-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
???真緑の双眼鏡???
-
1:
光太
冬の季節。 今年は少し暖冬。 音楽が波のように揺れる部屋の中で光太は空想していた。 自分の周りを通りすぎていった人達。 遊び回った日々。 バイクの臭い。 綺麗過ぎる月。 鮮やかな色彩。 走り回った海岸。 潮の匂い。 草の匂い。 喉の渇き。 自然の美しさ。
2007-02-20 02:26:00 -
2:
光太
真面目な家庭で育った。 ネオンの中で育った。 潮の風に吹かれて育った。 多くの人に支えられ育った。 多くの人に裏切られ育った。 真緑の風景の中で育った。 真っ赤な目を見開いて育った。 赤く赤く螺旋を描く風景。 星空がネオンに溶けだしていく。
2007-02-20 02:38:00 -
3:
光太
18歳の光太がそこにいた。 暗めの茶髪に白黒メッシュ。黒のエンポリのTシャツにホワイトデニム。 白のローファー。 DGのネック。 異様に長いヤン毛。 アメ村BS前。 横にはツレの流星がいる。 暗めの茶髪。 バーバリーのシャツに黒タンク。 ホワイトデニムに白のローファー。 ブルガリのキーリング。 異様に長いヤン毛。
2007-02-20 03:00:00 -
4:
名無しさん
読んでんでぇ??
2007-02-20 06:14:00 -
5:
光太
5さんありがとうございます?
てか4の文章が略になっちゃいましたね?
読みにくくてすいません?2007-02-21 00:32:00 -
6:
光太
りなとさりなは車の周りで踊りはじめた。 2人とも16歳。 光太と流星の2コ下だ。 ヒマそうにしてるところを引っ掛けた女。 『イェーイ! りなと沙理奈はりな?コンビなのだぁ〜!』 無意味に騒いでいる。 アホだ・・・。 そう思いながらも光太はその中に飛び込んだ。 「踊るのかよっ! こんな街中で。」 と思いながら一緒にはしゃいだ。
2007-02-21 01:06:00 -
7:
光太
そう。 光太は冷めている。 いつでも無理してはしゃいでる感じだった。 一人になるのは怖い。 街の空気に巻かれていたい。 自分を忘れてしまいたい。 快楽の中に埋もれていたい。 それでもあまりノリ切れない。
2007-02-21 01:12:00 -
8:
光太
やがて曲はMoonLight Shadowに変わる。 流星は笛を鳴らしながら踊っていた。 りなと沙理奈も意味不明の言葉を発しながら踊り狂っている。 ここは騒がなきゃブーイングもんやな。 光太は思った。 光太は笛を鳴らしながら踊り始めた。
2007-02-21 01:17:00 -
9:
光太
やがて踊り疲れてみんなで車に乗り込む。 りなも沙理奈も前回遊んだときはヤリ損ねたのだ。 と言うより紳士ぶったと言うべきか。 「これからどうする?」 流星が車を運転しながら言う。 『そうやな。 流星ん家でええんちゃう?』と光太。 「行きたぁ〜〜いっ!」とりな?コンビ。 『やはりアホだ・・・。』と思う光太。 おそらく流星も同じ気持ちのはずだ。
2007-02-21 01:24:00 -
10:
光太
流星は含み笑いをしながらハンドルを回している。 光太はりなと沙理奈を盛り上げながら場を繋いだ。 車はグングン加速を増す。 目指すは流星の家。 大丈夫、道は確かだから。
2007-02-22 03:27:00 -
11:
光太
流れる爆音。 曲はBeautiy of Silence。 鼓動を音がつらぬいていった。 光太はこの音に乗りながらパイプを取り出すとおもむろに口にくわえた。 小さなパケには真緑のタバコ5g。 光太は火をつけると深く深く吸った。 むせそうになりながらも深く深く。 光太は流星に渡した。 流星は車を止めると深く深く吸い込み始めた。 途中笑い咳込みながらも深く深く。 すぐにりなと沙理奈が飛びつく。 『なにそれぇ〜。 うちらもほしい〜。』 光太はオランダ産のタバコの吸い方を教えてやった。 「そうそんな感じ。 むせそうなっても我慢して息を止めるんやで。」 りなと沙理奈は豪快に吸ってみせた。
2007-02-22 03:49:00 -
12:
光太
光太「どない?」 沙理奈『まっずい!』 光太「神様から授かった草やからなぁ。」 沙理奈『意味わからんやぁん! キャハハハ!』 沙理奈はつぼにハマったみたいでひたすら笑い転げていた。 りなは音に合わせて踊り続けている。 「はーい静まってぇ〜。」と流星。 流星はおもむろにCDを取り出すと、HIP HOPの曲に替えた。 キングギドラの曲が静寂を破った。 光太は音が揺れる感覚が異様に楽しかった。
2007-02-22 04:10:00 -
13:
光太
流星は再びパイプにタバコをたんまり詰めると、火であぶりながら深く深く吸い込んだ。 そしてむせながら光太にパイプを回した。 光太も深く深く吸い込んだ。 その時りなと沙理奈が『うちらもぉ〜!』と叫んだ。 光太は息を止めながらタバコを少し補充してパイプを回してやった。
2007-02-22 04:12:00 -
14:
光太
音がズンズン響き渡る。 瞬速で心臓を貫く。 りなと沙理奈はコンコンとかわいらしい声でむせている。 流星はノリ?で体を揺らしている。 曲はAQARIUSのココ東京へと変わる。 車はグングン加速を増す。 テールランプがやけに遠くに感じる。 まばゆい赤い光がまぶたを照らす。 大丈夫、道はさだかだから。
2007-02-22 04:25:00 -
15:
光太
瞬く間に車は流星の家に着いた。 4人はコンビニで買い出しを済ませると流星の家へと転がり込んだ。 流星はトランスをならした。 電気を消し赤の間接照明をつけると、クラブに早変わりだ。 流星はミラーボールを取り出すと間接照明に当てて回した。 昨日光太とドンキで買ってきたやつだ。
2007-02-22 04:36:00 -
16:
光太
4人は騒ぎながらコンビニの袋に群がった。 りなと沙理奈は死ぬほどアイスを買っていた。 光太と流星は酒とからあげくん、カップ麺。 あとちゃっかりアイス。 この宴会は盛り上がるだろうと光太は思った。 からあげくんがやたらと旨く感じる。 4人の食欲が満たされると、しばらくクテ〜となっていた。 そして流星が静寂を破った。 『なんかゲームしよや!』
2007-02-22 04:44:00 -
17:
名無しさん
『王様だ〜れだ!?』 「うちやぁ〜!」 気がつけば4人とも盛り上がっていった。 男同士のキス、男が脱ぐ、なんでもありの恐ろしいゲームだった。 光太はなぜかパンイチだった。 流星もパンイチだった。 りなはタオルを巻いていた。 沙理奈だけはゲーム前と変わらなかった。
2007-02-22 04:56:00 -
18:
光太
やがてゲームは終盤戦を迎える。 光太と流星は頭をフル回転させた。 光太は沙理奈を、流星はりなを気に入っていた。 頭がパンクしそうだった。 その時流星が切り出した。 「そろそろ寝るか。」 そう言うとりなの手を引っ張ってロフトの上へと連れていった。 光太も沙理奈と2人きりになった。 光太と沙理奈はひそひそ話で盛り上がった。 突然沙理奈がこしょばしてきたので光太は身をよじった。 光太は沙理奈をこしょばし返した。 2人でじゃれあっていると上からクチュクチュ音が聞こえ始めた。 そういえばトランスの曲が終わっている。 『あいつらやってるやん。』と沙理奈。 光太は「おれらもやる?」と言って歯を光らせた。
2007-02-22 05:09:00 -
19:
名無しさん
ぁげ(^皿?^)
2007-02-22 05:32:00 -
20:
名無しさん
おもろい??
2007-02-22 18:59:00 -
21:
光太
20さん21さんありがとうございます?
2007-02-23 01:16:00 -
22:
光太
沙理奈は「嫌ぁ〜。」と言って舌を出した。 その顔がかわいすぎた。 お〜その顔は罪だぜベイビーと言いださんばかりの光太。 そこはぐっとこらえた。 光太はそっと沙理奈の頭をなでた。 沙理奈は照れ笑いしていた。 光太は思った。 『カワユス!!』 もうその顔は犯罪だった。 光太は沙理奈をぐっと引き寄せキスをした。 沙理奈も目を閉じてそれに答えた。 しばらくの静寂。 光太は沙理奈の髪をなでながらその指先をそっと首に滑らせた。 沙理奈はおちゃらけながらもクッと体をくねらせた。 光太は指先から手の平へと首に滑らせた。 そしてそのまま胸の膨らみに優しく。 もう沙理奈の笑いは引いていた。 光太が指先を膨らみの先端になぞらせると沙理奈は『ウンッ!』と小さな声を上げた。 光太はそのまま指先をさらにその下へと滑らせていった。
2007-02-23 01:35:00 -
23:
光太
もう2人の間に言葉はいらないと思った。 光太は沙理奈の扉へと指を滑らせそっとなぞった。 沙理奈はウッと体をねじった。 そして光太をじっと見つめた。 かのように見えた。 目の力がとても強い。 鋭い眼差し。 これはじっではなくてキッだ! 直感した。 沙理奈は光太の腕をぐっと掴むと強い力で押さえつけた。 そしていたずらな目をして光太を睨みつけるとニヤッと笑った。 光太は何が起こったのかがわからずチョコンとなっている。 沙理奈はいやらしい目で光太をこしょばし始めた。 こしょばがりの光太はしつこくこしょばしてくる沙理奈に手も足もでなかった。
2007-02-23 01:47:00 -
24:
光太
沙理奈は光太をこしょばしながら光太の耳元で『こしょばがりなん?』と囁いた。 光太は「こしょばがりなんじゃっ! やめんがボケッ!」と言って沙理奈の頭をパンとはたいた。 沙理奈はかわいらしい声で『イタッ』と言うとみるみるうちに鋭い目になった。 ニコッと笑うと光太の耳元で『こしょばいの? やめてほしいの?』と言った。 光太はこしょばさに体をくねらせながらも「当たり前やろがボケがっ! しばくぞコラッ!」と叫んだ。 心の中ではそうだった。 だが実際に出てきたのは蚊の鳴くような声だった。 あのこしょばさの中では手も足もでない。 沙理奈はいたずらな顔をみせると耳元で『じゃあごめんなさいわぁ〜?』と笑った。 光太はかろうじて「アホかおまえふざけんなよ」と言ったがそろそろ限界だった。 へた〜となると「無理。 もう降参。」と助けを求めた。
2007-02-23 02:06:00 -
25:
光太
沙理奈はこしょばすのをやめると『こしょばかったぁ〜?』と笑った。 光太は「あたりまえやろがコラッ! 殺すぞおまえっ!」とがなりたてた。 沙理奈は光太をキッと睨むとニタニタ笑いながら再びこしょばし始めた。 猫なで声で『あ〜そんなこと言ったらいけないんだなぁ〜!』と言うと、ヤンチャな顔でこしょばし続ける。 そして光太に顔を近づけると突然するどい声で『ごめんなさいは?』と続けた。 光太は沙理奈を睨みつけながら「おまえほんまふざけんなよっ! マジで殺すぞっ!」と言い放つと沙理奈の両手をグッ掴んだ。 「あんま調子のんなよコラッ!」と沙理奈の耳元で低く囁いた。 沙理奈はニコッと笑うと『ん〜聞こえない〜。』と言って掴まれた腕から指先を器用に動かした。
2007-02-23 02:22:00 -
26:
光太
光太は再び始まったこしょばし地獄に沙理奈を掴んでいた腕の力が弱まる。 沙理奈はそのスキに腕をすっと抜き自由になった両手で激しくこしょばし始めた。 「ほんまおまえしばくぞっ! やめんかコラッ!」とすごむがやはり沙理奈は意地悪な顔で『ん〜聞こえな〜い。』 そしてさらに激しくこしょばしてくる。 スッと光太の耳元に顔を近づけると甘い声で『ごめんなさいわぁ〜?』 だめだ。 こいつにはかなわない・・・。
2007-02-23 02:31:00 -
27:
光太
沙理奈は『ごめんなさいわぁ〜?』としつこい。 光太はくやしさを噛み殺して「ごめんってぇ〜。」とちゃらけた。 沙理奈の光太をこしょばす手がピタリと止まった。 そして再び意地悪な笑顔を見せると止まっていた両手が動きだした。 『そうじゃないでしょぉ〜? ごめんなさいでしょぉ〜?』 光太は直感した。 「こいつはドSだっ!」 しかし光太にも男の意地がある。 沙理奈がこしょばし疲れるまでなんとか暴言を吐き通した。
2007-02-23 02:41:00 -
28:
名無しさん
なんでやねん光太・・・
2007-02-23 02:43:00 -
29:
名無しさん
こうたどえむやん
2007-02-23 10:19:00 -
31:
光太
再び光太と沙理奈はくて〜となっていた。 上からはすでにギシギシという音が聞こえる。 「まずいっ先を越された!」 光太は思った。 しばらく仰向けでギシギシと言う音を聞いていると突然沙理奈が光太の胸で丸くなった。 『ゥゥーン』とかわいい声をあげる。 光太は「急にしおらしくなったな」と思った。 光太が頭をなでてやると沙理奈がニッコリ笑って光太の頭まで昇ってきた。 光太が腕を上げると沙理奈は腕をくぐって光太の腕にチョコンと頭をのっけた。 光太は再び指先を沙理奈の首元から滑らせていった。
2007-02-23 13:12:00 -
32:
光太
もう沙理奈は抵抗しない。 子猫のような声で『ゥンッ』と声をあげる。 光太はゆっくり指を滑らせながら沙理奈にキスをした。 沙理奈はそっと舌を絡めてくる。 光太はそのまま再び沙理奈の扉をそっとなでた。 沙理奈は抵抗せず、素直に身をまかせた。 光太は湿ってきた扉をゆっくりねじ塞いだ。 沙理奈の体が軽くのけ反る。 優しく、激しく、光太は指を動かしていく。 沙理奈は『アッ』と少し大きな声をあげた。 光太は沙理奈の耳をそっと舐めた。 『ゥンッ』 沙理奈の体がピクッと動いた。
2007-02-23 13:24:00 -
33:
光太
光太は丁寧に行為を続けた。 沙理奈の吐息が少しずつ激しくなっていく。 心臓が波打つ。 沙理奈はたまらず光太の体を掴んだ。 光太は指の動きをさらに早める。 激しく、優しく。 沙理奈はついに光太の腕を掴んだ。 光太はニヤッと笑うと「どうしたん?」と聞いた。 沙理奈は吐息まじりの声で『入れて』と囁いた。 光太はニヤニヤしながら「何を?」ととぼけた。 沙理奈は『イジワルッ』と言って光太にしがみついた。
2007-02-23 13:33:00 -
34:
光太
沙理奈は光太を激しく求め始めた。 沙理奈の指先が体中にはい回る。 沙理奈は光太の首元を舐めるともう一人の光太へと指を滑らせていく。 沙理奈はしばらくもう一人の光太を優しく激しくしごいていた。 光太は沙理奈の扉の中ではい回る指を止めずに沙理奈の耳元へ「口でやってみ?」と囁いた。 沙理奈はコクリと頷くとムクリと起き上がり光太の足元で丸くなった。
2007-02-23 13:59:00 -
35:
光太
『クチュッ』と音を立てて光太の分身を温かい粘膜が包む。 沙理奈は固くなった分身を口に含みながら上下に首を動か始めた。 何度も光太の目をチラチラ見ながら沙理奈は首を動かし続ける。 光太は沙理奈の髪をそっと掴んだ。 沙理奈はトロンとした目で光太を見上げた。 光太は起き上がると沙理奈の肩をグッとかかえ沙理奈を優しく押し倒した。 沙理奈は目をウルウルさせながら光太を見つめる。 光太の分身が沙理奈の扉へとゆっくりと近づいていく。 時間の感覚がなくなっていく。
2007-02-23 14:01:00 -
36:
光太
その時だった。 行為の終わった流星がギシッと音を立てて上から降りてきたではないか。 光太と沙理奈はサッと布団をかぶり仰向けで目をつぶった。 ゆっくり目をあけると流星に続いてりなも降りてきた。 2人とももう服を着ている。 「お〜便所?!」と言って流星はトイレへと流れていった。 『あ〜喉かわいたぁ〜』と言いながらりなが冷蔵庫をあさる。 「おまえら空気読めや!」 光太は激しく思った。 おそらく沙理奈も同じ気持ちのはずだ。
2007-02-23 14:10:00 -
37:
名無しさん
ガンジャネタちがうん?
2007-02-23 16:47:00 -
39:
光太
光太と沙理奈はしぶしぶ服を着ると仰向けになって寝そべった。 沙理奈が光太のほうを向いて丸くなる。 光太はこうゆう時間が好きだった。 どれくらい時間が経っただろう。 気がつけば2人は眠っていた。
2007-02-24 04:52:00 -
40:
光太
パッと電気がついて光太は目が覚めた。 真横に沙理奈の寝顔。 流星とりなが起きてゲームをしていた。 ひどく喉が渇くので光太は起き上がりジュースを手に取った。 「お〜起きたか。」と流星。 まもなく沙理奈も起き出した。 4人はしばらくぼーっとしていたがやがて会話に花を咲かせた。
2007-02-24 04:56:00 -
41:
光太
昼過ぎになり流星と光太はりなと沙理奈を送った。 帰りの車の中で流星が「やった?」と聞いたので光太は『いや降りてくるタイミング早過ぎやねん!』と答えた。 流星は「おまえが遅すぎんねん。 チャッチャやろや。」と言ってカッカッカと笑った。
2007-02-24 05:00:00 -
42:
光太
家に着くと光太はサプッと風呂に入りソッコーで寝た。 当然夜中に目が覚めた。 ケータイを見ると流星から着信が入っていた。 流星『モッシング』 光太「オーモッシングユー」 流星『モッシングフォーフォーフォー!』 光太「しんどい。」 流星『カッカッカ!笑 今日何するん?』 光太「何すっか?」 流星『ナンパでもするべか?』 光太「いいねえ。」 光太と流星は今日もミナミへ。
2007-02-24 05:09:00 -
43:
光太
光太と流星はアメ村を車でグルッと回った。 ある程度目星をつけ、2人は車から降りた。 その時、光太のケータイが鳴った。 着信、沙理奈。 光太「モスコミュール。」 沙理奈『意味わからぁ〜ん!笑』 光太「どしたん?」 沙理奈『何してるぅん?』 光太「流星と遊んでるで! 沙理奈は?」 沙理奈『まぢでぇ〜? 沙理奈もりなと一緒やねんけどぉ! 遊ぼやぁ?』 光太「どこなん?」 沙理奈『梅田ぁ〜。』 光太は流星のほうを見た。 流星は『いらんやろ。』と笑った。 光太も同じ気持ちだ。 光太は「今日は先輩に呼ばれてるから無理やわ。」と答えた。
2007-02-24 05:20:00 -
44:
光太
もう2人には新規の女しか見えていなかった。 光太はドSの女なんていらない。 流星は一度やった女に興味はない。 理由は違えど2人の意見は一致していた。 そしてこの日も2人のギャルが釣れた。 今回は2人とも取りこぼさなかった。
2007-02-24 05:26:00 -
45:
光太
女を帰らせると、流星が『ナンシー吸おや!』と提案した。 光太は「あ〜いえ〜。」と答えるとビニールを取り出し999を注いだ。 流星はもう準備を終えて待っていた。 光太が注ぎ終わると流星は『カンパーイ!』と言ってビニールを重ねた。 吸えば吸うほど時間の概念がなくなっていく。 流星はいつも通り笑い転げている。 光太は懐かしい景色の中を、そして造形の部屋の中を漂っていた。 日差しがやけに眩しい。 やがて耳元で『ポーーーン』という音がこだまし始めた。 気がつけば4時間もの時間を飛び越えていた。 隣では流星が狂ったようにビニールを吸い込み続けている。 光太はこんな現実から遠ざかっていくような毎日が好きだった。
2007-02-24 05:52:00 -
46:
光太
AM2時。 光太は久しぶりに家に帰った。 家のチェーンは開いていた。 光太は部屋に戻ると仰向けにゴロンと寝転んだ。 家族はもう寝静まっている。 光太の脳裏にまたあの時の映像が浮かび上がる。
2007-02-24 06:03:00 -
47:
光太
今日はここまでにします。
明日から旅行に行くので更新少し遅れますm(__)m2007-02-24 06:19:00 -
48:
名無しさん
もすこみゅーる
2007-03-02 16:46:00 -
50:
光太
『クズが。』 凍り付くような軽蔑の眼差し。 光太の知らなかったもう一つの親父の顔。 優しかった親父。 いつも光太を褒めてくれた親父。 そんな親父の姿はもうそこにはなかった。 ただ汚いものを見るような眼差し。 『これ本間におれの子供なん?』 冷たい指先を光太に向けながら親父は呟いた。
2007-03-03 02:26:00 -
51:
光太
真面目な生徒だった。 小学校、中学校と、100点の答案を両親に見せるのが光太の楽しみだった。 両親はいつも褒めてくれた。 光太はその笑顔が見たくていつも勉強していた。 光太は有名な進学校へと進んだ。
2007-03-03 02:29:00 -
52:
光太
光太は中学校のときの何倍もがんばって勉強していた。 なのに順位は上がらない。 両親は褒めてはくれない。 『なんでもっとがんばれへんの!?』 自分は十分がんばった。 すごく?がんばった。 なのにしかめっつらの両親。 のしかかるプレッシャー。 もがいても?上がらない成績。 ひ弱な光太の心が押し潰されるのに時間はかからなかった。
2007-03-03 02:45:00 -
53:
光太
その頃中学の同級生の大輝が光太をよく遊びに誘いに来るようになった。 天然キャラだった光太は優等生にしては珍しくヤンキーグループにも好かれていた。 大輝は典型的なヤンキーだった。 今時ありえない赤髪のリーゼント。 赤のアロハ。 いじりまくりの原付き。 確かZ?だったように思う。 中学のときは遊んだことのなかった奴。 最初はカツアゲでもしに来たのかと思ったがあっとゆう間に仲良くなった。 大輝のツレに弘志と健太がいた。 弘志は金髪のロン毛で白のつなぎをよく着ていた。 健太は長めの髪にタオルを巻き、いつもECHOのジャージを着ていた。
2007-03-03 02:57:00 -
54:
光太
4人はよくつるむようになっていた。 光太だけが地味で浮いていたがみんなは全く気にしていないみたいだった。 光太は少しずつ悪さを覚えていった。
2007-03-03 03:00:00 -
55:
光太
光太は勉強から逃げるようになった。 毎晩誘いに来る大輝たちと遊び回るようになった。 白のダボパンに黄緑のアロハをよく着るようになった。 思い切って髪をブリーチしてみた。 この頃から両親と光太の関係は悪くなっていく。
2007-03-03 03:10:00 -
56:
光太
光太の成績はガタ落ちした。 母親は『あいつらと遊ぶのやめなさいっ!』と毎日のように言うようになった。 光太はもうそんな言葉は耳に入らなかった。 その頃光太は黒夢にはまった。
2007-03-03 03:13:00 -
57:
光太
授業中もウォークマンで黒夢を聞くようになった。 漫画を読むようになった。 特攻の拓がお気に入りだった。 次第に光太は先生達に目をつけられるようになった。 やがてある先生と事件を起こすことになる。
2007-03-03 03:16:00 -
58:
名無しさん
見つけ??笑
前も小説書いてたよね??また違う形で読めて嬉しいなあ??
多分ぁってたら共感出来る話かなあ?頑張って??2007-03-06 04:50:00 -
60:
光太
石田は怒り狂って光太を教科書で殴り続けた。 光太はそれを手で防ぎながら石田を睨みつけた。 すぐに他の先生達が集まってきて光太は教室の外へと出された。 光太は生活指導室へと連れていかれた。
2007-03-09 05:02:00 -
61:
光太
しばらくして校長と生活指導の坂本がやってきた。 光太は無期停学を言い渡された。 謹慎場所は自宅ではなく学校だった。 それは誰よりも早く登校し、生活指導室で一日謹慎し、誰よりも遅く帰るという内容だった。 校長は光太の両親に連絡を入れた。 家には誰もいなかったため夜にもう一度連絡を入れると行っていた。
2007-03-09 05:07:00 -
62:
光太
光太が家に帰ると両親は帰っていた。 もう話は聞いているみたいだった。 重い静寂。 重い食卓。 泣きそうな顔の母親。 怒り心頭の父親。 続く沈黙。 父親が静寂を破る。 『おまえには期待してたんやけどな。』 再び訪れる沈黙。 そしてさらに一言。 『クズが。』 その目は汚いものを見るような目だった。 母親が『何でそんなことしたん?』と泣きそうな声で言う。 光太は「あいつが先に殴ってきたんや。」と言った。 その時父親がテーブルをバンと叩いて『このカスが!』と吐き捨てると部屋へと戻っていった。 光太はほとんど食事も取らず部屋へと戻った。
2007-03-09 05:17:00 -
63:
光太
謹慎が始まった。 朝から生活指導の坂本とタイマンだった。 そしてそれぞれの授業の先生が光太に授業を教えにきた。 狭い生活指導室で連日光太のためだけに行われる授業。 休み時間のたびにやってくる坂本。 そして反省文を書いて帰る。 そんな毎日だった。 その間家族との会話はほとんどなかった。 坂本に反省しているフリをし、心にもない反省文を書き続けるうちに1週間目にして停学が解けることになった。 光太は校長室に連れて行かれた。
2007-03-09 05:24:00 -
64:
光太
そこには校長と石田がいた。 坂本が光太に座るよう言った。 正面に石田、斜め右に校長がいた。 石田はニヤニヤしながら腕を組んでいた。 坂本は光太に石田への謝罪の言葉を言うように言った。 スラスラ反省文を書いていた光太なのに悔しくて言葉は出てこなかった。 結局出てきた言葉は「先生が先に手だしてきたんですよね? 先生が先に謝ってくださいよ。」だった。 石田は腕を組んだまま汚いものを見るような目で光太を見下ろし『フンッ、カスが。』と笑った。
2007-03-09 05:31:00 -
65:
光太
その時光太の頭を初めて見る親父の顔が走り抜けた。 軽蔑の目で光太を見下ろす親父。 汚いものを見るような目で光太を見る親父。 そして一言。 『クズが。』 石田の顔に親父がダブった。 その時抑えていた感情の鍵が壊れる。 光太は石田の胸ぐらを掴んでいた。 そしてその横ツラに殴りかかった。 光太は坂本に取り押さえられた。 石田は襟を直しながら『なんやこのアホは。』と吐き捨てた。 その夜校長室に光太の両親が呼び出された。 光太は退学を言い渡された。
2007-03-09 05:40:00