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  • 1:

    ハナ


    出会いは2年前の今頃やった。      雨が降り始めた午前2時…
    ドン底やった自分。
    ドン底やったあんた。
    そんな2人が出会った…

    2007-02-14 12:25:00
  • 2:

    ハナ

    -ピンポ-ン-
    『はぃ』
    -ガチャ-
    「遅くなってゴメンナサイ。初めまして。お邪魔しま-す…」
    …自分はデリヘル嬢…

    2007-02-14 12:31:00
  • 3:

    ハナ

    まだ始めて間もなく-玄関で始めて顔を合わし、部屋に入る-その事に慣れる事が出来ずにいた…
    でもお客さんからしたら皆同じデリヘル嬢…
    そんな事は関係ナイ。
    だからいつも玄関笑顔を作ってチャイムを鳴らす。

    2007-02-14 12:37:00
  • 4:

    ハナ

    無念にもその笑顔やまだ慣れてない態度にお客さんが気に入ってくれ、新人の私に指名がどんどん入る…
    -しんどぃ-
    この日も出勤早々指名が次々に入

    2007-02-14 12:49:00
  • 5:

    ハナ

    3人目のお客さんの家から出たと同時に雨が降って来た。
    急いで車に乗り込む。『ハナチャン、ゴメンやけど新規さんとこ行くけどいける?30分位待たしてんねん。こっから近いけどその間ゆっくりしといてな。』
    -あ-…新規さんとか嫌やなぁ…変な人やったらどないしよ…はよ帰りたい…-

    2007-02-14 12:54:00
  • 6:

    ハナ

    家庭は複雑で15からずっと働いてる。昼夜毎日ずっと…
    そぉせな自分の自由に使えるお金がないから。
    始めの内は、昼間は普通に働き夜はラウンジ。それが毎日。
    いい加減体を壊して入院した。でも入院に使ってられるお金もなく、すぐ退院。
    そんな毎日から抜け出す様にポストに入ってた何枚もある中の1枚のチラシを手に取り、電話した。それがあんたと出会う為の一歩目やった…

    2007-02-14 13:03:00
  • 7:

    ハナ

    -あ-…雨強なって来たし最悪…はよ家帰って体中洗いたい-
    ドライバ-『あれ-…?おかしいなぁ…この辺やねんけどなぁ。』
    私「どぉしたん?迷ったん?」
    ドライバ-『そぉみたい。笑 ゴメンな!雨やし忙しかって疲れてんのに…』
    私「いけるいける!そのうち着くって!あの辺ちゃうん?」
    とか言いながらぐるぐる回る2人…

    2007-02-14 13:11:00
  • 8:

    ハナ

    私「お客さんに1回電話してみたら?」
    ドライバ-『それ!かしこいな!ハナチャン!!』
    私「せやろ!…ちゅか始めにあんたが気付け!あほ!笑」
    ドライバ-『もしもし?あ!すいません…もぉすぐ着くんですけど…今コンビニの近所なんですけど…あ!はい!すぐ行きますんで!はい!すいません!』
    -ピッ-

    2007-02-14 13:16:00
  • 9:

    ハナ

    目と鼻の距離でぐるぐる回ってたらしく、歩いて着ける距離に家があった。
    私「スグそこやから走って行ってくるわ!」
    ドライバ-『え?あ!気い付けて行っといでな!また下で待ってるから!』
    ドライバ-に手を降り走って家へと向かった。
    -ここかぁ…-

    2007-02-14 13:21:00
  • 10:

    ハナ

    ちょっと古めのマンショ…ン?何か鉄っぽい感じで怖い…
    -え-っと…ここの2階かぁ…-
    -カンカンカン-
    足音が響く。ちなみにあんまりスカートとかヒールとか履くの嫌いな私は、Gパンにボロボロのスニーカー。-よし!笑顔作って深呼吸して…-
    -ピンポ-ン-

    2007-02-14 13:28:00
  • 11:

    ハナ

    -ガチャ-
    『はい』
    出て来た人は意外に若くて風呂上がり?っぽいサラサラ毛。
    「遅くなってゴメンナサイ!雨がゴツくて…あっ!お邪魔しま-す」
    向こうも緊張してるっぽいのが伝わってくる…何か玄関から見える部屋や台所がめっちゃキレイ。
    -男の部屋でこんなキレイなん始めて見たぁ-

    2007-02-14 13:34:00
  • 12:

    ハナ

    靴を脱ぎトコトコと台所をぬけて部屋へ。
    テーブルとテレビのある部屋で取りあえず会話開始。
    「初めましてぇ☆ハナです!めっちゃ待ったんちゃん?本間ゴメンやで!部屋めっちゃキレイやなぁ」とか…
    部屋入って会話が数十分経過。大抵の人は先にお風呂にお湯溜めて待ってるか、『お風呂入ろっか』って言って来る…まぁ、お金払って限られた時間しかナイねんから当たり前やけど…
    -あれ?この人本間初めてなんやろなぁ…-

    2007-02-14 15:15:00
  • 13:

    ハナ

    「お風呂入ろっか☆」…て言った私に何か恥ずかしそぉに『さっき来る前に先入った…』
    え…準備万端ですみたいな感じでちょっと引く。でも取りあえず仕事やし「もっ回入ろや☆時間もなくなるし」と、無理矢理お風呂場へ…
    お風呂入ったって言って嘘つく人とかおるし、絶対お風呂で体流さな嫌やから。
    軽く自分の体を洗って彼の体も軽く洗う。顔ちょっと赤い…コイツ照れてる…
    シャワ-浴びてサッとバスタオル巻いて部屋に戻る。

    2007-02-14 15:26:00
  • 14:

    ハナ

    -ドキドキ-
    やっぱ慣れへん。しゃべる事は得意やけどこっちの方はなぁ…
    …布団に入る2人…
    -仕事仕事!-自分に言い聞かしてお互い照れながらキス…いつも目瞑って向こう任せな私。けど彼はデリヘル初体験で固まってる。
    少しづつ下に下げてく手と顔。彼のモノに軽くキスした後手と口で頑張る。

    2007-02-14 15:40:00
  • 15:

    ハナ

    彼の手が軽く胸に触れる。仕事柄不感症だった私。でもこの時何故か体が反応し、ドキッとした。
    その瞬間…彼のモノが私の口の中で果てた…
    -終わったぁ-
    イクのは早かったが、最初に会話した時間が長く残り時間後3分。慌てて鏡見ながら髪を整える。
    -何か視線感じる…-

    2007-02-14 15:52:00
  • 16:

    ハナ

    「ん?どしたん?」
    『電話番号…教えて?』
    お客さんやし…「ええよ。」
    お客さんに電話番号教えるのはよくある話。彼氏はおらん。別れて半年…正直ずっと引きずってた。4年間ずっと一緒やったから。色々理由が有り、こっちから別れを告げた。
    そんな事もあって仕事も仕事やし彼氏は当分いらん。そぉ思ってた…

    2007-02-14 16:03:00
  • 17:

    ハナ

    -あ…時間やっば!!-
    「またねぇ☆おやすみぃ-」
    『おう!またメールするわ。ありがと』
    -カンカンカン-
    「ん…?」外出たらもぉ雨は上がってた。

    2007-02-14 20:48:00
  • 18:

    ハナ

    あ-…もぉ疲れた。帰りたい!暇でありますよぉに…
    車に乗り込み時刻はもぉ午前3時。…と落ち着く間も無くドライバ-が言う。『お帰りぃ☆お疲れ様!指名入ってるからもぉちょい…頑張ってなっ』
    もぉ嫌…もぉ体もしんどいし眠たいし笑顔作られへん位精神も参ってるって…
    ♪ピピピッ♪
    「…?」【お疲れ様☆まだ仕事行くん?大変やろけど無理したあかんでぇ】

    2007-02-14 20:58:00
  • 19:

    ハナ

    「陽平や…」さっきバイバイしたばっかやのにマメな子。
    取りあえず適当に返事書いて送信。無理せなあかんし優しい言葉何かいらん。
    こん時の私は大人とか男とかお金とか…とにかく冷めてた。
    世の中何を言ってもお金で回ってる。昔は純粋やった…親の言う事は何でもした。言われんでもした。誉められたかったから…

    2007-02-14 21:12:00
  • 20:

    ハナ

    -カチャ…パタンッ-
    到着。ここの人はお客さんの中でもデリヘル慣れしてて見た目はおぼこいけど大人。優しくておもろいし気持ち分かってくれるいい人。
    「お久ぁ☆たっだいまぁ」
    カギはいつも開けてて、勝手に入る。
    『おう!お帰りぃ☆遅かったやん』

    2007-02-14 21:19:00
  • 21:

    ハナ

    こんな調子で時間もあっという間に過ぎ…「またね☆バイバイ!おやすみぃ-」
    -ガチャッ…パタンッ-
    今日の長い1日がやっと終わったぁ…
    もぉ朝やん…ボーッとしながら光ってる携帯を開く。陽平からのメール…面倒くさい…放置。
    でも何やろか…アイツの質素な部屋…1人暮らし?若いのにこんな時間にデリヘル呼ぶし…見た目普通にモテててもおかしくないんちゃん?やのに何でやろかぁ…何か…変な奴…

    2007-02-14 23:10:00
  • 22:

    みか

    おもしろい?頑張って下さい?

    2007-02-15 01:46:00
  • 23:

    ハナ

    みかサン?
    ありがとぉございます(?′∀`)
    頑張って完結させますんで最後まで読んで下さい??

    2007-02-15 06:40:00
  • 24:

    ハナ

    何となく気になるけど…客は客。プライベートなメールは一切しぃひん。お客さんとの恋愛なんかしたくない!それが夜の仕事をしている自分の中のキメ事やった。
    ラウンジやキャバに居てた時もそぅ。「こんなとこ飲みに来る奴なんか男にしたない。」デリヘルのぉ客さんなんか以ての外やし!!
    みんな下心と金で動いてる。男なんかそんな生き物…
    とかかなり寂しい考えで自分を納得させてた。

    2007-02-15 06:49:00
  • 25:

    ハナ

    -はぁ…また今日も仕事かぁ…-
    【あんたが悪いんやろ!あんたがそんなんやからハナがしんどい思いして働いてんやろが!!】ガシャンッ!!『うるさい!』バタンッ!!
    -あ-あ。また始まったぁ…別にあんたらが悪いとか思ってませんよ。よかれと思って勝手にしてるだけですよぉ。-
    さっさと用意を済まして家を出る。
    勿論親はデリヘルしてるとは思ってへん。朝遅くまでラウンジやって思ってる。帰って来たら父親がニコニコ『お帰りぃ』おかんは何か気付いてそぉに何か言いたそぉにこっち見てる。それをいつもサッと反らし自分の部屋へと入る。
    そんな毎日。
    -何してんやろ…うち…これでええんか?このままで幸せなれんか?はよお金貯めて家出たい…はよ自由になりたい…ただ…落ち着いた幸せな日々を送りたいだけやのに…-

    2007-02-15 07:06:00
  • 26:

    ハナ

    いつからか物心ついた時からこぉやった。
    それが嫌で何度も家出した。
    その度、捜索願。探し出されて連れ戻される。
    いい加減疲れた。遠いとこ行こ!少しのお金を握り締め遠い友達の紹介で14の自分にしたら行った事もない様なとこに辿り着いた。
    半年…ピピピッ♪地元の友達からの電話…面倒臭いから無視。「ん…?留守電…?」

    2007-02-15 07:16:00
  • 27:

    ハナ

    「ただいまぁ」
    【………ッ】
    私に待っていたのは、今まで見た事のない母親の顔…
    【何処行ってたん…?心配したんやで…?】
    ど…どないしたんよ!?こんなおかん初めてやし!テッキリ頭ごなしに怒鳴り付けられてシバキ回されんやと思とったから…意外過ぎて…息…出来ひん…

    2007-02-15 07:29:00
  • 28:

    ハナ

    そこに居たおかんはおかんじゃなかった…いつもの気の強いおかんじゃない…
    泣き崩れて…私の体を力ないその手でぎゅっと抱き締めてた。
    「ゴメン…おかん…もぉこんなんしやんから」
    おかんも【ゴメン…ゴメンな…】それしか言わんかった…
    【何処行っててん!?親の事何回困らしたら済むねん!!】とか言いながら…テッキリいつも通りのお説教とムチみたいなビンタくらうもんや思てたんに…調子狂うやんか…

    2007-02-15 07:59:00
  • 29:

    ハナ

    この日からおかんはあんまりグチグチ言わんくなった。仕事をしてる事もあって、1人の大人として、人間として扱う様になった。
    もぉ子供じゃないんや。自分の事は自分で決めるし責任持つ!
    相変わらず家計は苦しく父親は職にも着いていなかった。
    喧嘩も絶えず、全部お金が悪いんや。お金があったらみんな

    2007-02-15 08:09:00
  • 30:

    ハナ

    幸せに笑ってられるんや。昔みたいに家族ごっこやなしに、家族ができるんや…
    だから…それまでヤッたろやんか!
    頑張って働いて幸せになんねん!
    暖かい家庭作んねん!!
    誰もかれもみんな喧嘩せんと笑いたいやん。隣りや向かいの家みたいに買い物とか旅行とか仲良く家族で行きたいし、笑顔の絶えへん家庭とかごっつ憧れるやんか。

    2007-02-15 08:18:00
  • 31:

    ハナ

    昼だけやった仕事も夜を増やし、必死に働いた。家計は少し潤った。
    けど…まだ幸せな家庭には程遠いみたい。
    毎日物が壊れる音…言い争う叫び声しか聞こえてけぇへん。気が狂いそぉになる。
    -神様助けたってや…本間この状況有り得へんって…-
    自然と呆れて顔が引きつり笑けてくる…ハハハ…

    2007-02-15 08:27:00
  • 32:

    みか

    更新ありがとうございます?読んでるんで頑張ってね?しおり?

    2007-02-15 11:12:00
  • 33:

    ハナ

    みかサン?
    またまたありがとぉございます?
    チョコッと更新します?

    2007-02-15 17:32:00
  • 34:

    ハナ

    ま、人生こんなもん。毎日の習慣やし慣れた慣れた。
    丁度この時支えになってくれたのが、4年付き合ってた前の彼氏。
    夜の仕事が終わると、家が遠いにも関わらず会いに来てくれてた。
    ま、気紛れ勝手な奴やけどそん時は健気に見えた私を一生懸命支えてあげようと必死やったんかもしれやん。
    あほな事言うて必死に笑かしたり友達連れて来て一緒になっておちゃらけてきたり、面白そぉなとこあちこち連れてってくれたり…少なくともそんな優しさや思いやりが、私にとっては1番の癒しであり、支えやった…

    2007-02-15 17:44:00
  • 35:

    ハナ

    冷めてた私は滅多に笑う事もなくいつも愛想笑い…そんな私を必死に笑かそぉとしてくる男…龍ちゃん。
    その必死であほらしい姿にたまらず-プッ-て笑ってもぉた瞬間…本間に嬉しそぉな顔して『今笑った!な!?今絶対笑ったし!ハナは笑ってる顔が1番可愛い!』
    「……。」その一言でまた我に帰り窓の外をボーッと見つめる私。
    龍ちゃん寂しそぉ…けどそんな事にもめげず喋り続けてる…スゴイな…
    -半端ない前向きスタミナ男…-

    2007-02-15 17:55:00
  • 36:

    ハナ

    付き合って半年経った頃…態度は変わる。
    男ってなんぼ口でええ事言うてても、結局は皆同じ。時間が経てば慣れ、勝手になり、女やら薬やら…相手の事より自分が楽しいと思う事に時間を有する。
    この龍ちゃんと付き合う前、付き合ってた男がおった。それは龍ちゃんの友達。暴力と女癖が悪く、我慢出来ひんかった私は別れを決意しさよならした。
    そんな事もあり、家の事も重なって落ちてる私に同情したか…龍ちゃんが『付き合お!俺はアイツみたいな思いは絶対させやんから!』って…
    そんなん言われても信じられへんわ!だってそいつよりもチャラチャラしてて女好き勝手な男やったから。それ以上に私とは相当仲が悪かったから。何やねんコイツ…もぉええって…そっとしといてやぁ…

    2007-02-15 18:15:00
  • 37:

    名無しさん

    それでも構わず電話はなる。何回も。何回も。
    諦めて電話に出ると…『今どこやと思う?笑』
    「え…知らんし」
    …聞き覚えのある音…
    -そぉいえばさっきから何回も…-

    2007-02-18 20:17:00
  • 38:

    名無しさん

    「まさか…近所まで来てんの!?」
    『笑。バレた?』
    バレた?てあんた…バレたもくそも気付いてほしくて何回も行ったり来たりしたり電話して来たりしたんでしょぉが…
    「で、どないしたん?」
    『相変わらず冷たいなぁ〜!ちょっと出て来てや』

    2007-02-18 20:23:00
  • 39:

    ハナ

    「え〜…急過ぎるわ!部屋着やしスッピンやで?」
    『ええから出て来て!』
    「分かった。ちょっとだけやで?」
    『うん♪』
    めっさご機嫌さんやな…人の都合考えん無邪気な奴…

    2007-02-18 20:27:00
  • 40:

    ハナ

    -ガチャッ-
    外に出て下まで歩いた。上を見上げるアイツ…寒いのに車乗っとけよ。ほんで、あんま見んな。
    下まで降りて目が合った。
    『よっ♪』いつも相変わらず元気やのう…疲れるわ…
    「どしたんよ?急に。」

    2007-02-18 20:32:00
  • 41:

    ハナ

    『元気出さしたろ思て☆』
    「だから元気やって。ちゅか暇児なだけやろ?」
    『アイツにケジメ付けに行って来た…』
    「えっ!?」
    急なお言葉…意味分からん!えっ!?今何て!?アイツ…誰??

    2007-02-18 20:35:00
  • 42:

    ハナ

    『アイツに言って来た。ハナの事好きやねん。ハナに付き合ってって言ってええかって…一応アイツ連れやん?それやし多分まだアイツ…お前の事好きやし…』
    えっ…ええッッ!!??
    な…なんですと!?
    今何つったんね??

    2007-02-18 20:40:00
  • 43:

    ハナ

    -あんなけ人傷つけてあんな別れ方していつも引き止めるアイツが何も言わんかってんで…?まだ好きなはずないし…有り得へんし!-
    「ちゅか勝手に2人で何言ってん?」
    『お前ってや、見た目遊んでそやけど一途やん?ほんで若いのに苦労してるし。俺そんな女めっちゃ好きやねん!世の中チャライ奴ばっかで顔とか外見着飾って中身カラッポな奴ばっかやし』
    「あんたもやん…」
    着飾って女ナンパして朝まで遊び回って好き放題して…それがコイツのイメージやった。前の男と付き合ってる時そんな姿何回も見て来たし、みんなもよぉ言ってたから…

    2007-02-18 20:53:00
  • 44:

    ハナ

    この日はちゃう話で言い包めて帰した。
    それから何日か過ぎてまた電話があった。
    『おめでとぉ☆今日誕生日やろ?飯食いに行こや♪』
    「え…?」
    忙しくて自分の誕生日すら忘れてた。むしろどぉでもよかってんけど…

    2007-02-18 21:00:00
  • 45:

    ハナ

    断っても断っても…しつこいのがコイツ。
    しゃあなし気晴らしに行く事にした。
    迎えに来た龍ちゃんはまた無邪気にはしゃいでる…ちなみに3つ上。ええ加減落ち着けよ…とか思いながら助手席に乗った。
    「どこ行くん?」
    『めっちゃええとこあんねん♪マスターがええ人でな♪んで飯ウマイし!ずっとハナ連れてったろ思ててん☆』

    2007-02-18 21:06:00
  • 46:

    ハナ

    「ふぅーん…」
    とかめっさそっけない私。ゴメンな。正直嬉しいんやけど疲れてるしまだ完璧吹っ切れてないんよな…でも龍ちゃんには感謝してる!
    最初はめんどかった電話も今はちょっと元気付けられてる。ありがとぉ…
    -ピピピッ♪-
    -あ…サキからや-

    2007-02-18 21:10:00
  • 47:

    名無しさん

    -サキ-
    3年付き合ってる彼氏1人
    付き合って1ヶ月の年下の彼氏1人
    他諸々…
    惚れっぽい女友達。

    2007-02-24 09:17:00
  • 48:

    名無しさん

    サキと出会ったキッカケは、別れた男の連れの女。で、たまたま仲良くなった。
    私がまだ男と付き合ってる時、『龍ちゃんの事好きかも…』と、何回か相談された事があった。
    「あんたが本気なんやったら今の彼氏と別れて気持ち言いや」と…
    でも結局『今の彼氏と別れられんしもぉええわ』とか…
    よぉ分からん…

    2007-02-24 09:22:00
  • 49:

    名無しさん

    で、そんなこんなで今に至る訳で…
    電話に出た。『何してんの?』
    「え…今龍ちゃんが誕生日祝ってくれるゆぅて何か飯連れてかれるとこ」
    『はぁ!?何でうち誘ってくれへんかったん!?うちも連れてってや!』
    何でもかまへんけどや、半ギレって…何?

    2007-02-24 09:27:00
  • 50:

    ハナ

    -…!?-
    何か電話奪われた…『お前何やねん!えっ!?来るんか?ほな迎え行くわ』
    -あ-あ…この人ら人の誕生日になんやかんや勝手決めて…好きにしたらいいさ…-
    「で…何なん?」

    2007-02-24 09:32:00
  • 51:

    ハナ

    『あいつ来るって☆みんなで祝った方がおもろいし♪ええやろ?』
    「ええもくそも勝手に決められた事やし、別に何でもかまへん」
    -サキ家到着-
    『お♪ひ♪さ♪』
    無意味にハイテンション過ぎて今の私には、しんどい…

    2007-02-24 09:36:00
  • 52:

    ハナ

    -居酒屋到着-
    『オッサンおひさぁ〜☆』
    【おぅ!】
    -さぁて…ゆっくり酒でも呑みましょかい…-
    何か嫌な雰囲気漂って来たのは、呑みだして2時間近く経過した頃…

    2007-02-24 09:41:00
  • 53:

    ハナ

    龍ちゃんトイレへ…
    と、同時に急にサキが…『どぉゆぅ事なん!?』「………はぁ!?」
    何事かサッパリ。
    『あんたうちがアイツ好きなん知ってるよな!?』
    「…はぁ!?何よ急に?」

    2007-02-24 09:45:00
  • 54:

    ハナ

    意味の分からん展開に?が頭ん中いっぱいになった。
    -……考え中……-
    …やっと状況が掴めた私はこの女を心底失望した…
    私が男と同棲してた家に別れた直後、家の事情とゆぅ理由で転がり込んでたらしい。それは後に龍ちゃんから聞いた。
    この頃の彼女は私に『あの男最低やし別れてよかったやん!』とか『本間シバいたりたいわ!』とか…熱いぐらい語ってた。友情…

    2007-02-24 09:53:00
  • 55:

    ハナ

    何か虚しくなって何もかもどぉでもよくなった。この今の状況…意味分からん。
    「何なん?彼氏は?新しい年下の彼氏は?龍ちゃんの事もぉええ言うてたんちゃん?しかもうちが何したん?今日うち誕生日やから誕生日位元気付けたろ言うて龍ちゃんが誘ってくれてんけど?ちゅか…マヂ何なんよ!?」
    -最低の誕生日…-
    『うち龍ちゃんの事好きやし!諦めれる訳ないやん!どっち取るか龍ちゃんが決めたらええし!恨みっこなしやしな!』-どぉでもええし…-
    取りあえず女の友情…男が絡むとこんなにも脆いとゆぅ事…痛い。

    2007-02-24 10:02:00
  • 56:

    ハナ

    失望の涙…?がポロッとこぼれ落ちた。
    「何もかも欲しいん?何もかも無くしたうちからまだ持ってくん…?あんたまで…(無くすん?)なぁ…?」
    『知らんし…あんたが悪いんやろ…』
    -…言葉失った…-
    『やっば♪ションベン止まらんし!!』…龍ちゃん!?

    2007-02-24 10:10:00
  • 57:

    ハナ

    -こんな状況で帰って来るとか…オイオイ…-
    取りあえず急いで涙拭いて酒をイッキに呑んだ。
    『お前等どないしたん?』とても鈍感な彼でも今のこの変な状況に気付いたらしい…
    『うちトイレ!あんたトイレ長いから漏れそうやし!』
    サキはトイレに…2人…この状況はさすがにキツイって…

    2007-02-24 10:18:00
  • 58:

    ハナ

    『なぁ…ハナ?何で泣いてるん?何かあったんか?どないしてん!?』
    「泣いてへんし!何もないしな!」
    『泣いてへん事ないやろ!こっち向けや!何があってん!?ハナ!?』
    アカン…アカンて!心配すんなや!また涙出て来たやんか!引っ張んなや…もぉ帰りたい…こんなんなるんやったらいつも通りコイツの誘い無視したよかった…辛い。

    2007-02-24 10:24:00
  • 59:

    ハナ

    『…ハナ…』
    -……!?-
    顔が…無理矢理引っ張られて目が合った。気まずい…
    龍ちゃんは目から溢れこぼれ落ちた涙を右手で拭った…暖かい手。
    思わず下を向く私…

    2007-02-24 10:32:00
  • 60:

    ハナ

    顔…見られへん…
    『なぁ…ハナ…』
    ―――――チュ…――
    --え…ッッ!?--
    うつむいて黙ってた私の唇に…柔らかくて暖かい龍ちゃんの唇…

    2007-02-24 10:42:00
  • 61:

    ハナ

    グッと体を引かれ龍ちゃんの胸に顔が…
    『本気でお前が好きや。もぉ、泣かさへん。俺が側に居るから。』
    泣きたい…思いっきり泣き叫びたい…しがみつきたい…今だけは…
    …けど…
    私の腕は、龍ちゃんを突き放してた。

    2007-02-24 10:48:00
  • 62:

    ハナ

    涙を服で思いっきり拭いて「ありがと☆でもな、うち今する事いっぱいあるしや、だから…あんたはええ友達やし☆それよりや、大事な人って結構側に居るもんやで。気付いたり」
    それが精一杯やった。
    龍ちゃんは納得いかんのか意味分からんのか色々しゃべってた。
    -サキが戻って来た-

    2007-02-24 10:54:00
  • 63:

    ハナ

    「うち疲れた☆帰る〜」『ほな送ってくわ』
    私だけ家が遠い。龍ちゃんとサキは隣り町。
    『先ハナ送ってったろや〜☆』と、サキ。
    『せやな☆疲れてるしな』と、龍ちゃん。
    「うん」と、私。

    2007-02-24 10:59:00
  • 64:

    ハナ

    -疲れた…はよ帰りたい。-
    サキは助手席ですっかり酔い潰れて寝てる。
    『なぁ、ハナ?何なん?さっき言うてた大事な人側に居るて?』
    「自分で考えりぃ」
    ボーッと外を眺める。明日からまたいつもと変わらん毎日が始まる。

    2007-02-24 11:05:00
  • 65:

    ハナ

    -家の下に到着-
    「ありがと☆気ぃ付けてな☆じゃ」-バタンッ-
    何も言わせず帰ろうとしたその時…-ガシッ-

    「痛ッッ!!」

    2007-02-24 11:09:00
  • 66:

    ハナ

    『ゴメンな。お前先送って…』
    --えッッ!?--
    『アイツ昔っからわがままやし妹みたいなもんやねん。何も無いから心配すんな☆』
    --えッッ!?だから急に何!?--
    何か知らんけどコイツは…鈍感の様で敏感な奴。

    2007-02-24 11:14:00
  • 67:

    ハナ

    シャワーを浴びて寝た。何も考えず寝た。
    -朝-
    仕事の支度して家を出る。
    -夕方-
    家に帰って用意して迎えを待つ。

    2007-02-24 11:19:00
  • 68:

    ハナ

    その間、龍ちゃんから何件も着信。無視。
    -留守電-
    『俺の家のカギ知らん?』知らんし…
    一応掛け直す。
    「もし?」

    2007-02-24 11:22:00
  • 69:

    ハナ

    『ハナ!俺の家のカギ持って帰ったやろ〜?』
    「知らんし!触ってへんし第一何しに持って帰るんよ!?」
    『せやでな☆で、何で何回も電話したんに電話出ぇへんかったん?』
    「結局カギはええのん?カギない言うて電話出さそぉとかそんなしょぉもない事せんよなぁ?」
    『え…あ…バレた?笑 ほんで今何してん?』図星かよ。

    2007-02-24 11:28:00
  • 70:

    ハナ

    「仕事行く用意」
    『じゃ、終わったら迎えに行くわ♪』
    「ええって」
    『じゃ、そゆ事で☆』-プチッ…プ-ップーッ-
    勝手野郎め!こっちゃぁ忙しいねん!知らん!

    2007-02-24 11:32:00
  • 71:

    ハナ

    --案の定来てはるわ…--
    めっさ笑顔で手振ってるやん…知らん。あの人と私は他人。
    -サササッ-
    『おい!逃げんな!ハナ!ハナぁ-!!』
    声デカッッ!

    2007-02-24 11:35:00
  • 72:

    ハナ

    --はいはい、逃げませんよ。--
    車に乗せられ…出発。
    「明日も朝からやねんからはよ帰してやぁ」
    『分かってますぅ〜』…可愛くない奴。
    龍ちゃんがしゃべりだした。

    2007-02-24 11:38:00
  • 73:

    ハナ

    昨日の事。
    私を送ってからその後の事…気になるけどききたくないから無視。
    続けて話だした…
    『アイツから全部聞いた。俺の事好きとか自分の家庭の事情とか…アイツ本間勝手な奴や。最悪や…お前友達辞めり!』
    --………えッッ!?何よ急に??そらあんなんあったし嫌やけどいきなり友達辞めりって…--

    2007-02-24 11:46:00
  • 74:

    ハナ

    『言わんとこぉ思ててんけど…アイツな、家庭の事情か知らんけど家出して恵(私の別れた男)の家に居ったんやんか。』
    --………えッッ…聞いてへんねんけど…--
    『俺も入り浸ってたし、3人で住んでたみたいな感じやってんけどや、1回俺が出掛けてて帰って来るまでアイツ等2人やんか?で、帰ってドア開けたらや…アイツ等急いで服着てたんやんか…』
    --何なに!?意味分からん!!それは…えっと…いわゆる…裸になって何かしてたって事で…て…ええッッ!?--

    2007-02-24 11:56:00
  • 75:

    ハナ

    『問い詰めたけどや、2人共口開けへんしや…ハナ恵ん事まだ好きなん知ってたし、アイツもお前がまだ好きなん知ってた訳やし、知っててそんな事するか!?普通!!健太(サキの男)と俺と恵連れやし…俺…お前にも健太にもよぉ言えんかったんや。ゴメンな。』
    --……とゆぅ事は…元彼にも友達にも裏切られたって…事??
    あんなけ落ちてた私に電話してくれたり家泊まりに来たり心配してくれたサキが…何で??--
    アカン…頭パニくってるやん…ハハハ…笑ける。

    2007-02-24 12:06:00
  • 76:

    ハナ

    そぉ言えば年末元彼の家の近所行った時、サキ…居ったな。龍ちゃんとやけど。たまたまやって言ってたけど…私がいらんくて置いてった服…着てたよな。

    2007-02-24 12:15:00
  • 77:

    ハナ

    思い出したわ。
    何か引っ掛かってた事…やっと解けたわ。
    ほんで何?心配してくれてた訳??
    私の傷付いた姿見て、私の元彼ともヤッて…余裕やな。

    2007-02-24 12:19:00
  • 78:

    ハナ

    そんなん考えながらボーッと龍ちゃんの話聞いてた。
    サキは母子家庭。兄弟もいっぱいおるから家にお金入れらなアカンから働かなアカンねんて言うてたとか。仕事もせんと元彼ん家に居候しててよぉ言うわ。
    そんな話の後、目潤ませて龍ちゃんの事好きって言って抱き付いて来たらしい。
    ………で?アイツは何がしたいんですか??

    2007-02-24 12:26:00
  • 79:

    ハナ

    突き放して怒ったらしいけど、私の悪口を散々言って振り向かそぉとしてたらしいんですよ。
    もぉ何か何でもよくなって呆れて言葉も出ぇへんかったん覚えてる。
    気が付けば窓の外を遠い目で眺める私の横顔を、龍ちゃんはいつからかずっと見つめてたらしい…
    「ありがとぉ。話してくれよかったわ☆」
    私は現実を受け止めた。

    2007-02-24 12:36:00
  • 80:

    ハナ

    大丈夫と、電話出る事を約束し、心配する龍ちゃんを背に家に帰って寝た。
    こんな時は寝るに限る。-am4:30-
    寝られへんし。どっちみち後2時間で起きらなアカン時間…起きとくか。
    -サキからメールが入ってた-

    2007-02-24 12:43:00
  • 81:

    ハナ

    -ピッ…メールを開く-
    【アイツあんた選んだわ。でも負けた思てへんからな!絶対振り向かすしな!】
    この人前から変なライバル心みたいなんあったんよな。化粧から服装、仕事の事まで色々聞いて来てはマネする。
    あんまり気にしてなかったが、男までも…
    もぉええって。

    2007-02-24 12:47:00
  • 82:

    ハナ

    それから毎日龍ちゃんからメールやら電話があり、付き合ってとかゆぅ話も流してた頃…
    -バレンタインデイ-
    日頃の事もあり、お礼に義理チョコをあげた。
    それから2日に1日ぐらいのペースで会いに来てた。

    2007-02-24 12:51:00
  • 83:

    ハナ

    忙しい毎日が過ぎ、元彼の事を忘れかけてた頃…
    -恵から電話があった-
    丁度その日前もって昼仕事も夜もお休みをもらい、親戚の家に気晴らしに遊びに行ってた時やった。
    何度か着信があったので何かあったと思い、電話に出た。
    もぉ夜中やった…

    2007-02-24 12:56:00
  • 84:

    名無しさん

    気になるわぁ?

    2007-02-24 13:17:00
  • 85:

    ハナ

    名無しさん?
    読んでくれてありがとぉございます?
    忙しくてずっと更新出来へんかったので、今日はいっぱい更新するつもりです(・∀・)
    まだまだ話は長くなるので、また夜中に更新します?
    よかったら読んで下さい?

    2007-02-24 18:55:00
  • 86:

    ハナ

    「はい。」
    『ハナ〜☆元気してんの?』
    --2ヶ月ぶりに聞く声…懐かしい…胸痛い。--
    「え…めっさ元気やで。つか…どしたん?急に」
    -電話の向こうが騒がしい-

    2007-02-25 00:02:00
  • 87:

    ハナ

    地元の子らみんなで遊んでるらしい。
    で、この間龍ちゃんが私に付き合ってって言うって断り入れに行った事を話出した。
    --そぉいえば…龍ちゃん恵が私の事まだ好きとか意味分からん事言うとったよなぁ…とか、コイツ…サキとヤリおったんや…とか。色んな事が頭を過ぎった--
    『アイツん事好きなんか?俺ん事、もぉ…忘れてもぉてたんか?俺やぁ…あれからずっとな、しょぉもない事やってもぉた思て…後悔してる…』

    2007-02-25 00:10:00
  • 88:

    ハナ

    何言ってん…?耳痛い。
    『俺まだガキでやぁ、チャラチャラしてるし女かて行くし…本間最ッ低かもしれやんけどやぁ、結婚すんのはお前って決めてんねん!だからや、ちゃんとした仕事付いてや、俺がちゃんとするまで…待っといてくれへんか?』
    --…………。--急な事で、急な言葉で…あの頃の私と恵の時が…一瞬にして蘇った。
    -その時があまりにも幸せ過ぎて…毎日が楽しくて…きっと2人には終わりなんかないんやろぉなって…いつまでも恵は笑って悪さして、それを私が怒って説教して…そんな毎日がずっとずっと続くんやって…-
    電話をギュッと握り締めて布団にもぐった。溢れてくる涙で布団が濡れる…

    2007-02-25 00:29:00
  • 89:

    ハナ

    --………。--涙止まらん。声震えて出やん。
    『…ハナ?』
    「聞いてるわ。何なんアンタ今頃…遅いわ!勝手過ぎるわ!あほ!!」
    『分かってる…ゴメンやで。ほんでな、本間に好きやねん…手放してもぉてから気付いてん…ゴメン。』
    -誰か。助けてや…-

    2007-02-25 00:41:00
  • 90:

    ハナ

    もぉ…遅い。
    あれから2ヶ月とゆぅ月日の中、色んな出来事あり過ぎて…
    恵の事を信用出来んくなってた。別れた頃以上に。サキの事も、他の女の事も、金使いの荒さも、辞めてたはずの薬の事も…
    …もぉ…元には戻られへん…

    2007-02-25 00:46:00
  • 91:

    ハナ

    恵は優しい。そして弱い。
    親が金持ちで、恵はその金を存分に利用しまくってた。
    お金が無くなってはお母さんに毟り取りに行く…最低男。
    友達も女も金でしか操られへん弱虫な恵。
    私は何度も怒った。「お金なんかいらんし!自分で働き!お金おばちゃんに返し!ほんで友達に金バラ撒きな!本間の連れやったらそんなモンいらん!」

    2007-03-05 15:19:00
  • 92:

    ハナ

    --上辺だけの付き合い--
    寂しがり屋の恵は、毎夜毎夜お金をバラ撒きみんなを連れる。みんなも恵のお金を頼る。
    --人間不信--
    その金でホイホイ人は、寄ってくる。
    友達とゆう金に目が眩んだ奴。女とゆう車や元有名な族〇〇〇の女肩書きが欲しい奴。それが恵を余計寂しくさしてく…

    2007-03-05 15:32:00
  • 93:

    ハナ

    始めは、私の言う事を聞いて働いてた。
    いつからか…
    帰りが遅くなってく。知らんメモリーが増え、それを自分から『仕事場の人やねん♪』と嬉しそうに話す恵。
    --女の感--
    恵の悪い癖が始まってる気がした。

    2007-03-05 15:38:00
  • 94:

    ハナ

    日に日に恵の態度がおかしくなり、不信に思ったXmasの2日前。
    仕事に行く恵を見送って、恵の携帯から予め自分の携帯に登録しといた間宮さんとゆう人に電話をしてみた…
    --予感的中--

    2007-03-05 15:44:00
  • 95:

    ハナ

    『は…い…』
    電話の向こうの寝起きの声は、明か女の声がしてる。
    疑う反面、信じたい気持ちも強かった私は、一瞬呆然とし、電話の向こうで『もしもし』と言い続ける女の声で我に戻り、電話を切った。
    -…………マジかよ…。-

    2007-03-05 15:50:00
  • 96:

    ハナ

    夜になり、恵が仕事から帰って来た。
    けど何も言わず、そのままにしておいた。
    言いたくもなかった。
    2日が過ぎ…Xmasイヴ。

    2007-03-05 15:53:00
  • 97:

    ハナ

    前もって恵に言ってた。
    「XmasイヴとXmasの間の夜は、一緒に過したいからはよ帰って来てな☆」って…
    チキン焼いて、ケーキ焼いて、恵の好物のモンも…いっぱい作って待ってた。

    2007-03-05 15:57:00
  • 98:

    ハナ

    21時…22時…23時…


    ――0時…――

    2007-03-05 15:59:00
  • 99:

    ハナ


    --…あ-ぁ………--


    電気も付けず暗い部屋の中、唯、時計だけを見て…待ってた。

    2007-03-05 16:13:00
  • 100:

    ハナ

    -ガチャ…-
    『ただいまぁ♪』

    時刻は4時を過ぎていた。タイムリミット―
    もぉ…遅い。

    2007-03-05 16:17:00
  • 101:

    ハナ

    無言な私の肩をポンと叩く恵の右手を振り払った。
    「……触んな…」
    一瞬キョトンとして『どしたん?電気も付けやんでぇ』とふざけてまた肩に触れて来た。

    2007-03-05 16:22:00
  • 102:

    ハナ


    「………触んなや…汚い手で…うちに触れんなや!」
    私はキレた。
    今まで我慢してたモンが一気に溢れ出た。
    恵は悟ったのか『ゴメン…』

    2007-03-05 16:26:00
  • 103:

    ハナ

    「ええ加減にせぇや!うちが知らんとでも思っとったんけ!?女ナメんのもええ加減にせぇ言うとんねん!!」
    『ゴメン…本間ゴメン!』
    「ゴメン?そんな安い言葉で済む思てんけ!?もぉうんざりや!出てくわ!」
    『…分かった……』

    2007-03-05 16:31:00
  • 104:

    ハナ

    今まで何回も喧嘩した。いつも私が辛抱しきれんでキレてた。
    でも今回のキレ方は半端ないと思ったのか、いつも止めてた恵があっさり了解した…
    本間に終わりなんやてお互い悟った

    2007-03-05 16:36:00
  • 105:

    ハナ

    荷物を纏め、車に乗り込む私。実家に向けて車を走らす恵。
    --車中の2人は無言--
    途中サキからメールがあった。恵との出来事、家から出て実家に帰る事を告げた。
    -ピピピッ♪-

    2007-03-05 19:48:00
  • 106:

    ハナ

    サキから着信。
    「はぃ。」
    『ハナ?何でそんなんなってん?つかあんた恵ん事好きなんやろ?それでええん?そのまんま帰って後悔せぇへんのん?ちゃんと話しぃって!な?帰るまでにちゃんと話しなアカンで?』
    「うん。分かった。ありがとぉな。後でまた電話するわ」
    -プチッ…-

    2007-03-05 19:53:00
  • 107:

    ハナ

    でも…いざ喋ろ思ても何を話したらええんか分からんくて、実家に着くまで終始無言のまんまやった…
    窓の外を眺め、一緒に暮らしてた事すべてが昨日の事の様に思い出せる…涙が出てくる。
    泣きたいのをグッと堪え、上を向き、我慢した。
    肩が震える。手で震える肩をぎゅっと押さえた。

    2007-03-05 20:03:00
  • 108:

    名無しさん

    クリトリス舐めてあげょか?

    2007-03-05 20:25:00
  • 109:

    ハナ

    長ぃ沈黙が続く………勇気を出して口を開けた。
    「うちの家…ここちゃう。早く家帰ろや…」
    『何言ってんねん家はここやろが。はよ家帰り』
    「せやからうちの家はここちゃう。あんたと暮らしてるあの家やんか」
    『もぉアカンねんて…俺ら。だからもぉ家上がりぃ』

    2007-03-10 00:29:00
  • 110:

    ハナ

    --本間に終わった…--
    涙が出てくるのをグッと堪え、上を向き 「ほなね☆」と…精一杯の笑顔でお別れをした。
    荷物をギュッと握り締めて家へと一歩一歩上がる。
    恵の車が見えへんくなってく―…
    恵との別れ…そしてまた忙しい毎日。

    2007-03-10 00:36:00
  • 111:

    ハナ

    後で知った話--。
    恵の浮気相手は出会い系で知り合ったらしく、恵とゆう本名も知らなかったらしい。
    私達が別れてすぐ、その女の子とも別れた?らしい。
    女遊びが激しかった恵が、私の事を本気で好きになってくれて、始めての同棲生活やったらしい。
    今思えば何となくぎこちなかった気もする。

    2007-03-10 00:43:00
  • 112:

    ハナ

    『…な?分かった?』
    「え!?今何て??」
    ボーッと聞いてた為話の内容が全然把握出来てなかった。
    『だからぁ〜、俺が迎えに行くまで待っとってくれ!ほんで…お前を一生離さんから!』

    2007-03-10 00:54:00
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