれた。
    寝癖でジャージのまま、いつもの自転車で。

    2007-02-25 01:11:00
  • 39:

    由佳

    あたしは直樹のかわいい寝癖が好きだったなぁ。無造作な髪の毛をなでるたび愛しく思ったっけ。

    今でも思い出すと少し苦しくなるよ。

    2007-02-25 01:16:00
  • 40:

    由佳

    直樹はニコニコ笑っていつものように「どうした?」ってきいた。いつもなら安心するその言葉もあたしを苛つかせた。
    「今日、美里にあってきいたけど直樹えらい志保って子と仲良くしてるみたいやね。あんたあたしに嘘ついたん?あたしに対する裏切りやん!」
    あたしは壊れたラジオみたいに、直樹が反論する暇もないくらいに罵り、大声で怒鳴った。腹が立って何度も何度も、裏切り者って叫んだ。

    2007-02-25 01:22:00
  • 41:

    由佳

    直樹は黙って聞いていたけど、急に立ち上がり帰ろうとした。いつもだったらあたしをなだめてくれるのに。直樹は何一つ言葉をかけてはくれなかった。
    帰ろうとする直樹にはあたしは唖然としたけど、やっぱり強がりなあたしは大声で叫んだ。
    「まてや!逃げるん?」

    2007-02-25 01:25:00
  • 42:

    由佳

    その言葉を聞いた途端、今まで見たこともない顔であたしを睨み、聞いたこともない強い口調であたしを罵った。
    「お前黙って聞いてれば言いたい放題いいやがって。俺はお前の何なん?お前の思い通りに動く人形じゃないねんで!俺が誰と話すとか休み時間をどう過ごすとか、そんなことまでお前に許可を得なあかんのか?お前の許可がなきゃ俺は何してもあかんのか?」
    直樹は今までもずっと我慢していた。我慢の限界だと言って、帰っていった。

    2007-02-25 01:31:00
  • 43:

    由佳

    あたしはどう引き止めていいかわからなかった。というより、怖かった。ものすごく怖い。あんなの直樹じゃない。あんなのあたしの好きな直樹じゃないよ。

    今思うとあのとき素直にごめんと言えていたら、かわいく謝れていたら、また違ったのかもしれないと思うんだ。過去を悔やんでも仕方ないけど、もし過去に戻れるなら、素直にごめんねっていいたい。ワガママやめるし、信じるからって。

    2007-02-25 01:35:00
  • 44:

    由佳

    あの喧嘩から1週間直樹から連絡はなかった。あたしも怖くて連絡できなかったし、直樹のことだからすぐに連絡してくると思っていた。
    でも1週間も連絡ないとさすがに焦る。あたしから連絡した方がいいのかな?でもまだ怒っててあんなに怖かったらどうしよう?
    結局電話もメールも出来なかった。

    2007-02-25 01:40:00
  • 45:

    由佳

    何も手につかなくなった。友達と遊んでいてもテレビみていても、ご飯食べていても。そんなことをしているくらいなら携帯を握りしめて直樹からの連絡をまった方がいいとさえ思った。直樹の好きなバンドの、直樹だけの指定着信音。
    今日もならないな。諦めかけた時

    2007-02-25 01:44:00
  • 46:

    由佳

    【あなたに会いたくて会いたくて、あなたに会いたくて会いたくて】
    直樹の指定着信の着歌が流れた。あたしの今の気持ちをストレートに表す歌詞に少し戸惑いながらも、恐る恐る電話にでる。

    2007-02-25 01:47:00
  • 47:

    由佳

    「由佳か?ごめんな。ずっと連絡しなくて。今から会えるか?大事な話がある」「大事な話し?会えるけど何の話し?電話じゃ無理な話し?」
    「電話じゃない方がいいと思うわ。お前んち行くからまってて。すぐ行く。」
    嫌な予感がした。電話じゃ出来ない話しって、つまりそういう話しじゃないの?怖かった。直樹を失うかもしれないと初めて思った瞬間だった。

    2007-02-25 01:52:00
  • 48:

    由佳

    直樹はやっぱり寝癖のままあたしの家までやってきた。久しぶりにあったら、たった1週間ぶりだけど、やっぱりすごく好きだと思った。愛しい愛しい、あたしの直樹だ。抱きつきたい衝動を抑えて直樹が話し出すのを待つ。

    2007-02-25 01:55:00
  • 49:

    由佳

    「俺ら別れようか?」
    直樹の言葉。ちょっぴり予想はしていたけどリアルに聞くと胸が張り裂けそうなくらい痛かった。
    「なんでなん?理由は?」怖かった。怖い怖い怖い。できるなら逃げたい。この場から逃げたいよ。

    2007-02-25 01:58:00
  • 50:

    由佳

    「この前は俺が感情的になりすぎてお前に怒鳴ったりして悪かった。ずっと考えたけど俺もう無理やねん」「無理って?」
    「お前のワガママや束縛。愛されてるから我慢しよう思ったけどやっぱりもう無理や。俺もっと自由になりたいねんや。」
    神様これは夢?愛しい直樹に別れ話をされている。本当に本当の悪夢だ。

    2007-02-25 02:02:00
  • 51:

    由佳

    別れを淡々と告げる直樹。「由佳?きいてる?」
    直樹があたしの顔をのぞきこむ。あたしは。あたしは絶対、
    別れない。

    2007-02-27 08:43:00
  • 52:

    由佳

    「別れない。由佳は直樹とは別れないよ。突然言われても受け入れられない。」「突然じゃない。ずっと考えてきめたんや。もう無理や。別れよう。」
    「もう由佳が嫌いなん?」嫌いになったの?ときくあたしに直樹は黙った。やっぱり、直樹はまだあたしを嫌いにはなっていない。強気でいけば大丈夫。元に戻れると思った。強気に、強気に。
    「どうなん?直樹!」

    2007-02-27 08:47:00
  • 53:

    名無しさん

    あげ?いるいるこんな女?重いよな?

    2007-02-27 10:56:00
  • 54:

    由佳

    重いですよね?けど書かせてください?

    2007-03-06 20:56:00
  • 55:

    由佳

    直樹は黙っている。ほらやっぱり強気にいけば大丈夫。本当に別れる気なんてないんだ。
    「考えさせて。また連絡するから今日は帰らせて」
    直樹は本当に辛そうな顔でそう言って帰っていった。

    2007-03-06 20:58:00
  • 56:

    由佳

    あの時のあたしは妙な自信があったしもうこれで大丈夫だって思った。直樹のことだから少し時間を置けば連絡してくれる。

    なのに一週間たっても直樹から連絡はなかった。

    2007-03-06 21:00:00
  • 57:

    由佳

    さすがにおかしい。いつもと違う。そう思っても強がりなあたしはどうすることも出来なかった。直樹に会いたい。けど会いたいなんて言えない。けど会えないなんて嫌。
    友達といてもテレビをみても直樹だけを思った。

    2007-03-06 21:03:00
  • 58:

    由佳

    待ちにまった直樹からの連絡は2週間をすぎた頃。
    「今から会えるか?」
    すぐ返事をして待ち合わせ場所まで急いだ。久しぶりだもん。オシャレして、可愛いって思われたい。
    直樹とは完全に仲直り出来ると思っていた。

    2007-03-06 21:06:00
  • 59:

    名無しさん

    書いて?

    2007-03-06 21:48:00
  • 60:

    由佳

    久しぶりにみる直樹は全然変わらない、なのに何だか遠い人に見える。胸がキュンとした。あたしはやっぱりこんなにも直樹を好きなんだ。
    それなのに直樹は難しい顔をして、淡々と別れを告げた。
    「やっぱり別れよう。考えたけど無理や。どうしようもないねん。もう連絡とらんとこう。お前がかけて来ても電話には出ないし、俺からもかけないから。」

    2007-03-07 23:53:00
  • 61:

    由佳

    一方的に話すと直樹は帰ると言った。あたしは情けないけど何もいえなかった。夢をみている気分。あたしには受け入れがたい現実。目の前にいるあなたは誰?直樹じゃない。

    こんなのあたしの直樹じゃない。

    2007-03-07 23:56:00
  • 62:

    由佳

    気が付くと一人残されていた。あたし何してるの?どうして肝心なときに何も言えないの?

    そのあとどうやって家まで帰ったのか覚えていない。ただ気付いたら布団の中。鳴らない携帯を握りしめて。

    2007-03-07 23:58:00
  • 63:

    由佳

    気が狂いそうだ。いつもならあたしが寝付くまで、直樹は電話をくれる。もうとっくに10時過ぎてるよ?
    どうして電話がならないの?直樹は今何をしてるの?
    気付いたら電話してた。

    2007-03-08 00:01:00
  • 64:

    由佳

    電話をかけてひどく後悔した。直樹は出ないんじゃないかな?・・・だけど声が聞きたい。でも傷つきたくない。矛盾してる。

    やっぱり直樹は出なかった。

    2007-03-08 00:03:00
  • 65:

    由佳

    その日はただひたすら泣いた。泣くのってこんなに苦しかったっけ?声をあげて泣いても声を殺して泣いても、苦しくて苦しくて。
    起きていても辛いだけ。寝ようとしても全然寝付けなかった。ただ苦しい。ただ直樹のことばかり考えてひたすら泣く。体は疲れてるのに、心だって疲れきってるのに。
    どうして眠れないの?

    2007-03-08 00:07:00
  • 66:

    由佳

    気が付くと朝で、結局あたしは一睡も出来なかった。ヤバいなぁ目も腫れて不細工だ。
    鏡に映るあたしは本当に酷い顔をしていた。
    学校いかなきゃ・・・。そう思った瞬間、胃がギュッと痛くなった。ベッドから起きれない。情けないけど、本当に起きれなかった。体に力が入らない。

    2007-03-08 00:14:00
  • 67:

    由佳

    結局、学校は休んだ。学校なんて行ける状態じゃない。心配したお母さんの、せっかく作ってくれたお粥もどうしても食べれなかった。ごめんね、お母さん。だって直樹がいないんだもん

    こんなにも生活が狂うほど直樹の存在は大きかったんだ。大好きだったけど、日常生活が普通に過ごせないくらい大好きだってことまでは気付かなかったよ。

    2007-03-08 00:18:00
  • 68:

    由佳

    直樹に別れ話をされてから2 、3日は何も食べれなかった。正確に言うと、食べてもすぐに戻す。
    ウトウトと眠れても、必ず直樹の夢を見る。起きたら必ず泣いてしまう。そしてまた眠れない。
    悪循環だった。

    2007-03-08 00:24:00
  • 69:

    由佳

    学校もずっと休んでいる。友達から心配してるよってメールが入るけど、返信する気になれなかった。直樹と別れたこと、どうしても言えなかった。
    ううん、正確に言うとただ単に認めたくなかった。直樹と別れてしまったことも、男一人を失っただけでこんなにも弱くなってしまう自分も。
    情けないあたしがあたしは許せなかった。

    2007-03-08 00:28:00
  • 70:

    由佳

    そんな時、鳴らないはずのあの音がなる。
    直樹からの着信音。慌てて電話に出る。
    「もしもし?由佳?」

    2007-03-08 00:30:00
  • 71:

    由佳

    確かに直樹だ。愛しくて愛しくてたまらない、直樹の声だ。
    「お前、ずっと学校いってないん?体調でも悪いのか?」
    「会いたいよ。もう一度だけでいいから会いたい。」気付くとまた泣いていた。苦しくてたまらない。もう一度だけでいいからと馬鹿みたいにひたすら繰り返していた。

    2007-03-08 00:33:00
  • 72:

    名無しさん

    ィィ話ぢゃ…続き待ってるょ?

    2007-03-08 00:47:00
  • 73:

    由佳

    ありがとうございます?読んでくださる方がいると嬉しいです?

    2007-03-09 01:53:00
  • 74:

    由佳

    直樹はしばらく黙って聞いていた。あたしは会いたいと繰り返すばかりだ。
    「今からお前んち行くわ。すぐ行くから少し待ってて。」
    ・・・嘘みたいだ。直樹に会える。

    2007-03-09 01:55:00
  • 75:

    由佳

    急いで鏡をみた。知らない人が映っていた。たった何日かでこんなに痩せてしまったんだ。顔色も悪いし肌も荒れて乾燥している。ファンデーションの乗りも悪いし、マスカラをつけても目が腫れているのは隠せない。
    でも直樹に会えるんだもん。なんとか可愛くならなくちゃ。久しぶりに化粧をすると、何だか生きてるって思えた。愛する人に会うために化粧をする。それってこんなにも幸せなことなんだ。
    今までは当たり前すぎて気付かなかったよ。

    2007-03-09 01:59:00
  • 76:

    名無しさん

    めーちゃ共感出来る?

    2007-03-09 04:04:00
  • 77:

    由佳

    ありがとうございます?また少しですが更新します?

    2007-03-09 17:00:00
  • 78:

    由佳

    直樹は思ったより早く来てくれた。痩せてやつれたあたしをみて驚いているようだった。
    「お前痩せたなぁ。ちゃんとご飯食べてるん?」
    心配そうにあたしの顔をのぞきこむ直樹。いつもと何も変わっていない。元気そうだ。でも・・・どうして?何であたしがいないのにあなたはそんなに普通なの?同じ時間を一緒に過ごしたのに、同じ別れを迎えたのに、どうしてあたしと直樹はこんなにも違うの?

    2007-03-09 17:05:00
  • 79:

    由佳

    惨めだった。あたしがいない生活は直樹にとってはもう当たり前になってしまっているんだろうか?あたしだけがこんなにも苦しいのだろうか?

    また涙がでた。

    2007-03-09 17:07:00
  • 80:

    由佳

    泣いているあたしをみて直樹は明らかに動揺していた。誰がみても情緒不安定なあたしだったから直樹もきっとどう接していいか分からなかったよね?
    「ちょっとここで待っててすぐ戻ってくるから!」
    直樹がどこかにいってしまっても、あたしはひたすら泣いていた。泣き止もうとしても、何かが壊れてしまっていた。かわいいあたしでいたい。化粧とれちゃうよ。・・・せっかく頑張って化粧したのに。

    2007-03-09 17:12:00
  • 81:

    由佳

    「とりあえずこれ食べろ!お前がそんなんじゃ心配やんか。」
    差し出されたのはコンビニで買ってきたおにぎり。あたしの好きなプリンにオレンジジュース。
    何だか力が抜けた。優し過ぎるよ。優しすぎてまた泣けちゃうし、好きじゃないなら何で優しくするの?

    2007-03-09 17:17:00
  • 82:

    名無しさん

    昔の自分見てるみたい
    主さん辛かったね

    2007-03-09 21:19:00
  • 83:

    ?

    実話ですか?(>_

    2007-03-10 04:59:00
  • 84:

    由佳

    渡された袋を見てたらまた涙が出た。あたしが全部好きな物。あなたと一緒に食べたもの。あなたは覚えててくれてるのに、二人の関係は違ってしまっている。・・・気付いたら言っていた。
    「別れたくない。直樹が前ほどあたしを好きじゃなくても構わない。嫌いでもいいから側にいて。他に彼女できたら諦める。責めてそれまで側にいて。」
    直樹は黙って聞いていた。怒ったような顔をしてる。

    2007-03-10 18:49:00
  • 85:

    由佳

    「なにいってるん?本気か?そんな付き合いになんの意味があるん?」
    直樹はいくらあたしが泣いても頷いてくれなかった。・・・直樹の決意はこんなに固いんだ。今も変わらず優しいのにあたしを愛してはいないんだ。
    もうどうでもいい。どうでもいいよ。・・・疲れたし苦しいし生きていてもどうしようもないじゃない。
    気付いたら体が勝手に動いていた。

    2007-03-10 19:58:00
  • 86:

    由佳

    「由佳!!あぶない!!」突然、それは一瞬、直樹に右腕をぎゅっと掴まれた。・・・気が付くとあたしは道路に飛び出していた。
    無意識だった。車のクラクションが鳴る。直樹はあたしを夢中で抱き締める。
    「何してん?何してんだよゆか!しっかりしろよ!しっかりしてくれよ!」

    2007-03-10 20:11:00
  • 87:
    ?


    由佳サンと元彼が被る。。
    元彼もあたしを好きで
    壊れちゃッたんですかね?

    2007-03-11 00:56:00
  • 88:

    由佳

    ?さん私は彼が好きだったし何より幼かったのだと思います。今振り返ると恥ずかしいことだけど、そんな恋愛したから今があると思っています。きっと彼も?さんが好きだったんだと思います?

    2007-03-11 07:22:00
  • 89:

    由佳

    何が起こったんだろう。ただ1つ分かるのは直樹に掴まれた右腕が熱くて痛いこと。・・・抱き締められているのに、やっぱり涙が止まらないこと。
    「由佳。ごめん。こんなんなってごめんな。・・・お前の側にいるから。お前が望む通りにするから・・・変なこと考えるな。頼むよ由佳。」
    直樹は体を震わせて泣いていた。

    2007-03-11 07:26:00
  • 90:

    由佳

    「あたしを好きじゃなくてもいい。しばらく側にいてくれる?」
    「・・・うん。・・・とりあえずお前は飯食え!ちゃんと寝て学校も行け!」
    頭ではあたしはなんて卑怯なんだろうと思っていた。愛する人を追い詰めてしまっている。こんなに無理やりな付き合いが楽しいはずがない。・・・のに。心は嘘みたいに穏やかだった。これでまた一緒にいれる?

    2007-03-11 07:30:00
  • 91:

    名無しさん

    ウチの元彼みたい…
    そうゆう心境やったんやろな…

    2007-03-11 09:07:00
  • 92:

    由佳

    98さん私は別れた時とその後の気持ちをリアルに書いているので元カレも同じ気持ちじゃないかなと思います??

    2007-03-15 01:10:00
  • 93:

    由佳

    直樹はとりあえず食べろといって、あたしの口元におにぎりを運ぶ。
    ねぇ、すごく不思議なんだけど食べれてしまうんだ。匂い嗅ぐだけで吐き気がしてたのに。直樹が側にいるだけで、側にいると言ってくれるだけでこんなにも気持ちは穏やかになる。体は正直になる。

    2007-03-15 01:13:00
  • 94:

    由佳

    その日からあたしは少しずつ回復していった。まず眠れるようになった。直樹はまた10時に電話をくれるようになった。少し気まずさが残るあたしとは違って、以前と少しも変わらない態度であたしに接してくれる直樹。
    なんだか、苦しかった日が嘘みたいだよ・・・。
    直樹はあたしの心の安定剤みたいだ。

    2007-03-15 01:17:00
  • 95:

    由佳

    お腹も空くようになった。ご飯も美味しいと思えるし肌の調子も戻ってきた。そして何より学校に行きたい。あたしにとっては大きな変化だ。誰にも会いたくなかったのに、無性に友達に会いたくなった。

    学校に行こう・・・。そう思ったのに。

    2007-03-15 01:21:00
  • 96:

    由佳

    そんな時、美里が家に訪ねてきた。一瞬、会うかどうか迷ったけど、わざわざ訪ねてくれたのにあわないのも失礼だし、やっぱり来てくれたことは素直に嬉しかった。・・・ねぇ、直樹。だから美里に会うことにしたの。だけど直樹。会わなければ良かったかなぁ?

    直樹はいつも頭がいい。だからいつもかなわないよ。

    2007-03-15 01:27:00
  • 97:

    紅茶家伝

    気になる気になる気になる気になる??

    2007-03-15 18:43:00
  • 98:

    NaNa

    直樹何かしてたん?
    めっちゃ気になる?

    2007-03-15 22:08:00
  • 99:

    名無しさん

    書いて??

    2007-03-20 02:00:00
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