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1:
まみ
「も〜!!しつこいなぁ〜」
「そんなん言わんとってや。お願いやから会って話ししようや。」
電話の相手は一応あたしの彼氏・・・2007-02-18 17:41:00 -
2:
まみ
「だから言ったやん。本間そうゆうしつこいの無理。またかけるわ。」
ぴッ
電源ボタンを押し、強制的に電話終了。2007-02-18 17:44:00 -
3:
まみ
だけどまた、すぐに携帯が鳴った。
本間しつこい・・・
一言文句でも言わないと頭がどうにかなりそう・・・2007-02-18 17:47:00 -
4:
まみ
「本間しつこいって!!しんどいって言ってるやん!!」
「ちょー待ってや。なんで俺そこまで言われなあかんの?俺の気持ちも考えてや・・・」
本間にこの男は・・・ため息が出るわ。2007-02-18 17:50:00 -
5:
まみ
「だからな?あたししんどいねん。だから会われへんって言ってるねん。わかる?ゆっくりさせてや。」
「しんどいって・・・熱あるん?」
・・・本間低脳。だから同い年って嫌。それにこの男は自分をいろんな経験を積んできた男やと勘違いしてる。ただの阿呆やのに。2007-02-18 17:57:00 -
6:
まみ
じゃあなんでそんな奴と付き合ってるかって言うと・・・
この男と付き合う前の日まであたしには彼氏がいた。2007-02-18 18:01:00 -
7:
まみ
すごく好きやった・・・
今でもその気持ちは変わらへん。
この気持ちは絶対なくなる事はないと思う。2007-02-18 18:04:00 -
8:
まみ
その人との出会いは今から4年前の夏。
場所はローカルなキャバクラだった。ローカルなキャバクラなだけあって、当時まだ16才だったあたしも普通に働けていた。
そして出会った。2007-02-18 18:08:00 -
9:
まみ
フリーで来た4人組。誰を指名する事もなく、あたしが席につく順番になった。
「はじめまして〜ナナですっ☆」
う〜ん。年は20代後半くらい?なんやろ・・・この違和感。2007-02-18 18:24:00 -
10:
まみ
「若いなぁ〜。いくつ?」
「18ですよ☆見たまんま〜♪笑」
「いや。18ちゃうなぁ〜。16くらいちゃうか?」
すぐに当てられた。そんな事言われるのは初めてぢゃないし、いつもなら適当に流すのに苦笑いしかできなかった。なんで・・・?2007-02-18 18:29:00 -
11:
まみ
「めっちゃ困ってるやん!笑」
「ははは・・・いきなり変な事言うからぁ〜笑」
やばい。ペースがつかめない。完全に負かされてる気分だった。2007-02-18 18:33:00 -
12:
まみ
「名前は?」
「あっ、ナナです♪」
名刺を差し出した。出来るだけ個性を出した名刺。シールで派手なナナと書かれた名刺。
「ちゃうやん。何ちゃんなん?」2007-02-18 18:37:00 -
13:
まみ
「ナナですよ?」
ちょっと首をかしげてできるだけ可愛く返事をした。頼むから諦めてくれ。
「嘘つくならもっとうまく嘘つかなあかんでぇ〜笑」
「嘘うまい女の人好きですか?」2007-02-18 18:45:00 -
14:
まみ
「ばれる嘘は嫌いやな〜。そんなんしょーもないでナナちゃん♪」
「ははは・・・なんかすごいですねぇ〜ははは・・・」
やりずらくて笑うしかできなかった。2007-02-19 01:34:00 -
15:
まみ
「ナナさんお願いします」
ボーイさんがあたしを抜きにきた。
やっと開放される。
「ありがとうごさいました♪ゆっくり飲んで行って下さいね☆」と言い席を立った。2007-02-19 01:37:00 -
16:
まみ
なんてやりずらい席やねん。もう絶対つきたくないわ〜って思った。
あたしがあの席を抜けて2時間ぐらい経った頃、接客中だったあたしを店長が呼んだ。
「ナナ!!指名入ったから。11番な。さっきついたやろ?無礼のないようにな」
そう言うとさっさと歩いて行った。2007-02-19 01:44:00 -
17:
まみ
11番??
あっ。最悪。2007-02-19 01:46:00