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◆カムイ◆

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  • 1:

    あたる

    三日三晩、その滝のような雨は降り続いていた。

    彼女がここから去る際、窓という窓を開け放っていた為に、私の顔や体には外からの雨風、また草木のかけらなどが付着し、まったく酷い有り様である。
    私はこの状況から脱することもできないまま、あと数日もすれば一人孤独に息絶えるのだろう。
    …ああ、まさかこの様な事になるとは。

    2007-02-15 00:14:00
  • 76:

    気になるぅう 絶対完結させてね

    2007-03-14 00:29:00
  • 77:

    ありがとございます(゚∀゚`)?
    がんばります(゚∀゚`)

    2007-03-14 12:48:00
  • 78:

    暗い廊下を、なるべく音をたてずに歩く。
    そうしたのは、『せめて直前まで気付かれたくない』という思いが少なからずあったからだろうか。
    ぎしぎしと足元の床板がきしむ音にさえ、私は背中を冷たくした。

    やがて眼前に現れた木目調のドアを目の前に、私は恐る恐る重い右手を持ち上げた。

    2007-03-14 13:03:00
  • 79:




    ――コン、コン、コン。

    2007-03-14 13:05:00
  • 80:

    一瞬の静寂の後、

    『はぁい!どうぞぉ!』
    あっけにとられる程明るい声で、カムイが答えた。
    私はほっと胸を撫で下ろした。

    2007-03-14 13:10:00
  • 81:

    『ごめん、寝てたかな?』

    ドアを開けるとカムイはベッドから上体を起こし、貸してやったカーディガンを肩にかけて、本を布団の上に広げたままにこにこ笑っていた。

    『いいえ。眠れないから本を読んで・・・あっ!ごめんなさい!これここにあったから勝手に読んじゃってたんですけど・・司さんのですよね?』

    2007-03-14 13:16:00
  • 82:

    『あぁ、構わないよ。何もない所だけれど本だけはたくさんあるんだ。そうだ、明日書庫へ案内しようか。』

    『本当?嬉しい!』

    カムイが笑う。

    2007-03-14 13:22:00
  • 83:

    私も、笑う。

    『ねぇ、司さん。そんなところに立っていないでこちらでお話しましょうよ。』

    『ああ。』

    2007-03-14 13:26:00
  • 84:

    吸い寄せられるようにベッドの側まで歩いた。
    そして、彼女と向かい合わせになるようにその脇へ椅子を置く。
    カムイは相変わらずにこにこと笑っていた。

    2007-03-14 13:29:00
  • 85:

    ふと、彼女の手元の本に目をやった。

    なにやら見覚えのあるものではあるが、はっきりとどのような本であったかは思い出せない。
    かなり古いものらしく、ページは薄く黄ばんでしまっていた。

    2007-03-14 13:33:00
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