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運営運営
枯れない花
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1:
主
《この世に枯れない花なんてないで。綺麗ものは、いつか枯れてしまうねん。》 《あるよ。絶対ある。》
2007-02-12 11:11:00 -
2:
主
この言葉を思い出した時には、なにもかもが遅かった。 私は一つの綺麗な、とても綺麗な花を足で踏みつぶしてた。 神様はいてると信じてますか? いる訳ないよ。
2007-02-12 11:15:00 -
3:
主
あなたが悪いの? 私が悪いの? 私の事を車で引いたあいつが悪いの?
2007-02-12 11:18:00 -
4:
主
8年前。 私には大ちゃんと言う彼氏がいた。 大ちゃんとは、私が初めて好きになり、初めて告白をし、初めて出来た彼氏だ。 とてもサッカーがうまくて、心の綺麗な人。私にはもったいない位、良い人でした。
2007-02-12 11:22:00 -
5:
主
まだ18才だった私たち。 手をつなぐのもやっとで、とても初々しいカップルでした。 大ちゃんは、友達もたくさんいるのにいつも私を優先してくれました。 付き合ってから一年記念日の日に、私たちは初めてひとつになりました。 とても温かい気持ちに包まれて、今でもはっきりと思い出せる気持ちは《神様・・・ずっと大ちゃんといれますように・・・》
2007-02-12 11:28:00 -
6:
主
大ちゃんは、その日を境にもっと優しくなり、私ももっと大ちゃんを愛おしく想いました。 でもね、神様はいなかったんです。 代わりにいたのは二人から全てを奪った悪魔だけ。
2007-02-12 11:31:00 -
7:
主
大ちゃんと結ばれた半年後、その日はとても爽やかな青空。 いつもは私の家まで迎えに来てくれる大ちゃんはゲームに夢中になり、彼の到着に痺れを切らした私は一人で彼の家に向かうことにしました。 私《今から行くから、家の前の自販機で待っててな★》 彼《来てくれるん??わかったぁ♪》
2007-02-12 11:37:00 -
8:
主
私の家から大ちゃんの家までは自転車で15分。 空は晴れて、とても良い気持ちだったのを覚えています。 自販機の前から手を振る大ちゃんを見て、なんだか照れくさかったっけ。 横から来る車にも目がいかない位、私は大ちゃんを見つめてた。 大ちゃんの顔が変わった瞬間まで、鮮明に思い出せる。 今なら・・・
2007-02-12 11:43:00 -
9:
主
目が覚めた時、お母さんとお父さんがすごい泣いてた。 《よかったなぁ。もう、大丈夫やからな。大丈夫。》 はぁ?何を言ってるん?? 私の体には管が通っており、頭が痛くてとてつもない吐き気がした。
2007-02-12 11:49:00 -
10:
主
お母さんの後ろで、ボロボロ泣いてる男の人がいた。 お母さん《大ちゃんがアンタの事助けてくれたんよ・・・》 大ちゃん・・・?? 何がなんだかさっぱり分からない私は、取りあえず《ありがとうございました》と、そのお兄ちゃんにお礼を言った。
2007-02-12 11:53:00 -
11:
主
その言葉を聞いた3人は目を丸くし、すごく驚いた表情をしていて、私はなんかアカン事言ったかなぁ??と想っていた。 それから、検査やいろんな事を聞かれたり忙しい日が何日か続き、ある日私が記憶喪失と言う事をお母さんから聞かされた。
2007-02-12 11:57:00 -
12:
主
私は今19才だと言う事や、大ちゃんが私の彼氏だと言うことや、意味の分からない事ばかり言われていた。 その時初めて鏡を見せられて、びっくりした・・・・ 《顔が、違う・・・髪も茶色やし、ピアスも・・・》
2007-02-12 12:03:00 -
13:
主
今の私は14才。昨日まで、中学校に通っていたのに・・・ 訳が分からない、何で私が19才なん? 14才の私の頭では、パニックが起こっていたと思う。
2007-02-13 05:47:00 -
14:
名無しさん
気になる?めちゃ続き読みたい??
2007-02-15 05:15:00 -
16:
主
私《お母さん、何言ってるん・・・??意味分からん事言わんといてよ!!!》 お母さん《みさ・・・》 今思えば、母も混乱していたんだなぁ、と思います。 だけどその時の私は19才でも14才。ただただ、涙しか出ませんでした。
2007-02-15 06:24:00 -
17:
主
ある日、大ちゃんと言うお兄ちゃんがアルバムを持ってお見舞いに来た。 お兄ちゃん《みさ、これみて・・・。なんか思い出すかも知らんから。》 私《いやです。》 お兄ちゃん《お願いやから・・・。俺の事、頼むから思い出してほしいねん》
2007-02-15 06:28:00 -
18:
主
俺の事思い出して欲しいって・・・この人が好きなんは、私じゃなくて19才の私やん!! こんな事を思っている反面、お兄ちゃんが今にも泣いてしまいそうな顔をしていたから、とても可愛そうになりアルバムを手にとりました。
2007-02-15 06:32:00 -
19:
主
笑っている私、変な顔の私。とても幸せそうな、見たことのない自分の顔が、そこには沢山写っていました。 そして、一枚のキスをしている写真。 それを見た時、私の中である気持ちが芽生えた。
2007-02-15 06:35:00 -
20:
主
《気持ち悪い・・・・》
2007-02-15 06:37:00 -
21:
主
私の体は反応がよく、小さい頃から嫌な事があるとジンマシンが出きるんです。 《気持ち悪い》 そう思った瞬間に、体中がかゆくなり涙が溢れだした。
2007-02-15 06:47:00 -
22:
主
お兄ちゃんが困り顔で、《みか・・・?》と声をかけ私に触れようとした時―― 私の感情がピークに達し《触らんといてよ!!!私知らん!!あんたなんか知らん!!!気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!!》 今までのストレスが一気に飛び出した私は、頭を抱え、泣き叫びながら言ってしまった。 この言葉は今でも頭にこびり付いて離れません。
2007-02-15 06:53:00 -
23:
主
そして、もう一つ頭から離れないのが大ちゃんの顔です。 とても悲しい顔をして、大ちゃんは泣きながら《ごめん》と私に一言言い、病室から出て行きました。
2007-02-15 06:56:00 -
25:
名無しさん
あんまり無理せんといてな?早く読みたいってのも有るけど何より完結が一番嬉しいから??
2007-02-15 13:43:00