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◆カムイ◆
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1:
あたる
三日三晩、その滝のような雨は降り続いていた。
彼女がここから去る際、窓という窓を開け放っていた為に、私の顔や体には外からの雨風、また草木のかけらなどが付着し、まったく酷い有り様である。
私はこの状況から脱することもできないまま、あと数日もすれば一人孤独に息絶えるのだろう。
…ああ、まさかこの様な事になるとは。2007-02-15 00:14:00 -
36:
あたる
じっと彼女を見ていると、頬が薄赤く染まっていく。
『あの…何か顔についてます?』
はっと我に返った。2007-02-16 20:30:00 -
37:
あたる
『いいえ!ち、朝食にしましょうか!』
解った。
彼女は昨日とは愕然に生気に満ち溢れているのだ。2007-02-16 20:37:00 -
38:
あたる
化粧もしていないのに妙に華やかな顔。
まだまだ華奢ではあるが心なしか、昨日よりもうっすら肉ずいている様に感じる。
一晩眠って調子がよくなっただけなのかもしれない。
しかし…2007-02-16 20:45:00 -
39:
あたる
―――――簡単な食事を済ませると、私はまたココアを二つこしらえた。
『どうぞ。』
『あっ!どうもすいません。ありがとう。』
彼女は長い睫毛をまばたきの度にバサバサと揺らしながら、にっこりと笑った。
『いいえ。そういえばカムイさんって変わったお名前ですよね。どう書くんです?』2007-02-16 21:35:00 -
40:
あたる
『あはは!書き方なんてありませんよ。わたし、生まれた時からカムイだったから。ふふ。』
当たり前のようにそう言って、彼女は機嫌よくココアを一口飲んだ。
『…そう。』
不思議と、なぜ?などとは聞く気にならない。
カムイが言っていることを否定する、という発想にたどり着かなかった。2007-02-16 21:42:00 -
41:
あたる
『そういえばわたし、まだ貴方のお名前聞いてなかった。教えてもらってもかまいませんか?』
黒目がちの大きな瞳の中に、無表情な私が映っている。
『ああ、申し遅れました。柳司といいます。』
『司さんは、こんなに広いお屋敷に一人で住んでらっしゃるの?』2007-02-17 02:20:00 -
42:
あたる
『いえ…ここは父の別荘でして。何もないところですが私はとても気に入っていて、たまにこうして休暇を過ごしに来るんです。』
『ふぅん…。司さん、今度はいつ帰るの?』
『え?』2007-02-17 02:26:00 -
43:
あたる
気味が悪かった。
何故?
彼女の目がじっと私を見つめていることに、ひどく嫌悪した。2007-02-17 02:30:00 -
44:
あたる
『さ、さぁ…いつまでかな。』
話を濁す。
カップに口をつける。
彼女はそんな私をまだ見ている。2007-02-17 13:07:00 -
45:
名無しさん
主人公は男ですか?女ですか?
2007-02-17 13:34:00