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◆カムイ◆
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1:
あたる
三日三晩、その滝のような雨は降り続いていた。
彼女がここから去る際、窓という窓を開け放っていた為に、私の顔や体には外からの雨風、また草木のかけらなどが付着し、まったく酷い有り様である。
私はこの状況から脱することもできないまま、あと数日もすれば一人孤独に息絶えるのだろう。
…ああ、まさかこの様な事になるとは。2007-02-15 00:14:00 -
27:
あたる
しばらくすると止み、ペンを進め始めるとまた音がして手がとまる。
その繰り返しだった。
《…だめだ。気になって仕様がない。》2007-02-16 00:45:00 -
28:
あたる
しかし、深夜に婦女子の部屋を覗くなどという事は、さすがに気がすすまない。
それに、妙な好奇心を持つべからずと先刻誓ったところではないか。
私はそう自分に言い聞かせると、ペンを放り、原稿用紙を引き出しへ乱暴に押し込んで、ベッドへと潜り込んだ。2007-02-16 00:57:00 -
29:
あたる
カリ…カリ…カリ…
瞼を閉じる事で広がった漆黒の闇の中で、音は次第に膨張し、やがて白い二つの固まりに具現化した。
しかしそれは脳内の想像に過ぎない。2007-02-16 01:05:00 -
30:
あたる
【訂正】
×白い固まり
○白い塊2007-02-16 01:10:00 -
31:
あたる
理屈は理解しているのに、いつの間にか私の心は恐怖にうち震えていた。
塊はやがて大きな二つの目となり、闇からこちらをじっと見つめている。
夢か真か解らぬ曖昧な世界の中で、私は意識を失った。2007-02-16 01:14:00 -
32:
あたる
――――――――――
2007-02-16 01:21:00 -
33:
あたる
心地よい朝日が顔を照らし、私はようやく思い瞼を持ち上げた。
ひどく喉が乾いている。
こんな季節にも関わらず、夜中に大量の汗をかいたようだ。
服が全体的にじっとりと湿り気を帯ていて、気持ちが悪い。2007-02-16 01:26:00 -
34:
あたる
水を求め、のそりのそりとキッチンへ向かう。
その途中に、声をかけられた。
『あの!おはようございます!』2007-02-16 01:30:00 -
35:
あたる
振り返ると、昨日とは別人のようなカムイがこちらへ優しく微笑みかけていた。
…なんだ?
昨日と何が違う?2007-02-16 20:03:00