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うちの嫁さん

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  • 1:

    トキヤ

    俺は26歳。 仕事は現場。 うちの嫁との事を書きたいと思う?

    2007-02-02 07:18:00
  • 2:

    トキヤ

    4年前―。
    俺はホストをしていた。No1にはなれず、ずっとNo2だった。
    基本的に面倒臭がり。
    オラ営。本間に最低な奴やった。

    2007-02-02 07:22:00
  • 3:

    トキヤ

    いつものように風呂に入り、少し伸びた髪の毛を乾かしながらセットをする。

    【同伴】
    久し振りに同伴なんてする俺は、機嫌が悪かった。

    2007-02-02 07:26:00
  • 4:

    トキヤ

    愛犬【デュック】
    『おりこうにしとけよ』と言い、仕事に出る。これも毎日の事。

    ガチャン―
    外はまだ寒い。俺は夏が大好きやから、冬は元気が出ない。だから同伴もダルイ。

    2007-02-02 07:30:00
  • 5:

    トキヤ

    『かぁ〜いぃ〜?』
    (んまダルイ。声甘い?しんどいってお前の声???)『おぉ。』       『寒かったぁ?』    そぉ言いながら、腕に絡み付いてくる女―ももこ―。『いこか。』 『うん?』歩きながら、絡み付く腕をほどく。なんせくっついて歩くんなんかダルイねん。

    2007-02-02 07:37:00
  • 6:

    トキヤ

    同伴も無事終わらせ店に入り、いつもの接客。   タバコなくなったし、買いに出た。

     自販機に女の子が先にいたから、俺は携帯いじりながら並んでた。     女の子が立ち去ろうとした時――。        
    ドキッとした…。

    2007-02-02 07:41:00
  • 7:

    トキヤ

    その女がうちの嫁。
    嫁は毎日のよーに言うてた『運命やなー?』って。 本間に運命な気がするけど『はいはい本間やな』って軽く流してしまってた。

    2007-02-02 07:46:00
  • 8:

    トキヤ

    目が合ったら
    『スイマセン…』ちっさい声で頭を下げながら言う女。 ニコッっとして、俺に背を向けた。
    『なぁなぁ!』     『えっ?あたし?』   『自分やで〜。先に言うケドキャッチでもなんでもないからな。』
    『うん…。』      『休みの日あそぼや!』 『んー…。』      むっちゃ困った顔して下向いてる。なんせ俺だるがりやし、そんな時間ない。 『ほんなら名刺渡しとくから、気が向いたら連絡してや?あっ!本名トキヤやから』

    2007-02-02 07:56:00
  • 9:

    トキヤ

    正直、ドキッとしたのは、俺のタイプやったから。  客でもむっちゃ可愛い子とかおったけど、店に来た時点でアウト。      客は客にしか見えんかったし。
    足早に店に戻って、酒を飲むんじゃなくて、酒を浴びる。
    アフターも面倒臭くて、断った。
    静まり返った店。俺はNo1のレイの前に座った。

    2007-02-02 08:02:00
  • 10:

    トキヤ

    『お前今日ちょっとさぼったやろ〜!』携帯をカチカチさせながらレイが言う。  『おーむっちゃ可愛い子おったからナンパした?』 『ナンパ?さぼって??』こいつにはかたれへん。俺と違ってマメやし優しいし真面目やし。一応同期。 俺も一応携帯開いてみてん。なんかレイがカチカチしてるから俺も頑張ってるフリ?ほんなら変なアドレスからメールきてた。

    2007-02-02 08:09:00
  • 11:

    トキヤ

    【今日名刺もらった女です。カナです?またメール下さい。】
    【遅なって悪い?メールありがとう。何してるん?今日俺休みやねんけど夕方から遊ぼや!】
    【おはよぅ?今日部活あんねん?8時位からなら行けるけど?】       すぐに帰って来たメールにびびった。       部活?部活て…?部活ってなんやねん!

    2007-02-02 08:16:00
  • 12:

    トキヤ

    『レイ?』 『はいよ?』『部活てなんや?』   『はぁ?』
    『ナンパした子からメールきてん。今日部活て言うてるねん!』
    『学生かい?アハハハ〜』  笑えね。        
    【部活?部活て今自分いくつ?】

    2007-02-02 08:22:00
  • 13:

    トキヤ



                【15歳?中学三年??バスケしてて試合やねん??】                        
            チーン。

    2007-02-02 08:30:00
  • 14:

    トキヤ

    【中学三年?中学生?昨日なんであんな時間に外おんねん?若い?俺22やで?7つも上?】
    【22なんや?18位に見えた?もーメールせんとく?】
    『レイ〜?』
    『アハハハ?何歳やってん?』『中学生…15歳…。犯罪ですか?』        『15???犯罪です??』

    2007-02-02 08:36:00
  • 15:

    トキヤ

    考えるてん。むっちゃ考えてん。だって15やで???弟より下やで???   


    上等!!!

    2007-02-02 08:41:00
  • 16:

    トキヤ

    【なんで辞めんねん?オッサンは嫌か??】
    【中学生やから嫌やと思ってん?】        やらしい目で見るからあかんねん!ただ遊ぶだけやし?
    【試合ドコでするん?てかさ家ドコ?】      【家は芦屋?試合は西宮やで!てか行ってきます?またちょくちょく?返す?】

    2007-02-02 08:47:00
  • 17:

    トキヤ

    レイに笑われながら一緒に店を出て、帰った。

    すぐに布団に入り、プライベート用の携帯からあやにメールをした。
    【トキヤやで?あれ仕事用やからこっち登録しといてや?それと8時に芦屋行くからわかりやすいとこメールしといて?おやすみ〜。】
    目覚ましを6時にセットして寝た。

    2007-02-02 08:53:00
  • 18:

    名無しさん

    嫁さんの名前はあやですか??カナですか??読んでるんで
    頑張ってください☆

    2007-02-02 09:00:00
  • 19:

    トキヤ

    19さん
    すいません?ごっちゃなってた?綾でいきます?

    2007-02-02 09:09:00
  • 20:

    トキヤ

    ジリリリリリリ―ジリリリリリリ―!!!!目覚めはいい方。やけどいつもより早い目覚めに二度寝を考えた。
    ケド約束したし…。   煙草に火を付け、プライベート用の携帯を開けた。 
    【それなら〇〇って駅来てくださーい?】                 【終わった!番号入れとくから連絡してね?】   入ってた番号に電話をした。

    2007-02-02 09:22:00
  • 21:

    トキヤ

    プルルルル、プルルルル、プルルルル。
    『はーい?』      『もしもし〜。今起きた。眠いなぁ…。なんせ用意したら出るわ!着いたらまた連絡する!』      『うん!わかったぁ!』 
    すぐに風呂に入った。入らんかったら寝てまうし!

    2007-02-02 09:26:00
  • 22:

    トキヤ

    風呂からあがり、デュックと戯れながら仕事の携帯をひらけると、休みなだけに大量なメールに電話。
    こんなんがなんせダルィ。けどみんなにちゃんとメール返した。
    【今日は地元の先輩とこ行くからメール返されへんカモ?悪い?返せる時見計らって返すから?】    
    これで客はよし!

    2007-02-02 09:33:00
  • 23:

    トキヤ

    用意をしたらいい時間になったから、財布、携帯、キーケースを持ち、香水を軽く振って家を出た。

    俺は車が大好きやねん。だから遊びの為なら遠くても行きます???     
    駅に付き、電話をした。 『着いたよー。』    『えっ?あやもおるよー?ドコドコ〜?』      『あっ!おったわ!キョロキョロしすぎ?ワラ 白のBM!そのまま左みて!』
    あやはきずいたよーで、電話を切り走ってきた。

    2007-02-02 09:39:00
  • 24:

    トキヤ

    ガチャ―
    『お邪魔しまーす…。』 
    この時俺はあやに惚れたと思う。         少しだけ茶色い髪の毛、サラサラでストレート。目はパッチリ二重でタレ目。
    服装はオネカジ?      
    人見知りか緊張してるかわからんケド、ニコニコしながら『見つけれたぁー?』  ってこっちを見た。

    2007-02-02 09:46:00
  • 25:

    トキヤ

    『俺が見つけたんやんけ?キョロキョロしすぎやで〜?』 『アハハハ〜?ちゃうねん部活の子に、夜遊んでるのバレたらややこいから焦ってたぁー?』        そー言いながら、あやは煙草に火を付けた。
    『煙草は20歳なってから?部活してんやろ〜』   『いいねん?走ってもしんどくないし慣れたー?』 
    それから芦屋を出て神戸に車を走らせた。

    2007-02-02 09:51:00
  • 26:

    トキヤ

    あやは、外を見ながら、時々寂しそうな顔をしてた。
    『どーした?』     って聞くのが精一杯やった。
    あやは『えー?何が?』 って惚けてたけどな。  
    聞きたい事があってん。

    2007-02-02 09:54:00
  • 27:

    トキヤ

    『昨日夜中なんでミナミおったん?親怒らんのか?部活してたら今日あんま寝ずに行ったんか?』

    普通怒るやん?     ヤンキーには見えへんし、芦屋の子がミナミで。       
    『あー…。あれやん遊んでてん?親は別にちゃんと学校いけば怒らんよー?補導もされた事ないし?』              『そっか。まぁ俺も夜誘ってるケド夜は危ないからな?』

    2007-02-02 10:00:00
  • 28:

    トキヤ

    『トキヤも危ない一人かもー???キャハハ??』    そんな可愛い会話も、あやはどんな思いでしてたやろか…。          
    『飯食った?』     『食べてない?』    『焼肉うまいとこつれてったるわ!』       『やった?』      それから色々話した。あやは仕事の事を色々聞いてきた。それに答えて、色々話したケド、あえてあんまりつっこんだ話はせんかった。
    何も知らん普通の女の子でおってほしかってん。

    2007-02-02 10:05:00
  • 29:

    トキヤ

    あやはあんまり自分の事を話さんかった。
    聞いたのは、部活でレギュラーな事、チームがむちゃくちゃ強い事、朝練が6時半からでシュート300本打つ事。 そん時のあやの話はそれだけで、俺が話す事を
    『うん?うん?』
    とただ頷いて聞いてるだけやったケド、俺はこんな中学生のガキの横でなんでか落ち着けた。

    2007-02-02 10:10:00
  • 30:

    トキヤ

    飯食って、ゲーセン行ったらミッキーのヌイグルミを欲しがったから俺は3000円も突っ込んだ?
    意地なんねん?     あやはそのミッキーを抱えて、次はミッキーとミニーのクッションを自分でした。
    1000円入れても取れてないから、店員がいない事をいい事に俺は下から腕おもっきり突っ込んで二つとったってん?ワラ       二人でギャーギャー言いながら楽しんだ。
    あやが中学生って事さえ忘れてた。
    あやが両替に行くまで。

    2007-02-02 10:16:00
  • 31:

    トキヤ

    あやが両替に行って財布を開けた時、ビビった。  
    財布はシャネル。
    その中に、10万位はいっててん…。         
    中学生やん?      俺が貧乏な家庭やったからか?俺は持ってなかった。なんでそんな持ってんねんて思うのと同時に、現実に引き戻された。

    2007-02-02 10:19:00
  • 32:

    トキヤ

    『ニコッ?プリクラ撮りたい?』プリクラ機に入り、あやを後ろから抱きしめた。   
    なんでかはわからん。  あやはプリクラをとると満足したのか、出てくるのを待ってた。         
    『見て?トキヤ変な顔?ワラ』『アハハハ…。あやもーでよか?』          『うん?』

    2007-02-02 10:25:00
  • 33:

    トキヤ

    俺はくっついて歩くとか、手つなぐとかむっちゃ嫌いやねん!昔から大っ嫌いやねん。
    ケドなんか気がついたらあやに
    『ん。』って言うて、手繋いでてん。        
    部活してるし上手いって言うから、シャキシャキしてると思ったら、歩くの遅いしなんか危なっかしいし、ほっとかれへんかってん。               それから駐車場まで会話はなかった。

    2007-02-02 10:30:00
  • 34:

    トキヤ

    車に乗り、芦屋へ戻る。 『明日学校やろ?はよ寝なしんどいから帰ろ?』  『うん…』        
    シーンとなった車内。   
    芦屋に着き、あやのマンションの前に着いた。     『ほなな?いい子に学校いけよ?』
    『うん?頑張る!今日はありがとう?ほんじゃ』

    2007-02-02 10:36:00
  • 35:

    トキヤ

    あやがマンションに消えてくまでずっと見てた。


    不思議な子やなぁ。               ケド久しぶりに楽しんだ気がした。

    2007-02-02 10:38:00
  • 36:

    トキヤ

    それから、あやとは毎日メールをして、電話をした。
    俺は仕事そこそこ頑張ってたし、あやも学校頑張って行ってた。        
    あれから1週間たった日曜  あやが試合があって、決勝戦て言うから、俺は仕事あけ寝ずに宝塚の体育館まで行った。

    2007-02-02 10:42:00
  • 37:

    トキヤ

    体育館にはいると、みるからにスポーツマンみたいな女と男がいて、おばちゃんとかおっさんもちらほら。俺は明らか浮いてた?スーツのままこんかったら良かった…。
    体育館の客席?上にあるとこを歩いてあやを探したらいなかった?んでぼーっと試合見てたら、その試合終わって、見てたら、長い髪をポニーテールにしてるあやがでてきて、シュートを打ち出した。3Pを打ってほぼ全部入るねん?俺は小学校時しかした事なかったから、ビビった?
    そんなあやは手を振る俺にきずき、ニコッと微笑んだ。

    2007-02-02 10:50:00
  • 38:

    トキヤ

    俺の回りには応援する、学生が集まった。1番えぇポジションやからか?ビデオ撮る親とかも集まり出した?まぁいいやと思い、見てたら試合が始まった。
    始まると同時に、すぐにあやの3Pが入った。
    キャーキャー言う学生。そんな時、横から、
    『神崎さんんま可愛い?』『あやちゃぁーん???』横を見ると、男前な学生が二人であやを応援してた。ムカムカした。

    2007-02-02 10:55:00
  • 39:

    トキヤ

    試合はあやらのチームが63対16で勝った。あやは3Pを10本位入れてた。本間にすごい子やなぁって思って、あやらがフロアーから出たから俺はあやに会いにいこーと思い、階段を降りたら、あやが女の子から手紙を貰ってて、邪魔したあかんなって思って隠れて見てたら、男があやによってきた。
    そいつはあやを連れて、便所の方の人があんまりおらんとこに連れてった。

    2007-02-02 11:00:00
  • 40:

    トキヤ

    なんかむっちゃむかついて、便所行くふりして、後ろ付いてったら、あやが振り向いて、ニコッとして行った。
    便所の入口で隠れて聞いた。
    『何?』        『ごめんなぁこんなとこ呼んで。俺〇中の片岡って言うねん。選抜一緒やったから知ってる?』     『うん?』
    『選抜時から好きやねん。……。付き合って?あっ友達でいいからメールとかしよ?』

    2007-02-02 11:05:00
  • 41:

    トキヤ

    『ん〜…。ごめんな?付き合うのはできへん。メール位ならいいケド、アドレスわからへん?』     メールするんかいや?ハァ。『俺のんこの紙に書くから送って?』
    『うん…』       紙を受け取ったんか取ってないかは知らん。    『彼氏おるん?』
    なんか本間マックスむかついた。別に彼氏ちゃうのに『あや!いくぞ!』って言っててん?

    2007-02-02 11:11:00
  • 42:

    トキヤ

    あやはまたニコッとして、男前に『じゃぁ?』
    といい、『トキヤ〜』って不気味に笑って歩いてきた。『スーツ浮いてますよ?』『うっさい!仕事あけそのまま来たんじゃ』    苛々してて、口調がきつかって、あって思ったら、 『…。ありがとう』っていうた。それからちょっとしかしゃべれんくて、試合が終わったあやは、先生とこに集まって荷物を持って、解散した。

    2007-02-02 11:17:00
  • 43:

    トキヤ

    あや以外の子ほとんどの子らが親の元に行った。  あやは、荷物を抱え、一人で出口に歩いた。
    あやの親はこんのか?おらんのか?
    回りを見渡し、あやの親がいない事を確認して、俺はあやのとこに走った。
    後ろから荷物をとると、あやはびっくりしてた。  立ち尽くして俺の顔をじっと見つめて       『待っててくれたん?』ておっきい目にいっぱい涙ためて言うねん。

    2007-02-02 11:21:00
  • 44:

    名無しさん

    応援・感想スレです?
    http://bbs.yoasobiweb.com/read_i.php?tb=chat_shosetu&id=5051

    2007-02-02 11:39:00
  • 45:

    名無しさん

    頑張ってなぁ?

    2007-02-02 11:49:00
  • 46:

    トキヤ

    『ほら。』
    手を差し延べると、あやはウンウン。と首を縦に何回も振って、俺の手の上にちょこんと乗せた。      取り敢えず、車まであやの手を引いて歩いた。   車に乗せ、芦屋方面に車を走らせた。
    『あやすげーなぁ?むっちゃ上手いやんか?』   泣き止んだあやは、少し切ない顔やったけど、笑顔になった。
    『そやろ〜?毎日頑張ってるもん?でたばこ頂戴?』『―――…?アカン?』  『なんでやねん?ヤニ切れ』と言い勝手に吸い出した。

    2007-02-02 13:23:00
  • 47:

    トキヤ

    なんやかんや話してたら、あやの家に着いた。   『ほれ。着いたぞっ?ゆっくりせーよ?』     そー言うとあやは、下を向き、黙ってしまった。  『――――…。     トキヤ眠いやろ?家……くる?てか……来てほしい。』耳を真っ赤にしたあや。 本間に可愛いって思った。『んー。てか親は?まずいやろ?』
    『いいから。ちゃんと全部話すから…。親家いてへんから…。ちょっとだけ。』『おぅ。ほなあそこのパーキングに車入れるわ。』

    2007-02-02 13:30:00
  • 48:

    トキヤ

    車をパーキングに入れて、あやのマンションに入った。オートロックを自分で開けて、10階に上がり、あやの家に入った。
    玄関には、多分あやのと思うパンプスが二足。他に靴はなかった。       『何ぼっとしてるん??入り?どーぞ?』     って言って、スリッパを出した。
    中に入りリビングのソファーに座った。
    『コーヒーでいい?』  『おー。ありがとう。』

    2007-02-02 13:36:00
  • 49:

    トキヤ

    『ちょっと待っててな?洗濯して、風呂にお湯溜めてくる?』        バタバタとどっかに行った。不思議やねん。     生活感ないし、女の子一人暮らしみたいな部屋やねん。
    まぁ後で聞こ。とここで客にメールを返した。   『妹のバスケの試合見に行ってて疲れた。』    妹って事にしといた?  あやが戻って来て、自分のコーヒーを持って、俺の前のソファーに座った。

    2007-02-02 13:44:00
  • 50:

    トキヤ

    『疲れた?スッピンやからなんかはずかったわ?』  『本間や?あんま考えずみてたからきずかんかった?てか部屋綺麗なぁ。てかマンション自体新築やろ??』 『別に普通ちゃう。』  なんかあやむっちゃテンション落ちてん?
    あやは煙草に火を付けて、『ハァ…。』とため息をついた。
    なんやむっちゃ緊張してた俺も煙草を吸った。なかなか口を開かんあやに、苛々してきてん?むっちゃいらちやねん俺…。

    2007-02-02 13:50:00
  • 51:

    トキヤ

    『んでちゃんと話してくれるんやろ?』      下を向きまた首を縦にウンウンと振った。
    (あやの首ふりは癖で?)

    『別にたいした事ちゃうで?本間に…。』     『うん。えぇよ?何でも話してみ。教えて?』    
    『―――…。             うん。』

    2007-02-02 13:54:00
  • 52:

    トキヤ

    『あやな親おらんねん…。お母さんは、1年前癌で死んだ…。お父さんは、仕事が忙しくて、ここにはこない。あやを見たら…お母さん思い出して辛いって。フフッ…。
    だからこのマンション買ってここに住みって。生活費は銀行に毎月50万振り込んでくるわ。』

    俺はあやを抱きしめた。 あやは俺の胸の中で泣いた。           『お母さんに会いたい』 そー何度も言った。

    2007-02-02 14:01:00
  • 53:

    トキヤ

    泣き疲れたのか、あやは俺の胸から離れた。    『ゴメンな?なんかむっちゃ泣いた?』       
    『あや?俺がお前の傍にずっとおったるから…。俺がずっとお前をみてる。』  
    本間にそないおもったんや。それに、あやを好きになってた。

    2007-02-02 14:05:00
  • 54:

    トキヤ

                中学生で、俺より7つも下やのに一緒におって疲れへんし、笑顔になれる。  あやの笑顔の裏に、すごい深い傷があるのに。    
    心がむっちゃ綺麗。    
    こんなに守ったらなっておもったん初めてやし、好きになるってこんな事なんやって思った。

    2007-02-02 14:11:00
  • 55:

    トキヤ

                 
    『あや?俺はお前から離れへんから。
          付き合お。』

    2007-02-02 14:12:00
  • 56:

    トキヤ

    あやは、また泣き出した。 
    『本間?あやの傍にいてほしい…。』       『うん。おるよ。』    
    5月何日やったか忘れたけど、あやは俺の女になった。

    2007-02-02 14:16:00
  • 57:

    トキヤ

    ピピッーピピッー♪

    『あっ!』       泣いてたあやは、風呂場に走った。        『風呂忘れてたぁー!あや臭いから風呂入る!トキヤゆっくりしといて〜!』  と言って、風呂に入った。
    俺はソファーに横になると、寝てしまってた。

    2007-02-02 14:20:00
  • 58:

    トキヤ

    ブーッブーッ…。ブーッブーッ…。 携帯のバイブの音で目が覚めた―…。       毛布がかけられて、向かいのソファーには、ちっく丸まったよーにあやが寝てた。 
    携帯を開けて時計を見る。            PM23:30         メールに電話すべて客。 俺のエース(紗耶)から、【電話して。】     とのこと。
    紗耶は、色とか求めてこんくて、ただ
    『かいのやる気のなさが癒される』 と訳のわからん事を言って金を落として帰ってくれる、大事な客。

    2007-02-02 18:11:00
  • 59:

    トキヤ

    あやを起こさんよーに、そーっとベランダに出て紗耶に電話をした。       
    『もしもーし』     『遅いねん?』     『すんませんね。試合行って帰って寝てたわ?』  『なぁー。あんたには大事な人おる?』      『は?何を言い出すねん』『答えろ。別にあんたを好きやからとかちゃうねん』『大事な女なぁ。。。』 『もーいい。誰にも言ってないからしゃべんなよ?それと軽蔑せーへん?』

    2007-02-02 18:17:00
  • 60:

    トキヤ

    紗耶は気が強くて、男みたいにサバサバしてて、口が悪い。顔は本間に別品?紗耶は新地のクラブでチーママしてる。
    (男なんていらーん?) が口癖。
    そんな奴やから、なんかばりドキドキしてん?    
    『軽蔑なんかせんわ。何でも言えや。電話が無理なら明日仕事終わってからでもいーで?』

    2007-02-02 18:21:00
  • 61:

    トキヤ

    『うん。        あんな…。私不倫しててん。まぁパパみたいな感じ。マンションも買ってもらったし、毎月金もくれてたし、カードも持たしてもらってた。
    けどな…私好きになっててん。いつの間にか大事な人になっててん。     だからって、奥さんと離婚してほしーとか違うねん。ただ…寂しくなってな…』 
    『うん。寂しかったら、俺が明るくしたるやんけ。』 
    ホストとしてじゃなくて、俺にも大事な女が出来たから、そー思った。

    2007-02-02 18:28:00
  • 62:

    トキヤ

    『赤ちゃん出来てた。』 『は?んで今妊娠してんか?』          『―…。
    もーおらん。一人で育てる勇気もなかった。その人にもいえんかった。だけど産みたくてなぁ…。流産しちゃったわ…。』     『体は?今どんな調子や』俺はそんなしょーもない事しか言ってやれんかってん『元気やで。ただなぁなんかふとあんたの声ききたなったから。ごめんな。休みやのに…。彼女に謝ってて。んなまた店行く!』

    2007-02-02 18:57:00
  • 63:

    トキヤ

    電話を切り、部屋に入るとあやが
    『おはよ?コーヒー入れるわ?』         あやの顔みたら、こいつもなんかあった時、一人で辛かったやろなー本間に大事にせなって思った。   テレビボードの下に、あやとお母さんの写真があった。
    『なぁあや?嫌やったら話さなくていいから。』  『へぇっ?何?』    『あやのお母さんどんな人やった?』       コーヒーを持って来たあやは、テレビボードの下からアルバムを出した。

    2007-02-02 19:03:00
  • 64:

    トキヤ

    『これ見て。』
    そー言い、アルバムを渡してきた。        若くて綺麗なお母さん。 あやと二人の写真。   『お母さんなぁ。優しくて綺麗で怖かった。    あやが悪い事したら本気でしばいてくるしな。   あやがバスケ頑張れてるのはお母さんの為。    試合やって言ったら練習試合でもビデオ持って差し入れ持ってきてくれてた。バスケしてたらお母さんが見てる気するねん。』   そー言いながら、お母さんの写真を細い指で、撫でてた。

    2007-02-02 19:11:00
  • 65:

    トキヤ

    俺は寂しい思いさしたくなかった。

    『ちょー出掛けよや。着いて来てほしいとこあるから。用意して?』     『えー?夜やん?夜行性?』           『えーから?はよせー?』ブツブツ言いながら、用意しだした。

    2007-02-02 19:14:00
  • 66:

    名無しさん

    いい話?

    2007-02-02 20:59:00
  • 67:

    トキヤ

    ブツブツうるさいあやを車に載せ向かった先はぁ    【ドンキーホーテ】  あやのお母さんがビデオ撮ってたんやったらさぁ俺がせなあかんやん?    ドンキーに着いて、あやの手を引き、電化製品コーナーに
    『ん〜。何がえぇんかわからん…』        『なぁトキヤ何買うん?』 『ヒミツ〜? あっ?デジカメとかもいるな?』    『あや化粧品とこ行くわぁー』
    あやは、どっか行った。 『すいませーん!これとこれ下さい?』

    2007-02-03 07:51:00
  • 68:

    トキヤ

    俺電化製品好きやねん?!だからなんかむっちゃウキウキしててん?       それからあやと、お菓子やらなんやら買って、ドンキーを出た。

    『トキヤ何買ったん??』 『ビデオとデジカメ???』『ふ〜ん?見て見てー?ほいっ?』        そーいぃ、あやが出したのは…?ミッキーのパジャマ?『ミッキーかぃ?』   『えー?ミッキー好きやもん?いらんかったらあやんちでずっと服きとき?』

    2007-02-03 07:58:00
  • 69:

    トキヤ

    すぐにあやんちに帰った。あやは、台所に立ちご飯を作り、俺はミッキーのパジャマを着て、ビデオとデジカメを?
    そーっとあやに近付き  『あやー?』      『ん〜?』       ―カシャ――       あやののほほんとした顔が撮れて嬉しかった。   『もー???』     あやは短気やなぁ。本間すぐ怒んねん?付き合った一日目とかみんなラブラブやろ?俺はブツブツ怒られまくった?
    この日から毎日怒られてる気がする…。

    2007-02-03 08:06:00
  • 70:

    トキヤ

    飯を食い終わり、二人でテレビを見ながら一服。  『おぃ。』       『ん?なに??』    『次試合いつ?』    『次はなぁ〜。今週土日三重県で大会やで?』   『ふ〜ん。土日?んで三重か?えらい遠いな。泊まるん?』
    『泊まるやろ?知らん?』日曜はともかく土曜は仕事行かなやばいしなぁ…。
    頑張るかっ?

    2007-02-03 08:12:00
  • 71:

    名無しさん

    めさオモロイ?     んで?んで?続きは?

    2007-02-03 08:15:00
  • 72:

    名無しさん

    リアル期待あげ??
    終わるときゆってね?読み終えてから寝る〜

    2007-02-03 08:17:00
  • 73:

    名無しさん

    私も読み終えてから?する???

    2007-02-03 08:19:00
  • 74:

    名無しさん

    (゚д゚;≡;゚д゚)どこ行ったぁ?

    2007-02-03 08:20:00
  • 75:

    トキヤ

    後俺の仕事について、あやは理解してんのか。   『んでな。お前俺の仕事何か知ってるやんな?』  『うん?ホストやん?』 『どんな仕事や思う?』 『んー。女騙す。色使う。あやのミナミの友達はまってるで。』        『信用しとけや。そらな女おるとか言われへんで?妹って事にしてるし…。でもなぁ色も枕も昔辞めた。痛い目あったからな。俺を好きやから来てる奴もおるで。必死なって、束縛みたいなんしてくるしな。でも客は客やから。信じとけ。』

    2007-02-03 08:21:00
  • 76:

    名無しさん

    格好いいやん(彡▽)ポッ

    2007-02-03 08:22:00
  • 77:

    トキヤ

    『うん?わかったぁー?でも嘘付いたら殺すで?』 『人殺し?笑 嘘なんかつかへん。お前も嘘つくなや?』
    『うん?』       『んじゃ昨日番号もらった紙は?』        『送ってない?トキヤしか興味ないもん?大好き?』 可愛いやろ??     ずっと今でもあやは、こーゆってくれんねん。

    2007-02-03 08:28:00
  • 78:

    名無しさん

    あかんワクワクしすぎて待ちきられへん?いったん寝て(рдー)zZZたまってから楽しく見させてもらいますぃ? 同士さん?お先に?一抜けってか脱落じゃぁЩ(゚Д゚Щ)

    2007-02-03 08:31:00
  • 79:

    名無しさん

    のろけですか兄さんヾ(`ε´*)         今から一人淋しく枕濡らします(σヘ´)ホジホジ   また起きたら覗かせてもらいまぁーす??

    2007-02-03 08:33:00
  • 80:

    トキヤ

    あやと出会うまで俺本間最低やってん。      仕事以外で、女いっぱい作って、やりまくって。  仕事以外で、毎月金振り込んでくる奴もおったし。 『俺はずっと自由な男』 なんて思ってたし、女が泣いても、なんとも思わんかったし、相手の気持ちなんか考えへん男やった。  好きやでって言ってくれても、『知ってる』なんかあほみたいな事ゆうてたし、女を名前で呼んだ事なかった。『おぃ!』てゆうてた。いっぱいおりすぎて名前間違えるねん。
    あやに『好き』って言われたら『俺も?』って言うてまうし、お前って言ったら返事してくれへん。

    2007-02-03 08:37:00
  • 81:

    トキヤ

    その日、あやと一緒のベットであやを抱きしめて寝た。 
    身長は160以上あって、おっきく見えるのに、ギュッてしたら折れそうで…。  初めて一緒に寝た日、腕枕の中であやは、泣いた。 『ありがとう。暖かい…』って。
    お母さんが亡くなって、中学一年の時から、ずっと一人で生きてきたあや。  弱音はくとこもなくて、辛かったんやろぉな。

    2007-02-03 08:44:00
  • 82:

    トキヤ

    次の日目覚めると、あやはいなかった。      学校に行ったんやろぅ。 リビングのテーブルに手紙があった。        
    【  トキタンへ      おはよ!学校行ってきまーす!昨日はありがとう。ゆっくり寝れた。トキヤの手は魔法の手やなぁ。トントンしてくれたらすぐ寝れた!  冷蔵庫の中に御飯入ってるから食べや?コーヒーもお湯入れたら飲めるから! 次はいつ会える?    仕事頑張って!    】

    2007-02-03 08:50:00
  • 83:

    トキヤ

    お湯を入れて、コーヒーを飲みながら、あやにメールをした。
    【今起きた。勉強せーよ】
    それから、ソファーに寝転びながら客達にメールを送っていると、お母さんとの写真の横に、箱があって、なんやろと思い、開けてみた。

    2007-02-03 08:53:00
  • 84:

    トキヤ

    その中には、あやのバスケの写真が沢山入ってて、ユニホームを来たあやと、旗を持ってるお母さん。    後手紙がいっぱい入ってた。
    神崎さんへ。      こいつはアイドルかって思う位、あやのファンかな?女の子からの手紙。   【応援してます。】   【神崎さんみたいなプレーヤーになりたい】      【大好きです】     なんかすごい量でビックリした。
    その下から、お母さんからの手紙があった。    入院中、あやとお母さんは文通してたみたいだった。

    2007-02-03 08:59:00
  • 85:

    トキヤ

    あやへ
    お母さん頑張るよ!ファィトだぁー!       三年生なんかに負けるな!努力は人より倍。お母さんはあやのバスケットしてるとこ大好きやで?ビデオ見るだけで元気になる!  お母さん入院してて見に行けないけど、見えるから!あやが頑張ってるとこ、想像出来るもん!
    あや?頑張って!お母さんだけはずっとあやの味方やから。大好きやからね。

    2007-02-03 09:04:00
  • 86:

    トキヤ

    何通もあった。      
    お母さん。
     
    俺のお母さんは何してんやろ。          生きてるか?        
    綺麗に掛けられたスーツに着替え、あやのマンションを後にした。

    2007-02-03 09:07:00
  • 87:

    トキヤ

    それから毎日朝AM5:30にあに電話をした。     朝練の前に。      仕事も頑張った。

    土曜日、仕事あけ、酔っ払って車を運転出来なかった俺は、後輩の俊に運転してもらい、三重県へ向かった。           もちろん、ビデオとデジカメを持って。

    2007-02-03 09:12:00
  • 88:

    トキヤ

    三重県の体育館の名前しか知らなかった俺は、104で番号を聞いて、体育館へ電話をして住所を聞いた。 あやは今日来る事知らんから、ビックリするやろなぉー? 
     
    俊『かいさんロリコンすか?』『なんとでも言ってくれ?俺はロリコンや?』
    みんなロリコンて言うねんで?しゃーないがな?    恋愛に歳は関係ないやろ?

    2007-02-03 09:16:00
  • 89:

    トキヤ

    俊『俺も学生見付よ?可愛い子いてないんすか??』『可愛い子なー?みんなスポーツマンやで?俺のは別やけどー?』      『ないっすわー?俺も女ほしい?』        『はいはい!      あっ!ここやん?俊ちゃん賢いですねー?』
    『俺天才?』
    そんな感じで、体育館に着いた俺らは、取り敢えずあやを探した。

    2007-02-03 15:55:00
  • 90:

    トキヤ

    体育館に入ると、こないだよりはまだちっさい体育館やったから探しやすいと思ったら大違い?人多過ぎ…
    『あー????     お兄ちゃん??????』
    振り向くと、あやとあやの友達がいた。      ん?けどお兄ちゃんて誰やねん?俺はまったくわからず、あやの兄貴を探した。

    2007-02-03 16:00:00
  • 91:

    名無しさん

    リアル

    2007-02-03 16:02:00
  • 92:

    トキヤ

    『もーお兄ちゃん?』  て言うあやは、俺の腕を掴み、そー言った。    『ジュース買って??』 と言い、俺の腕を掴み、力強く引っ張り、自販機まで連れてった。       
    『ハァハァ…。トキヤごめんな?よくここ分かったなぁ?』『はぁ?お兄ちゃんてなんやねん?』       『ちゃいねんて?あやとこ男女交際禁止やねん?さっき横いた子キャプテン?バレたらあややばいねん?』
    『ふーん?』      ブツブツふて腐れてる俺?

    2007-02-03 16:06:00
  • 93:

    トキヤ

    『いつまでも何ふて腐れとんよ?』
    って、俺の腕にパンチを入れるあや。       こいつのパンチはまじくらう?入るねん?     女にこんなんされて、あんなん言われたのが初めてやった俺。亭主関白な俺。 むっちゃむかついてん? 『せっかく来たのになんやねん?』
    『バレたらもーこれんくなるやろ?あほか?兄貴言うてたら堂々とこれるし、一緒に帰れるやろ?ほんならあんた客に女や言えるんか?あほー?』

    2007-02-03 16:12:00
  • 94:

    トキヤ

    なんか引っ込みつかんくなってん?ごめんな?て言えばいいのに…?
    謝る事知らんねん。知らんて言うか謝るの嫌やねん? 
    『取り敢えずパンチ痛いから謝れ?口悪いから謝れ?』           と、子供みたいに切れてる俺?あほんだらーやろ?? 
    『ハァ…。ごめんなー?んで来てくれて嬉しい?』 あやは俺を見上げながら、ギュッと手を握った。   子供でごめんなさい…。 と、心の中で謝る?

    2007-02-03 16:18:00
  • 95:

    トキヤ

    『あっ?俺後輩に運転してきてもらってん?どこ行ったやろ?』       『あー?もしかして、その人もスーツ??』    『そやで?見つけた?』 『いやー?見つけてない?ただ、スーツ二人はまた目立つなーと?アハハ?じゃあや先生バレたらやばいからまた後で?』
    て走って消えた?

    2007-02-03 16:22:00
  • 96:

    トキヤ

    俺はまた客席に戻り、俊を探した。        中々見つからんから電話した。でもでーへんかった?めんどいし、人多いし、苛々するわー?
    『お兄ちゃん?』    後ろからオカマみたいな声が聞こえる…。俊やってんけど、バリ笑ってんねん!『アハハハー?かいさん兄貴っすか?アハハハ?』
    『うっさい?』     とさっきの出来事を俊に話すと          『あやちゃん賢い?大人?かいさん子供?!』   おちょくりやがって?  『もー飯連れてったらん』『嘘っす!嘘っす!』

    2007-02-03 16:29:00
  • 97:

    トキヤ

    『知らん?ほらー席捜すぞ?』
    開いてる席を探しに歩いてると、あやのチームが出て来たから、ビデオの取りやすい場所を探した。   そしたら調度1番前の席が二席開いてた。     人込みを『すいませーん』と言いながら席に着き、ビデオをセットした。   試合がまだ始まらんから、次はデジカメ出して、あやのシュート姿をいっぱい撮った。

    2007-02-03 16:34:00
  • 98:

    トキヤ

    試合が始まり、ビデオを回す。俊が横でギャーギャー騒いでうるさかった?    ビデオの画面ずっと見てたら、勝手に俺の目はビデオの画面に映るあやじゃなくて、ビデオ忘れて、普通に見てたら、ビデオが下を向いてた?        ビデオって難しいねんで?喋ったら声入るし、興奮する場面やったらビデオそっちのけなってまうし?

    2007-02-03 16:38:00
  • 99:

    トキヤ

    今日もあやのシュートはよく決まる。んでもって、あやのチームは本間に強いから、やっぱり圧勝やった。試合がおわると、時間は昼を回っていた。     明日も試合あるって言ってたし、土曜やし、仕事やし、少しは寝なやばいしって事で、その日は帰る事にした。

    2007-02-03 16:43:00
  • 100:

    トキヤ

    その前に、あやの顔見て、差し入れのアクエリアス10本と買ってきてたドーナツ30個を渡して、帰る事を伝える事にした。     またこの探すのが大変やねん?    
    取りあえず、下に降りて、キョロキョロ探してると、男と話してるあやがいた。
    本間むかつくねん?誰の女と喋ってんねん?    ヤキモチ?
    そーです。俺本間に束縛しーやってん?初めてやわこんな気持ち?

    2007-02-03 16:49:00
  • 101:

    トキヤ

    『あやー?』      腹立つからばーりでっかい声で呼んだってん?   ほんなら、その男に頭を下げて、ニコニコしながら走って来た?         『トキヤ?ニコニコ?』    『おー。俺今日仕事あけ来て寝てないし、今日土曜やから店忙しいから、今日は帰るから?また明日来る』『えーっ?まーしゃーないか?わかったー?帰ったらメールしといてな?』  『おん。んでさっかの男は?』

    2007-02-03 16:55:00
  • 102:

    トキヤ

    『あー?こないだの子やん?メールなんでくれへんかったん?やって?女々しいわー?』        『ほんで?なんて言うた』『あれっ?やいてんのかな??』
    『もーえーわ。』    『もー?嘘やん?彼氏おるからって言った?』   『ふーん。わかったよ?あっ!これ差し入れや。チームの子みんなで分けや?』『まじでー…。』

    2007-02-03 16:59:00
  • 103:

    トキヤ

    そー言うとまた涙いっぱいためて、ちっさい声で言った。
    『ありがとう…。』   あやの涙を手で拭いて、 『ほなな。』   
    頭をポンポンとして、バイバイした。        俊と話しながら車に乗ろーとした時。

    2007-02-03 17:02:00
  • 104:

    名無しさん

    あげ?

    2007-02-03 18:54:00
  • 105:

    ?

    あげ?

    2007-02-04 01:09:00
  • 106:

    名無しさん

    気になる?

    2007-02-04 02:23:00
  • 107:

    トキヤ

    『お兄ちゃん?』    振り返るると、あやと小太りのおっちゃんが立ってた。           あやが走って来た。   『先生やで!お兄ちゃんて言ったら挨拶したいって』そー小声で言った。   俺は、小太りの先生に頭を下げると、先生はこっちにきて、  
    『始めまして?小林といいます。差し入れありがとぅございました。』

    2007-02-04 10:54:00
  • 108:

    トキヤ

    『神崎はもーみんなんとこ戻っといて。先生お兄さんと話したいから?』   あやはニコッと笑って、走って行った。      なんやねん?なんか怖いやん?むっちゃドキドキしたなぁこん時?
    『急いでる所すいません。いつでもいいのでお時間作って頂けませんかね?』 『あぁ…。はい。』   『あやちゃんには、秘密にしといて下さい。では、電話下さい?』
    番号の書いた紙を、渡してきて、頭を下げ先生は戻った。

    2007-02-04 11:08:00
  • 109:

    トキヤ

    えらいこっちゃ?あやなんか悪い事したんちゃうか?俺こーゆーのむっちゃ気になる人やねん?     仕事中もグルグル回ってたし、俊に帰りの車ずっと、『何やらかしたんやろ?』って言ってた。  
    俺のおかんとか親父もこんな気持ちやったんかな?

    2007-02-04 11:12:00
  • 110:

    トキヤ

    【ただいまー?今家着いたよ?あやはまだか?10時まで寝る?】       試合してて、返ってこんやろと思ってたから、すぐに寝よとした。
    【今日もありがと?本間むっちゃ嬉しい?んで先生なんて??急に挨拶とか言うからびびったわ?あのタヌキ?ごめんなー?】   【かまんよ。なんも言われてないで?差し入れありがとうってさ?ほな寝る?気付けて帰れ?】

    2007-02-04 11:17:00
  • 111:

    トキヤ

    土曜日、店はむっちゃ忙しかった。
    俺の客は何人来てたか、忘れたけど、むっちゃベロベロやったん覚えてる。  睡眠不足やし、空腹やし、先生のん気になるし…。 散々やった…。     仕事も終わり、ダッシュで三重まで行った。
    すごくない??むーっちゃハードやで?
    でもあやの事考えたら、だるいとかそんな事思わんかった。

    2007-02-04 11:23:00
  • 112:

    トキヤ

    向かう車の中で、先生に電話をした。
    俺は別にいつでもいいですと、伝えると、先生は、明日、月曜は部活すぐ終わると言うので、その時間に先生の自宅へ呼ばれた。   
    三重に着き、あやに試合の時間をきくと、3時間も後やって言うから、パーキングで寝た。

    2007-02-04 11:30:00
  • 113:

    トキヤ

    試合の時間になり、今日は一人でビデオを撮った。昨日よりは上手く撮れたかな? 
    試合も終わり、あやを連れて帰った。       あやはいつも      『ありがとう』って言う。帰りに飯食ったらいいのに、
    『食生活にも気をつけないとあかん』って言って、絶対スーパーに寄ってく。

    2007-02-04 11:34:00
  • 114:

    トキヤ

    部屋もいつも綺麗し、飯もうまいし、いい女。   でも、朝5時に起きて、夜帰るのは8時。それから掃除して飯作って、洗濯して、いつ寝てるねん?   俺が仕事中夜中でもメールしたらすぐ返ってくるし。それを聞くと、
    『11時には寝てる?トキヤからメール来たら寝ぼけながら返してるよ?あんまり会えないし、寂しいから、メール位いっぱいしたい。寝る時携帯耳元やで?』              今でもそれは変わらんよな。

    2007-02-04 11:40:00
  • 115:

    トキヤ

    この時、会えるのは日曜位やった。        『少し位会いにきてよ』 とか
    『今すぐ来て』     とか一切ゆわんから、  逆に俺が寂しくなって、早起きして、あやんち行ってあやんちから仕事行ってた。           一緒におる時に客から電話来ても、何も言わずに、自分の携帯マナーにする。

    2007-02-04 11:45:00
  • 116:

    トキヤ

    その日は、あやが、   『明日はシューティングだけで部活終わるし、しんどくないから、少し寝てからでいいから、お話しいっぱいしよー?』         デートしたいとかおもわんのか?
    『こーやって傍にいれたらいい?』
    だからその日はいっぱい話した。
    あやの話を聞いた。

    2007-02-04 11:49:00
  • 117:

    トキヤ

    部活の友達は信用してない事。
    お母さんの事。     俺と同い年の兄貴がいる事。   
    その兄貴は結婚してる事。親父の味方な事。    親父の彼女にぼろかす言われた事。
    告ってくる男は、【〇〇中の神崎綾と付き合ってる】って言う肩書だけがほしい事。          それを言われたのは、この生活すべてを打ち明けた時に、【重い】と言う言葉の後に言われた。それからは、男なんかいらんって思ってた事。

    2007-02-04 11:56:00
  • 118:

    トキヤ

    すごく切なくなった。   
    俺が全部受け入れてあげる。  
    俺が幸せにしてあげる。             俺が、どんな敵からも守ってあげる。        
    こんな言葉言ってやれてないけど、今でも変わらず思ってるで

    2007-02-04 12:03:00
  • 119:

    名無しさん

    全部読んでマス?頑張って下さい?

    2007-02-04 14:09:00
  • 120:

    名無しさん

    頑張って?

    2007-02-04 14:21:00
  • 121:

    名無しさん

    あげ?

    2007-02-05 12:01:00
  • 122:

    トキヤ

    月曜日、俺はあやを学校へ見送り、もぉ一度寝て目覚ましを午後4時にセットをした。         ピピーッピピーッ―     目覚ましで目を覚ました俺は、すぐに風呂に入り派手にならないように、ドライヤーで髪を乾かす。   あやの家には、私服も置いてたけど、スーツにした。シャツのボタンを1番上までしめて、ネクタイをしめて。
     
    兄貴に見えるかな?   どんな話しかドキドキしながら車にエンジンをかけた。

    2007-02-05 15:55:00
  • 123:

    トキヤ

    ナビに住所を入れると、案外近かった。      西宮にある、先生の自宅は、最近建ったであろう綺麗なマンションだった。  プルル―プルル。      『あっもしもし。神崎です。今マンションの下に着いたんですけど。』    『どーぞ上がって下さい』そー言われ、俺はオートロックのボタンを押し、マンションに入った。
    8階やったかな?外見もきれかったけど、中もすごくきれかった。

    2007-02-05 16:03:00
  • 124:

    トキヤ

    ピーンポーン―。      中から出てきたのは、奥さんだった。
    『どーぞ?』      『すいません…。お邪魔します。』        奥に入ると、ソファーに小太りの小林先生が座っていて、また緊張した。   『どーぞ?こっち座って下さい?』        『はい。失礼します。』 何の話しか大体でもわかったらこんな緊張せんのになぁ?
    奥さんの入れてくれたコーヒーは苦かった?甘党です?

    2007-02-05 16:10:00
  • 125:

    トキヤ

    『今日は、相談があって』そー先生は、いいにくそーに言った。       『はい。』       『失礼かもしれないですけど、あやのお兄さんではないですよね?』     『いや。あにき『いいですよ?分かってますんで?』嘘を付いた自分が恥ずかしかった。  
    あやは怖いって言うけど、あれだけの生徒がこの先生に着いていく気持ちなんか分かった気がした。

    2007-02-05 16:15:00
  • 126:

    トキヤ

    『あの…。あやとはいつからの付き合いですか?』 『あっ…。最近です。』 『あやが最近笑顔でバスケットしてくれるんです。試合に見に来て頂いたんですよね?』
    『はい。』       『これからも見に来てあげて下さいね?支えてあげて下さい。あやの事どこまで知ってますか…?』

    2007-02-05 16:21:00
  • 127:

    トキヤ

    俺は、あやの知ってる事、あやが俺に話してくれた事を話した。       その間、先生は腕を組んで下を向き、首を縦に振りながら聞いてくれた。   『お父さんやっぱり帰ってきてないんですね…。』 ため息まじりに、先生は優しく言った。      あやは先生に、お父さんは出張で忙しいから、たまに帰ってくる。その時にいろいろ話してると言ったらしい。
    きっと、誰にも心配されたくなくて、可哀相って思われたくなくて、意地張ってそー言ったと思う。

    2007-02-05 16:27:00
  • 128:

    トキヤ

    『後悔してますよ。行けば良かったと思います。』 『あやは、正直勉強できません?』        そーやんな?勉強してるとこ見た事ないもん?授業中寝てるもんアイツ?   『それで相談なんですが。あやはスポーツ推薦があちこちから来ます。もちろんどこも一流で有名な学校ばかりですよ。』

    2007-02-05 16:47:00
  • 129:

    トキヤ

    『あやと少し話します。』それから、あやの学校での事を聞いた。      俺は先生の家を出て、すぐにあやの家に帰った。
     
    『ただいまー。』    鍵はあやに貰ったから、自分の家みたいや。    ただ自分の家と違うとこは、おかえりって言ってもらえる事やな?      『何処行ってたーん?』 掃除をしながら言うあや。今日はめっちゃ子供に見えた。

    2007-02-05 17:00:00
  • 130:

    トキヤ

    『芦屋巡りや?コーヒー飲みたいなー!』     『はいはい!』     掃除する手を止めて面倒くさそーにする。     『掃除ばっかせんとたまには勉強しろよー』    テレビを見ながら、サラッと言った。
    『はー?勉強?勉強学校でしてる?』 
    『寝てる。』      『だってなだってな』って言いながら俺の膝の上に向かい合わせに座るあや。

    2007-02-05 17:05:00
  • 131:

    トキヤ

    『あんなー?眠いねん?』甘えた声で、俺の顔を両手で包み、話を反らそーと、そっとキスをしてきた。 『なかなかチューしてくれへんからしちゃった?』  
    ムラムラ…ムラムラ…ムラムラ…。         ムラムラ…ムラムラ僕も男です。好きな女にそんなに可愛く言われたらムラムラします?あやを好きになってから、遊びの女切ったもん?してないもん?たまってるよ?        
    我慢…我慢………………?

    2007-02-05 17:12:00
  • 132:

    トキヤ

    我慢してん?偉いやろ?笑 
    膝の上に座るあやを抱きしめて、次は俺からいっぱい愛情込めてキスをした。  
    キスって不思議やんなー。遊びの女とはよーせんねん…。Hは出来るのになんでやろ?

    2007-02-05 17:16:00
  • 133:

    ?ちィ?

    あげるわなあ(ノ∀`)?

    2007-02-06 19:51:00
  • 134:

    名無しさん

    しおり?

    2007-02-06 22:06:00
  • 135:

    名無しさん

    めっちゃあやちゃんかわいい!!
    がんばってください★

    2007-02-06 23:37:00
  • 136:

    名無しさん

    これぁゃ本人が書ィてるんちゃぅん?最初の更新とか男なら仕事、しかも現場仕事なら無理な時間帯ばっかゃん?旦那が仕事行ってる間だけの更新しかなぃやーん?

    2007-02-06 23:45:00
  • 137:

    名無しさん

    なんでもいーやん。おもしろければ。。実際はほんまでなくてもいい話やと思うし。

    2007-02-07 01:21:00
  • 138:

    トキヤ

    『行きたいよ!行きたいけどいかへんねん!』   声をあらげて言う。初めてあやが声をあらげた。  『なんでやねん?行きたいんやったら行けや!』  『あいつからもらった金で行くのが嫌やねん!もったいないからいかんでいいって…だから働くねん!』 なんて言ったらいーんかわからんかった。
    情けないと思った。   『なんで?何がもったいないねん。』

    2007-02-07 14:24:00
  • 139:

    トキヤ

     
    無理矢理にでも、親父に会わして、話す場作ったら良かったんか今でもわからん。 
    でもあの時のあやを見たら言えんかった。      
    あやにとって幸せってなんやろな。

    2007-02-07 14:47:00
  • 140:

    トキヤ

    その日少し遅れて仕事に行った。
    芦屋から店に向かう車の中で先生に電話をし、あやと話した事を伝えた。   先生は残念そーにしていたけど、卒業したら、先生の『アシスタントコーチとして、僕の横で後輩達に教えてもらおーかな』と言ってくれた。
    引退は、7月から始まる試合だと言う事、お母さんが亡くなってから立ち直るまで、あやは学校にも行かず、ヤンチャしてた事も聞いた。引退したら、授業が終わったら時間が出来るから…と心配していた。

    2007-02-07 18:23:00
  • 141:

    トキヤ

    俺は、『大丈夫です。』 とだけ言った。      
    それから、あやも俺もお互い忙しく、会えない日が続いた。けどあやは、何も言わず、『頑張りや?』と毎日言ってくれた。     
    あやと付き合って、2ヶ月がたち、7月に入って、あやの引退試合が始まった。夏休みに入るまで、週末に試合があった。     また俺のハードな生活が続いた!

    2007-02-07 18:38:00
  • 142:

    トキヤ

    ある日客とアフターで、遊んでた時、あやからメールがきた。
    【何してるん??アフターかな?あやは風邪で休んだ?】          紗耶とアフターしてた俺は、そのメールを隠れてダッシュで返した。
    【まだ店!終わったら行くから!】
    嘘を付いた。別にやましい事とかないけど、なんか嘘ついてん?       紗耶と11時前位にばいばいして、ダッシュで車飛ばして冷えピタとポカリとアイスを買って、あやんとこに行った。

    2007-02-07 18:45:00
  • 143:

    トキヤ

    寝てたらまずいなーと思い、そーっと鍵を開け部屋に入ると、あやはソファーで毛布に丸まり寝ていた。 おでことおでこをくっつけたら少し熱かった。   買ってきた冷えピタを張ると冷たかったのか、あやは起きた。
    『ありがとう。お帰り?』風邪で弱ったあやは可愛かった?         『こんなとこで寝たら風邪治らんやろ?俺もシャワー浴びたらすぐ寝るから、あやも布団入り?』      『うん?抱っこー?』  『えらい甘えたさんやんけ?』          『風邪引いてるから歩かれへんねん?』

    2007-02-07 18:51:00
  • 144:

    トキヤ

    『風邪で歩かれへんてどんなんやねん?』     そんな意地悪を言いながら、あやを抱っこしてベットまで運んだ。      俺は携帯をベットに投げ捨て風呂に入った。
    風呂に入ったついでに、風呂洗いもしてあげた?  起きたらお粥も作ったろ?風呂から上がり、濡れた髪は、横で寝てるあやに悪いから乾かした。

    2007-02-07 18:55:00
  • 145:

    トキヤ

    ベットに入ると、あやは俺に背を向け寝てた。   『あやちゃん?寝たー?』あやからの返事はなく、俺も寝る事にした。    あやを病院連れてかなあかんから、午後5時半に目覚ましをセットして。    
    目を覚ますと、横にあやはいなかった。ぼーっと客にメールを返していると、リビングからあやの話し声がした。

    2007-02-07 18:59:00
  • 146:

    トキヤ

    俺はベットを出て、部屋を出ると、あやは俺に気付き『またかけるわー』   と言い電話を切った。  『起こした??』    『いや。目覚まししてたから。誰と電話?』    『あー友達。トキヤ昨日遅かったなー?店忙しかったん?イベント?』     『ちゃいで。代表とレイと話してた。』      『ふーん。そっか』   あやはそー言い携帯に目を移した。
    『病院いくぞ!』
    『うん。』       朝の甘えたあやじゃかった。そんな事気にせずあやを病院に連れて行き、お粥を作って食べさせ少し寝て、仕事に行った。

    2007-02-07 19:06:00
  • 147:

    名無しさん

    めっちぁ気になる?頑張って?

    2007-02-07 22:57:00
  • 148:

    トキヤ

    仕事中あやからのメールは一回もなかった。    いつもはあやが起きる朝5時にはメールが来るのに。風邪まだしんどいんかな…。
    学校休むんかな?    【おはよー!学校か?休むんかー?】       このメールを送り、集中して仕事をした。     営業時間が終わり、プライベート携帯を開けてみてもあやからのメールはなかった。
    おかしいと思った俺は、あやに電話をした。

    2007-02-08 08:01:00
  • 149:

    トキヤ

    かけてもかけても繋がらんかった。
    メールしても返ってこんかった。         俺は車に飛び乗り、芦屋へ向かった。       いらいらして携帯が鳴る度携帯を助手席に投げた。  
    慣れた手つきであやの家の鍵を開ける。      鍵を開けると、カーテンが閉まったままで部屋は真っ暗やった。       何処で何してんねん?鍵をテーブルに投げ買ってきた缶コーヒーを飲んだ。

    2007-02-08 08:06:00
  • 150:

    トキヤ

    浮気かな…?
    あやに限ってそれはないやろなー?        ソファーに寝転びながら色々妄想した…。浮気してるとか、学校忙しいとか…。そんな事を考えてると、玄関から音が聞こえた。   
    ガチャ―         『あー来てたんや。』  いつものやさしい声じゃなかった。        制服じゃなく、私服で、化粧もバリバリにして、香水も付けてて…。     そー言うと、コーヒーを二つ入れ俺の顔なんか見ずテレビを見出した。

    2007-02-08 08:12:00
  • 151:

    トキヤ

    『おい?お前どこいっとったんじゃ?連絡一切してこんとどこいっとったんじゃ?』          『別にそんなおっきな声ださんでも聞こえるで?』 このあやの態度がむっちゃむかついた。ダルそーに煙草を吸うあや。     『携帯きずかんかってん。遊んでたわ。』     『えー加減にせーや。誰と遊んでたんじゃ。そんなスカート履いてパンツ見られたいんかいや。』    俺むっちゃ束縛しーやねん。スカート禁止やし夜遊ぶの禁止やし、男と連絡取るの禁止なんせ全部あかんて言うててん。それを了解してん。

    2007-02-08 08:19:00
  • 152:

    トキヤ

    『お前嘘やんけ?』   『何がよ。』      『携帯かせや。』    めんどくさそーに携帯を投げてきた。       メール(大輔)
    【今から迎え行くからなー?あやちゃん好きやでー?何処行くか決めとけ?】 【待ってるよ?ご飯いこ】 
    あやが浮気?なんで?  『浮気しとったんかいやこの裏切り者?お前みたいな嘘つき女イランわいや』 あやの携帯をパカーンと逆にした。

    2007-02-08 08:24:00
  • 153:

    トキヤ

    『ハァ。あんたにそんなん言われたくないんですけど。浮気なんかしてないし』『なんやねんその言い方?なめてんか?』     『嘘つきはあんたやろ。一昨日あんた代表と店おったんよな?』       『ハアー?お前あほか』 『携帯見たで。紗耶ってゆー人んち行ったんやろ。』『だからなんやねん。なんもしてへんわ?仕事やねんからしゃーないやろが』  
    涙流さんよーに我慢しながら声を震わせながらあや。

    2007-02-08 08:29:00
  • 154:

    トキヤ

    『あやいつアフターあかんて言うた?疑ってもない。ただそんなしょーもない嘘付く人は簡単にこれからも付くやろ。あや別にいつもなんも言わんやんか。嘘付くゆーことはなんかやましかったんやろ?』
    『やましくないわ!しかもすぐ反ったわ!紗耶と俺やぞ!』
    『知らんやんそんなん。あんたがなー嘘付いたらあやも倍ついてるとおもっときや。人の気持ちもしらんとデカイ声でどならんといてや?』         そー言い、ベットの部屋に入った。

    2007-02-08 08:35:00
  • 155:

    名無しさん

    あげ??

    2007-02-08 23:51:00
  • 156:

    トキヤ

    俺が悪いよなー…。   でも謝るって事がキライやねん。今まで謝った事もないし。         ベットの部屋を覗くとあやは丸まって寝ていた。  『おい。お前俺が嘘付いたからって浮気する女なんか。』
    ほらなー…。ごめんなさいって言えばいいのに…。 『もーいいって。浮気なんかしてないわ!』    『俺がプライベートで客以外の女と遊んでも浮気じゃないんやな。』     『…………………。』  泣くあやの横に座り、頭を撫でた。

    2007-02-09 07:14:00
  • 157:

    トキヤ

    『そんなん嫌や…あやいっぱい我慢してるやん…まだ我慢せなあかんの…誰にも取られたくない…』   『うん。ごめんな?しんどかったしんどいって言えよ。』          声を上げて泣き叫ぶ。  どーにかしたりたいけど、何をしたったらえーんかわからんかった。     『あや。こっちおいで。』そー言ってあやを抱きしめる事しかできんかった。 もーこれから嘘はつかん。そー決めた。

    2007-02-09 07:20:00
  • 158:

    トキヤ

    その日からあやはまたいつも通りになった。    『次嘘付いたら殺すぞ?』ってのが口癖になって、そのたびにほっぺたおもっきりつねられる?
     
    あやの試合は順調に勝ち進み県大会も優勝し、近畿大会も見事優勝し、次は全国大会だけになった。   『負けても勝ってもあと4日。頑張るわー?』   そー言って、あやは行った。

    2007-02-09 07:25:00
  • 159:

    トキヤ

    『悪い悪い。』     『代表俺辞めます。』  『なんで?』      『守るもんが出来たからですかね…』       『かいがー?嘘やろ?このちゃらいやつが??』  『おぃ?』
    『アハハ?嘘や嘘や。よー頑張ったな。これからがんばらなあかんぞ。感謝してる。』
    『俺が感謝してますよ!頑張ります。』      それから俺が初めてこの店に来た日からの事を懐かしそーに代表は話した。  ラストは誕生日8月20日にする事にした。

    2007-02-09 07:45:00
  • 160:

    トキヤ

    そー決めてから、なるべく同伴し、アフターも毎日した。
    あやは、俺の事構ってられん位ハードやったから、 ほったらかしやった。   
    それからラストまで、早かった。
    あやの全国大会には見に行ってやれんかったけど、ベスト8やったらしい。  あやはあんまり来ない俺にただの仕事馬鹿だと思ってたらしい。

    2007-02-09 07:50:00
  • 161:

    トキヤ

    ラストは感動した。   今までうっといって思ってた客、ええ客、細客、マダムみたいなおばちゃん、みんなに悪い事した。   適当にあしらって、キツイ事言って、泣かして。  ごめんな?って言えん俺は『ありがとう』
    って言う事しかできんかった。
    みんな
    『頑張れ!好きやった。』そー言ってくれた。

    2007-02-09 07:55:00
  • 162:

    トキヤ

    無事にラストも終わった。それから俺は今の仕事に着くまで、2ヶ月転々とした。
    不動産屋が1番だるかった。2日で辞めた。    パチンコして帰って寝るみたいな日が続いた時、今の社長に知り合い、拾ってもらった。
    あやは辞めたって言ったら『なんで言わんかったん??ただの仕事馬鹿やと思ってた?』
    って笑いながら     『ありがとうお疲れ様』 そー言ってくれた。

    2007-02-09 08:01:00
  • 163:

    トキヤ

    あっというまにあやの卒業式があって、あやは卒業した。
    その日二人でお母さんのお墓参りに行った。    あやの卒業式の日は、本間に思い出がいっぱいある。 
    今まで撮った試合のビデオを全部この日にあげた。 あとは、初めてあやを抱いた。

    2007-02-09 08:13:00
  • 164:

    トキヤ

    『16になって、あやが俺でいいと思ったら結婚しよ。ずっと守ったる。』   俺がそー言うと、また首を縦にうんうんと振り、泣きながら言った。
    『ずっと好きでいて?』  
    あやはその日から、海外挙式したいって言ってどこから取ってきたのかパンフレットがやまずみやった。

    2007-02-09 08:18:00
  • 165:

    トキヤ

    『あや。お父さんに会わして?』
    お父さんの話をするとあやは、笑顔が消える。   いつもそーやから、あんまりしたくないけど、避ける事は出来ん。
    『結婚したいって言うだけやから。』       あやは何も答えず、電話をかけた。        『話しあんねん。今日時間ある?行くわ。』    そー言うと、すぐに切った。

    2007-02-09 08:22:00
  • 166:

    トキヤ

    『行く?』       台所に立ちながら、俺に背中を向けて言う。    『いこか。』      『変なやつやで。』   『うん。でも父親に変わりないやろ。』      そー言ってあやを無理矢理車に乗せた。      『どこむかったらええ?』『ミナミ。』

    2007-02-09 08:25:00
  • 167:

    トキヤ

    『ミナミ?家ミナミなんか?』          『そーやで。』     少しでも子供の側におるんが親やろ…。
    『ミナミで出会ったやん?あの日あいつの女に呼ばれて行っててん。     何しに呼ばれたか。聞きたいやろ。』
    『うん』
    『お金振り込まれへんかったからって言ってん。毎月振込んでたんは女やった。あいつが女に金渡して振込んできって頼んだんやて。振込み位はしてくれてると思ってた。』      そー言ってたばこを吸いながら、外を見てた。   泣くの我慢してたな。

    2007-02-09 08:33:00
  • 168:

    トキヤ

    俺はなんも言わんかった。ばりむかついたけど…。 『えーやん。お前には俺がおるから。』       
    ミナミに向かい、あやの言う通りに行った。ミナミから少し離れた、デカイマンション。
    別にドキドキせんかった。以外に普通やった。   オートロックが開けられ、部屋の前まで着くまであやは喋らんかった。    前に着いた時言った。  『今日縁切るから。』  それだけ。

    2007-02-09 08:39:00
  • 169:

    トキヤ

    ガチャ―         中から出てきたのは、ちょっといかつめのダンディのおっちゃんやった。   さっきまで緊張してなかったのに、おっちゃんが出てきた時、急に緊張した。 俺が来る事を知らなかったおっちゃんは、びっくりしてた。
    『まー入りなさい。』  そー言われ、俺とあやは中に案内された。

    2007-02-09 13:57:00
  • 170:

    トキヤ

    むっちゃ広いリビングには、あやが言ってた女の人がいた。
    『あら!急にどーしたん?』           あやはその女を睨んでいた『あんたに用事ないし、すぐ帰るから。』     『あっそ。やっぱりあんただけは可愛くないなー。』そー言って、部屋から出て行った。
    俺が親父なら、よその女に我がの娘そんな風に言われたら黙ってられへん。  けどあやの親父は、なんも言わんかった。     自分の家族守れん奴が、何出来る?
    自分で作った家族やん!て思った。

    2007-02-09 14:02:00
  • 171:

    トキヤ

    『元気してたんか?』  『元気?別にそんな社交辞令いらんで。』     あやは何かしら突っ掛かる。
    『あの。あやさんとお付き合いさせてもらってる野崎トキヤです。急にすいません』
    『はい。今日はどーしたんですか?』       『あの…、あやさんが結婚出来る歳になれば、あやさんと結婚したいと思ってます。』         『結婚?結婚て…16になったらって事かな?』

    2007-02-09 14:11:00
  • 172:

    トキヤ

    『あや…スマン。本間にスマン。』        あやに頭を下げた。   あやの目には、いっぱい涙が溜まってて、今にも溢れてきそーやった。    『何がなん…。
    何がごめんなんよ!』  あやがそー言っても、ただ『スマン。』
    と頭を下げるだけやった。あやは、そんな親父見たくなかったんかな…。   そのまま何も言わず、部屋を飛び出した。

    2007-02-09 14:21:00
  • 173:

    トキヤ

    『お父さん。またあやと来てもいいですか?』   『はい。いつでも来て下さい。』         『あやの事好きですか?』『当たり前でしょ…可愛い娘です。』       その時のお父さんの気持ちはホンマか嘘かなんかわからんけど、俺は信じたい。俺は両親と、縁切ってきっと一生会う事はないと思う。
    けどどんだけひどい親でも親に変わりないんやから、あやには、そーなってほしくなかった。
    だからちょっと安心したかな。

    2007-02-09 14:25:00
  • 174:

    トキヤ

    『良かったです。これ僕の番号なんで、掛けて来て下さい。』
    番号を書いた紙をテーブルの上に置いた。
    『ありがとう。あやをお願いします。』      『はい。幸せにします。失礼します。』

    2007-02-09 14:30:00
  • 175:

    トキヤ

    あやの親父があやにどんなに酷い事をしたんかは、わからん。
    深い溝が二人の間にはあるけど、いつか埋まったらいいな。
    完全に埋まるかはわからんけど、少しずつ浅くなればそれだけでいい。    血の繋がった家族やん。難しい事かもしらんけどお互が許し会う気持ち持てたら、思いやる気持ち持てたら、思う程難しくない気がする。

    2007-02-09 14:35:00
  • 176:

    トキヤ

    俺とあやは、あやの誕生日が過ぎて、あやの希望により、6月20日に結婚した。お母さんの誕生日。   ハワイで二人だけで、式を上げた。
    それまでに、お父さんから電話があった。     あやには掛けずらいって言ってた。
    それから、あやと俺の赤ちゃんがお腹に入って、臨月に入った頃やったかな? 俺はあやを連れてお父さんの家に行った。

    2007-02-09 14:40:00
  • 177:

    トキヤ

    その時には、もーあの女はいなかった。      部屋に入ると、ベビーグッズがいっぱい買ってあった。
    行くの嫌やってごねてたあやも、それを見て笑顔になった。         『これ位でいーかな?』 『こんないっぱいいらんやろ!』 
    お父さんとあやは、言い合いしてたけど、見てたら笑けてきた。

    2007-02-09 14:43:00
  • 178:

    トキヤ

    お父さんはお腹を触って、『じぃちゃんですよー』 って撫でた。
    『じぃちゃんは馬鹿ですよー』
    ってあやが言った。   赤ちゃんが運んできてくれた、幸せ。        
    まだぎこちないけど、もー大丈夫かな。      それから三人でお母さんのお墓参りに行った。

    2007-02-09 14:46:00
  • 179:

    トキヤ

    『孫が出来たよー。』  そぉ言いあやの親父はあやのお腹を撫でた。    『お母さん?見ててや!あやお母さんみたいなママになるからな』       
    今では、もー二歳になる息子。
    すくすく育ってくれてる。母は強ってゆうやん?  あやは本間にむっちゃ強くなった。

    2007-02-09 14:49:00
  • 180:

    トキヤ

    泣き虫やったのに、泣かんくなった。       立派におかんしてる。  毎日朝早くから弁当作ってくれて、『頑張れ』って、毎日言ってくれる。   ありがとうな。      
    あやのお父さんは、毎週火曜日におもちゃを抱えて来る。
    あやと俺にはケーキを持って。

    2007-02-09 14:52:00
  • 181:

    トキヤ

    溝が完璧に埋まった訳じゃないけど、今はいい関係が保ててる。
    俺もおかんやおとんに会いたくなる。       会えたらいいな?     
    そーや!
    あやのお腹にはまだ二ヶ月やけど、新しい命が宿った。           親父として、頑張るぞ?

    2007-02-09 14:56:00
  • 182:

    トキヤ

     
     
    ―――――完――――――

    2007-02-09 14:57:00
  • 183:

    ?

    お疲れさまでした??

    2007-02-09 15:00:00
  • 184:

    名無しさん

    仕事しながらめっちゃ大変やったと思うけどお疲れさまでした?
    末長くお幸せに?トキヤくんも両親といつか会える時くるよ?あやチャンもお父さんと仲良くなれてよかった?あやチャンファンやからうれしいです?

    2007-02-09 15:37:00
  • 185:

    名無しさん

    初めまして。ずっと応援してました。完結したらなにか書こうって決めてました。お疲れ様です?私の付き合ってきた人もホストしてるんですが、トキヤさんみたいな人とめぐり逢いたかったです?

    2007-02-09 20:09:00
  • 186:

    名無しさん

    最後らへん感動しました?

    2007-02-09 22:02:00
  • 187:

    名無しさん

    感動をありがとう??

    2007-02-09 22:29:00
  • 188:

    名無しさん

    感動した…?

    2007-02-09 23:26:00
  • 189:

    名無しさん

    ばりいい話??

    2007-02-10 15:43:00
  • 190:

    名無しさん

    これからもお幸せに?

    2007-02-11 09:41:00
  • 191:

    名無し

    しょーもな

    2007-02-18 01:04:00
  • 192:

    名無しさん

    短いけどいい話?

    2010-04-05 08:11:00
  • 193:

    名無しさん

    感動したから皆も読んで
    こーゆー嫁になりたい?

    2012-04-19 00:43:00
  • 194:

    名無しさん

    >>1->>300今から読みまーす!

    2012-04-25 14:35:00
  • 195:

    名無しさん

    >>1-300今から読みまーす!

    2012-04-25 14:36:00
  • 196:

    名無しさん

    おもろいからあげとこ
    76

    2013-04-30 03:19:00
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