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BLACK

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  • 1:

    雪◆z5OeU9t5Iw


    愛した男がいた。
    心が疼く、そんな感覚。

    2007-01-28 13:13:00
  • 2:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    雪が降る、白い世界。

    こんなに色が全て見えなくなる季節を、あなたと出会ってから何度向かえただろう。

    2007-01-28 13:17:00
  • 3:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    何度、立ち止まっては、
    繰り返したんだろう。

    ━この答えの無い恋を。

    2007-01-28 13:18:00
  • 4:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「━…ちゃん!恋ちゃん!」

    「え!?」「どうしたん?意識飛んでたやろ(笑)」
    周りを見渡すと、沢山の女の子達とスーツを着た男。薄暗い照明の中、うざったいくらい耳に響くトランス。

    2007-01-28 13:26:00
  • 5:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    あぁ、そうや…。
    「私飲みに来てたんやっけ」「今更なにゆうてんの!(笑)」
    見慣れた店内に、見慣れた従業員。紛れもないホストクラブ、club YOU。

    2007-01-28 13:33:00
  • 6:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「恋ちゃん大丈夫?」「あはは、大丈夫やで。ちょっとボケっとしてたわ(笑)」「え〜、怪しいなぁ。絶対何かある…」

    「━どしたん?」
    いきなり遮られる会話。横からほのかに香水の匂いを香らせ、私の隣に座る声の主。

    2007-01-28 13:39:00
  • 7:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    綺麗にセットされた髪に、可愛い目。スッと通った鼻筋。
    ━星弥、私の口座。

    「恋♪おはよ」「おはよ」
    いつもと変わらない挨拶に、慣れた会話。

    2007-01-28 13:48:00
  • 8:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「あ〜、やばい。めっちゃ飲まされた」そう言うと甘えたように絡みつき、私を抱き寄せる腕。「どしたん?星ちゃん酔うてんの?」「酔うてない!やし、今日一緒に帰ろな」「今日?」「今日♪」「…うん」

    甘い仮面、甘い言葉。
    私は彼の色カノ。

    2007-01-28 13:57:00
  • 9:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    出会ったのは二年前。友達に連れられていったのが始まりで。色恋に枕、それを愛だと勘違いしていたあの頃の自分。恋だと思い込んでいた幼かった自分。

    ━気付いた頃には遅く。離れられる術が解らず、ハマってた。極々ありがちなパターン。

    2007-01-28 14:02:00
  • 10:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    でもな、星ちゃん。
    あの日も雪が降ってた。始まりを教えてくれてるかのように。

    あんたは覚えてないやろうな。

    2007-01-28 14:05:00
  • 11:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    ずっと続けてたキャバは辞めて、いつの間にか風俗嬢。気が付けばそこそこなNO、3。仕事は嫌で嫌で仕方ないけど、それなりのプライドも出始めて。それもこれも、愛する人の為。

    《馬鹿な女》
    正にその言葉がふさわしい。

    2007-01-28 14:12:00
  • 12:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    分かってんのに。分かってんのに、それをやめられへん私はほんまもんのあほなんかも。

    「━…ん、恋?」「へ?」「お前どしてん。ポーッとしすぎ」本日二度目の意識喪失。やばいな、これ(笑)。大丈夫か私。

    2007-01-28 14:16:00
  • 13:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    甘いラストソングが流れる中、隣に口座が居ないのはやっぱり少し寂しい。ラストは必ず紗梨の席に戻る星ちゃん。今となってはそれが当たり前の事。でもたまに無性に寂しいとも思う。
    「ま、仕方ないか…」所詮はしがない色カノやしな。うん。
    「何が仕方ないん?」「悠!」「恋、暗いやん(笑)星おらんし落ちてるん?」「はぁ〜?違います〜」「紗梨ちゃんやろ?あれはしゃーない!エース様やからな(笑)あいつも大変やねん」エース様て(笑)

    2007-01-28 14:33:00
  • 14:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    悠は友達の口座で、店じゃ一番長い。私の事もよく解ってる。いつも私に対しても、星ちゃんに対してもフォローしてくれる。

    「分かってるって。今更なんも思わんわ〜」「そ?ならいーけどな。お前はもうちょっと自信持ってええで!ほなな」ラストソングが終わり、一気に照明が明るくなると悠は席を離れた。

    2007-01-28 14:39:00
  • 15:

    名無しさん

    気になるぅ☆楽しみにしてるんで絶対完結頑張ってくださいね。

    2007-01-28 15:10:00
  • 16:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    17さん、ありがとうございます。読んでくれてる人がいて嬉しいです。

    2007-01-29 00:53:00
  • 17:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    自信なんて持てるわけがないやん。もうあの頃みたいに、淡い期待や純粋な涙を流せるほど私は白くは生きれない。真っ直ぐに進めないんだ。

    ━━━━━━━━━━

    「お待たせ!待たせてごめんな」足早に私の席に戻ってくると、ギュッと抱き締めてくる星。

    2007-01-29 00:59:00
  • 18:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    お酒と煙草、
    そして甘い香水の匂いが入り交じった香りがする。

    この星ちゃんの匂い、あったかい腕の中。━死ぬほど好き。

    2007-01-29 01:09:00
  • 19:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「全然。大丈夫やで」「ほんま?悪いな。じゃー、行こか♪」

    《あーりやしたぁ!!》
    響き渡るいつもの音。店の黒い扉を開きながら、何故か笑ってしまった。

    2007-01-29 01:16:00
  • 20:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    外に出るともう太陽が眩しい。「寒〜!冬の朝はやばいな」「やな。めっちゃ寒い…ん!?」

    《━━ちゅっ》
    いきなりされたキスに思わず止まる。不意打ち過ぎて私の頬は林檎みたいに赤く染まる。

    2007-01-29 01:26:00
  • 21:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「これで温かくなったやろ♪」「いきなりなんやな〜、びっくりするやん(笑)」
    意地悪な顔をしながら笑う星ちゃんに、また頬が熱くなった。これほどまでに私の熱を上げられるのは、きっとこの世にあなただけ。

    2007-01-29 01:32:00
  • 22:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「なにゆうてんの(笑)あほちゃう?」何だか恥ずかしくなってそれを憎たらしい言葉で隠した私を、彼は可愛い笑顔で「顔真っ赤〜♪」と笑った。

    手を繋ぎ、ふたりで歩く冬の街。向かう先は愛しい人の家。この瞬間が一番好きで、一番幸せだった。

    2007-01-29 04:43:00
  • 23:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    《騙されてる》《完全色やん》《ほんま目覚ましたら?》

    幾度と無く言われた言葉。聞こえてくる見下した言葉。
    分かってる、解ってるよ全部。そこまで馬鹿じゃない。

    2007-01-29 04:51:00
  • 24:

    雪◆z5OeU9t5Iw


    ━━…でも、でもな
    それでもいいと本能が言う。

    2007-01-29 05:00:00
  • 25:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「お邪魔しま〜す」

    店から徒歩15分程のマンション。2LDKの広い部屋、白い壁に黒いベッド。無駄に大き過ぎる液晶TV、見慣れた部屋。ここが星ちゃんのお城。チラホラ見える女物の装飾品や、化粧品は見て見ぬ振り。

    2007-01-29 05:10:00
  • 26:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「ん!」「…ありがと」

    手渡されたのは彼曰く、
    《恋専用》の黒のスウェット。「嘘ばっかり…」そう呟きながらも大人しく着替えた。
    その間も、けたたましく鳴っている星ちゃんの携帯電話。

    2007-01-29 05:15:00
  • 27:

    名無しさん

    おもろそう?期待あげ??

    2007-01-29 05:21:00
  • 28:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    着替え終わり、リビングに行くとソファーに腰掛けながらカチカチとメールを打つ彼の姿。
    「あ、着替えた?」私に気付き携帯を閉じる。「…いいの?」視線を携帯に向け、問いかけた。「え?ええねんええねん。てか腹減ったな!何か作って♪」「分かった。待ってて」

    2007-01-29 05:21:00
  • 29:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    星ちゃんは一緒にいる時、絶対に他の客の電話は出ない。
    それが嬉しくもあり悲しくもあり、複雑になる。それもまた、慣れたのだけど。

    2007-01-29 05:35:00
  • 30:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「俺、前の女の前で客とかの電話とか出まくってて、その会話とかで勘ぐりよったりしてな。そっから女の前じゃ電話は取らんようにした」

    昔、そう言っていた彼を思い出した。理由がどうとかじゃなく、《客》の私を《女》と言った言葉が嬉しかった。

    2007-01-29 05:36:00
  • 31:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「お待たせ〜」「お♪焼きそばやん」「冷蔵庫なんもなさ過ぎてこんなんしか作れんかったわ(笑)」「上出来やって!いただきまーす」「どうぞ〜」
    私が台所にいた間、お風呂に入っていた彼は髪がまだ濡れていて、ぺしゃんこになってる頭を見ると普通の少年のようだ。

    2007-01-29 05:42:00
  • 32:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「うまっ!」「当たり前やん」「お前の料理好きやわ」さりげない一言に、二年経った今でも胸がざわつく。

    はたから見ると彼氏彼女。実際はそんな綺麗なもんじゃない。彼女だけど彼女じゃない。それでも、こうしてる時間が与えられるのなら私は騙されていよう。

    2007-01-29 05:47:00
  • 33:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「もうすぐ締め日やな。今月も大丈夫なん?」「ん〜。かな?ちょっと…、きつい系(笑)」

    珍しい返事。星ちゃんはNO、1だ。出会った時からずっと。頑固で俺様で完璧主義者。弱音なんて滅多に吐かない。いつもなら「余裕に決まってるやん」的な言葉が返ってくる。

    2007-01-29 05:54:00
  • 34:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    だからこそすぐ分かる。それが《助けて》のサイン。

    店には行くけど、私は紗梨のように何百万も月に使わないし彼もそんなのは求めてない。他に太い客は沢山いるから。ただ、こうゆうきついと言う頃に助けてあげる。それが私の役目。

    2007-01-29 05:59:00
  • 35:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    いっその事、紗梨のように求め頼られたいとも思う。彼が言うなら、誰にも負けないエースにもなれる気がした。
    だけど、その役目は私じゃない。彼が決めた私の役目があるのなら、それに従うだけ…。

    2007-01-29 06:04:00
  • 36:

    雪◆z5OeU9t5Iw


    ねぇ星ちゃん
    甘える事と頼る事は別物なんだって、あなたから教わった。

    2007-01-29 06:06:00
  • 37:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    29さん、ありがとうございます。すごく励みになります。

    今日はここまでにして
    また更新します。

    2007-01-29 06:09:00
  • 38:

    名無しさん

    なんか今のぅちと似てて共感したぁ?雪さん頑張ってな!

    2007-01-29 10:49:00
  • 39:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「おっしゃ。腹も膨れたし、寝よか」「やな〜。眠い…」

    ベッドに上がり左端によると、右側をポンッと叩くと星ちゃんは「おいで」と優しく呟く。
    あったかい胸に顔をうずめた。このまま、時が止まってしまったらいいのに。
    ─何て馬鹿な事を思いながら。

    2007-01-30 09:35:00
  • 40:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「恋…」「ん?」「好きやで」そう言うと、私に多いかぶさり冷たい手が胸元に入ってくる。

    星ちゃんからの《好き》は、最近セックスする前にしか聞いていない気がした。愛なんて無いはずなのに、彼はいつも優しく愛しく私を抱く。抱かれれば抱かれる程、泣きそうだった。

    2007-01-30 09:40:00
  • 41:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    愛なんて無い

    彼の中には私に対する
    ものなんて何ひとつ。
    体を重ねる度、そう思えた。

    2007-01-30 09:45:00
  • 42:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    ━━━━━━━━━━

    目を覚まし、携帯を開いた。
    「もう夕方…」隣に星ちゃんの姿は無くテーブルに置き手紙が一枚、目に止まる。
    《恋おはよ!スカウトと同伴あるから先出かける。鍵ちゃんと締めて渡しにこいよ♪》

    2007-01-30 09:51:00
  • 43:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「きったない字(笑)」

    お風呂に入り、化粧すませ軽く髪を巻いてから部屋を少し片づけて星ちゃんの家を後にした。《ガチャッ》「鍵、渡しにこいって事は今日も行かななぁ…」何だか少し鬱陶しい。

    2007-01-30 09:57:00
  • 44:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    だから今日も
    《夢》という魔法を掛けて
    もらいに行かなきゃ。

    2007-01-30 09:59:00
  • 45:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「その為には働かんとな〜。」

    基本的に星ちゃんの店では毎回大金使うわけでは無く、仕事も指名客が来る日だけ出勤する。だから貯金はそこそこあった。でも、昨日彼が言っていた事が気になったのもあり、月末までフル出勤する事に決めた。

    2007-01-30 10:06:00
  • 46:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「おはよーございまーす」
    「お、恋ちゃん♪おはよう〜」軽く挨拶をした相手は
    私が勤めるヘルス店の店長。系列店も何個かありボチボチ有名なグループ。源氏名は本名。恋なんてふざけた名前、誰も本名だなんて思わない。私は自分の名前が大嫌いだった。

    ─時計は18時を指していた。

    2007-01-30 10:14:00
  • 47:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    40さん、共感してもらえて嬉しいです。これからも読んでやって下さいね。とゆうか他に読んでくれてる人がいるんでしょうか…。

    今日はここまでして
    また更新します。

    2007-01-30 10:17:00
  • 48:

    ◆lFZptzMEXw

    期待あげ?

    2007-02-03 17:41:00
  • 49:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「どしたん?今日公休やろ?」
    「うん」「あ、彼っすか(笑)」「彼しかないですね(笑)」

    沙弥花は唯一、私と星ちゃんの事を知っている。馬鹿な女に見える私を理解してくれている。複雑過ぎる星ちゃんと私の関係を、誰よりも解ってくれる存在だ。

    2007-02-20 05:42:00
  • 50:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「いくらぐらい?」「んー、とりあえず百は用意しときたいかな」「あんま無理せんときや」「大丈夫、大丈夫。ありがと」

    煙草をふ〜っと吐き出すと沙弥花は首をかしげながら不思議そうに「恋ってなんなんやろな。エースでも太客でもない。でも一番さ、星が辛い時は助けてあげてて…。他の客とは何か違うんやろなぁ」

    2007-02-20 05:52:00
  • 51:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    沙弥花の言葉に苦笑いが出る。

    「所詮、私も紗莉も皆【客】や。同じやねん。私は我が強いから、特別っぽくしとかな切れるとでも思ってんねやろ」
    そう言い放つ私を見て「ほんまに恋わひねくれてんなぁ(笑)」と、呆れ顔の沙弥花。

    2007-02-20 06:02:00
  • 52:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「よく言われます(笑)」
    はあ〜…と、溜め息をつきながら「もっと自信持ってええ思うで」

    そう呟く沙弥花の言葉と、昨夜の悠の言葉が重なって、返す言葉が一瞬解らなかった。

    2007-02-20 06:10:00
  • 53:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    自分を信じるって書いて、
    自信───。
    そんな物、どこ探したって私には見つけられない。

    そんな物、…要らない。

    2007-02-20 06:15:00
  • 54:

    名無しさん

    読んでます!
    頑張って完結してね?

    2007-02-20 11:09:00
  • 55:

    名無しさん

    最近更新しなぃんですかぁ??

    2007-03-09 00:29:00
  • 56:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    57さん、ありがとうございます。頑張ります。
    58さん、放置になってすいません。読んでくれてるひとがいて嬉しいです。今から少し更新していきます。

    2007-03-10 09:43:00
  • 57:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    ━━━━━━━━━━━

    「はぁ…」仰向きになって白い天井を見つめ、思わず出た溜め息。

    待機場で大の字になって寝転んでいるあたしに「恋、何してんの。そんなとこで(笑)」「…沙弥花」「?。どないしたんよ?」

    2007-03-10 09:53:00
  • 58:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「ちょっと疲れただけ」
    「そう?てか、あたしらだけ?」「せやで。皆もう上がった」「ありえへんな(笑)てか、もう1時過ぎてるやん」

    ヘルスは大体ラスト夜の12時まで。と言っても、12時受けだからそれまでに客がつけば1時を回る事もある。今日は特別忙しくて、休憩なしに付きっぱだった。

    2007-03-10 09:58:00
  • 59:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「あー、まじ疲れた」
    「久々の出勤やしちゃうか〜?」「そうかもしれ…」

    ───♪♪♪〜。
    誰だかすぐ分かる、指定着信音があたしの手のひらの携帯から鳴り出した。

    2007-03-10 10:02:00
  • 60:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    あたしと沙弥花の目が合う。
    「そろそろ鳴ると思っててん…」「はよ出たりや(笑)」携帯の画面には大きく、《星ちゃん》とはっきり表示されている。

    悪い魔法使いの呪文にかかった子供のような気分。一度魔法の良さを知り、抜け出せない森に棲むスペードの女王のような気分。

    2007-03-10 10:10:00
  • 61:

    名無しさん

    ぁたしと似てる?
    主頑張ってな?

    2007-03-11 10:46:00
  • 62:

    名無しさん

    頑張って?

    2007-03-12 10:38:00
  • 63:

    名無しさん

    読みやすい!頑張って!!

    2007-03-12 22:37:00
  • 64:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    64さん、似てるとか共感してもらえて嬉しいです。
    65さん、書き込みありがとうございます。頑張りますね。
    66さん、読みやすいとか嬉しいかぎりです。

    2007-03-13 01:03:00
  • 65:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「はい〜」「恋?終わった?」
    「うん」「ほな待ってるわ♪」
    「鍵?」「鍵♪」「…分かった」

    "はぁ…"。店に呼ばれる瞬間というのは、切ない様なでも安心する様な、何とも言えない気分。そんな事を電話を切り、溜め息をつきながら思った。

    2007-03-13 01:24:00
  • 66:

    パコ

    主さん
    読んでます?スゴク続ききになります?私も気持ち分かります似たようなあったので?これからも頑張って書いてください?

    2007-03-13 04:57:00
  • 67:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    いつからだろう、何をするにも連絡する様になったのは。解っていても、うざったくなっても彼からの連絡を待ってる自分がいる。

    これが《はまってる》っていう事なんだろうか。

    2007-03-13 07:05:00
  • 68:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「お呼ばれですか」
    沙弥花が私の顔を覗き込む。
    「お呼ばれですね(笑)」

    「あんま無理しなや」「ありがとう」沙弥花に手を振り、店を後にした。

    2007-03-13 07:39:00
  • 69:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「寒っ…」
    外は深夜という事もあってか冷えている。今にも雪が降りそうな、そんな真っ暗な空。

    ──星ちゃん、私はあの空の様に闇に覆われてる月みたい。そんな月を照らしてくれる、正にあんたは太陽のよう。私にとってなくてはならん、そんな存在。

    2007-03-13 07:47:00
  • 70:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「引用が綺麗過ぎか(笑)」

    そんな事を思い呆れ笑いが出る。いつの間にか、私の足は彼の店のビル前に着いていた。何故か私はこの瞬間が一番鬱陶しくなる。

    2007-03-13 07:52:00
  • 71:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    いつもの様に店に入り、
    いつもの席に座り、
    いつもの景色が目の前に広がる。

    "当たり前の今"が、可笑しい事くらいとっくに気付いているのに。

    2007-03-13 07:55:00
  • 72:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「………私、病んでる?(笑)」
    暗い事ばかり考えてると、本当に暗くなりそう。

    「恋!おはよう」
    真っ先に声を掛けて来たのは悠だった。

    2007-03-13 07:58:00
  • 73:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    ペコさん、書き込みありがとうございます。そう言ってもらえて感激です。これからも読んで下さいね。

    今日はここまでにします。

    2007-03-13 08:02:00
  • 74:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    訂正、ペコさん×
    パコさん○でした。
    本当すいません。

    2007-03-13 10:33:00
  • 75:

    名無しさん

    ??ぁげ??

    2007-03-16 09:24:00
  • 76:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    その分かなり腹黒いけど。
    いつも相談とゆうか、話を聞いてくれる存在が悠だ。

    「どしてん、恋。やたら暗いな」「暗ないわ。失礼やな!(笑)」「紗莉ちゃんけ?気にすんなって!」

    2007-03-16 15:04:00
  • 77:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「───は?紗莉ちゃん?」
    別に今、紗莉なんて全く気にしてはないんやけど。

    「え、ちゃうの?」「何が?」
    「いや……」「ちょ、なによ?」ばつの悪そうな悠の苦笑いが余計気になった。

    2007-03-16 15:09:00
  • 78:

    雪◆z5OeU9t5Iw

    「ま、どっちにしろ
    隠してもすぐバレるからな」悠は少し溜め息をつくと、話し出した。

    「コレ、見てみ」
    差し出された携帯の画面には夜遊びが映っていた。

    2007-03-16 15:32:00
  • 79:

    名無しさん

    気になるぁげ?

    2007-03-17 20:34:00
  • 80:

    名無しさん

    読んでます?がんばって

    2007-03-18 07:35:00
  • 81:

    名無しさん

    あげ???

    2007-03-19 09:58:00
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